ホットココア「リゼちゃん戦車道やろうよ!」 (69)

ごちうさキャラの名前がほぼソウルネームだからやりたくなっただけの思いつきネタ
多分既に誰かがやってる

そう長くはならないと思います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475297984

▼ラビットハウス

リゼ「…なんだココア、急に戦車道なんて」

ホットココア「違うよリゼちゃん!今の私はホットココアだよぉ!」

リゼ「だからココアじゃないか」

ホットココア「ちっちっち、解ってないなぁソウルネームだよソウルネーム!」

リゼ「ソウルネーム?」

ホットココア「だからこれからリゼちゃんをテデザリゼちゃんと呼ぶ事にします!」

リゼ「ただのフルネームなんだが!?」

ホットココア「まぁそれは置いといて戦車道やろうよテデザリゼちゃん!」

テデザリゼ「なんで急に戦車道なんかに興味持ったんだココ…ホットココア?」

チノ「この前の大洗と黒森峰の試合中継を見てからこうなんです」

テデザリゼ「それなら私も見てたよ、凄い試合だったよな!」

ホットココア「うんうん!もう感動しちゃって私も戦車道やりたいなーって思ったの!」

チノ「でもこの木組みの家と石畳の街の学園艦で戦車道をやっている学校はないじゃないですか」

ホットココア「そうそう、せっかく何校も学校がある珍しい学園艦なのにカプチーノちゃんの言う通りなんだよねー」

テデザリゼ「チノはカプチーノなのか…」

カプチーノ「ココアさんが勝手に呼んでいるだけです」

ホットココア「だからホットココアだよ!」

ホットココア「それで思ったの!何処もやってないなら私たちが始めれば良いんじゃないかなって!」

テデザリゼ「それで私に、か」

ホットココア「うん!テデザリゼちゃんのおうちに戦車道に使える戦車とかないかな?」

テデザリゼ「あるか!!…いや、あるわけ…うん、でもえぇーっと…もう無い…よな……?」

ホットココア「あるかもしれないの!?じゃあ今からテデザリゼちゃんのお父さんに聞きにいこうよ!」

テデザリゼ「今からか!?」

ホットココア「善は急げだよ!テデザリゼちゃんのおうちにレッツゴー♪」

テデザリゼ「待てココ…ホットココア!勝手に話を進めるなー!!」

カプチーノ「仕事してください」

▼リゼの家

テデザリゼ「……あったよ…3台も…」

ホットココア「わぁ!これで戦車道できるね!」

テデザリゼ「動かし方解るのかホットココア?」

ホットココア「まったくわかんない!教えてテデザリゼちゃん!」(ぺかーっ

テデザリゼ「だと思ったよ!!」

テデザリゼ「……まず前提として戦車を一人で動かすのは無理があるんだが…私以外は誰か誘ってないのか?」

ホットココア「宇治抹茶ちゃんとキリマンジャロちゃんには声かけたよ!」

テデザリゼ「千夜とシャロか、なんて言ってた?」

ホットココア「宇治抹茶ちゃんはオッケーで、キリマンジャロちゃんはテデザリゼちゃんがやるならやるって言ってたから実質オッケーだね!」

テデザリゼ「私はまだやるとは言ってないんだが」

ホットココア「え?やってくれないの?」

テデザリゼ「戦車道には手間もお金もかかるしなぁ…」

ホットココア「…どうしてもダメ……?」

テデザリゼ「えっと、どうしてもって程じゃないけどそう簡単にはってわけで…」

ホットココア「そっか…でもよく考えたらそうだよね、ごめんね私のわがままで困らせちゃって」

テデザリゼ「あ、いやえっと…ココア…?」

ホットココア「うん、大丈夫だよ!元々無理を言ってたのは私なんだし、テデザリゼちゃんがダメなら諦めるしかないよねっ!ごめんねリゼちゃん!」

テデザリゼ「ああ…うん……」

ホットココア「……戦車道…やりたかったな…」(ぼそっ

テデザリゼ「……聖グロリアーナに知り合いがいるんだ、私一人で教えるのは難しいからかけあってみるよ」

ホットココア「リゼちゃん…それって……!」

テデザリゼ「リゼじゃなくて、『テデザリゼ』、だろ?」

ホットココア「リゼちゃ…ううん!ありがとうテデザリゼちゃん!!テデザリゼちゃん大好きー!!」(だきっ!」

テデザリゼ「うぁっ!?急に抱き着くんじゃないホットココア!!」////


▼ラビットハウス

カプチーノ「…いい加減戻って来て仕事してください」

確か西グロにキリマンジァロさんいたよね
でもソウルネーム被りなんて気にしなーい

あと>>1がそんなに戦車詳しくないので車種とかは割愛

それでは一旦ここまで

▼聖グロリアーナ学園艦

ダージリン「お久しぶりねリゼ…いえ、『テデザリゼさん』の方がよろしいかしら?」

テデザリゼ「お久しぶりですダージリンさん、今回は急なお願いを聞いてくれてありがとうございます」

ダージリン「あら、あなたと私の仲でしょう?そうかしこまらなくて良いのよ」

テデザリゼ「そうかそれじゃあ…ありがとうダージリンさん」

ダージリン「良くってよ、他ならぬあなたの頼みですもの」

ホットココア「ふえぇっ!?テデザリゼちゃんの知り合いってダージリンさんなの!?」

テデザリゼ「ああ、昔戦車道を一緒にやってたんだ」

ホットココア「ええっ!?テデザリゼちゃん戦車道経験者だったの!?」

テデザリゼ「知ってて声かけたんじゃないのか!?」

ダージリン「うふふ、賑やかなお友達ね」(くすくす

ダージリン「テデザリゼとは中学までは同じチームで戦車道をやっていましたの
てっきり高校でも戦車道を続けられると思っていたのだけど…」

テデザリゼ「木組みの家と石畳の街には戦車道をやってる学校自体が無かったからな、戦車道に未練があったわけでもないしスパッとやめることにしたんだ」

カプチーノ「それでリ…テデザリゼ…さんの家に戦車があったんですね」

テデザリゼ「ああ、親父が中学時代に使ってた戦車を取ってあったみたいだな」

ダージリン「テデザリゼはとっても優秀な選手でね、私はここ聖グロリアーナに呼んで私の下で副隊長をやってもらうつもりだったのよ?」

ホットココア「可愛がられてたんだねテデザリゼちゃん!」

ダージリン「けど逃げられてしまったわ
深く愛してしまったからこそ、大きな苦痛を味わってしまった…といったところね」

テデザリゼ「トルストイだな」

ダージリン「あら、鈍ってないのね」

テデザリゼ「どれだけ聞かされたと思ってるんだ…」

ダージリン「何度聖グロリアーナにスカウトしても良い返事はもらえなかったのにまさかこんな形で戻って来るなんてね」

テデザリゼ「私はあの街が気に入ってるからな、離れてまで戦車道を続ける気は無かっただけさ」

ダージリン「それでも戻って来てくれて嬉しいわ、やはりあなたには戦車がよく似合う
運命とは最もふさわしい場所へ貴方の魂を導くものだという事ね」

テデザリゼ「王道できたな、シェイクスピアか」

オレンジペコ「……むぅ」

カプチーノ「あの…あちらの方がダージリンさんとリ…テデザリゼさんを睨んでるんですけど…」

ダージリン「オレンジペコよ、私のチャーチルで装填手を務めてくれてるの」

テデザリゼ「ダージリンさんの装填手か…お気に入りなんだな」

ダージリン「始まりと呼ばれるものはしばしば終末であり、終止符をうつと言う事は新たな始まりである…
あなたと別れなければきっと今のあの子とも出会えてなかったかもしれないわね」

テデザリゼ「トマス・スターンズ・エリオット、本当に相変わらずだなぁダージリンさんは…
それじゃあ改めて、今日はよろしく頼む!」

ダージリン「ええよろしくてよ」(にこっ

ジョガマヤ(マヤ)「それにしてもすっごいなー!ホンモノの戦車がいっぱいだよチノ!!」

ナツメグ(メグ)「ジョガマヤだよ~マヤちゃ~ん?」

テデザリゼ「こらジョガマヤ隊員!勝手な行動をするんじゃない!」

ジョガマヤ「はい隊長!」(ビシッ!

テデザリゼ「よろしい!」

ダージリン「ふふ、中々様になっているのね」(くすくす

ジョガマヤ「わたしアレが好きだなー、あそこの速そうなの!」

ローズヒップ「私のクルセイダーに目を着けるとはお目が高いですわ!」

ジョガマヤ「うひゃぁっ!?」

カプチーノ「だ…誰ですか急に!?」

ローズヒップ「おっとこれは申し遅れましたわ!私はあのクルセイダーMK.Ⅲに乗っているローズヒップですわ!私のクルセイダーMK.Ⅲは聖グロ一の俊足ですのよ!!」

ジョガマヤ「一番!?すっげー!」

ローズヒップ「うふふ!凄いのでしてよ!凄いのでしてよ!!」

ナツメグ「わぁ~、初対面とは思えないくらい仲良しさんだね~」

カプチーノ「マヤさ…ジョガマヤさんと同じで落ち着きがないからですかね」

オレンジペコ「……そうかもしれませんね…」

やっと導入が終わったところですが今はここまで
ダー様の格言ラッシュめっちゃ書きづらい

因みに木組みの家と石畳の街連合隊のチーム分けは

車両1
車長:テデザリゼ(リゼ/隊長)
装填手:キリマンジャロ(シャロ)
その他:リゼとシャロの学友

車両2
車長:ホットココア(ココア/副隊長)
砲手:宇治抹茶(千夜)
その他:ココアと千夜の学友

車長3(チマメ隊)
車長:カプチーノ(チノ)
砲手:ジョガマヤ(マヤ)
操縦手:ナツメグ(メグ)
その他:3人で色々兼任してる

ってな感じです
ではまた!

ブルーマウンテンさんとマンデリンさんとホットモカさんは観客かな

>>16でメグのセリフミスってたのにさっき気付いた

ナツメグ(メグ)「ジョガマヤだよ~マヤちゃ~ん?」
じゃなくて

ナツメグ(メグ)「カプチーノだよ~マヤちゃ~ん?」
ですね

▼大洗女子

みほ「木組みの家と石畳の街連合隊?」

杏「そー、練習試合の申し込みがあったから受けといたよー」

優花里「そんなチーム聞いた事ないであります」

桃「聖グロリアーナの知り合いらしい
最近有志で聖グロリアーナにノウハウを学び戦車道を始めたとの事だ」

みほ「連合隊…というのは?」

桃「一つの学園艦に中学まで含めた数校抱えている珍しい艦でな、一つの学園艦として一個のチームでやってるらしい」

みほ「それは確かに珍しいですね」

杏「でね、始めたばっかで戦車も3両しか無いみたいだからこっちもそれに合わせて練習試合に臨もうと思うんだよ」

沙織「こっちも3両で出るって事?」

桃「ああ、それにルールは一発逆転のあり得るフラッグ戦が適用されるだろう」

杏「うん、それで隊長はいつも通り西住ちゃんにやってもらいたいんだけど、他の2両は何がいいと思う?」

みほ「うーん…相手の戦力が分からないので確実な判断はできないですけど、一年生のうさぎさんチームには色んな試合を経験してほしいので出てほしいです」

杏「じゃああんこうとうさぎさんチームは決定でー、後はその時出せるやつでいいかな?」

みほ「はい、それで良いかと」

華「しかし戦車道を始めたばかりですか…私たちも思い出しますね」

杏「そうだねー、しかもウチと同じで隊長以外みんな素人だってさー」

沙織「えぇっ!?そうなんだ!」

優花里「ただでさえ参加車両が少ないのにそれでフラッグ戦となると一瞬で試合が終わるという事もあり得るわけですね?」

みほ「でもあの聖グロリアーナに師事しているとなると油断はできないと思います」

沙織「そうだよね…ウチって一回も聖グロリアーナに勝ったことないもんね…」

杏「まぁまぁ、木組み連合には悪いけど次に聖グロとやる時の練習だと思ってやってみようよ」

優花里「そうですね、それに賛成であります!」

沙織「それにしても木組みの家と石畳の街かー」

みほ「知っているの沙織さん?」

沙織「うん!名前の通りとってもお洒落な街でね、一度行ってみたいと思ってたの!」

みほ「せっかくだし試合が終わったらお邪魔してみよっか」

沙織「いいねー行こうよみぽりん!」

優花里「武部殿は何処か行きたいお店でも?」

沙織「うーん何処ってわけじゃないんだけど…美味しいものやお洒落な喫茶店がいっぱいあって女の子の憧れみたいなところなんだって!」

華「美味しいもの…」(じゅるり

麻子「喫茶店…ケーキはあるのか…?」(むくり

沙織「もー二人ともこういう話になると目の色変わるんだから!」

杏「あははいーんじゃない別にー?かーしまー、こやまー、細かい調整はよろしくねー」

桃「はい会長」

柚子「任せてください」

▼練習試合当日

ホットココア「それじゃあ今日はよろしくお願いします!」

杏「おっ、元気が良いねぇ一年生なのに副隊長なんだって?」

テデザリゼ「あはは、こいつが言い出しっぺですから…そちらの隊長は?」

桃「おい西住ぃ!」

みほ「はい、私です」

テデザリゼ「…なんだ、生で見るとイメージより素朴な感じなんだな」

みほ「は…はぁ…」

テデザリゼ「全国大会での活躍、テレビで見てたよ
何分こっちは素人集団だ、今日は優勝校の胸を借りるつもりで行かせてもらう、よろしく頼む!」

みほ「いえこちらこそ、お互い頑張りましょう」

桂利奈「見て見て~モフモフ拾ったー」

優季「わぁ可愛いモフモフするー」

あゆみ「わたしもしたーい」

あや「順番順番」

ティッピー「やめんかこれ離せ!」

梓「今この毛玉喋らなかった!?」

紗希「…………」

カプチーノ「あの…ティッピーも嫌がってるみたいなのでその辺で…」

あや「ティッピー!?ティッピーっていうのこの動物!?」

あゆみ「ティッピーは喋るの!?」

カプチーノ「その…ティッピーはアンゴラうさぎっていううさぎで…」

あや「うさぎだってー、私たちと同じー」

桂利奈「アンゴラうさぎ喋るんだー!」

優季「わたしもアンゴラうさぎ飼いたーい」

カプチーノ「あの…喋らない、です…その、私の腹話術で…」

優季「腹話術!?上手ー!」

あゆみ「小さいのに凄い!」

紗希「…………」

カプチーノ「あう…別に凄くは…」

梓「もー!みんなカプチーノちゃん困ってるでしょー!」

ホットココア「…宇治抹茶ちゃん、キリマンジャロちゃん」

キリマンジャロ「何よココア?」

宇治抹茶「うん?」

ホットココア「あの子達私の妹かな!?」(くわっ!

キリマンジャロ「そんなわけないでしょ!!」

宇治抹茶「同級生だったと思うわ~?」

沙織「はいはいみんなもう試合始まるから準備してー?」

うさぎさんチーム『はーい!』

ホットココア「え!?お姉ちゃん!?」(バッ!

沙織「…へ?」

みほ「沙織さんの!?」

麻子「なんだと、沙織に私の知らない妹が」

華「それであちらの学園艦の事に詳しく…」

優花里「もしや複雑な家庭の事情が…」

沙織「違うよ私知らないよ!?」

親父が戦車道するのか(愕然)

ホットココア「あ…ごめんなさいお姉ちゃんにそっくりの声だったからビックリして…」

沙織「私もビックリしたよもー…」

みほ「あはは…そんなにそっくりなの?」

ホットココア「うん!沙織ちゃん…だったかな?頼り甲斐のありそうな感じとか凄く!」

キリマンジャロ「まぁひとつ先輩だしお姉ちゃんと言えばお姉ちゃんなのかもしれないわね」

沙織「複雑だけど照れるなーもぉー///」

ホットココア「だから勝負だよ!!どっちがあの子達のお姉ちゃんにふさわしいか戦車道で決着をつけるよ!!」

沙織「え!?なんで急にそんなテンションに!?」

宇治抹茶「ホットココアちゃんがんばれー♪」

キリマンジャロ「ホントごめんなさいこれいつもの持病なんで…」

ホットココア「私がお姉ちゃんなんだよぉ!!」



ドドォン………シュポッ

審判『試合終了!大洗女学園の勝利!!』

>>30
性転換したんやろ(適当)

ホットココア「ぐえー!やられたー!」

テデザリゼ「いやぁ完敗だ!流石に強いな!」

みほ「いえ、待ち伏せに引っかかってフラッグ車のⅣ号が3両に包囲された時はもうダメかと思いました
援軍のうさぎさんとアヒルさんチームがもう少し遅ければこちらが撃破されていたと思います」

テデザリゼ「ウチが大洗に勝つにはアレしかないと思ったからな」

みほ「初めての試合であそこまで作戦通りに動けるなんて、本当に凄いと思います」

テデザリゼ「お世辞でも嬉しいよ、その心構えが戦車道なんだろうな!色々と勉強になったよありがとう西住さん!」

みほ「はい、こちらこそありがとうございましたテデザリゼさん」

みほ「それじゃあ試合の後片付けが終わったらあっちの艦にお邪魔させてもらおうか」

沙織「いよっ!待ってましたー!」

華「美味しいもの…」(ぐうぅ…

麻子「ケーキ…ケーキを…」

沙織「もー二人ともあっちに迷惑かけないでよー?」

ホットココア「うん?みんなこっちの学園艦に来るの?」

みほ「うん、そのつもりだけど…迷惑だったかな?」

ホットココア「とんでもない!!そういう事なら私が街を案内してあげるよ!!」

沙織「いいの!?ありがとうホットココアちゃん!」

テデザリゼ「…いや、ココアに案内係は無理だろ…」

カプチーノ「きっとラビットハウスにも辿り着けません」

ホットココア「ホットココアだってば!!っていうか二人が酷い!!」(がーん!!

テデザリゼ「でも街を案内するのは賛成だな、礼に始まり礼に終わるのが戦車道、
木組みの家と石畳の街の流儀を大洗に見せてやろう!」

宇治抹茶「試合には負けちゃったけど、私たちの本番はここからだものね♪」

カプチーノ「期待してください」

ホットココア「そしてお姉ちゃん対決の二回戦だよ沙織ちゃん!!」

沙織「それまだ終わってなかったの!?」

麻子「往生際が悪い」

ホットココア「ぐぬ"ぅ"…っ!!」

キリマンジャロ「……ココア、あんた今しちゃいけない顔してるわよ」

というわけで今回はここまで
次回、木組みの家と石畳の街へ

親父は気にするな

それではまた!

まぁ君がホットココアくんになって友達たちと過ごすゲームもあるのがごちうさ世界なので

▼木組みの家と石畳の街

ホットココア「じゃじゃーん!ここが私たちの街でーす!」

沙織「おぉー綺麗ー!」

みほ「これは凄いですね…」

優花里「武部殿の言っていた通りであります!」

麻子「甘いものは何処だ、早くしろ」

沙織「もー麻子ってばそれしか言えないの!?」

麻子「言う必要が無い」

華「お洒落な雑貨屋さんも多いですね、花器に良いものがあるかもしれないので見てきても良いですか?」

ジョガマヤ「あ!じゃあそっちは私たちが案内するよー!」

ナツメグ「いっぱい寄り道するから色んなお店知ってるんだ~」

華「それじゃあお願いしても良いですか?」

ジョガマヤ「もちろん!」

ナツメグ「任せて~」

優花里「私は五十鈴殿達と一緒に行っても良いですか?雑貨屋を巡ると言う事なら掘り出し物があるかもしれません!」

みほ「うん、気をつけてね優花里さん」

優花里「うへへ~西住殿に心配されちゃったであります~♪」

ナツメグ「それじゃあ行こっか~?」

優花里「はい!了解であります!」

華「よろしくお願いします」

優季「私たちはどうしよっか~?」

梓「西住隊長達に着いてく?」

桂利奈「それも悪くないけど~」

あゆみ「せっかくだし街並みもじっくり見ておきたくない?」

あや「………あれ?紗希いなくない?」

うさぎさんチーム「「「「えっ?」」」」

梓「うわホントだ紗希は!?」

あゆみ「あの子無口だから…」

あや「とりあえずSNSで目撃情報を…」

優季「まだそんなに遠くに行ってはないんじゃないかな~?」

桂利奈「あ!あれ紗希じゃない!?」

紗希「………うさぎ…うさぎ…」(とてとて

うさぎさんチーム「「「「「いたぁーーーーー!!!!」」」」」

梓「もー!何してるの紗希!?」

紗希「……この街…野良うさぎいっぱい…」

梓「いっぱいいるけど!追いかけてたら迷子になっちゃうよ!?」

あや「あのー…梓ー?」

梓「何?」

優季「もうとっくに迷子になっちゃってるよ~?」

梓「えっ」

梓「うわぁホントだ元いた場所と全然違う!!」

桂利奈「参ったねー」

あゆみ「どうしよー?」

あや「電話すれば良いんじゃないかなー?」

優季「でも何処にいるって言うの~?」

あゆみ「うーん…」

キリマンジャロ「ぜぇ…はぁ…やっと追いついた……!」

梓「キリマンジャロさん!」

桂利奈「やったー!」

優季「これで一安心だねー」

キリマンジャロ「まったく、リゼ先輩と一緒に行きたかったのにあんた達が急に何処か行くから追いかけちゃったじゃないの!」

梓「ごめんなさい、勝手な事しちゃって…」

キリマンジャロ「まぁ別にいいわ…あとで合流すればいいんだし、時間も勿体無いからこのまま私が案内してあげる」

あゆみ「いいの!?」

優季「やったーキリマンジャロちゃん優しー!」

梓「ほら紗希もお礼する!」

紗希「………」(ぺこり

あや「キリマンジャロちゃんメアド交換しよー?」

キリマンジャロ「ふえぇ!?急にメアド!?まぁ…別にいいけど……」(ピロリン

桂利奈「あ!ズルい私もしたい!」

あゆみ「私も私も!」

優季「私も欲しいな~♪」

キリマンジャロ「もー!順番にしなさい!!」

梓「キリマンジャロちゃん…苦労人なんだね…」(ほろり…

みほ「うさぎさんチームも何処か行っちゃった…」

テデザリゼ「まぁシャロ…キリマンジャロが着いてったんだ、問題ないだろ」

麻子「そんな事より早く甘いものが食べたい、もう限界だ」

沙織「えー、私はもっと街が見たいよー?」

麻子「ダメだ、もう待てない」

宇治抹茶「なら麻子ちゃんはウチに招待するわ~」

麻子「……ウチ?」

宇治抹茶「ウチは甘兎庵っていう甘味処をやってるの、そこならいいでしょ?」

麻子「…美味いのか?」

宇治抹茶「ええ保証するわ」

麻子「そこにする、私は宇治抹茶さんに着いて行く」

宇治抹茶「は~い♪一名様ごあんな~い♪」

テデザリゼ「じゃあ予定通り時間になったらラビットハウスに集合だからな!」

宇治抹茶「解ってるわ~」

沙織「そう言えばアヒルさんチームは?一緒に来たと思ってたんだけど…」

カプチーノ「えっと…体操服の人達ならかなり早い段階で『根性ー!』って言いながら高校の方へ走って行きましたけど…」

みほ「あはははは…」

沙織「…絶対あっちのバレー部に試合申し込みに行ったよね」

みほ「あはは…戦車道の練習試合の後なのに元気だなぁ…」

ホットココア「…それじゃあ私たちも行こっか!」

みほ「はい、よろしくお願いしますホットココアさん」

ホットココア「お願いされました!」

▼数時間後/ラビットハウス

ホットココア「色々回ったけど、ここが本命のラビットハウスです!!」

沙織「わぁー!お洒落な喫茶店ー!」

カプチーノ「ただいま帰りました」

みほ「ただいま?」

テデザリゼ「ここはチノ…カプチーノの家でホットココアのホームステイ先なんだ、私も昼は店員として働いているぞ」

沙織「そうなんだー!すごーい!」

カプチーノ「少し待ってて下さい」

みほ「ん?カウンターの方に引っ込んじゃった」

テデザリゼ「…流石チノ、気がきくな」

沙織「?」

ホットココア「あ!じゃあ私パン取ってくるね!」(とてとて

みほ「パン…?」

ホットココア「へいお待ち!!」(ズザァーッ!

みほ「うわっ!?」

沙織「早っ!!」

カプチーノ「お待たせしました、お店からのサービスでウチのオリジナルブレンドです」

みほ「ん~、いい香り♪」

沙織「これカプチーノちゃんが淹れたの?」

カプチーノ「はい、お気に召しませんでしたか?」

沙織「ううんそんな事ないよ!香りも味も良くってプロみたい!」

カプチーノ「プロですから」(ふんすっ

ホットココア「パンは!?パンはどうかな!?」

沙織「うん!これも美味しいよ!」

みほ「もっきゅもっきゅ」(モグ住殿)

ホットココア「ふふーん、そのパンはなんと私の手作りなのでーす!」

沙織「えぇっ!?ホットココアちゃんの手作り!?すごいじゃん!!」

ホットココア「実家がパン屋さんで得意なんだー♪」

ホットココア「朝の美味しいコーヒーによく合う美味しいパンを焼ける…これはお姉ちゃん対決は私の勝ちで決まりですかな?」

沙織「むぅ…そこまで言われちゃうと乗らないわけにはいかないなぁ
よし!私の女子力もホットココアちゃんに披露してあげちゃう!」

ホットココア「望むところだよ!!」

テデザリゼ「ははは、盛り上がってるなぁ」

モグ住殿「もきゅもきゅ…ごくん
あの…良ければパンとコーヒーのおかわりを…」

カプチーノ「どうぞ」(コトッ

みほ「ありがとう」(にこっ

カプチーノ「…………」(じー…

みほ「…うん?どうかしたかなカプチーノさん?」

カプチーノ「いえ、別に」

みほ「?」

カプチーノ(…ココアさんもこれくらい落ち着いた表情をしてくれれば良いのに…)

テデザリゼ「気に入ってくれたのはいいけど程々にしといた方がいいぞ?」

みほ「へ?」

テデザリゼ「この後ここを貸し切りにして私たちの初試合と大洗の歓迎も兼ねてパーティーをするつもりなんだ
あんま今食べるとパーティーで食べられなくなっちゃうぞ」

みほ「ええっ!?悪いですそんな…」

ホットココア「いいのいいの!私たちがやりたいからやるんだから!
というわけで厨房でお料理対決だよ沙織ちゃん!パーティーの料理を一緒に作ろう!」

沙織「よぉーし!腕によりを掛けて作っちゃうんだから!行ってくるねみぽりん!」

みほ「あはは…いってらっしゃい沙織さん」

<カランカラーン

ジョガマヤ「それでここがラビットハウスでーす!」

優花里「おぉー!良い雰囲気のお店であります!!」

華「なんだか良い匂いがしますね」

みほ「あ、優花里さんに華さん」

優花里「西住殿ではありませんか!何故ここに!?」

みほ「元々ここに集合してパーティーをするつもりだったんだって」

優花里「なんと!そういう事でしたか!」

テデザリゼ「ああ、今沙織とホットココアが奥で料理の準備をしてる所だ」

華「なるほど…この良い匂いはそれですね!私楽しみです!」

みほ「雑貨屋さんはどうだった?」

華「ええ、結構買い込んでしまって…私の荷物は先に全部大洗へ送ってしまいました」

優花里「見てください西住殿!この食器セット!これはかのドイツ軍が世界大戦中に使用していたと言われる逸品で……」

みほ「あはは…楽しかったみたいだね」

優花里「それはもう!」(ぺかーっ!

<カランカラーン

キリマンジャロ「はぁ…はぁ…あ"ーやっと着いたー!」

梓「もーみんないろんなとこに寄り道しすぎ!」

優季「だっていろいろあるんだもーん」

あゆみ「目移りしちゃうよねー?」

桂利奈「そういう梓だって楽しんでたじゃーん?」

あや「いっぱい写真も撮ってたしー」

梓「う…!それはそうだけど…」

紗希「………うさぎ」(とてとて

ティッピー「!!」

あゆみ「あ!ティッピーだ!」

桂利奈「という事は…」

カプチーノ「いらっしゃいませ」

優季「カプチーノちゃんだー!」

あや「せっかくだし何か注文する?」

梓「この後パーティーするんじゃなかったっけ?」

あゆみ「いいじゃんいいじゃん」

優季「パーティーなんてアンツィオみたーい」

あや「ねー?」

桂利奈「ご注文は?」

優季「うさぎー!」

桂利奈「ティッピーもふもふするー♪」

カプチーノ「非売品です。」

<カランカラーン

宇治抹茶「甘兎庵はどうだったかしら麻子ちゃん?」

麻子「最高だった、またここに来たら絶対行く」

宇治抹茶「ご贔屓に~♪」

みほ「お帰りなさい麻子さん」

麻子「ん、西住さんはいるのに沙織がいない」

みほ「沙織さんなら奥でパーティーの準備してるよ」

麻子「そうか、まだ時間あるみたいだから出来たら起こして」

華「食べてすぐ寝ると牛になっちゃいますよ?」

麻子「そんなの迷信だ」

<カランカラーン

杏「おー、もうみんな集まってるねー?」

柚子「バレー部には後で合流するように伝えてあります」

杏「ご苦労こやまー」

桃「アンコウ鍋を持ってきたぞ!会長の粋な計らいだ感謝しろ!」

杏「いやーこっちの味も知って欲しかったからねー」

<カランカラーン

典子「失礼します!!」<ババーン!!

杏「お、アヒルさんも来たねー」

典子「みんないい動きだった!!今日は勝ったが明日負けないように気を引き締めて行くぞ!!」

あけび・忍・妙子「「「はいキャプテン!!」」」

典子「よぉーっし行くぞー!!」

アヒルさんチーム「「「「根性ぉーーーーーー!!!!」」」」

桃「こらお前ら入口でミーティングをするな迷惑だろうが!!」

杏「これでみんな揃ったかなー?」

沙織「こっちも準備出来たよー!」

ホットココア「うう…っ、沙織ちゃん料理上手過ぎる…勝てないよぉ…」(ずーん…

テデザリゼ「…お姉ちゃん対決も結果が出たみたいだな…」

カプチーノ「ココアさんの引き出しにはパンしか入ってないですからね」

ホットココア「他にも色々練習してるもん!!」

沙織「でもホットココアちゃんあんなに色々パン焼けるなんて凄いじゃん!」

カプチーノ「パンだけは凄いんですけどね、パンだけは」

ホットココア「うわーん!!」

華「…でもこれだけ色々なパンがあれば…こうして…こうして…ほら、盛り付けだけでも大分雰囲気が変わりました!」

テデザリゼ「おおすごい!!ココアのパンがいつもより美味そうだ!!」

ホットココア「普段から美味しいよ!!」(ぷんすか!

カプチーノ「イメージが変わるだけでも意味があると思います」

ホットココア「でも確かに、私のパンじゃないみたい…」

杏「じゃあもう準備も良いみたいだねー、隊長の西住ちゃん締めちゃってよー」

みほ「私ですか!?」

テデザリゼ「こっちは言い出しっぺのホットココアだな」

ホットココア「任せて!」

みほ「えー…こほん、皆さん今日はお疲れ様でした
こちらの学園艦にもお招きいただきありがとうございます」

ホットココア「試合には負けちゃったけど戦車道ってとっても楽しいね!この街のみんなも私の思いつきに付き合ってくれてありがとう!
よかったら今後も私と一緒に戦車道やってくれたら嬉しいな!」

みほ「この出会いに感謝して」

ホットココア「また一緒に試合できる日を願って、せーの…っ!」

みほ&ホットココア「「パンツァー・フォー!!」」

みんな『『『『『パンツァー・フォー!!!!』』』』』

この後めちゃくちゃあんこう踊りした。(余興)

※余談※

カプチーノ「もぐもぐ…沙織さんの料理、とっても美味しいです」

沙織「ホントに!?良いお嫁さんになれるかな!?」

カプチーノ「なれると思います」

沙織「えへへー///もっと食べてよーカプチーノちゃん!」

カプチーノ「いただきます。もふもふ…もふもふ…」

沙織「えへへー麻子ー、わたし良いお嫁さんになれるってー♪」

麻子「良かったな」

カプチーノ「もふもふ…んくっ、
…沙織さん、うちにホームステイしませんか?」

沙織「えっ?」

ホットココア「ヴェェエアァァアアァアアァアアア!!??チノちゃん取られるううぅーーーーーーーーー!!!!」

みほ「落ち着いてホットココアさん!!」

カプチーノ「やれやれです」

麻子「まったくだ」

これでおしまいです

ソウルネーム表記のままガルパン勢と絡むごちうさ勢が書きたかっただけ

それではここまでお付き合いありがとうございました、気が向いたらまたいつか、

乙、良かった
あんな街でドンパチするのも楽しそう

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