エンタの神様(μ's版) (43)

お笑いコントをμ'sメンバーでパロディしたものです

キャラ崩壊あり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478573890

百合描写あり




にこ「こっちが前から話してた大学のサークル仲間の絵里よ」

絵里「あ、どうも。絢瀬絵里です」

希「どうも」

にこ「で、こっちが高校のころ一緒に部活やってた希」

希「初めましてやんな。ウチ、東條希!」

絵里「は、はじめまして」カチコチ

にこ「堅いわよ、絵里。お見合いってわけじゃないんだから!」バシン

絵里「わ、わかってるワヨ」

にこ「いやぁ、絵里ったらこの間彼女と別れたばかりでね。ちょっとお酒入るとすーぐ彼女ほしい!ってうるさいのよ」

希「へぇ~」ニコニコ

絵里「べっ、別にそんなに言ってないでしょ!」

にこ「まぁまぁ。ふふっ、でもね、この間希の写真見せたら結構好きなタイプだって言ってたわよ」

絵里「あっ、ちょっとやめてよ、にこ!」

にこ「えぇ~?でも、言ってたじゃない」ニヤニヤ

希「なんか恥ずかしいやん」テレテレ

希「で・・・本当はどうなん?」

絵里「え、違うの違うの・・・あ、いや違うってことはないんだけど・・・」

にこ「ほら~!」

絵里「ちょっと、やめてよ!」ガタン
ザバー

絵里「あっ、グラス倒しちゃったわ!」アセアセ

にこ「こいつったらこういうポンコツなところもあるのよ」

絵里「本当やめて!」

希「かわいい~」

絵里「えっ」ドキッ

にこ「・・・ふぅ~↑」

絵里「ふぅ~じゃないわよ!」

にこ「なんか二人いい感じじゃない!」

絵里「もう、本当やめて!どうしたのよ、にこ」

にこ「もう、そんなカリカリしないでよ。で、この間一緒に希と旅行行ったんだけど、そのとき希も結構長い事彼女いないって言ってたわ。彼女ほしいアピールかなりしてたわよね」

絵里「えっ、そうなの?」

にこ「そうよね、希?」

希「・・・余計なお世話やん」プイッ

絵里(かわいい・・・)

にこ「ふぅ~↑」

絵里「ふぅ~じゃないでしょ!今絶対ふぅ~って感じじゃなかったでしょ!今日ちょっとテンションおかしくない?」

にこ「もう、なんかほら質問とかしなさいよ、早く」

絵里「えぇ~?」

希「はい!ウチから絢瀬さんに質問。もしウチとデートしてくれるんだったらどこに連れてってくれる?」

にこ「出たー!!!!」

絵里「・・・何がよ!出てないわよ!」

にこ「ほら、早く答えなさいよ」バシバシ

絵里「えっ、ちょ・・・あっ、あの・・・花屋敷とか・・・」

希「あっ!超行きた~い!」

絵里「えっ、本当!?花屋敷好きなの?」

希「好き好き~!スピリチュアルパワーたくさんでええところやんな♪」

にこ「」バシッ

絵里「いった!なによ」

にこ「行ってくればいいじゃないのよ!ふ・た・り・で!」バシバシ

絵里「え、えぇ?」

にこ「だって二人とも花屋敷好きなんでしょ?こんな事ってある!?」

絵里「あるわよ、結構!花屋敷好きな人結構いるでしょ!普通に遊園地だから・・・それよりも東條さんはスピリチュアルパワーとか言ってたしちょっと話がかみ合ってない気が・・・」

絵里「って、いきなり二人はちょっとまずいでしょ」

にこ「何よ、いやなの?」

絵里「いや、私は構わないのよ!私は全然・・・でも・・・」チラッ

にこ「じれったいわね~。行ってきなさいよ、ほら!」バシン

絵里「う・・・。えっと・・・東條さん、一緒に行ってくれますか?」

希「・・・ええよ」

絵里「本当に!?」

にこ「・・・ふぅ~↑!!!」

絵里「ふぅ~↑だわ、これ!これ、ふぅ~↑だわ!!」

にこ「これはふぅ~↑でしょ!」

絵里「これはふぅ~↑ね!!」

絵里「え、本当に行ってくれるの?」

希「・・・」コクリ

絵里「やったわ!」

にこ「よかったわねぇ!いやぁ、絵里ったら前の彼女引きずっちゃって大変だったのよ」

絵里「いや、もう引きずってないわよ。向こう結婚するんだから」

にこ「え、まだ連絡とってるの?」

絵里「いや、違うのよ。別れるときに「これからは友達になりましょう」って言われちゃって」

希「・・・そうなんや」

絵里「あ、でも違うの、東條さん!全然そういうんじゃないの!本当!違うから!そんなんじゃないから!」

にこ「そんな必死にならなくても大丈夫だから」

絵里「いや、でも違うんだって!大体、元カノと友達ってあり得るのかしら?」

にこ「う~ん、難しいところね」

絵里「それに、友達OKした私も私だけど友達になってからも、結構な頻度でやれ温泉行こうだの、泊りに来いだの・・・勘違いされてもおかしくないようなことしてきてね。流石に友達だって言っても距離近すぎない?向こうは相手だっているって言うのに」

にこ「う~ん、私はそれくらい普通だと思うけどなあ。元カノだからってちょっと気にしすぎじゃない?」

希「・・・いや、ウチもちょっとそれは勘違いしていいんじゃないかなって思うんよ」

にこ「あら、そう?」

希「そうやん。友達だからってそんなに頻繁に旅行とか、お泊りとか誘ったりしないよ・・・友達っていう距離じゃ、ないんじゃないかな」

にこ「えっ、そうなの?ふ~ん・・・あっ、お泊りと言えばこの間希の家泊まったときに」

絵里「ちょちょちょ!ちょっと待って!東條さんの家に泊まったの?」

にこ「まあ」

絵里「え、この流れで普通にそれ言っちゃう?っていうかさっき一緒に旅行も行ったって言ってたわよね」

にこ「まぁ、行ったしね」

絵里「ちょっと待って!やっぱりこれはちょっとおかしくない?にこと東條さん、結構距離近いじゃない。そしたらこれ、東條さんがにこの事好きってことになっちゃうじゃない、もう~。あはは」

希「・・・好きだよ」

にこ「・・・」

絵里「・・・えっと」

希「ウチ、にこっちの事好きだよ」

にこ「ちょ、何言ってるのよ・・・」

希「ずっと好きだった!にこっちが気づいてくれなかっただけ」

にこ「そんな事言われても・・・」

希「黙ってようと思ってた!でも、もう・・・つらいよ。ウチ、にこっちでいっぱいなんだもん!」

絵里「あの・・・」

にこ「でも、私には真姫ちゃんがいるし・・・」

希「それでもいい。ウチの事どう思ってるかだけ聞かして?・・・ウチちょっとお手洗い行ってくるから、その間に答えだしておいて?」スッ
スタスタ


にこ「・・・」

絵里「・・・」

にこ「・・・なんかごめんね」

絵里「本当よ!え、ちょっと何よこれ!何よこれー!!!」

絵里「何これー!!!どういう事よ!」

にこ「本当にね!」

絵里「本当にね!じゃないわよ!それ私のセリフよ!」

絵里「って違うわよ!」

にこ「びっくりした・・・いやでも、あの・・・大丈夫だから」

絵里「何が大丈夫なのよ、何が。あれ聞いちゃったら無理でしょ。にこっちでいっぱいなんだもんだってねぇ!」

にこ「いや、でも、花屋敷行くところまでは決まったでしょ」

絵里「いや、行けないでしょ、もう!」

にこ「ぬわぁんでよ!」

絵里「なんでじゃないわよ、なんでにこっちでいっぱいの人と一緒に花屋敷行かないといけないのよ」

にこ「いや、大丈夫だって。ほら、私がアシストするから!」

絵里「いや、無理よ。大体アシスト下手じゃない、あなた」

にこ「考えあるから。ふぅ~↑の数増やすから」

絵里「減らしなさいよ。あれやめてよ、本当、やりづらいのよ」

にこ「わ、わかったわ、言わない」

絵里「はぁ~もうどうするのよ、これ。私ちょっと好きになりかけてたのに・・・」

にこ「・・・ふぅ~↑!」

絵里「やめろー!次ふぅ~↑言ったらあんたの前髪左右均等にするわよ」

にこ「ごめんて。やめなさいよ、前髪均等にするの・・・アシメがにこのアイデンティティーなのよ」

絵里「はぁ・・・どうするの、これ、本当に」

にこ「大丈夫、ちゃんと私の気持ちを希に伝えるわ!バッサリ言うから!そのうえでちゃんとアシストするから!」

ガチャ

スタスタ
希「答えは出た?」

にこ「・・・希の気持ちは本当にうれしい。でも・・・そんな簡単に答えは出せないわ」

絵里「え?」

にこ「だからまた後日、ゆっくり二人で話し合いましょ」

希「じゃあウチそれまでどうしたらいいの?にこっちの事好きでいていいの?」

にこ「・・・構わないわ」

絵里「え!?」

にこ「でも今日は!絵里に紹介するってことで来てるから!」

絵里「いやいやいや」

にこ「そういう事だから。今日は絵里をガンガンアシストしていくわ!それで、いい?」

絵里「いやいやいやいや」

希「ええよ」

絵里「ええよじゃないわよ!もう、帰るわ!エリチカおうち帰る!」

にこ「帰らないでよ!」

絵里「帰るわよ!っていうかちゃんというって言ってたじゃないのよ!なに保留にしてるのよ」

にこ「いや・・・」

にこ「真姫ちゃんの大きいお尻もいいけど、希の大きい胸もいいなって・・・」

絵里「素直ね!」

元ネタ
東京03 女友達を紹介

いいぞ

つまらない

海未「こんばんは。「世界に羽ばたく日本人」、司会の園田海未です。この番組は世界をまたにかけて活躍する日本人をお招きしまして、その方の仕事への情熱、そして素顔に迫っていきたいと思います」

海未「それでは早速今夜のゲストに登場していただきましょう、どうぞ!」

♪やんやん遅れそうです~ 大変駅までダッシュ~♪(出囃子)
ことり「こんばんは~♪盛り上がってくれないと~・・・ことりのおやつにしちゃうぞっ!」ウィンク

海未「かわいらしいですね。どうぞ、こちらへ」

海未「改めて紹介します、今夜のゲストは世界中で大人気!秋葉原が生んだトレンドセッター、世界的トップアイドルの衣装を作っている南ことりさんです」

ことり「よろしくおねがいします」

海未「いやぁ、さすがですね。まるでアイドルかのようなかわいい衣装に決め台詞」

ことり「ありがとうございます♪」

海未「アイドルの経験はあるのですか?」

ことり「う~ん、そんなに長くはないんですけど、高2になってすぐに幼馴染に誘われて・・・」

海未「おぉ、じゃあスクールアイドルですね」

ことり「それから三年ほど」

海未「ある意味長くやってたんですね。一年留年してますよね、それだと」

ことり「ずばり、私にとってアイドルの衣装づくりとは!」キリッ

海未「あ、そういうのは一番最後に私が聞きますので。ではどうぞ、お座りください」

海未「えぇー、では早速いろいろ聞こうと思うのですが。まず衣装づくりを始めたきっかけ、というのは?」

ことり「最初はまったく興味ない世界だったんですよ」

海未「そうなんですか」

ことり「はい。ただ、今となってはかわいい服をたくさん作れて本当によかったなと思ってます」

海未「・・・?」

海未「ちょっときっかけが見当たらなかったんですが」

ことり「きっかけ?」キョトン

海未「最初は興味ない世界だったんですよね?そこから何故衣装づくりの世界を目指されたのかな、と思いまして」

ことり「あ、そういう事ですね♪実はことりのお母さん、マネージャーで」

海未「あ、そうなんですね」

ことり「ことりは自分が目立つほうがいいなって思ってて、そういう陰でサポートする役っていうのは好きじゃなかったんですよ」

海未「まぁ、そういう反発ありますよね」

ことり「はい。でも何着か衣装を作っていくうちに―――」

海未「あ、もうなっちゃいましたね。衣装作っちゃってますね。その最初の一着を作るきっかけというのが聞きたかったのですが」

ことり「うーん、しつこい司会者だとは聞いてたけど、本当にしつこいなあ」

海未「え、私のせいなんですか?こういう番組なので、できたら聞かせてもらいたいのですが」

ことり「はぁ・・・しょうがない。教えちゃいましょう」

ことり「実はですね、ことりのお母さんが学校の理事長をやってまして」

海未「あれ、マネージャーって言ってませんでした?」

ことり「それお母さんの高校時代の話です」

海未「え、じゃあなんであんな紛らわしい言い方したんですか?今でもマネージャーやってますみたいな言い方でしたよね?」

ことり「お母さん、野球部のマネージャーで・・・あ、でも新体操部も掛け持ちしてたんですよ」

海未「それって南さんですよね?」

ことり「そうですよ、うちは南ですよ」

海未「その南じゃなくて!苗字じゃなくて、名前が南のほうですよね?ってお母様のお話じゃなくて、ことりさんのお話を・・・」

ことり「司会下手だねえ」

海未「誰のせいだと?・・・話題を変えましょうか」

ことり「そうですねえ。あ、そうだ!今日は実際衣装を作ってる所を海未ちゃんに見せてもらいましょう♪」

海未「できたら私が見せていただきたいのですが」

ことり「そうですか?じゃあ、向こうに道具おいてあるのでちょっと持ってきますね~」タタタ

海未「うーん、フリーダムですねえ」

タタタ
ことり「お待たせ~」

海未「あぁ、ありがとうございます」

ことり「これが、トルソといいます」ゴト

海未「見たことありますね。服を着せるマネキンみたいなものですよね」

ことり「まぁ、そうですね、一般的には」

海未「一般的には?ことりさんの場合は違うのですか?」

ことり「ことりさんの場合は違います。まずこうやって・・・」


ことり「んふふ、今日もかわいいね、かよちゃん。今日はどんなお洋服が着たい?」ナデナデ

海未「」ドンビキ

ことり「あ、この間言ってたかっこいい系の服?そうだねえ」フムフム

海未「あ、あの・・・何を?」

ことり「あ、こうやってトルソを服を着る人に見立てて会話するんです。そうするとその人のイメージにあった衣装のアイディアが浮かぶんです」

海未「・・・なるほど。そのかよちゃん、というのはもしや小泉花陽さんの事ですか?」

ことり「そうだよ~。かよちゃん、恥ずかしがり屋さんだから今日は緊張してるみたい」

海未「そこまで再現するのですか」

ことり「ほら、海未ちゃんですよ~。こんにちはって。ほら、こんにちは~。早く、こんにちは~って言ってもらってもいいですか?」

海未「あ、私に言ってたんですか!?えっと・・・花陽さん、こんにちは」

ことり「はい、こんにちは~。よくできました~♪かよちゃんかわいいなあ」ナデナデ チュッチュ

海未「これはやばい」

ことり「」イチャイチャ

海未「この後はどうするんですか?」

ことり「この後は・・・もう!なんでそんな事いうの!?」

海未「え!?」ビクッ

ことり「かよちゃんがみんなの前で衣装着るの恥ずかしいから今日はもう帰るって言ってるの」

海未「あ、そっちと話してたんですね・・・って衣装着せるかはことりさん次第だと思うんですが」

ことり「どうしてもいやだってかよちゃんが・・・」

海未「そこをなんとか」

ことり「うーん、じゃあ海未ちゃんからもお願いしてもらってもいいですか?」

海未「え・・・あ、はい・・・花陽さん、みんな楽しみにしてたんで衣装着てください。おねがいします」ペコリ

ことり「・・・着せましょう!」

海未「やっぱりことりさん次第じゃないですか!人形に向かってお辞儀までして、私バカみたいじゃないですか!」

ことり「まぁまぁ。トルソに話しかけるといってもしょせん腹話術みたいなものだから」

海未「とんだ茶番に付き合わされましたね。で、この後はどうするんですか?」

ことり「この茶番の後は」

海未「自分で言っちゃいますか」

ことり「仮縫いした衣装を着せて細部を調節したりバランスを見ます」

海未「そこからはまったく一般的な作業なんですね。できたら仮縫いした衣装を着せてほしかったのですが、とんだ茶番のせいで時間がもうなくなってしまいました」

海未「では最後にことりさんにとって衣装づくりとは、というのを教えていただきたいです」

ことり「はい、私にとって衣装づくりとは!」キリッ

ことり「おいしいチーズケーキを食べるための資金作りです」

元ネタ
ラバーガール バット職人

ラバーガールで再生されてしまった

真姫ちゃんお金持ち設定無し
みんな成人してる



真姫「一万円~♪」ポーン

凛「二万円~♪」シャカシャカ

真姫「三万円~♪」ポーン

凛「四万円~♪」シャカシャカ

まきりん「おねがい~これからも~希望でいさせて~♪」


キーボード・ボーカル 西木野真姫
マラカス・ボーカル 星空凛
彼女らはストリートミュージシャンのデュオ、「エンジェルズ」

この話は二人の夢を追いかける感動の物語・・・
になるはずが、ストリートパフォーマンスを偶然見ていた大手アイドルプロダクション「みゅーず」社長と大手お笑い事務所「音ノ木興業」の社長のしょうもないノリによってとてつもなーくゲスい話になってしまったのだ

とあるカフェ
花陽「あ、どうも。私、みゅーずの社長をやってます、小泉と申します」

真姫「はい、あの有名な」

花陽「さっき歌を聞かせてもらいました。はっきり言いましょう、あなたには才能があります!キーボードの腕前、その歌声、知性あふれるその美貌!アイドルに興味ありませんか?」

真姫「ほ、本当ですか!?やります!」

花陽「ただ、一つ条件があります。売るなら一人で売り出す。あのマラカスはいらない」

真姫「え?でも・・・凛とは高校の時から一緒にやってきてて・・・」

花陽「明日の深夜12時までに説得してください。一人でうちに来てくれたら契約金を一千万払いましょう」

真姫「い、一千万!?」

花陽「二人だったらこの話はなしです。あと、もう一人の子にこの事を話しても一千万はなしです」

真姫「・・・やります。絶対説得してみせます!」

違うカフェ
穂乃果「こんにちは~。私、音ノ木興業の高坂です!さっき君たちのパフォーマンス見せてもらったよ~」

凛「あ、ありがとうございます・・・」

穂乃果「突然だけどさ、君たちってミュージシャンよりも芸人の方が向いてると思うんだよね!」

凛「はぁ・・・」

穂乃果「だからさ、もう一人の子を明日の夜12時までに説得してきてくれないかなあ?」

凛「急に言われても・・・」

穂乃果「わかった!じゃあ説得できたら君だけに一千万払う!もう一人の子には一千万の事、内緒だよ?これでどう?」

凛「い、一千万!?やるにゃ!絶対真姫ちゃんを説得するにゃ!」

居酒屋
穂乃果「凛ちゃん、ぜひともうちの看板芸人になってもらいたいなあ」

花陽「それって本音?それともこの賭けに勝ちたいから?」

穂乃果「へへっ、どっちかねえ」

花陽「ふふ。どっちが勝つと思う?」

穂乃果「うーん、どうだかねえ。あ、勝ったらどうする?」

花陽「勝った方が負けた方にお米10kg買ってあげるっていうのは?」

穂乃果「えー、お米もらっても穂乃果うれしくないよ!パンのほうがいいよ!ランチパック一年分!」

花陽「花陽はパンはいりません!」

穂乃果「どうするのさ!」

花陽「じゃあ・・・勝った方が負けた方にホールケーキおごる!」

穂乃果「よしのった!」

まきりんシェアハウス
真姫「あー、ホールケーキ食べたい」

真姫「結局昨日悩んで今日もずっと・・・もうすぐタイムリミットね」

真姫「でもどうやって説得したらいいのよ・・・ずっと一緒にやってきたんだから」

真姫「・・・ソロデビューねぇ・・・一千万かあ」

バタン
凛「ただいま~」

真姫「あ、凛・・・おかえり・・・」

凛「・・・いやいや、気まずいでっしょー!どうした真姫ちゃん!」ビシッ

真姫「え・・・凛こそどうしたのよ、テンションおかしいわよ」

凛「にゃ、にゃ~?凛はいっつもこんな感じにゃ~。テンションあがりまくりにゃ~」

凛(しまった・・・昨日の夜ずっとツッコミの練習してたからつい出ちゃった)

凛「あー、そういえば昨日あれ聞いた?オトノキ03のラジオ!」

真姫「あぁ、聞いたわ。ゲストにアイドルの支倉かさねが出てたわね」

凛「そうそう。やっぱりオトノキ03おもしろいよね~」

真姫「支倉かさねってさ、前はグループ組んでたらしいじゃない?でも・・・ソロデビューしてから売れ始めたわよね・・・」チラッ

凛「ん?」

真姫「ん?」

凛「・・・ん?」

真姫「ん?」

凛「・・・まぁ、そうだねー。凛は売れ方には色んな形があると思うんだよね」

真姫「まぁ、ね。・・・私たちもなにか変えないといけないのかしらねーっと・・・」チラッ

凛「んん?」

真姫「ん?」

凛「・・・んん?」

真姫「いや、ね。何か、こう今まで通りじゃだめなのかしらねーって」

凛「ほほぅ・・・まぁ、そうだにゃ」

真姫「凛もそう思うのね!?」ガシッ

凛「!?ま、まあ・・・」

真姫「変えるにしても何か方向を決めなくちゃね・・・」

凛「山梨の郷土料理?」

真姫「それはほうとう」

凛「校長先生の次に偉い人?」

真姫「それは教頭」

凛「ガーッ返事せよ!返事せよ!」

真姫「応答」

凛「羊の毛」

真姫「羊毛!」

凛「ストリングプレイスパイダーベイビー」

真姫「ヨーヨー!!」

真姫「いい加減にして!」

まきりん「ありがとうございましたー!」

真姫「って!なにやらせるのよ!」ビシッ

凛「ナイスノリツッコミ!真姫ちゃんノリノリにゃ」

凛(これは・・・いける!真姫ちゃんもなかなかツッコミ上手だし・・・凛達結構センスあるんじゃ?)ニマニマ

真姫「凛・・・ちょっと話があるわ」

凛「にゃ?」

真姫「真面目な話・・・今後の私たちについてよ」

凛「うん・・・」

真姫「正直・・・私達、このままで売れると思う?」

凛「!?」

真姫「私は・・・さっきも言ったけど何か変えないといけないと思うの」

凛「それは、凛も・・・」

真姫「でっしょー!?」

凛「なにか・・・大幅に・・・こう、変えないといけないと思う・・・かなぁ」チラッ

真姫(大幅!?メンバーってことよね?)

真姫「そうよね!かなり大幅にね!」

凛(職業自体変えないといけないし)
凛「そうそう!大幅に!」

真姫「そうよね、凛も思ってたのね・・・そう・・・」

凛「・・・真姫ちゃん、凛からも真面目な話があるにゃ。あのねこの際だからいうけど・・・」

凛(これから芸人としてやっていくんだし)

凛「凛、音楽になんの未練も興味もない!」

真姫「えぇー!?!?!?!?!」

真姫(もう音楽やめるってこと!?私一人で羽ばたいていくのを応援してくれるってこと!?)

真姫「凛、それ本気!?」

凛「本気!え、これは真姫ちゃんもやる気ってこと!?」

真姫「え?え?ちょっと待って、マラカスは?」

凛「(漫才に)マラカスなんていらないよ!うるさいだけじゃん!」

真姫「そうよね!あれうるさいだけよね!!」

凛「シャカシャカうるさいだけで邪魔にゃ」

真姫「そうなのよねー。声聞こえないし。凛も同じこと思ってたのね・・・こんなにうまく話が転がるなんて・・・」

凛「いや、それはそっちのセリフにゃ!」

真姫「ふふ」

凛「絶対断られると思ってたから・・・よかった!」

真姫「そんな事ないわよ!私だってずっと思ってたんだから」

凛「ずっと?え、いつくらいから?」

真姫「そうね・・・組んで・・・二時間後くらいから?」

凛「はや!え、そんな前から思ってたの!?言ってよ~」

真姫「いや、私こそ断られると思ってて・・・なんか言いづらくて」

凛「も~、言ってくれたらもっと早くスタート切れてたじゃん。へえー、じゃあこれから真姫ちゃんはどんな感じがいいの?」

真姫「うーん・・・笑わない?」

凛「絶対!」

真姫「その・・・ビジュアル系とかいいかなー、なんて。あ、そんな過激なやつじゃなくて・・・でもああいうコンセプトもいいかなーって」

凛「!?!?!?」

凛(エンタの神様の最後の方に出てくるような芸人ってこと!?)

凛「んん゛っ・・・ん~・・・ん?ちょっとどうだろう・・・」

真姫「そういう凛こそ、どうするの?」

凛「まあ、そりゃ真面目にスーツ着て(漫才師)、だよねえ。なんだかんだ安定してるにゃ」

真姫(OLってことかしら?)

真姫「なんか・・・悪いわね、私だけおいしい思いしてるみたいで」

凛「いやいやいや!(ツッコミとして)真姫ちゃんが目立たなきゃ!凛は真姫ちゃんの為ならどんなこと(ボケ)でもするにゃ!真姫ちゃんの(ツッコミとしての)才能を活かすための凛だから!」

真姫「凛・・・」ウルウル

真姫「ありがとう!」ガシッ

凛「真姫ちゃん大げさ~」

真姫「私、凛のぶんまで頑張るから!」

凛「!?いや、凛も一緒に頑張るから!」

真姫「ずっと・・・ずっと遠くで応援しててね!」

凛「隣ー!隣にいるから、ずっと!なんで凛だけ観客席のなかから応援しなきゃいけないのさ!真姫ちゃんボケもいけるにゃ」

真姫「隣?ボケ?なんのことよ。なんで凛が一緒のステージで、しかも隣にいるのよ?」

凛「え?いやだから、隣でしょ?凛がボケて、真姫ちゃんがツッコむんだから。漫才師なんだし、隣同士じゃないと・・・」

真姫「え?なに?漫才師?」

凛「え?」

真姫「いや、今は私達解散して、私だけソロデビューって話してたじゃない」

凛「え?こわ・・・何言ってるの?え?真姫ちゃん・・・二重人格?え?凛が記憶喪失?」

真姫「は?いや、凛も言ってたじゃない、音楽に未練ないって」

凛「そりゃ音楽からお笑いに変更してくし」

真姫「マラカス邪魔でいらないって!」

凛「邪魔だよ!漫才中にマラカス持ってる人見たことないにゃ。しゃべってる間シャカシャカうるさいだけだし」

凛「・・・え、ちょっとまって。真姫ちゃんもマラカスいらないって・・・」

真姫「あ・・・」ダラダラ

凛「凛は漫才にマラカスいらないって言ってたのに、真姫ちゃんは・・・え?真姫ちゃんは音楽やる・・・え?」

真姫「・・・」ダラダラ

凛「え、音楽やっていく上でマラカスいらないって言ってたの?組んで二時間後にもう思ってたの?」

真姫「・・・」プルプル

凛「え?真姫ちゃん、え?え?あの、え?そう思って、え?」

真姫「邪魔でしょー!!!!」

凛「うわ・・・解散するつもりだからすっごいストレートに言ってくる・・・」

真姫「邪魔でしょうが、あんなの!私がキーボード弾いてるっていうのに隣でシャカシャカシャカシャカぁ!うるさいでしょ!早くやめてくれないかなーってずっと思ってたわよ!」

凛「うわぁ・・・逆切れじゃん。よく言えたよね、それ・・・だって」

凛「二週間前まで凛達・・・ダブルマラカスだったじゃん!」

真姫「そうだけど!」

凛「はぁー、なんでこんなことに・・・」

真姫「本当に、おねがい!ソロでやらせて」ペコリ

凛「無理だよ・・・凛はこれから二人でお笑いを極めるつもりで・・・。ね?二人でお笑いやるにゃ」

真姫「無理よ」

凛「なんでにゃ!」

真姫「私が嫌だからよー!!!」

凛「今日の真姫ちゃんめっちゃキレる」

ピピピピ

凛「ん?なんの音・・・?」

真姫「あ、私が設定してたアラームだわ」

凛「アラーム?」

真姫「そう、12時に設定してたの・・・って!」

まきりん「あー!!!!一千万円があ!!!!」

まきりん「」ガックリ


・・・
・・

居酒屋
穂乃果「いやぁ、0時過ぎたけど、結局真姫ちゃん来なかったねえ」ニヤニヤ

穂乃果「これは花陽ちゃんの負けだねえ」ニヤニヤ

花陽「くっ・・・」

花陽「って、あれ?凛ちゃんもそっちに来てないよね?」

穂乃果「まあ・・・あれ?」

花陽「っていうことは・・・」

穂乃果「二人とも・・・」

花陽「負け!?」

ほのぱな「あー!!!!ホールケーキがあ!!!!」

ほのぱな「」ガックリ

元ネタ
NON STYLE 「一千万円」

あまいパンが欲しかった

凛「いや~ここの焼き肉、安くておいしくて最高にゃ!」

海未「本当に・・・」

海未「最高ですね!」

凛「なんでためたの?」

希「あ、ウチそろそろバイトがあるから行かないと」

凛「そういえば言ってたよね」

海未「ではお会計頼みましょう。すみません、お会計を・・・」

<カシコマリマシター

凛「ふぅ・・・あ、お肉一枚残ってるけど・・・凛は冷麺でおなか一杯だからどっちかどーぞ」

希「ありがとー」スッ

海未「ありがとうございます」スッ

のぞうみ「いただきまー・・・あ」

海未「希、どうぞ」

希「いやいや、海未ちゃん、どうぞ」

海未「いえ、私はいいので。希食べてください」

希「ウチは大丈夫だから。ほら、海未ちゃん」

海未「そんな、気にしないでいいんですよ、ほら」

希「そんな事ないって!海未ちゃん、どうぞ」

海未「どうぞと言ってるでしょうがー!!」ドンッ

凛「うわぁ!びっくりしたぁ」ドキドキ

海未「はぁっ・・・はぁっ・・・」プルプル

海未「いいから、希・・・」

海未「・・・食べるんです・・・っ」

凛「海未ちゃんテンションおかしいよ」

希「でも・・・二人だって食べたいでしょ!?それを知っててウチ一人だけ食べるなんて・・・」

希「できないよっ!」ギリッ

凛「希ちゃんもテンションおかしいよ!なにこれ」

海未「何甘えたこと言ってるんですか!いいですか、今ここには三人・・・ですがお肉は一枚!どう考えても一人しか・・・」

海未「食べることはできないっ!」

凛「いやいや、一人しか助からないみたいに言わないで」

希「そんなんウチだってわかってる!でも・・・でも、食べられないよ・・・くっ・・・」ウルウル

凛「いや、食べてよ!時間ないんじゃないの?」

海未「じゃあなんですか!ここで、三人仲良くこのお肉が焦げて炭になるのを眺めてろというんですか?」

凛「おおげさにゃ。もう一皿注文すればいいんじゃないの?」

希「はっ!そうか・・・その手があったよ、凛ちゃん!」

海未「忘れたのですか!」

海未「もうお会計頼んでしまいました・・・どれだけ待っても肉の援軍は・・・来ませんっ」ギリギリ

凛「援軍!?」

希「あ・・・あぁ・・・もう・・・どうすることもできない・・・」ガクガク

凛「えぇ・・・じゃあ追加料金払うってことでいいんじゃないかにゃ?」

海未「援軍を呼ぶ資金はもう残っていません!」

凛「お小遣いないって言ってよ!」

希「くっ・・・これで三人で仲良くお肉を食べる道は完全に閉ざされたってことやんな・・・」

凛「希ちゃんもお小遣いもうないの!?」

海未「希、ここはもうあなたがこのお肉を食べるべきです」

凛「そうにゃ、もう食べちゃうにゃ」

希「うぅ・・・二人とも・・・ありがとう、ありがとうなあ」ウルウル

希「最後の・・・一枚・・・っ」スッ

希「うっ」グッ

希「最後の・・・」ググッ

希「一枚・・・」グググッ

希「やっぱりウチには無理!」ガタン

凛「ここまできて!?早く食べちゃうにゃ!もう焦げちゃう!」

希「だってそうやん!?冷静に考えてみてよ!今日凛ちゃんは21枚、ウチは20枚。なのに海未ちゃんは18枚しかお肉食べてないやん!一番食べてない海未ちゃんが食べるべきや!」

凛「数えてたの!?」

海未「ふっ・・・確かに私は今日18枚しかお肉を食べていません」

凛「海未ちゃんまで数えてたの!?」

希「じゃあなんで!」

海未「希にはまだ!残されたライスがあるじゃないですか!!」

凛「いや、残された家族みたいに言わないで」

海未「私がお肉を食べたらそのライスはどうするつもりなんですか。その点私には・・・」スッ

海未「残されたライスは一粒もありません」

希「うぐっ・・・ぐすっ・・・ありがとう、本当にありがとう!ほら、お前たちも・・・ありがとうって言うんよ。海未ちゃん、お肉ありがとうって」

凛「いや、ライスに向かって・・・そんな子供たちじゃないんだから!」

海未「ふっ・・・」

海未「もぉい~ちど~だ~けぇ~ 会えればいい~のに~
   だい~すき~な きぃもちぃ~ とど~けて~ ほ~しい~♪」

凛「!?」

希「もぉい~ちど~だ~けぇ~ 会えればいい~のに~ ♪」

凛「!?」

のぞうみ「ふんふん&%#*◆☆ あk☆#$%*snきしょぉ~♪」

凛「最後忘れちゃったの!?珊瑚礁と蜃気楼ちょっとまざっちゃってたよね、最後!」

凛「違うユニットの曲だからって記憶曖昧すぎにゃ」

海未「ふぅ・・・生まれ変わっても!」

海未「私たちは また惹かれあう」

希「運命だって わかってるから」

海未「どこまでもお供いたします!」

希「たとえ時代が 引き裂いたとしても」

海未「お肉との愛は永遠なの!」

海未「希・・・任せましたよ!」ダッ

希「うみぢゃ~ん!!!」ポロポロ パクパク

凛「あっ、海未ちゃん!お会計!!」

元ネタ
ジャングルポケット 「最後の一枚」

ノンスタイルのやつは
希望でいさせて~
じゃなくて
ヒモでいさせて~
だろ

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