勇者「ステータスアップ魔法!」魔王「ステータス変化解除魔法!」 (18)

勇者「攻撃力アップ魔法!」パァァ…

魔王「ステータス変化解除魔法!」ズォォ…

勇者「防御力アップ魔法!」パァァ…

魔王「ステータス変化解除魔法!」ズォォ…

勇者「素早さアップ魔法!」パァァ…

魔王「ステータス変化解除魔法!」ズォォ…

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勇者「魔法攻撃力アップ魔法!」パァァ…

魔王「ステータス変化解除魔法!」ズォォ…

勇者「魔法防御力アップ魔法!」パァァ…

魔王「ステータス変化解除魔法!」ズォォ…

勇者「クリティカル率アップ魔法!」パァァ…

魔王「ステータス変化解除魔法!」ズォォ…

凍てつく波動かな

魔王「クックック……いくらやっても無駄なことだ」

勇者(くそっ、魔法で準備を整えてから本格的な攻撃に移るという俺の戦法が見透かされている!)

勇者(少しでも自分の能力を変化させようものなら、すぐに解除されてしまう!)

勇者(今までの敵は能力を上げてからのパワープレイでどうにかなったんだが……)

勇者(さすがは魔王といったところか!)

勇者(――だったら!)

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

魔王「――ん?」

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

魔王(こいつ……自分に防御力ダウンの魔法を使い始めた!?)

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

勇者「防御力ダウン魔法」ズォォ…

魔王「クックック……」

勇者「!」

魔王「そうやって、自分の能力を下げて、それをワシ自身に解除させることで」

魔王「ワシに“ミスをしてしまった”というショックを与え、その隙を突こうという作戦なのだろうが」

魔王「――そうはいかん!」

魔王「今、貴様の防御力は極限まで下がっておる……おそらくどんな軽い攻撃でも即死するであろう」

魔王「この機を逃すつもりはない! ワシの直接攻撃で、一撃で葬り去ってくれるわ!!!」

魔王「死ねいっ!」ブンッ

勇者「残念だったな……お前の負けだ!」ギュオッ

魔王「うごっ!?」

魔王「勇者が……勇者がワシの体内に入りおった!?」

魔王「ぐええっ……!」

勇者『お前のいったとおり、今俺の防御力は極限まで下がっている……』

勇者『つまり、体が極限までやわらかくなって、ドロドロの状態になっているということだ』

魔王「えええ!? 防御力ってそういうもんじゃなくね!?」

勇者『――とにかく! 俺はお前の体内に入れた……』

勇者『そして……攻撃力は下がっていない……後は分かるな?』

魔王「!」

魔王「や、やめろっ! やめっ――」

勇者『さらばだ……魔王!』

ザシュザシュザシュザシュザシュザシュ!



魔王「ぐぎゃぁぁぁぁぁ……!!!」

姫「…………!」

姫(魔王の魔力が消えた……ということは!)

「姫っ!」

姫「この声は、勇者様っ!」

勇者「無事だったんだね……よかった、よかった」ドロドロドロ…

勇者「さ、一緒に帰ろう!」グチャグチャ…

姫「…………」

姫「きめえ!!!!!」バチンッ

勇者「体が飛び散……っ」ベチャッ…





― FIN ―

これ味方がいれば魔王の行動を固定できてハメ倒せたよね

ドラクエでよくやる戦法だな

ジ ン ヘ ル ス ト ー ム

サタン「カンストまでバフかけんと即死攻撃するで〜」

重力100やろなぁ

シャワーズのとけるって想像したらグロいよなとガキの頃から思ってたけどやっぱキモいだろうな
あれは防御力アップだけど

下限超え一回転じゃないのか……

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