仁奈「ちっちゃいこうきしん」 (9)
どうも、通りすがりのSS初心者です。
シンデレラガールズの短めのSSを書きました。
時間軸的に4thライブ前のお話になるかと思います。
絵本のような形式で作ってみたので、絵本を見ているような雰囲気で読んでいただけると幸いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477153881
ちっちゃい ちっちゃい こうきしん
でっかい でっかい おしろのなか
ひとりで わくわく みつけよう
仁奈「むぅー今日もお仕事無くて暇でごぜーますー」
ニョッワニョッワ
仁奈「あ!きらりおねーさんです!遊ぶでごぜーますよ!」
きらり「にょっわー☆にっなちゃーん!そーれたかいたかーい☆」
仁奈「わーい!史上最強のステルス戦闘機ロッキードマーチンF‐22ラプターの気持ちになるですよ!」
きらり「むぅ~?」
プロデューサー「おーいきらりー!そろそろライブの衣装合わせに行くぞー!」
仁奈「えーもう行っちゃいやがるですか?」
きらり「仁奈ちゃんごめんねぇ~また遊ぼうにぃー☆」
仁奈「最近みんな忙しいでごぜーますね…ちょっと後をつけてみるですよ」
ちっちゃい ちっちゃい こうきしん
こっそり こっそり おいかけて
とちゅうで おうたが きこえたよ
仁奈「あれ?千枝おねーさん、何してやがるですー?」
千枝「あ、仁奈ちゃんおはよう 今薫ちゃんとライブのためのレッスンしてるの」
仁奈「ライブ? なんだか楽しそうですね!仁奈も一緒にレッスンするでごぜーますよ!」
千枝「え?でも今度のライブ仁奈ちゃんは出ないんじゃ……」
薫「わーい!になちゃんも一緒におどりまーっ!」
仁奈「いくでごぜーますよー!はいふぁい!はいふぁい!」
薫「はいふぁい!はいふぁい!」
千枝「もーしょうがないなー」
ちっちゃい ちっちゃい こうきしん
わんつー わんつー おどったら
えんじん ぜんかい やってきた
拓海「おーいちびーず、プロデューサー知らねぇか………って、なんで仁奈がいんだ?」
千枝「えっと、なりゆきで一緒にレッスンすることに…」
仁奈「たくみおねーさんでごぜーます!仁奈のこともふもふしやがりますかー?」
拓海「いや、それは後でいいや……プロデューサー捜してんだけど……ったく、あいつどこ行ったんだ?」
仁奈「あー!思い出したでごぜーます! 仁奈、プロデューサーときらりおねーさんを追っかけてた途中ですよ!」
拓海「なに!?でかしたぞ仁奈! 今から追いかけるぞ!!」
仁奈「がってんしょうちのすけでごぜーます!」
スタコラサッサー
千枝「行っちゃった……」
薫「なんか、3人で踊った方が楽しかったね!」
千枝「うん、そうだね……」
千枝「ねえ薫ちゃん、ちょっと相談が――――――」
ちっちゃい ちっちゃい こうきしん
とっとこ とっとこ おいかけて
きらきら まぶしい おへやのなか
仁奈「この部屋が怪しいでごぜーます!」
拓海「ここって衣装部屋か…?」
プロデューサー「ん……? こらー!勝手に入ってきちゃ駄目だろー!」
拓海「おうコラてめぇ『こらー!』じゃねぇだろ 次のライブの段取りキメるっつった時間とっくに過ぎてんだろうがえぇこら夜露死苦すんぞおぉん?」
仁奈「おぉーたくみおねーさんがキレキレでごぜーます…」
プロデューサー「あっはい…ごめんなさいすぐ行きますんで、はい……」
拓海「オラさっさと行くぞ、みんな待ってんだよ」
拓海「仁奈サンキューな、この借りはキッチリ返すからよー!」
ズザザザザザー
仁奈「行っちまいやがったですね…」
ニョッワニョッワ
きらり「あっれー?仁奈ちゃんこんなところで何してるのー?」
仁奈「あ!きらりおねーさんです!また遊ぶでごぜーますよ!」
きらり「にょっわー☆そーれたかいたかいたかーい☆」
仁奈「わーい!世界最速の戦闘機MiG-25フォックスバットの気持ちになるですよ!」
きらり「むむぅ~?」
きらり「仁奈ちゃん仁奈ちゃん☆ お暇なら、ちょっとだけいろんな衣装着てみる~?」
仁奈「わーっ!いいでごぜーますかー!」
きらり「Pちゃんには内緒だにぃ~☆」
ちっちゃい ちっちゃい こうきしん
いろんな いろんな かっこして
みんなの きもちに なるですよ
きらり「ん~~仁奈ちゃんとっても似合ってるぅ~☆」
仁奈「イヤリングを吹っ飛ばしたにわかの気持ちになるですよ!」
プロデューサー「はぁ~どうしよっかな……ってきらりと仁奈、まだいたのか?」
きらり「うっきゃー!Pちゃんにバレちゃったにぃ☆」
プロデューサー「また勝手にいろんな衣装着てー……後でちひろさんに怒られるの俺なんだからなー」
きらり「ごめんねPちゃん……仁奈ちゃんライブに出たことないし、少しでもみんなと同じきもちになれたらハピハピかなって…」
仁奈「すまねぇでゲス……」
プロデューサー「(ゲス…?) そっか……最近みんなライブの準備で忙しいもんなー」
プロデューサー「んーーーさっき薫と千枝と拓海達が言ってたこと、真剣に検討してみるか………」
仁奈「難しい顔してどーしたでごぜーますかー?」
プロデューサー「いやちょっとね……ちなみにきらり、後で仁奈に合ってた衣装教えてもらっていい?」
きらり「まっかせてぇ~☆」
プロデューサー「よろしくなー じゃあ仁奈、ちょっとちひろさんのとこ行こうか」
仁奈「お!ついに殴り込みにいくでごぜーますかー!?」
プロデューサー「違うわ!何をするかは後でのお楽しみ~ってね」
仁奈「おたのしみーっ!わくわくするでごぜーますー!」
―――――――――――――――――数か月後
ワーワー
プロデューサー「どうだ仁奈、緊張するか?」
仁奈「みんなといっしょだから、とってもわくわくしやがります!」
プロデューサー「そうか、なら良かった」
拓海「おう仁奈!ステージ最高に暖めといたからよ!気合入れて行けよ!!」
仁奈「任せるでごぜーます!それじゃあ行ってくるでごぜーます!」
千枝・薫「「せーの、仁奈ちゃんおいでー!!」」
仁奈「はーい!!」
ちっちゃい ちっちゃい こうきしん
でっかい でっかい おしろのなか
みんなで わくわく みつけよう
おしまい
と、いうわけで仁奈だったらこんな感じでライブのサプライズ出演になったのかなーって妄想でした。
絵本ちっくな雰囲気が少しでも伝わったでしょうか?それではごきげんよう。
乙
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