愛海「ウサミンロボと海を行く」 (24)


 モバマスSSです
 短いです

 前に書いた
 モバP「空飛ぶウサミンロボ」
 の時間軸っぽいですが、
 「ウサミンロボはウサミン科学の産物である強化パーツ、ウサミンジェットスクランダーによって飛行可能になる」
 ことさえわかっていればそれでオッケーです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375628901


愛海「♪テッテッ テッテッテテーテッ テーレテッテッ♪」

愛海「♪波を ちゃぷちゃぷ ちゃぷちゃぷ かきわけて~♪」

愛海(裏声)「♪ちゃ~ぷ ちゃ~ぷ ちゃ~ぷ♪」

愛海「♪雲を すいすい すいすい 追い抜いて~♪」

愛海(裏声)「♪す~い す~い す~い♪」

愛海「♪ウサミンロ~ボは ど~こへ行く♪」

愛海「♪あたしを乗せて ど~こへ行~く~ ウーー ウーー♪」


愛海「」

愛海「本当にどこに行くんだろう……」

愛海「前方は見渡す限りの水平線」

愛海「振り向けば遠く離れた浜辺」

愛海「ぽつんと浮いたウサミンロボ」

愛海「それに跨るあたし」

愛海「ねえ、ロボ君」


ウサ「……」

愛海「なんか言え」

ウサ「ぴゃあ」

愛海「うわっ! びっくりした! なんか音出た!!」

愛海「……今の、声じゃないよね?」

愛海「なに、今の音」


愛海「ねえ、もっかい音出して?」

ウサ「ぴゃあ」

愛海「その音しか出ないの?」

愛海「なんなんだろうね、それ」

愛海「とりあえず、声じゃないよね、それ」

愛海「ま、いいけど」

愛海「……」


愛海「命令に忠実だね、君は」

愛海「あたしは自分の欲望に忠実だけどね!」

愛海「それが悪かったのかなぁ?」

愛海「だってねえ……」

愛海「海だよ? 海」

愛海「アイドルの水着だよ? 水着」

愛海「つまり、布切れ一枚で桃源郷があるわけだよ?」


愛海「此処で行かなきゃ、あたしじゃないよね?」

愛海「ね?」

ウサ「……」

愛海「なんか言え」

ウサ「ぴゃあ」

愛海「……」


愛海「だってさ」

愛海「普段は結構ガードの堅い皆が、開放的な格好なんだよ?」

愛海「これはもう、揉んでください、ってことだよね?」

愛海「ロボ君もそう思うよね?」

愛海「思うなら右腕を上げ……即座に左腕を上げたね」

愛海「それにしても、随分遠くまで来たね」

愛海「もう、浜辺が見えないよ」


愛海「……うん、そろそろ、さすがのあたしも本当に怖くなってきたよ?」

愛海「ロボ君、早いね」

愛海「なんだっけ、晶葉ちゃんと菜々さんが言ってたの」

愛海「ウサミンマリンスペイザーだっけ?」

愛海「ウサミンジェットスクランダーに次ぐ、ウサミン科学技術の結晶だって言ってたね」

愛海「君はウサミンジェットスクランダー持ってないの?」

愛海「こうやって水上を走っているんだから、ウサミンマリンスペーザーはついてるんだよね」


愛海「それでさ、そろそろ帰らない?」

愛海「……うん。わかってるんだよ?」

愛海「揉みすぎた罰だって言うのは理解してるよ?」

愛海「だけど、本気で島流しは酷いと思わない?」

愛海「酷いと思うなら右腕を上げ……即座に左腕を上げたね」

愛海「……」


愛海「わかった。わかったよ。反省してます」

愛海「少なくとも、浜辺でのお仕事の間は狙いません」

愛海「そろそろ止まってくれないと、本気でシャレになんないよ?」

愛海「ロボ君?」

愛海「両手で海面をぱしゃぱしゃ叩いているのはどういう意味かな?」

愛海「……よく見ると水を掻いてるね」

愛海「まさか、泳いで帰れと?」


愛海「いや、無理だから」

愛海「カナヅチじゃないけどね? でもこの距離は無理」

愛海「水を掻くスピード上げられても困るよ? 頑張ってもこんな距離泳げないよ?」

愛海「櫂さんじゃないからね」

愛海「……櫂さんと言えば、是非競泳水着の上から揉んでみたいよね、布地の手触りとかも加味して……」

愛海「ロボ君、速度が上がったね? うん、冗談だから、緩めてくれるかな。ちゃんと反省してるよ?」

愛海「そろそろUターンしようか。暗くなる前に」


愛海「いや、本当に反省してるから」

愛海「帰ったら謝るよ。巴ちゃんと真奈美さん。それから美羽ちゃんにも比奈さんにも」

愛海「そうそう、Uターンして」

愛海「早く帰らないとお風呂の時間に間に合わないからね。直接のチャンスが……」

愛海「ごめん、360度ターンは止めて、180度にして」

愛海「本当に反省してます」


愛海「……」

愛海「……」

愛海「おぉう、浜が近づいてきたよ」

愛海「あ、舞ちゃんが手振ってる」

愛海「可愛いなぁ、お姉さんが是非バスト増進に手を……」

愛海「ごめんなさい、此処で引き返さないでください。もう沖は嫌です。クラゲに囲まれたくないです」


愛海「……」

愛海「……」

愛海「やっと帰ってきたよ……」

真奈美「さすがに、夜の海は危ないからな」

愛海「あ、真奈美さん」

真奈美「反省した?」

愛海「しました」


真奈美「それじゃあ……」

愛海「はい、このお仕事中には揉みません」

真奈美「このお仕事中……」

真奈美「はあ……君にしては譲歩だな。わかった。約束は守ってもらうよ」

愛海「でも、頬ずりは許してください」

 
 
 
 
 

 五分後、ウサミンジェットスクランダー装備のウサミンロボで、愛海イン・ザ・スカイ。

 
 
 
 
 

以上、お粗末様でした


ウサミンロボに跨っているアッガイ……もとい愛海が書きたかった

後悔はしていない


黒井社長揉んだ人?

>>19
その人じゃないです

乙でした!



ウサミンロボは硬そうだから師匠でも揉めなかったか


いつでも果敢に挑戦して行く師匠が大好きです

乙乙

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