猫「にゃー♪」スリスリ加賀「…ニャー」 (52)

加賀「…」

赤城「加賀さん?」

加賀「…え?あ、はい。聞いてますよ?」

赤城「むー…。まぁ良いですよー…」

加賀「…!ごめんなさい、ちゃんと聞きますから!」オロオロ

赤城「…何か考え事ですか?」

加賀「…最近、駆逐艦の子に避けられるのが辛くなってきました。」グスッ

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赤城「避けられる…というのは?」

加賀「食堂で両脇の席が空いてるのに誰も座らなかったり…」

赤城(…私も同じなんですが)

加賀「一番辛かったのは、お風呂の時、島風と夕立と吹雪が遊んでいたのだけど、私が入ってきた瞬間にぴったりとやめて逃げるように出ていってしまったわ…一緒に遊びたかったのに…」ショボン

赤城(多分怒られると思ったのでしょうね…)

加賀「なんで駆逐の子たちに避けられてしまうのでしょうか…?」

赤城「…多分、加賀さんは第一印象で真面目で寡黙な人という印象が強いのだと思います。」

加賀「…つまり、怖い。と」

赤城「はい…長門さんも同じ悩みを抱えていると聞いています…。これは、時間が解決してくれるのを待つしかないかと思います…」

加賀「そうですか…」ショボン トボトボ

赤城「…皆、加賀さんの本当の姿を見たら人気者になれると思うんですけどね……かわいい人ですし」

~食堂~

加賀「はぁ…私も演習終わりに間宮に誘われてみたい…」ボソッ

猫「にゃー♪」スリスリ

加賀「猫?なんでこんな所に?」

猫「みゃ」スリスリ

加賀「…お腹が空いているのかしら?…な、何をあげたら良いの…?」オロオロ
加賀「…戸棚にクレーン印の猫の缶詰めがあったわ…なぜかしら…嫌な予感がするのだけれど」

猫「にゃにゃ♪」ゴロゴロ

加賀「余り待たせるのも可哀想ね…これをあげましょう…」カチャカチャ

猫「~♪」モグモグ

加賀「…かわいいわね」キラキラ

猫「そう?ありがと♪」

加賀「…え?」

猫「え?」

加賀「ね、猫が喋ってる!?」

猫「わ、私喋れてる!?」

加賀・猫「えぇぇぇ!?」

加賀「あなたさっきまでにゃーって!」

猫「私だってビックリしてるのよ!なんで私の言ってることが伝わってるの!?」フシャー!

加賀「まずゅは落ち着きゅましょう…」

猫「貴女が落ち着きなさいよ…噛みまくりじゃない…」

加賀「そ、そうね…取り敢えず疑うべきはこの缶詰めかしら…?」

猫「そうね…そのご飯食べてから急に貴女に話し掛けられるようになったわね…」

猫「あ、後いい忘れてたわ。ごちそうさまでした。割りと美味しかったわ!」

加賀「あ、はい…私も誰が置いてたのか分からないのですが…」

猫「むぅ…そういえば、この会話って他の人にはどう聞こえてるのかしら?」

加賀「!…もし、貴女の声が私にしか聞こえてないのだとしたら、本気で猫と話してる痛い人ね…」

猫「…伝わってないだけでこっちはいつも返事してるんだけどね…」

加賀「…取り敢えず場所を変えましょうか?…失礼するわね?」

猫「優しくお願いね?」

加賀「…よいしょ」ダッコ

猫「むっ、失礼ね。そんなに重くないでしょ?」

加賀「そうね、ちょうどいいサイズだわ」

猫「スタイルには自身があるのよ?」フフン

加賀「毛並みも綺麗ね?」

猫「ありがと♪…貴女も笑うととっても魅力的よ?」

加賀「そうかしら?」フフッ

今日はここまでにしておきます。少しずつ更新していくっぽい

おつだで

乙なのです。


かわいい

加賀ちゃん可愛い

加賀さんの部屋(一人部屋だよ!)

加賀「さて、どうしましょう?」

猫「んー…貴女だけに聞こえてるのならいいのだけど…全員に聞こえてるのなら少し厄介ね…」

加賀「なぜかしら?思ってることが伝わるのなら少しは生きやすくなるんじゃないかしら?」

猫「イヤよ、喋れる猫なんてメロンちゃんに見つかったら何されるかわかったもんじゃないわ…」プルプル

加賀「あぁ…そういう事ね…」
扉くコンコン カガサーン

加賀「!…赤城さんね…どうしましょうか?赤城さんで試してみる?」

猫「…貴女に任せるわ」

加賀「赤城さんなら他の人に言うことは無いでしょうし…試してみましょう」

扉くガチャ

赤城「加賀さん?お昼ご飯に誘おうかと思ったのですが…」

加賀「赤城さん…少し話したいことがあるので入ってください」

赤城「?はい…あっ!猫ちゃん♪」パァ

加賀「えぇ…食堂で見つけたの」

猫「にゃー」(赤城さん、私の声が聞こえてるかしら?)

赤城「かわいい…♪」ナデナデ

猫「みゃ~」(聞こえてるのなら返事をして!)

赤城「加賀さん?話というのはこの子の事かしら?」ナデナデ

加賀「聞こえてないみたいね…」

猫(そうね、貴女にだけ聞こえてるみたい…♪)ゴロゴロ

猫(やだ…♪この人、撫で方が凄い上手だわ//)ゴロゴロ

加賀「むぅ…赤城さん、先に食堂に行ってて下さい」

赤城「?えぇ、隣空けて待っておきますね?」スッ パタン

猫(あっ…ちょっと!良いところだったのに!)

加賀「目的が変わってるじゃない!」ムスッ

ごめんなさい、短いですがここで切ります。またぼちぼち更新していくっぽい!

かわいい

赤城さんはてくにしゃん(意味深)

嫉妬する加賀さん可愛い

(一航戦の青い方が猫に向かって何かブツブツ話しかけてるずい……)

>>20
作者でもないのに台詞書くの、面白いと思ってやってるの?

(なにいってだこいつ)

糞スレ

これは期待( ´∀`) 

たくさんのレスありがとうございます!また短いですが更新していきます

猫「なぁに?嫉妬してるの?」

加賀「…そんなわけないでしょう」プイッ

猫「私の声が聞こえるのは貴女だけなんだから…頼りにしてるわよ、飼い主様?」ニャー

加賀「…飼い主になった覚えは無いのだけれど」プイッ

猫「ご飯をくれて部屋に連れていって貰えたわ?」キラキラ

加賀「…成り行きよ」

猫「そんなこと言わずに~♪」スリスリ

加賀「あなたの飼い主が見つかるまでよ?」

猫「私は元々野良猫よ?」キョトン

加賀「そんな…」

猫「だから私の飼い主様は貴女が最初で最後よ?」

加賀「…しょうがないわね……」

猫「わーい♪これからよろしくね、加賀さん?」ゴロニャン

~お昼過ぎ~

加賀「はぁ…」タメイキ

猫「なにため息なんかついてんのよ?…悩みなら聞くわよ?」

加賀「…実は、駆逐の子達に避けられてしまって…」ハァ…

猫「何かやらかしたの?」

加賀「いえ…特には…」ショボーン

猫「ふーん…まぁ、貴女あまり笑わないから取っ付きにくいんじゃないかしら?」

加賀「…私、そんなに怖いかしら?」

猫「子どもは厳しい人には自分から寄っていかないわ…怒られたくないし」

加賀「まぁ、そうね…」

猫「普段から笑顔で接する努力をすれば良いんじゃないかしら?」

加賀「それが出来れば苦労しないわ…」

猫「…ちょっと笑ってみなさい?」

加賀「」ニヤァ

猫「こわっ!?…なんなの?悪魔かと思ったわよ…怖すぎてライブ中の那珂ちゃんも裸足で逃げ出すレベルよ!?」

加賀「そんなにひどい……?」ウルウル

猫「あっ…ううん!今は不自然でも練習すればきっと自然な笑顔で子どもと触れ合えるようになるわよ!」オロオロ

加賀「つまり今はひどいってことね…」ドヨーン

猫「もう!めんどくさいわね!さっさと那珂ちゃんのところに行って笑顔のコツを教わってきなさい!」シャー

加賀「はい…」トボトボ

加賀(…あら?そういえばあの子、なんで那珂ちゃんの名前を…?やっぱりこの鎮守府には長い間居たのかしら?)

すみません、ここで切ります!また書いたら更新していくっぽい!

乙!

~那珂ちゃんの部屋~

那珂「…えっと……もっと明るく自分の好きなものが目の前にある事を想像してみると良いかも!」ワタワタ

加賀「自分の好きなもの……肉じゃが……」ジュルリ

那珂「加賀さん!よだれが!」フキフキ

加賀「すみません…笑顔というのは難しいものね…」ショボーン

那珂「うーん…好きなことしてるときとか、楽しいときに自然に出るものだからねぇ…」ウーン

加賀「好きなこと…」

加賀(そういえばあの子、今部屋に一人ね…何してるのかしら?以外に一人が淋しくてベッドでふて寝してたりして…)フフッ

那珂「!それだよ、加賀さん!」

加賀「えっ?」ビクッ

那珂「今の加賀さん、スッゴく綺麗で可愛かった!何を考えてたの?」

加賀「…内緒です」

那珂「ぶぅー…気になるなぁ…。…ねぇ加賀さん、那珂ちゃんと一緒にアイドルやらない?」

加賀「あ、アイドル?」

那珂「うん!歌も上手いし、今の笑顔見て那珂ちゃんは加賀さんのファンになっちゃった!…アイドルなら自然な笑顔も身に付くと思うんだけど…どうかな?」ドキドキ

加賀「アイドル…」クビカシゲ

~加賀脳内~

加賀「みんなのハート打ち抜くぞぉ♪ラブアローシュート♪」キラキラ

観客「ワァー!カガサーン!ズイー!」
~現実~

加賀「…良いかもしれません」ドキドキ

那珂「ホント!?やったぁ!じゃあ来週那珂ちゃんのライブだからそれまで練習しよう!」

加賀「はい!」ワクワク

これ観客一人だけじゃないですかね…

猫「…それでアイドルやる事にしたのね?」

加賀「はい!」キラキラ

猫「今のあなたスッゴい良い笑顔してるわよ…なんで私に出来て子どもに出来ないのよ…」

加賀「…だって、子どもって何考えてるか分からないのよ…」

猫「…別に深く考えなくても良いと思うけど」

加賀「…明日からアイドルの練習なので寝ます」

猫「あ、逃げたわね?」

加賀「…逃げてません」フトンモグリ

猫「…」ウズウズ

加賀「何してるの?」モゾモゾ

猫「?」ウズウズ

加賀「入らないの?」ポンポン

猫「べ、別に貴女が入ってるお布団だから入るわけじゃないんだからね!暖かいから入るだけなんだからね!」パタパタ

加賀「そうね?」クスクス

猫「なに笑ってるのよ!」

加賀「おやすみなさい」ギュー

猫「私は抱きまくらじゃないわよ!」

加賀「今日は寒いからしょうがないわね」ギュー

猫「…さむいならしょうがないわね…zzz」

加賀「…zzz」

加賀さんは何日も那珂ちゃんの練習に耐え続けた…

那珂「体力面の強化のために鎮守府のまわりを三十周するよ!」

加賀「!?」(゚д゚ )

那珂ちゃんは決して妥協する事はなかった…

那珂「次は声量upのために腹筋100回だよ!」

加賀(百回くらいなら…)

那珂「きゅうじゅうはーち、きょうじゅう…あれ?いくつだっけ?那珂ちゃん忘れちゃったぁ☆」テヘッ

那珂「まぁ、一からで良いよね?」ニコッ

加賀(絶対わざとだ…これで六回目ですよ!?)ゼェ…ゼェ…

これも同居人の助けがあってこそ…!

加賀「ただいま…」ボロッ

猫「またぁ?」フミフミ

加賀「もう少し右です…んぁっ//」

猫「変な声ださないでよ…」フミフミ

加賀「しょうがない…んっ//でしょ…あっ//」

そしてライブ当日…!

加賀「じゃあ、行ってきます…!」

猫「行ってらっしゃい!私も後で赤城さんと一緒に見に行くわ!」

加賀「ええ、一生懸命練習したもの…きっと成功させてみせます!」グッ

~舞台裏~

那珂「加賀さん…遂に来たよ…!」

加賀「はい…!」

那珂「那珂ちゃんは加賀さんが途中で諦めちゃうかもしれないって思ってたんだよ…でも、全部ついてきてくれた加賀さんに最高の景色を見せてあげる!」

加賀「…はい!那珂ちゃん!行きましょう!」グッ

那珂「うん!」

~舞台~

那珂「~♪」

加賀「~♪」

観客「ワァー!」

加賀(すごい楽しい…!アイドルやって良かった…!)ニコッ

観客「」ドキッ…

卯月「ねぇ、今の加賀さんスッゴい可愛かったぴょん!」

吹雪「うん!加賀さんって怖い人かと思ってたけど、綺麗でかっこよくて、可愛いなんて…完璧超人だね!」

時雨「そういえば、加賀さんが猫と一緒に遊んでいるのを見たことがあるよ」

夕立「猫飼ってるっぽい!?触らせてもらえるかな?」

時雨「終わったら一緒に頼みにいこう?」

響「私も一緒に行っても良いかい?」

時雨「もちろん!」

電「電も猫ちゃん触りたいのです!」

雷「私もぜひ触らせてもらいたいわ!」

暁「わ、私もいくわ!」

夕立「みんなでいくっぽい!」

那珂「みんなー!ありがとー!」

加賀「」ニコニコ

那珂「加賀さんは今日初めての参加でした!それなのに、こんなすごいパフォーマンスを見せてくれた加賀さんに暖かい拍手をお願いしまーす!」

観客「ワァー!カガサーン!ズイッ!ニャー!」

那珂「…加賀さん、一言お願いします」ボソッ

加賀「…!」(これは…!今しかないわ!)









加賀「みんなのハート打ち抜くぞぉ♪ラブアローシュート♪」キラキラ

観客「」キュンッ…

那珂「」(゚д゚ )

観客「ワァー!カワイー!カガサーン!…ズィ…ズイカクー!?」

猫(ブフッ…あの加賀さんがwwらwwラwwブwwアwwロwwーwwシwwュwwーwwトwwからかうネタが出来たわww)

那珂(くっ…那珂ちゃんは自らの手で物凄いライバルを生み出してしまったようです…)

猫(…自然な笑顔出来るようになってるじゃない?)フフッ

加賀「ありがとー!(ニコニコ」手フリフリ

~艦!~

駆逐艦's「ワァー」

加賀・猫「ニャー…ヤリマシタ!」


長門「陸奥…私もアイドル出来るかな…?」

陸奥「やめときなさい…?」

長門「むぅ…」(´・ω・`)

~今度こそ艦!~

終わりです、依頼出してきます

何というか猫必要なくない?

途中から空気になってたなw

わざわざ猫を話せるようにする必要なかったな
妖精さんでも良かった

え、終わり…?

ひろし「ニャー!!」

加賀さんがアイドルになった後が気になる・・・うごご

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