短いです
響「やったぁ!ついに自分もSランクアイドルになったぞー!」
P「響」
響「あ、プロデューサー!ねぇねぇ見ててくれた?」
響「…自分、頑張ったぞ!」
P「あぁ、響ならやれると信じてた。頑張ったな」
P「さて、それで突然で悪いんだが」
P「響、もういい加減アイドルを辞めてくれ」
響「……え?」
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響「え、ごめん、もう一回言って欲しいぞ」
P「…何度だって言う。もう、アイドルを辞めてくれないか?」
響「…………なんで?」ウルッ
響「何でそんなこと言うの?プロデューサー!」ポロポロ…
響「じっ、自分、頑張った、のに!」ボロボロ…
P「……」
P「…響は頑張ったよ」
響「じゃあ何でッ!」
P「…もう、限界なんだ」
響「っ!」
P「最初に辞めて欲しいなって思ったのは、響と組んで半年くらいに動物園の仕事が入った時だったな」
響「そんな…もう3年も一緒にやって来たのに…そんな前から…」
響「動物園の仕事は…自分も楽しくて…良いプロデューサーに会えたって嬉しかったのに…!」
響「あの時プロデューサーも笑ってたのに…心の中では…」
P「あぁ、辞めて欲しいなって思ってた」
響「酷い…そんなのって…!」
P「自分勝手だって、自分でも分かってる」
P「だから最初は自分に言い聞かせてた、『この子はアイドルを楽しんでる、だから辞めさせられない』って」
P「でもそれからも俺の苦悩は続いた」
P「響が高難度のレッスンを苦しそうにしながらも懸命に噛り付いていった時も」
P「頑張ったオーディションに落ちて悔しいのに強がって笑った時も」
P「最初よりも信頼関係が強くなってきて俺と一緒ならなんだって頑張れるよって照れ笑いした時も」
P「初めてのライブが決まって絶対成功させてやるって嬉しそうにはしゃぎ回ってた時も」
P「そのライブが大成功して涙ボロボロ零しながらありがとう、これからもよろしくって最高の笑顔を見せた時も」
P「……アイドルを辞めて欲しいって思ってしまっていた」
響「っ……ぅぐ…ひくっ…ぁぁ…」ボロボロ…
P「でも我慢した。せめてSランクまで登りつめるまではと」
P「そしてSランクになった今、正直もう我慢の限界なんだ」
響「…うっ……だったら」
響「だったら何でもっと早く言ってくれなかったんだ!」
響「プロデューサーを信じてたのに!自分達良いコンビだって思ってたのに!」
響「勝手に思い込んで自分が馬鹿みたいじゃないかっ!」
響「辞めて欲しいくらい自分のことが嫌いなら!そう言ってくれればよかったのにっ!」
P「それは違うぞッ!」
響「っ!」
P「アイドルを辞めて欲しいと思った!もう我慢出来ないと思った!」
P「アイドルを辞めてくれないと、お前と結婚できないじゃないかッ!」
響「えっ」
P「正直一目惚れだった」
P「動物園の仕事で楽しそうにニコニコ笑ってる姿に更に惚れた」
響「え?」
P「響が高難度のレッスンを苦しそうにしながらも懸命に噛り付いていった時もあーこいつめちゃくちゃ頑張り屋なんだ結婚したいと思った」
響「えっあの」
P「頑張ったオーディションに落ちて悔しいのに強がって笑った時もなんて健気で可愛いんだいつか絶対トップアイドルにしてから結婚したいと思った」
響「待っ、えっ?」
P「最初よりも信頼関係が強くなってきて俺と一緒ならなんだって頑張れるよって照れ笑いした時も何だその顔は萌え[ピーーー]気かあーもうマジで結婚したいと思った」
響「ねぇ、ねぇあの」
P「初めてのライブが決まって絶対成功させてやるって嬉しそうにはしゃぎ回ってた時もこんなの結婚しない訳にいかないじゃないか結婚したいと思った」
響「ねぇプロデューサー」
P「そのライブが大成功して涙ボロボロ零しながらありがとう、これからもよろしくって最高の笑顔を見せた時はもはや理屈抜きで結婚したいしハッキリ言ってメチャクチャにしたいと思った」
響「なっ!///」
P「と言う訳でアイドル辞めて俺と結婚してください」
響「プロデューサーのバカっ!」
この後機嫌治すまでめちゃくちゃ時間かかった。結婚したい。
おわり
なんでわざわざ勘違いさせるような言い方させるの?
読めてたが、やはり良い
おわりです
自分が結婚したいからと言ってアイドルを辞めさせる行為は最低なことですので皆さんは決してそんなことしないようにしましょう
わかった!おれもいっしょにあいどるになる!
知ってたけどいいね おつおつ
王道を征く一転攻勢で笑顔になった
まぁ判ってたけど、その気持ちは分かる
その後を読みたいな
乙
引退して子供産んだ後復帰した超大物アイドルもいるし、人妻アイドルの道も無くはないな
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