みほ「……」イライライライラ (46)

昼休み

みほ「……クソッ………クソッ……!!」イライライライラ



沙織「は、華、やっぱり誘うのは今度にしとこっ、ね?」

華「またそれですか?」

沙織「だ、だって怖いし……」

華「西住さんが転校してきて以来誰とも関わろうとしないからせめて私達が、と言い出したのは沙織さんでしょう?」

沙織「そうだけどさ~、タイミングってものが……」

華「もう!行きますよ!」グイ

沙織「ちょっと、華~!」




みほ「……クソッ!!」イライライライラ

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沙織「ふぇ、ヘイ彼女ぉ!!!!!!!」

みほ「ぅわあ!!」ビクゥ

華「沙織さん……」

沙織「い、一緒にお昼どお!?」

みほ「え、えっと……」

華「西住さん驚かせてごめんなさい……改めまして、よろしかったらお昼、一緒にどうですか?」

みほ「わ、わたしと、ですか!?」

沙織「だ、駄目かな……?」

みほ「い、いえ全然駄目じゃないです!!」

食堂

華「私達、一度西住さんとお話してみたかったんです」

みほ「そ、そうなんですか……」

沙織「なんか他を寄せ付けないオーラが逆に気になっちゃって……」

みほ「あ………」シュン

華「ちょっと沙織さん……」

沙織「あ!!わ、私はね」

みほ「……武部沙織さん、誕生日は6/22、茨城県大洗町出身、現住所大洗女子学園女子寮の○○○○、血液型はO型、身長157cm、体重は………」

沙織「ちょちょちょ待ってーーー!!何でそんなに知ってるの!?」

みほ「……あなたは五十鈴華さん、誕生日は12/16、茨城県水戸市出身、現住所はおなじく女子寮の△△△△、血液型はB型、身長163cm……体重は」

沙織「詳しすぎだよぉ!!」

華「驚きですね……」

みほ「いつどんな所で生涯の仇敵に出会うか分からないから身近にいる人の素性はある程度知っておかなきゃ……」

沙織「動機が物々しい……」

華「ではその素性を知られたうえで聞きますが、私達は西住さんとお友達になれますでしょうか?」

沙織「そ、そうそう!私達が西住さんの敵とかあり得ないから!!」

みほ「……」

沙織「……ど、どう?」

みほ「………ぅ」プルプル

沙織「ダメ……かな」

みほ「……ダメ……じゃないです」

沙織「ほんとに!?」ガタン

みほ「わ、私なんかでよければぜひ……」

沙織「は、華~!!」ウルウル

華「とうとうやりましたね、沙織さん!!」



みほ(友達が、できた……)

何かみぽりんがおかしくなってる…

てか、皆みほもしくは西住家に闇を見出し過ぎ

また新たな闇ぽりんが生まれたのか

ちょっと期待

もとのみぽりんは良い子すぎる

続きは…いらっしゃらないんですか?

>>6
多感な年頃に家族に捨てられてるからな
心に抱える闇が大きいと思うのは自然

沙織「んじゃ早速だけどみほって名前で呼ばせてもらうね!」

華「ええ、みほさん」

みほ「え、は……はい!……さ、沙織さん!華さん!」

沙織「…………」

みほ「……あ、えと……」

沙織「聞いた?華聞いた?」

華「ええ聞きましたよ」

沙織「あ、あのにしず…いやいや、み、みほからさ、さ、ささ沙織って……」

華「私も華、と……」

沙織「たまらないねぇ!」

華「たまりませんわね」

沙織華「ウフフフフフフ」




みほ(二人共どうしたのかな……)

沙織「……っとついつい二人だけの世界に行っちゃった!ごめん!」

みほ「い、いえいえ……」(二人共少し危ない目をしてたけど……気のせいだよね……)

沙織「あ、あのさ」

みほ「はい?」

沙織「もしよかったらなんだけど、どうして転校してきたかって理由教えてもらえる?」

みほ「あ……」

沙織「ま、まあ人間色々とありますし!?色恋沙汰やら骨肉の争いとか!?言いたくなかったら言わなくてもいいんだけどさ!」

みほ「……」



みほ「……あの」



沙織華「……」ゴクリ


みほ「お二人は戦車道……って知ってますか?」

父は死に母は冷凍刑にでもなったのかな

シャイニングセンシャァァー

華「もちろん知ってますけど……」

沙織「んで、その戦車道が……?」

みほ「……うん、その戦車道なんだけど」




カクカクシカジカ




沙織「ええ!?それでみほは命を助けたってのにお母さんに責められたの!?」

みほ「うん」

華「ひどすぎます……」

沙織「ちょっと酷いこと言っていい?」

みほ「え、う、うん」

沙織「みほのお母さんは人として間違ってる!みほは何にも悪くないよ!むしろ私は賞賛する!」

華「それには私も同意致します!」


みほ「…………」



みほ「……そう、私は間違ってない、間違ってるのはあのクソババアなんだよ」ギロリ

沙織「ふぇっ!?」

華「み、みほさん……?」

みほ「ああ、クソ……あのクソババア……私は何も悪くない……あのクソババア……」イライライライラ


沙織(……元凶はこれだったんだね)ヒソヒソ

華(え、ええ……でもみほさんかわいそうです……)ヒソヒソ

沙織(そうだね……お母さんに見捨てられるなんて……あんまりだよ……)ヒソヒソ


みほ「……」イライライライラ


沙織「み、みほ……?」

みほ「あ?」イライライライラ

沙織「ヒエッ、あ、えと」

みほ「……あ、ごめんなさい!私また自分の世界に……」

沙織「いや、いーよいーよ!!むしろよく話してくれた!!こっちこそ怖がっちゃってごめんだよ~!」

みほ「わ、私、その事を思い出すとイライラしちゃってつい……」

華「仕方ありませんわ、みほさんは何も悪くありませんもの」

生徒会の命が危ない

このみぽりん聖グロと戦ったら大変なことになりそう

このみほなら逃げ出した一年生を殺しかねない

赤星を助けたって事はその辺の性格は変わってないんじゃないか……変わってないよな?

エリカ「ワンっ」(私は西住みほの犬ですのプラカード吊り下げ)

エリまほはほぼ死滅している

みほの声でクソババアって台詞吐いてるところ想像したらシュールで笑う

沙織「……まあそれで戦車道も無い大洗に転校してきたってワケか」

みほ「……うん」

沙織「そんでさ」

みほ「はい?」

沙織「しないの?」

みほ「……え?」

沙織「いや、『え?』じゃなくて……ねえ、華?」

華「そうですよ、しないのですか?」

みほ「な、なにを……?」

沙織華「  」キョトン

みほ「だからなにを~!?」







沙織華「「復讐」だよ」ですわ」

みほ「ふ、復讐……!?」

沙織「そう、復讐だよ……しないの?いっつも憎んでるんでしょ?」

華「ならいっそバッコリ復讐をかましてやりましょうよ」

みほ「…………」


みほ「……復讐……!そうか………復讐か……!!」ウフフフフフフ





沙織「どうやらみほ元気が出たみたいだね!」

華「ええ!やはりみほさんには笑顔が似合いますわ!」




沙華み「ウフフフフフフ」

なんか本編より女子高校生らしいぞ!

復讐は何も生まない?
またまた下手な冗談を……

みほよりさおはなの方が怖い気がする

何だろう…。

そこはかとなく感じる、沙織と華の策士臭。
意外と、ゆかりんが常識人枠になったりな…(笑)

みぽりんが都会の悪い奴らにそそのかされてるみたいでいい

「復讐」とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!

教室

華「やはりスタンダードに家に放火などいいのでは?」

みほ「あ、それ出ていく時に考えたんだけど……お姉ちゃんに迷惑かかるからできなかったんだよね……」

沙織「お姉さんはずっとみほの味方してくれたんだよね」

みほ「ほんとお姉ちゃんには感謝してるから……さすがにできなかったな……」

沙織「いざ復讐とは意気込んだものの……やっぱそう簡単には行きそうにないねぇ……」ウーン

華「出前大量注文……はヌルいですし……」ウーン

みほ「なかなか難しいね……」ウーン


ガラッ


杏「西住ちゃんいる~?」

みほ「えっ……はい?」

沙織「会長じゃん、副会長と広報の人も……」

桃「少々話がある」

みほ「はあ……」ポカン


廊下


杏「必修選択科目なんだけどさ~」

杏「戦車道取ってね、ヨロシク」

みほ「え、この学校は戦車道が無かったはずじゃ……」

桃「今年から復活することになった」

みほ「今年から……復活……」

杏「いやぁ~運命だねぇ!」

みほ「運命……」

杏「とにかくよろしくぅ」バシッ

みほ「あ……」




杏桃柚「……」スタスタ






みほ「戦車、道……」ワナワナ








華「話は聞きました」

みほ「華さん……」

沙織「なんかおあつらえ向き、って感じだね」

みほ「沙織さん……」

華「復讐しましょう、戦車道で」

みほ「……」

沙織「みほが戦車道で頂点に立つ、そしてお姉さんには被害がでない程度に西住流に泥を塗る」

華「チョロいもんですわ」

戦車を復讐の道具にしたら秋山殿ブチギレそう

>>34
むしろ嬉々として手伝いそう

これから毎日、家を焼こうぜ?

>>36
ネタにされてるけどこのセリフを軽く言えるって本物の悪だよな

外道がぁぁぁ!この、ド外道がぁぁあ!
って連呼する主人公が居るマンガもあるから今更

エリカはまたみほに弄られるのか

>>39
多分このみほさん、このままだと何も出来ない口だけガイジなんですが…

しかし、お前ら
いい子ちゃんキャラの闇を掘り起こすの大好きだよな。

俺も嫌いではない。

掘り起こす、はちょっと違うのでは。
嫌いではないけど

作者は逝ってしまったか

円環の理に導かれて

いづれ来るさ、いづれな・・

まだー?

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