CGで酒まつりリポート (25)

アイドルマスターシンデレラガールズのアイドルが酒まつりのリポートをします

実体験に基づいています

突発的なものなのでリサーチ不足

ネットで調べた程度の知識

現実の固有名詞が出てきます

キャラぶれ注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475946569

楓「みなさんこんにちは。高垣楓です」

かな子「こんにちは。三村かな子です!」

楓「今日は私たち、広島県東広島市に来ています」

かな子「現在地はJR西条駅の前ですね」

楓「今回はこちらで二日間かけて開催される酒まつりのリポートをさせていただきます」

かな子「よろしくおねがいします!」

かな子「でも私でよかったんでしょうか…」

楓「いきなりどうしたのかな子ちゃん?」

かな子「だって酒まつりなんていかにも大人のためのイベントって感じじゃないですか」

かな子「お酒を飲める成人のアイドルで合わせたほういいと思うんですけど…」

楓「ふふ…大丈夫よかな子ちゃん」

楓「確かにイベントの主役はお酒かもしれないけど、完全にお酒がメインというわけでもないの」」

楓「酒蔵の販売所でもお酒以外のものを販売しているのよ」

楓「お酒は私の担当(♪)で食べ物はかな子ちゃんの担当ということね」

楓「さて、まずは総合案内所まで行きましょう」

かな子「駅前の時点ですでに屋台がでてますね。えっとこれは…」

楓「すべてのメニューにカープの名前が入っていますね」

かな子「広島東洋カープと」

楓「カープファンのみなさん」

『リーグ優勝おめでとうございます!』

楓「カープの優勝は25年ぶりだそうですね」

かな子「前回の優勝は私が生まれる前の話ですね」

楓「私は…ふふ、どうだったかしら?」

かな子「総合案内所につきました!ここではパンフレットがもらえます」

楓「周辺地図やイベントのタイムスケジュールなどもありますから、まずはこちらに立ち寄るのがいいですね」

かな子「かわいいキャラクターがいますよ!のん太っていうみたいです!」

楓「マスコットキャラクターみたいですね。今だとゆるキャラって言ったほうがいいのでしょうか」

かな子「民話に登場するお酒好きのタヌキがモデルで…」

楓「夢は全国のゆるキャラと宴会すること…いいキャラクターですね」

かな子「総合案内所の隣ではそんなのん太のグッズの販売コーナーがあります!」

楓「ベーシックなものからカープとのコラボグッズに…こちらは?」

かな子「ワカコ酒コラボグッズ…ですか?」

楓「深夜ドラマ化やショートアニメ化もされた作品ですね。主人公の出身が広島なんだとか」

かな子「詳しいですね楓さん。なんか意外です」

楓「ああいう作品を深夜にやっているのを見てしまうと…ね。あらかじめチェックしてみないようにしているの」

楓「駅前の大通り、ブールバールにそって色々な屋台が並んでいるのですが…」

かな子「私たちの目的はこっちですね。酒蔵通りです」

楓「酒まつりの日中は歩行者天国になっているようですね」

かな子「すごい人ですね。道路の真ん中にはコーンが置いてあって、左側通行で整列されてます」

楓「今回イベントを開催されている酒蔵の半数が酒蔵通りに面していますね」

楓「それでは、ちょっと列にお邪魔させていただきます」

かな子「わっ、すごい行列ですね楓さん!」

楓「西条鶴さんの酒蔵ね。通の入口から進行方向側に向かっていくと一番初めに目に入る酒蔵という意味では」

楓「混むのはごく自然のことではあるのですが…」

かな子「えっと…大吟醸ジェラート最後尾…え⁉ジェラートですか⁉」

楓「甘酒というものがあるように、お酒のうまみはアルコール分がなくとも十分なもの」

楓「もちろんアルコール分も重要なものです。特に大人には」

楓「それはさておき、お酒のうまみの部分をスイーツに使うといった酒蔵さんが増えてきているようです」

楓「特に大吟醸ジェラートといったようなアイスとの組み合わせは多いようですね。相性がよかったのでしょうか」

かな子「最初に楓さんが言ってたのはこういうことだったんですね…」

かな子「さて!では早速大吟醸ジェラートをいいただきましょう!列に並べばいいんですか?」

楓「…それなのだけれどね。かな子ちゃん」

かな子「なんですか楓さん」

楓「列もそうなのですが、お酒の試飲のほうも混雑しているとのことなので」

楓「今日は西条鶴さんはなし、ということみたい」

かな子「えっ」

楓「今から行くのはその正面にある白牡丹さんのようですね」

かな子「私は何のために呼ばれたんですかー⁉」

楓「気を取り直して白牡丹さんです。…かな子ちゃん、大丈夫?」

かな子「…あ、はい。大丈夫です…ガンバリマス…」

楓「これは重症ね…すこしそっとしておきましょう…」

楓「さて、酒蔵ブースでは、無料の試飲を行っているところがあります」

楓「白牡丹さんも無料の試飲を行っている酒蔵ですね」

楓「そしてそのお酒は、にごり酒なのです」

楓「日本酒に興味のない方には、このようなお酒があることをご存じない方もおられるのではないかと思います」

楓「大抵のものはこちらのように白くなっているのではないでしょうか」

楓「通常の日本酒とはまた違った風味や濃厚さを味わえるお酒ですね」

楓「白牡丹さんでは有料の試飲で熱燗の提供がされていますね」

楓「ただの熱燗ではなく、好みの温度に調整していただけるようですね。冷もいけます」

楓「そして温める温度によって呼び方が細かく変わるのですね。勉強になります」

楓「他にも辛口と甘口の純米吟醸の飲み比べや甘酒も試飲できます」

楓「そして…かな子ちゃん、ちょっといいかしら」

かな子「はい!もう大丈夫です!」

楓「ふふ…さて、大抵の酒蔵ではその蔵での酒造りに使用される水を無料で飲むことができます」

楓「かな子ちゃん、ちょっと飲んでみて」

かな子「はい!…えっと、コップってありますか?」

楓「ならこれを…っとお酒の試飲をしたものではいけませんね。ちょっともらってきますね」

かな子「すみません。では、いただきます。…あっ、おいしい」

楓「その味を覚えておいてね。では次の酒蔵へ向かいましょう」

楓「次の酒蔵は通りをちょっと外れたところにあります」

かな子「わかりました。通りを離れても屋台…というよりは露店ですね。お店がでてるんですね」

楓「酒蔵通りの屋台はお酒かつまみのものが大半でしたが、小道にでるとバザーのほうが多くなってきますね」

楓「個人や何らかのグループでの出店でしょうか」

楓「そんな道を少し歩くと…」

かな子「人が多くなってきましたね。あそこでしょうか?」

楓「ええ。次は福美人さんですね」

楓「福美人さんでは大吟醸升酒が試飲できます。小さな升にお酒を注いでもらうのです」

かな子「さっきから気になってたんですけど…大吟醸ってなんですか?」

楓「簡単に言ってしまえば日本酒の分類の一つなのですが…」

楓「大吟醸の他には、純米酒や吟醸酒なんかを目にすることが多いと思われます」

楓「日本酒は、基本的にお米から作られるお酒です」

楓「収穫されたお米にはもみ殻がついています」

楓「このもみ殻部分がなくなるようにお米を削ることを精米と言います」

楓「このときにどれだけお米の部分がのこったかという割合が基準の一つになります」

楓「もみ殻に近い部分はその分他の味が混ざっているためです」

楓「もう一つは醸造アルコールをいれたかどうかですね」

楓「重要なのは、その分類はお酒の味の順位付けではないということです」

楓「分類で値段の相場は変わるし、分類で味や風味などの特徴の違いもあります」

楓「でもどのお酒をおいしいと感じるかは結局は個人の問題です」

楓「その上でもおいしいお酒はたくさんあります」

楓「その中から自分の好みにあうお酒を探すのもお酒の楽しみ方の一つだと」

楓「私は思っています」

楓「…すみません、一人でしゃべりすぎましたね」

かな子「いいえ!そんなことないです!かっこよかったです!」

楓「ふふ…ありがとう。さあ、福美人さんでもお水をいただけますよ」

かな子「はい!では…」

かな子「おいしい…でも白牡丹さんで飲んだお水とは味が違います。どう違うのかは説明できませんけど…」

楓「そのあたりは専門家にお任せしましょう」

楓「それからこちらではたる募金に使われていたというたるが展示されています」

楓「野球に詳しい方ならご存じなのでしょうか?」

かな子「酒蔵通りに戻ってきました」

楓「次は本日最後の酒蔵ですね。賀茂泉さんです」

かな子「って、その先の通路を覗き込むように人が集まってますね」

楓「警察の方もいるみたい。なにかトラブルでしょうか」

かな子「…これも、仕方のないことなのでしょうか」

楓「確かに、お酒の飲みすぎは危ないです。色々な意味で」

楓「私たちも…んん」

楓「お酒は分量をわきまえて、他人の迷惑にならないように飲みましょうね」

かな子「実は、何人か酔いつぶれて寝てしまっているような人を見かけてるんですよね…」

楓「人に迷惑をかけているわけではないのでしょうけど…」

楓「何があっても自己責任、でしょうね」

楓「どこで誰と飲むか、ということまでは自分の選択なのですから」

楓「さて、賀茂泉さんですね」

楓「先にお水のほうへ行ってみましょうか」

かな子「やっぱりこちらも味が違いますね」

楓「この味の違いが、同じ地域に複数の酒蔵が作られた理由なのでしょうか」

かな子「そうなのかもしれませんね…あれ?これ…!」

かな子「やっぱりアイスケースです!これがお酒アイスですね!どうやら最中のようですね!」

かな子「では早速!」

楓「かな子ちゃんかな子ちゃん」

かな子「…なんですか楓さん」

楓「それはもうちょっと後でね?まずはお酒からです」

かな子「…わかりました」

楓「こちらでは10近い銘柄の試飲ができますが…どうやら品切れのものがあるようですね…残念です」

楓「こちらからはある人のおすすめ、ということで」

楓「朱泉本仕込み、を紹介します」

かな子「本仕込みですか…」

楓「さっきの分類には本仕込みというものはないので、分類では普通酒になりますね」

楓「これを紹介したのは、単純に飲みやすい日本酒だからです」

楓「おすすめした人の好みである、といいかえてもいいかもしれません」

楓「初めての日本酒にいかがでしょうか?」

かな子「さて次にお待ちかねの…」

楓「ところでかな子ちゃん、おなかすいてないかしら?」

かな子「えっ?…言われてみればそうかもしれないです」

楓「賀茂鶴さんの酒蔵には飲食スペースがあるんですよ」

楓「そちらで食事にしましょう」

楓「実はこちらでは手打ちそばの出店があったりするのですが、予約が必要とのことですので今回はなしですね」

楓「かな子ちゃんにはこちらの美酒カレーを食べてもらいたいと思います」

かな子「ここまできてまさかのカレー…」

楓「こちらでございます」

楓「そして私この焼き牡蠣を♪」

かな子「えっ」

楓「いただきます」

かな子「…いただきます」

かな子「これは…中辛中の中辛ですね。普通のカレーとは違う味があるのもわかるような気がします」

かな子「それよりも」

かな子「福神漬けではなくて奈良漬けなんですね。結構大きいです」

かな子「…おいしい!流石酒蔵ということなのでしょうか」

かな子「楓さん!この奈良漬けとてもおいしいですよ!」

楓「焼き牡蠣に日本酒…とてもいいです…」

楓「ぷしゅー」

かな子「楓さん⁉」

楓「あっ…ごめんなさいかな子ちゃん。あら…」

かな子「雨が降ってきましたね」

楓(時間もちょうどいいくらいね)

楓「今日はどうだったかしら、かな子ちゃん」

かな子「はい、お酒の事を一杯知ることができました」

楓「お酒は一杯も飲んでないけれどね」

かな子「特にお酒スイーツですね!あれ?結局何も食べてないような…」

楓「それは大変ね。あと少しで酒蔵のイベントは終了するのよ?」

かな子「えっ!なら早くしないと!」


楓「そうね。明日はまた違うアイドルが今日いかなかった酒蔵をめぐる予定です」

楓「私は今日ですべて回ってもよかったのですが。時間とか、酔いへの注意のためとかで分けられました」

かな子「でも明日も雨だったような」

楓「そこは明日になってみなければわからないわ」

楓「雨がひどければどうしようもないけれど」

楓「その逆の可能性もあるでしょう?」

楓「それでは、高垣楓と」

かな子「三村かな子でした」

明日はとか書いたけどやらない気がする

宣伝的な感じにしたかったけどここ見てる人ならマチアソビに行ってそうだなとは途中で思った

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