紗枝「でもイメチェンイメチェンゆうても、うちずっとこんなんやったからどうしたらええもんか…」

周子「うーん、まずは髪型から変えるのもええんちゃう？」

紗枝「髪型…せやなぁ、ずっと長いままやし切るのもええかもわからんね」

周子「そうそう、バッサリ短くしちゃいなって」

紗枝「ブルース・ウィリスくらい？」

周子「ハゲやないかい」

紗枝「ニコラス・ケイジみたいに？」

周子「リアルなハゲやないかい」

紗枝「ゆーてもイメチェンするならかなり変えたほうがええかなって…」

周子「イメチェンってレベルやないよそれは、スキンヘッドの女性アイドルなんてニッチすぎるわ」

紗枝「エックスメンの時のジェームス・マカヴォイくらい…」

周子「最新作でハゲてるやないかい、ていうかなんで海外俳優で例えようとするん？それもイメチェンなん？？」

周子「想像してみ？この前まで清楚な感じで売ってた紗枝はんがいきなりスキンヘッドになったらファンはどうなる？」

紗枝「普段隠れてた部分が見えてエロスを感じるんやないやろうか」

周子「紗枝はんのファンの性癖ニッチ過ぎやない？」

紗枝「じゃあキャップ被って頭隠せば…」

周子「紗枝はんは一体どうなりたいん！？」


紗枝「周子はん…うちな、ラップで食っていきたいんよ、このハートに浮かぶリリックをミュージックに乗せてみんなのソウルにうちのロードを叩きつけたいんや」

周子「イメチェンどころの騒ぎやなくないそれ？事務所から絶対にNGでるよ？」



紗枝「say Ho!! say konciki!!」

周子「もう方向性固めてきてもうたかー」

紗枝「ダメやろか？」

周子「ダメやろうね」

紗枝「なんやイメチェンって難しいなぁ」

周子「そんなに難しい事やないと思うんやけどなー」

紗枝「じゃあうち、最近ハマってるものがあるんよ、それを出すのはどうやろ？」

周子「お、ええんちゃう？どんなん？」

紗枝「占いに最近ハマっとるんよ、周子はんも占ってみーひん？」

周子「占いかー、ええやんええやん、やってみて」



紗枝「じゃあこのタロットカードを…」

周子「やめなさい」

紗枝「せやかてカードがうちに告げるんや」

周子「だからやめなさい、無意味な闘いの種を生むのは」

紗枝「なんや周子はんはあれもダメこれもダメやと…」

周子「うーん、紗枝はんのイメチェンは私の感じてたイメチェンと大きく違いすぎるんよね」

紗枝「そんなんゆうたかて、うちはもう止まれへん所まで来とるんや！！この厳しい芸能界で生き残りたいんや！！うちの生存本能がヴァルキュリアなんや！！うちの純情がミッドナイトなんや！！」

周子「後半の意味わかんない」


紗枝「うちも強烈な個性を出すユニットを組みたいんや！！うちも入れて9人や！！」

周子「だからサンライズに喧嘩売るのはやめーや」

紗枝「紅白でオルフェンズの涙の代わりにうちの歌を流したいんや！！こんなサービス滅多にしないんだからね！！」

周子「ガンダムとマクロス混ざってもうてるやないかい」