ネタバレの塊なので
未プレイは
ご遠慮ください
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赤松「こんにちは」
面接官「こんにちは。お名前と志望動機をお願いします」
赤松「216番、〇?△*です。今回この『ダンガンロンパ』に志願した理由は、才能が欲しかったからです」
面接官「…ほう」
赤松「私、両親が音楽家で、小さい頃からピアノを習わされてるんです。でも、いくら練習しても、一度も賞を取れなくて…」
赤松「…私より後から始めた子たちは、みんなすごい賞をばんばん取ってて。私だけが取り残されてて」
赤松「私だけが何の取得もない、普通の高校生で」
赤松「そんな自分に嫌気がさしていて…産まれ持った才能の差に絶望していて…」
赤松「そんなときに、この『ダンガンロンパ』に出会ったんです」
赤松「登場人物みんなが『超高校級』の素晴らしい才能を持っていて、みんながそのことを誇りに思っていて、その才能を賭けてコロシアイをして…」
赤松「私には、それがすごく輝いて見えた。そんなふうに自分の才能を生きる希望にできる、そんなキャラクターたちが羨ましかった」
赤松「だから……私も、その一員になりたいと思ったんです」
赤松「リアルでは何の才能もない落ちこぼれでも…せめてフィクションの世界では、『超高校級のピアニスト』として、命を賭けたかった」
赤松「これが、私の動機です」
面接官「なるほど、では貴女は『超高校級のピアニスト』志望ということでいいんですね?」
赤松「はい。コロシアイゲームではあまり役に立たない才能かもしれませんが…『スーパーダンガンロンパ2』の澪田ちゃんみたいに、聞き分け能力で捜査の役に立ったり…」
赤松「後は『ダンガンロンパ3』の洗脳ビデオのように、洗脳BGMなんてものを作曲してもいいかもしれません!」
赤松「『ダンガンロンパ』の魅力は音楽によるものも大きいと思いますし、なかなか使い勝手のいい才能だとも思いますよ」
面接官「…ふむ」
面接官「…しかし、わかっていますか?この物語はあくまでリアルフィクション」
面接官「フィクション世界での死は、そのまま現実世界への死と直結しているんですよ?」
赤松「その点は心配していません。私、負ける気が全くしないので」
面接官「ほう?」
赤松「たぶん、私ってコロシアイに向いてる性格だと思います。基本的に人のことを信じてないんで」
面接官「…なるほど。貴女は今回のテーマにもきっちり該当する逸材かも知れませんね」
赤松「『嘘』ですよね?ええ、ぴったりだと思いますよ。私は人のことは徹底的に疑いますし、自分のためなら平気で嘘をつくようなやつですから」
面接官「よくわかりました。もう結構です」
赤松「では、失礼します」
面接官「次の方どうぞー」
>>6 (最原以外)
入間
入間「こんちゃーす」
面接官「…こんにちは。お名前と志望動機をお願いします」
入間「92番、□※◎▼だ。志望動機は…ぁーっと、金だ金。金が欲しいんだよ」
面接官「ほう、お金…ですか?」
入間「あァ、悪いかよ?実際そういう動機のやつは多いだろうが」
入間「それともなんだ?コロシアイ大好きでーっす!とか言ってるぶっ飛んだやつしかこのオーディションには受からねぇってのか?」
面接官「そんなことはありませんよ。様々な価値観を持った人間を集めるのが、このオーディションの目的ですからね」
面接官「ですから…そのお金の使い道も、話してもらう必要があるんですよ。出来るだけ正確にね」
入間「……チッ」
入間「…幼馴染みが、今度手術を受けんだ」
面接官「ほう?」
入間「結構難しい手術らしくてな。手術費は莫大な金がかかるんだが…」
入間「…あいつの親は、そんな大金は払えねぇって、あいつを見捨てたんだ」
入間「…あいつを助けられるのは、もうアタシしかいねぇ」
入間「だから…こんな胸糞ワリーイベントに参加するハメになったってわけだ」
面接官「なるほどなるほど…貴女は、その幼馴染みのことを愛しているんですね」
入間「あいっ……///!?ふ、ふざけたこと抜かしてんじゃねぇ!アタシはただ幼馴染みとしてだな…!!」
面接官「いやーそんな否定することないじゃないですかー(ニヤニヤ)」
入間「そのニヤニヤやめろムカつくんだよっ!殴るぞっ!」
面接官「顔真っ赤じゃないですか。そんなナリして意外とウブですねぇ貴女」
入間「放っとけよ……!」
面接官「はいはい。…では次に、貴女はどんな『超高校級の才能』を希望しますか?」
入間「クソッ…煽るだけ煽りやがって……」
入間「…チッ。…『超高校級の発明家』だよ」
面接官「……発明家?」
入間「ああ。メカも弄れる、プログラムも組める、爆弾も作れる、そんな超ムチャクチャな発明家だ!『ダンガンロンパ』らしいだろ!?」
面接官「………」
入間「宣言しておくぜ。アタシはこの才能でこんなくっだらねーコロシアイをすぐに終わらせてやる」
面接官「…それは、受かりたくないという意思表示でよろしいでしょうか?」
入間「ちげーに決まってんだろ。お前らからしてもアタシみたいな存在は必要なはずだぜ」
入間「どうせテメーらは番組が盛り上がることしか考えてねーんだろうからな」
面接官「………」
入間「こんなゲームに参加してるやつなんざ信用できねぇ。アタシは常に単独行動になるだろうよ」
入間「運営から貰った才能を使い、単身で運営に喧嘩を売りに行くキャラクター…一人くらいはそういう奴がいた方が、ゲームが盛り上がるんじゃねーか?」
面接官「………」
入間「わかったらさっさとアタシを合格にしろ。そして『超高校級の発明家』の才能をよこしやがれ。少なくともお前らの予想を超える範囲で暴れ回ってやるからよ」
面接官「…ふふ、わかりました。もう結構です。お引き取り下さい」
入間「ケッ、次会うときは才囚学園だぜ!」
面接官「次の方どうぞー」
>>10 (最原赤松入間以外)
おやすみなさい
>>12です
アンジー
乙!
入間、あんな下ネタキャラにされたのかわいそう
オーディション捏造じゃないならみんな元の性格と真逆にされたっぽいしな
プロローグが真実っぽいし自分は捏造だと思うけど
つづきが楽しみ
待ってる
そろそろ起きろー
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