男の娘「現実を見れなくなったか……」 (52)


エロ要素ございます。
男の娘属性ありです

それでもよければ、マイペースに更新していきますので、
長い目でお楽しみいただければ幸いです。

※書き貯めしておりませんので、更新遅いです。

男「いや、俺は至って真面目なのだが」?

男の娘「真面目な人間が、いきなり校舎裏に呼び出した上、同性の、幼稚園からの幼なじみに向かって、好きだ付き合ってくれとは、彼女がいなさすぎて現実が見れなくなったか、または脳みそに何かしらの虫でも湧いたとしか思えない」?

男「すまないが、真面目に言ってるんだ。いきなりなことで、お前が驚くのは百も承知だ。そこでだーー俺からひとつ、提案がある」?

男の娘「提案……?」?

男「そうだ。あくまで提案だから、男の娘に選ぶ権利がある。勿論、嫌なら嫌と拒否してくれればいい。その上での提案だ」?

男の娘「よし、ならばその提案とやらを言ってみろ」?

男「俺と一日デートしてもらいたい。そして、その日のうちに、お前が少しでも俺に対して男らしさを感じたら付き合ってくれとまでは言わない。今回の告白、考えて見てはくれないか?」?

男の娘「それはなんだ、普通に君と遊べと言うことと何ら違いがあるか?」?

男「感覚的な問題だ。俺はお前を女性として、一人の異性として扱う。しかし、お前はどんな気持ちでも構わない。友人と遊びにいくつもりでいくならそれでいいし、女の立場としてきてくれるなら、それでいい」?

男の娘「……そうか、わかった。いいだろう、その提案、乗ってあげようじゃないか」?

ーーーーこれが、今思えば全ての始まりだったわけだ。

突拍子もない提案。?

唐突な幼なじみからの告白。?

ただの好奇心。毎日が同じように過ぎていたはずの中に、唐突に起きた出来事。?

何が起きるかなんて、そんな先の事までは考えずに始まった、あいつと俺との、そんな出来事。?

デート当日?

男の娘「すまない、待たせた」?

男「いや、俺も今来たところだ。むしろ、まだ待ち合わせより五分早い」?

男の娘「俺と君が遊ぶときは基本的にこんなものだろう。いつも待ち合わせより早くに到着している」?

男「そうだな。それでは、行こうか」?

男の娘「そう言えば、今日はいく場所は全て君が決めると言っていたが、まず何処へ連れていくつもりだ?」?

男「まず、服屋へ行こうと思う。そろそろ季節の変わり目だろ?だから、冬服がほしいと思ってな」?

男の娘「そうか。俺もちょうど欲しいと思っていたところだし、丁度いい。行こうか」?

男「いつもの所でいいか?」?

男の娘「あのショッピングモールか?いいぞ」?

男「決まりだな。向かおう」?


男の娘「あ、急に歩き」ドンッ?

チンピラ「あ?」?

男の娘「申し訳ない。前を見ていなかった」?

チンピラ「きい付けろ。ちっせえ女があわてっとあぶねえぞ」ケラケラ?

男の娘「……」?

男「ん?どうした、男の娘」?

男の娘「いや……なんでもない。いつものことだ」?

男「そうか」?

男の娘(ちっせぇ女……か……)

ショッピングモール

男「いつもと何ら変わらないな」

男の娘「そうだな。俺と君が遊ぶときは大抵ここだし、仕方ない気もするが」

男「なんにせよ、適当に見て回ろうか。あそこなんかいいんじゃないか?」

男の娘「任せるよ。大抵お互いに着る服は趣味は違えど、大体何処にでも売ってるだろ」

男「まあ、そうだな。お前は相変わらずパーカーが好きだな」

男の娘「楽だからな。寒ければ中を厚着にすればいいだけだし」

男「そうなのか。そんなお前に似合いそうなパーカーがあるぞ」

男の娘「え、どんな……ああ、今流行ってるなこういうの」

男「流行ってるのか?フードに猫耳が付いているなんて珍しいと思ったが」

男の娘「昔ながらのパーカーもいいが、こういった少し細工の効いたものもいいかもしれないな」


男「試着してみるか?」

男の娘「……いや、いいよ。女っぽいだろ、こういうの」

男「そんなことないと思うが。……一度どんな雰囲気か確認するためということで、着てみてはどうだ?持ってないだろ、こういうのは」

男の娘「うむ……」ジー?

男の娘「そうだな。試しに着てみるか。すみません、これ試着してもいいですか?」

店員「此方ですね。かしこまりました」

男「試着室の近くで適当に物色しているから、着替え終わったら中から声掛けてくれるか」

男の娘「え?いや、これは俺が雰囲気を確かめるために試着するんじゃ」

男「どんな感じなのか、俺も気になる。ダメか??」

男の娘「いや、別にいいけど……」

店員「お客様?」

男の娘「あ、はい。分かったよ、着たら言うから」

男「……」


試着室

店員「ごゆっくりどうぞー」シャッ

男の娘「……」ジー

男の娘(可愛い……。なんかさっきパッと見たときだと、黒猫、白猫、三毛猫の三タイプあったよな……その中の三毛猫か、これは)ゴソゴソ

男の娘「ーーよし、着替え終わったが……これをあいつに見せるのか……」

男の娘「……男」

男「お?着替え終わったのか。……なぜカーテンを開けない」

男の娘「いや……変じゃないかと思って」

男「俺が惚れた相手だ。変なわけあるまい」

男の娘「公衆の面前で何てこと言うんだ、バカ。俺たち男同士だぞ」

男「そうは言ってもだな……そこ、女性用の試着室だぞ」

男の娘「な!?そ、そんなわけ」

男「いや、本当だ。出てきて、上見てみろ」

男の娘「ええ!?……女性……用……」

男「案内された先が女性用の時点で、公衆の面前どうこうはあまり関係ない気がするな」

男の娘「な……な……///」

男「あと、良く似合ってるぞ、そのパーカー。耳だけじゃなくて、尻尾も付いてるんだな」

男の娘「……///」シャッ

男「あ、おい。更衣室に戻った……?」

男の娘「……」シャッスタスタスタ

男「と思ったら、もとの服着て出てきた。どうした?」

男の娘「……返しといて」ヒョイッ

男「あ、お前売り物を投げ」

男の娘「ちょっとトイレいってくる」スタスタスタ

男「あ……怒らせちまったか?」

ー?
ーー?
ーーー?
ーーーー?
ーーーーー



ジャー

男の娘「…………」

チンピラ『ーーちっせぇ女』

店員『ーーごゆっくりどうぞー』

男の娘「……なんで……」

男の娘(俺は男だ。男なんだよ)

男の娘(今日あいつと遊びに来たのだって、あいつにまでそんな風に見られてたのが嫌で、なんとか男ってわからせようと思ってきたのに)

男の娘(なのに、自分がそうしたくっても……周りがそうさせてくれない……)

男の娘「……くそっ……」

男の娘(……ダメだ、まだ今日は始まったばっかりなんだ。ここで挫けててどうする)キュッ

男の娘(でも……)チラッ

男の娘(鏡に写ってるのは俺なのに……女……)

男の娘「あー!」

男「なに騒いでるんだよ」

男の娘「!?」ビクッ

男「外で待ってるのに全然出てこないもんだから、見に来たら……どうしたんだ?」

男の娘「別に……何でもないよ」

男「そうか?そんなことより、ほら」ガサッ

男の娘「え……わっと」

男「帰ってから中見ろよ。喜ぶかどうかも分からんから」

男の娘「え……え?」

男「プレゼントってやつだ。好きな相手になら誰だってすんだろ」

男の娘(なんだろ、この紙袋……まあいいか、何かなんて)

男「とりあえず、次いくぞ。俺も服見てみたが、特にこれといったのなかったから、また今度にするわ」

男の娘「そっか……」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

男の娘「で、次はここか」

男「そうだ。喫茶店ってやつだな」

男の娘「確かに、君が呼ぶ場合だと喫茶店の方がしっくり来るね」

男「カフェテリア何て柄じゃないからな。とりあえず、なに頼むんだ?」

男の娘「……そうだな、パンケーキにしようかな」

男「わかった。すみません」

店員「はーい」スタスタ

男「パンケーキと……このデラックスキングパフェ、それぞれ一つずつ」

男の娘「ブフッ!」

店員「かしこまりましたー」スタスタ

男「……なに笑ってる?」

男の娘「……いや、少なくとも君の柄じゃないだろ……」プルプルプル

男「少なくとも、パンケーキだって充分女の子が選ぶものだと思うが?」

男の娘「なっ……いいだろ、甘いものが好きなんだよ」

男「俺もだ。おあいこだな」

男の娘「……そうだね」

ここか?期待


男の娘「当たり前だろ?男だぞ、俺は。むしろ、女物の服なんて持ってない」

男「……でも、パーカーもスキニーも女物じゃないか、それ?」

男の娘「サイズがないんだよ。小柄なんだし、仕方ないだろ。別に変ってこともないはずだ」

男「まあな。良く似合ってるよ」

男の娘「そりゃ……どーも」

男の娘(ジロジロ見て、なに考えてるかと思えば……)

店員「お待たせいたしました」スタスタ

男「ありがとうございます。ほら、パンケーキ」

男の娘「ありがと」

男「んで俺のは……なんだこりゃ、想像以上にでかいな」

男の娘「ほんとだね。でもまあ、男体でかいし丁度いいんじゃないかな」

男「まあな。パクッ うん、上手い。生クリーム最高」

>>13

VIPから来てくださった方ですかね?
再掲載していきますので、暫しお待ちを


男の娘「パンケーキもうまいよ」ハムハム?

男「そうか。少しくれないか?」?

男の娘「いいよ」?

男「……すまない、パフェにはスプーンしか付いてないんだ。パンケーキを食うにはさすがに厳しいものがある」?

男の娘「そうか。じゃあ、ほら。俺が使ったフォークでいいなら」?

男「悪いな」パクッ?

男の娘「……いいよ、気にしないで」?

男「じゃあ、ほら。お返しだ。イチゴ好きだろお前」?

男の娘「え、でもそれ一個しかないよ」?

男「いいよ。ほれ、あーん」?

男の娘「うん、あーん」パクッ?

男「……今さらだが」?

男の娘「ん?」モシャモシャ?

男「お互いにあーんして、間接キスか。胸が熱くなるな」?

男の娘「…………///」?

男の娘「いやいやいや、これは別に普通に友達としてしたことであって、ほら食べるための食器だってそれぞれのものしか無かったわけで」?

男「悪い、良く見たら脇にスプーンとかフォーク入ってるかごがちゃんとあった」?

男の娘「ああ……うん、そうだな……///」?

男の娘(こいつ……狙ってたのか……?いや、俺だってあーんした後少し違和感は感じてたけど……)

>>14
はじめの一文抜けておりました。申し訳ない
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男「そういえば、今日は普通に男の格好なんだな」
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店員「お客様」スタスタ

男「ん?」

店員「本日カップルデーとなっておりまして、カップルのお客様にこちらのハーブティーを提供させていただいております。宜しければどうぞ」

男の娘「え……あ、あの」

男「ありがとうございます。ほれ、お前の」

店員「ごゆっくりー」スタスタ

男の娘「え……かっぷ……え?」

男「へぇ、こんなキャンペーンしてたんだな。ラッキーじゃないか」

男の娘「いやいやいや!俺たち男同士だろ!?」

男「ん?言った筈だろ、女扱いするって。有り難く頂こう」ズズッ

男の娘「な……な……」

男の娘(納得いかねえ……)

男「……へー、ローズヒップか」


ーー
ーーー
ーーーー
ーーーーー

男の娘「……」

男「なんだよ、仏頂面ぶらさげて」

男の娘「別に……」

男の娘(カップル扱いはされるし、さっきの店だってお会計しようとしたら)

男『あ、先に払っといたぞ』

男の娘(だとぉ?いつ払ったんだよ、あいつ。全然気づかなかった)

男「さて次だ。映画いくぞ」

男の娘「映画……?」

男「ああ。こないだもらった映画のチケットがあってな。なんでも、ドキドキハラハラする映画らしい。俺もあんまり映画に詳しくないから、どんな内容かは知らないが」

男の娘「へー……まあ、アクションなら男同士でも全然いいだろ」

男「まあ、見てからのお楽しみだ。映画なんて久しぶりだから、楽しみだ」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


男の娘「おい……」

男「え?」

男の娘「え?じゃない。これのどこがアクションだ」

男「申し訳ないが、俺はアクションだなんて一言もいってないぞ?」

男の娘「それでもだ。血濡れの屋敷からの脱出って、どう考えたってホラーだろ!タイトルで察しろよ!」

男「まあ、タイトルで察することのできなかった俺も悪い。しかし、ホラー苦手だったのか?お前」

男の娘「ば、バカ言えよ。俺はホラーだろうがスプラッターだろうが全然平気だよ……」ブルブル

男「そうか、ならよかった。ポップコーンと飲み物は買ったな。よし行くぞ」

男の娘「え、ちょ心の準備……あ、手引っ張るな!」


ーーーーーーーーーーーーー


男の娘(す、座ってしまった………)

男「ここに飲み物置いとくぞ」

男の娘「お、おう……」


男「さて……ん?」

男の娘「」ブルブル

男(なんだ、やっぱり怖いんじゃないのかこいつ)

男「なあ」

男の娘「ふひっ!?」

男「変な声出すなよ……。怖いなら、やめとくか?」

男の娘「こ、怖いだなんていってないだろ。余裕だし、これくらい」

男「そうか……。ほれ」

男の娘「え……?なに?」

男「なんかあったら、袖口掴め。なんも言わなくていいから」

男の娘「……ふん、大丈夫」

ダーン!!!

男の娘「ふひぁ!!?」ギュッ

男「はぁ……。ほれ」ギュッ

男の娘「へ……?」

男「服越しなら手握っててもそこまで気持ち悪くないだろ」

男の娘「ん……いや……えと……」

男の娘(納得いかないけど……安心するからいいか……)

男「嫌なら離せばいいから」

男の娘「……わかった」


ギャアァ

男の娘「ひっ……」ギュッ

ダーン!!!

男の娘「ひぎゅっ……」ギュッ

ヒャヒャヒャヒャ!!!

男の娘「いぐぅ……」ギューッ

男「……」

男(可愛いなやっぱり)



ーーーーーーーーーー


映画館ロビー

男「それほど怖くなかったな」

男の娘「そ、そだな……」ブルブルギュッ

男「お、おう」

男(やっぱりやめといた方がよかったか?)

男の娘「」ブルブルギューッ

男「……手、握ったままでいいのか?」

男の娘「ふぇ?……はっ///」バッ

男「そんなに慌てなくても……」

男の娘「べ、別にだな。握りたくて握っていたわけではなくて、何て言うかその、なんだ!!」

男「大丈夫大丈夫。分かってるって」

男の娘「なっ……!!」

男「まあ、次いくか。遅くなってきたし、最後にご飯食べて解散にしよう」


男の娘「お、お前は……」

男「え?」

男の娘「お前は、なんなんだよ!」ダッ

ザワザワ
ヒソヒソ

男「……ほんとに怒らせたか……」ガサッ

男「ん?」


ーー
ーーー
ーーーー
ーーーーー

夜ー駅前広場

男の娘「グスッ……」

男の娘(なんだよ……あいつ……)

男『俺はお前を女性としてーー』

あんな言葉が、嬉しいわけはなかった。嬉しいわけがないはず……だったんだ。

男『好きだ付き合ってくれーー』

あんな言葉も、はじめは言われて、馬鹿だろって思ってたんだ。

男『俺は至って真面目ーー』

だってーー

男の娘「だって……」ヒグッ

男の娘「はじめから嬉しかったけど……」ズズッ

男の娘「男同士で付き合って幸せなわけーー」

???「あっれー?」

男の娘「!?」

なんだか前半部分、コピペの仕方が悪かったのか変な?ついてます……
申し訳ない

ここか
じっくり読んでくるからゆっくり書いてくれ


チンピラ「昼間のちっちぇのじゃーん。なにしてんのこんなとこで」

男の娘「なんだ……昼間のチンピラかよ……」グスッ

チンピラ「あれれー?泣いちまってんの?ダッセーなあ」ケラケラ

男の娘「うっせえよ!今すこぶる機嫌わりいんだよ!」

チンピラ「あっらー、そうなん?確かに機嫌わるそーだわ。どしたん?お兄さん聞いたげんべ?」

男の娘(なんだよこいつ……すげえ絡んでくるんだけど……)

チンピラ「あとさ、君あれっしょ?男っしょ?」

男の娘「当たり前だろおま……え?」

男の娘(まて、今まで俺のこと見てきて、初対面で俺のことすぐに男ってわかったやつなんかいねえ)

男の娘「なんでそんな……わかんだよ」


チンピラ「あっははー!仲間じゃん俺たち!俺だってさ、女だもん!」

男の娘「へ!?え、おん……な?」

男の娘(いや、まて。確かに、モヒカン頭に金髪で、ピアスとかバシバシで、顔と体になんか全然目がいってなかったが……)

男の娘「女……性?」

モヒカン「そうなんだよねー。だから何て言うか、同じ穴のむじな?ってーの?なんかおんなじもの感じるってか、シンパシー?」ケラケラ

男の娘「嘘だろ……」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


街路

男「はぁっ……はぁっ……」タッタッタッ

男の娘『お前は、なんなんだよ!』

男「……くっ……」タッタッタッ

男(知ってたんだ、俺は……)

プレゼント渡したときだって

男の娘『そっか……』

試着したの見してくれって言ったときだって

男の娘『着たら言うから』

デートに誘ったときだってーー

男の娘『その提案、乗ってあげようじゃないか』

男(自惚れなんかじゃねえ……ずっと昔からしってんだあいつのこと)

男(だから、絶対あいつ、喜んでたんだ。デートに誘われたときだって、プレゼント貰ったときだって、試着したの見してくれって言ったときだって)

男「……ぐっ!……あいつ……笑ってたじゃねえかよ……!!」

男(それなのに、俺……怖くなっちまって……自惚れてんだろって自分で言い訳して、誤魔化して、あんな提案して……馬鹿みてえに回りくどいことしてたんだ)

男(男なら……男なら……)

男「ぜー!はー!当たってぇ、砕けろよ!」


ーーーーーーーーーーー


駅前広場

男「はー……はー……」

男の娘「……」


男「……男の娘……」

男の娘「……なにかな」

男「……電話くらい出てくれてよかったんじゃないのか……」

男の娘「甘ったれるなよ。俺のこと好きっていってんだから、それくらい必死で走り回ってでも探せ」

男「まさにそうさせて貰った。そのせいで、俺の家に帰る終電は無くなったよ」

男の娘「それくらいの駆け引き、覚悟して俺に告白したんじゃないの?」

男「したよ。どこだろうが、お前のいるとこにいってやる。自分なんか二の次だ」

男の娘「そこまでして、俺のことものにしたいわけ?」

男「ああ、したい!お前しか見えない!お前だけが俺の今の唯一だ」

男の娘「……わ、わかった///じゃあ、あれだ……ヨッと……」

男「な、なんだ……」

男の娘「……立ち上がると、改めて思うな。君の大きさ」スタスタ

ギュッ

男「なっ……!!!」

男(だ、抱きついてきた……!?)

男の娘「……い、嫌かよ……」

男「い、いや、急だったから、その……焦ったと言うか……」

男の娘「……俺、さ……素直じゃないから。ぶっきらぼうな言い方しかできないぞ」

男「……知ってるって」

男の娘「君もだけどね、言っとくけど」

男「それは……否定できないな」


男の娘「……し、将来とか、不安になんないわけ?なんの見通しもないこといってるわけだけどさ、君」

男「それも知ってる。でも、俺はお前と一緒にいたい。それはもう抑えられなくなってる」

男の娘「そ、そっか……///」

男「……逆に聞くが、なんでお前は俺に抱きついてきた」ギュッ

男の娘「ふぇ!?」

男「俺に抱きついたってことはだ、俺の告白は……」

男の娘「……///」

男「……受け入れられたと解釈していいな?」

男の娘「……うん///」

男「……そうか」

男の娘「……幸せにしろよ、男」

男「任せろ。お前のためなら、なんだってしてやる」

男の娘「俺だって、それくらいの気持ちはあるからな……」


ーー
ーーー
ーーーー
ーーーーー

口調が気持ち悪すぎて吐いた


男「……なあ、男の娘」

男の娘「なに?」

男「確かに終電は無くなってしまったんだが……お前の家に上がってもいいものなのか?」

男の娘「……だって、帰れないなら仕方ないだろ。ていうか、上がってから言うことかそれ」

男「ま、まあ……そうだな」

男の娘「……」

男「……」

男の娘「……」

男「……」

男の娘「……な、何か話せよ」

男「え!?いや、何て言うか、何て言うかな……」

男の娘「む、向かい合っていつまでも黙ってるのもやだろ?」

男「それはそうだが……。そう言えば、今日おじさんとおばさんは?」

男の娘「三日前から海外に旅行いってるよ。結婚して二十年目の記念旅行だって、色々回ってくるみたい」

男「そ、そうなのか。泊まることとか伝えとかなくていいのか?」

男の娘「今更だろ、きっと。昔からお前と家族ぐるみで付き合いあるんだし、ましてや……お、男同士な訳なんだから、親だって変な勘繰りしないだろ……」

やっぱ男の娘は僕っ子が良いな
俺だとちょっと男成分が強すぎる

視覚情報が無いからな

いや俺は好きだよ
そういう男成分が強いのも
それはそれで興奮する

はっ?
チンピラと意気投合してそっちと仲良くなるんじゃないのかよ。
思わせ振りな登場させて何のために登場したのか意味不明のまま消えてるじゃねーか

変に媚びないタイプの男の娘すき
続きはよ

俺っ娘に女の子の格好させてケツ穴犯すの最高だろうが

チンピラ何のために登場させたの?

もうええやん…黙ってみてようよ


大変遅くなっていまして、申し訳ないです。
今入院しておりまして、検査だったりで案外書く時間が取れませんでした。

一応、チンピラさんは後々出てきますのでお待ちを。


男「まあ……それもそうか。……それにしても、だ。なんで急にあんな積極的になってくれたんだ?」

男の娘「せ、積極的って、俺は気持ちを正直に、その……行動で表しただけで……」

男「いや、それは分かってるんだが、なんで急にと思ってな」

男の娘「……似た人にあってさ。その人に、自分に嘘ついたら後悔するって、言われたんだよ」

男「似た人?」

男の娘「うん。またいつか会うかもしれないって言われたんだけど、どだろ。またもし会うことがあれば、紹介するよ」

男「へえー……」グー

男「あ」

男の娘「なんだよ、腹鳴ってやがんの」キュルルル

男の娘「あ……///」


男「結局、お前のこと探し回っただけで、飯食ってないからな」

男の娘「よいしょっ……なんか作ってやるよ。君あんまり家事とかできないだろ?」

男「いやできるぞ?手伝う」

男の娘「いいから座ってろって。そのぉ……一応、立場的には……彼女なのって、俺だろ……?///」

男「」ドキッ

男(な、なんだ今のは。いや、確かに可愛いとは思っていたが、あからさまに女を意識した言葉は聞いていなかったから……)

男の娘「か、簡単なもの作ってくっから///」ガチャタッタッタッ

男「…………あ、鼻血」


ーーーーーーーーーー


ガチャ

男の娘「お、お待たせ」

男「お、おう。すまない」


男の娘「買い出し行き忘れてて、大したもの作れなかったけど……」

男「塩焼きそばか。いや、俺好きだぞ。しかも、ソースじゃなくて塩なところが尚、いい」

男の娘「……知ってたから作ったんだよ」

男「え?」

男の娘「好きなの。知ってたから……///」

男「お、おう……」ツッ

男の娘「き、君!鼻血出てるぞ!」

男「な、なに!?さ、さっき出たのが止まりきってなかったか……」

男の娘「い、いいからじっとして……」フキフキ

男「あ、悪い……」

男(ていうか、近い……。胸に手当てられてる……)ドキドキ


男の娘(屈むと、やっぱり大きいなあ……。そりゃそっか、俺が155しかなくて、こいつたしか190手前くらいまであるんだよな……)

ピト

男「え……」

男の娘「……心臓ばくばくいってる。耳当てると、よく聞こえるな」

男「……仕方あるまい、この至近距離なんだぞ。……お前が、なんかさっきから積極的すぎるから」

男の娘「せ、積極的って……///こ、これでもまだ抑えてるんだからな!?」

男「え……?」

男の娘「あっ……///い、今のは、聞かなかったこーーンム!?」

男「ーーンッ。いや、俺も抑えてた」

男の娘(き、キスされた……///)

男の娘「ききき、急にだなんてずるいぞ!///心の準備だって出来てないのに!///」


男「じゃあ、俺に全部任せてくれればいい。ヨッ」ヒョイ

男の娘「ふぇ!?」

男の娘(お、お姫様だっこ……///)

男「ベットの上に、ゆっくり下ろすぞ」

男の娘「……う、うん……」

ポフッ

男「目、閉じてもらえるか?」

男の娘「え、あ……うん……」ブルブル

男の娘(お、男に馬乗りになられちゃった……)

スッ

男の娘「ヒンッ……」

男の娘(前髪……上げられた……)

スルスル……

男の娘「はっ……あっ、ん……」

男の娘(男の大きな手が、俺の首筋とか撫でてく……。ゾクゾクする……、変な声……出ちゃう……)

冷める塩焼きそば

>>47

塩焼きそばはスタッフが美味しく頂きます
(単純に私が食べたかっただけなんて言えない)


男の娘「お、男……せ、折角ご飯作ったのに、冷めちゃう……」

男「……冷めようが、お前が作ったものだ。あとで絶対食べるよ。今は食欲より……勝っちまってるものがあるからな……」スルスル……

男の娘「あ、こら、服っんむ……はっ……んちゅ……」

男の娘(ずるい、文句言おうとしたらキスで止められる……。でも、気持ちいい……かも……)

男「ん……はぁ……。目、閉じてろって言ってるだろ」

男の娘「ーー!?///」ゾクゾクゥ


男の娘(み、耳元で囁くなバカァ……///)

男「……へぇ、耳弱いんだな」

男の娘「そ、そにゃこと、な、ないも……んひぁ!!///」

男「ん……はむ……」ピチャピチャ

男の娘「み、耳なめたりゃあ……///んぐぅ///」

男の娘(だ、ダメだ、恥ずかしいのに……恥ずかしいけど、もっとしてほしい……)

チンピラと結ばれて欲しいなぁ男の娘


男「もう、とろとろだな。お前」

男の娘「はぁー……はぁー……///だ、誰のせいだと……」

男「また、目開けたな」

男の娘「へ?」グリッ

男の娘「んひぃ!?」ビクビクッ

男の娘(ち、乳首……そんな乱暴に捻るなんて……)

男「あ、悪い、力入れすぎ……」

男の娘「……っと」

男「へ?」

男の娘「もっと……してもいいぞ……///」

男「なっ……」ゾクゾクゥ

男(こいつ……結構M気質だったのか……。なら)

男「頼み方が、違うんじゃないか?」

男の娘「あ、ん///あぁ……、な、何て言えば……いいんだよ……///」

男「普段のお前からは想像つかないような、下から頼んでみろよ」

男の娘「え……で、でも……」

男「はやく」グリィ

男の娘「はひぃ!?お、お願いします、も、もっと俺のち、乳首、いじめてください……」

続きはよ

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