ちひろ「老Pさんと」 (21)
短編形式。
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老Pと私物
ちひろ「この事務所。気づいたら、物が増えているんですよね。ちょっと整理しましょう」
ちひろ「李衣菜ちゃんのヘッドフォンセットですね。やっぱり高いと違うのかしら。今度、借りてみましょうかね?」
ちひろ「アイスクリームメーカーですね。そういえば、突然ありましたが、かな子ちゃんかライラちゃんのでしょうか」
老P「あぁ、それ私のだ」
ちひろ「え、これ。プロデューサーさんのものですか」
老P「いや、ちびっ子達が喜ぶと思ってな。邪魔なら持って帰るよ」
ちひろ「いえいえ。まだ、ライラちゃんとか使ってるみたいですし、大丈夫ですよ」
ちひろ「WiiU…。そういえば、これも突然ありましたが、どなたのなんでしょう」
ちひろ「この、WiiUがどなたのかわかりますか?」
老P「それも、私のだ」
ちひろ「えっ?」
老P「杏と紗南が話をしていたし、皆が遊ぶかなと思って買ってきた」
ちひろ「これは、ホームベーカリー?こんなのありましたっけ?」
老P「昨日、みちるが、事務所でパンが焼けたら素敵ですねー。あははーとか言ってたから買ってきた」
ちひろ「……プロデューサーさんはアイドルに甘すぎます……」
老P「孫みたいなもんだからなぁ……」
老Pとアイドル
杏「老Pプロデューサーってホモ?」
老P「いや、普通に違うが。どうしてそう思う」
杏「いや、だってさ。ホモとしか思えないんだよ」
杏「アイドルの皆からあれだけ好意持たれても、なびかないし」
老P「プロデューサーがアイドルと付き合うわけにいかんだろう」
老P「それに、私は老人だぞ?付き合うにしても、もっと良い相手がいるさ」
杏「ん~、そうかなぁ。老Pさんより良い相手って難しい気がするけど」
老P「まぁ、そう思ったのはそれだけじゃなくてさ」
杏「プロデューサー。未央さんに抱きつかれても、反応ないよね」
杏「普通、何かしら反応するもんじゃないの?」
老P「あぁ、杏は勘違いしておるよ」
老P「年が離れてるから、私にとってアイドルの皆は孫のようなものだ」
老P「故に、抱きつかれ様が、孫がじゃれついてきたようにしか思えんのよ」
杏「孫……孫かぁ」
杏「おじーちゃん。あんずにお小遣いちょーだい?」
老P「ははは。いくら欲しいんだ」
ちひろ「プロデューサーさんは甘やかしすぎです…………」
老Pと結婚
響子「プロデューサー。私、お嫁さんに向いてると思いませんか?」
老P「きっと、響子なら、同年代の良い相手が見つかるだろう」
留美「Pさん。ここにハンコを押してくれないかしら」
老P「留美。君はまだ若い。こんな老いぼれより、もっと良い人を見つけなさい」
ありす「老Pさん、待てますか。いいから待てるか答えてください」
老P「多分、寿命が待てんだろうよ」
小梅「プ、プロデューサーさん……あの子が死んだら結婚して欲しいって……」
老P「…………友達からで頼む」
老Pと杏
老P「杏、仕事だ。行くぞ」
杏「えー、プロデューサー。ダラダラしようよ。働きすぎだよ?もう、若くないんだしさ」
老P「私が生きている間に、皆をトップアイドルにする。杏の言う通り、若くないし、時間ももうないだろう」
老P「全員がトップアイドルで輝いている姿。それを死ぬ前に見たいんだよ」
杏「何それ。まるで、皆がトップアイドルになったら、死んじゃうみたいじゃん」
老P「はっはっは。それも、悪くはない」
老P「まぁ、やりがいのなくなった老人がボケて、そのままポックリ逝くことも珍しくはないさ」
杏「ん~………それじゃ、トップアイドルになるのは皆に譲るよ。杏はプロデューサーに長生きして欲しいからね。トップアイドルにはならないよ」
杏「だから、ダラダラしよ?ね?」
老P「嬉しいことを言ってくれる。ただ、それはそれ。これはこれ。仕事の時間だ」
杏「プロデューサーの鬼〜」
老Pと茜
茜「老Pプロデューサー!!!!行きますよ!!!!トラーーーーーーーイッ!!!!!」
老P「おっ、今日も元気でいいタックルだ」
茜「はい!今日も私は全身全霊、全力全身ですっ!!!!」
杏「茜の全力タックルを平然と受けているんなら、まだまだ長生きするんじゃないかな」
杏「そういや、プロデューサーって寿命が〜とか言う割に、他人に仕事を引き継ぎする気ないよね」
老P「当たり前だろう。デビューから自分と共に歩んだアイドルを他人に任せられるか」
杏「お父さんか」
杏「でもさ、実際問題、腰やらかしたりしたら、どうするの?働けないよ?事務所に来れないよ」
杏「もう、若くないんだしさ。プロデューサーはもっと休むべきなんだよ」
老P「健康には十分に気をつけておるよ。逆に働かん方が体に悪い」
老P「それに」
杏「それに?」
老P「体悪くしても、晶葉、志希、清良のいる事務所のが良くなりそうだろう」
杏「確かに」
晶葉「助手よ。医者はいないんだから、素直に入院しとけ」
>>7 修正
老Pと怪我1
杏「そういや、プロデューサーって寿命が〜とか言う割に、他人に仕事を引き継ぎする気ないよね。」
老P「当たり前だろう。デビューから自分と共に歩んだアイドルを他人に任せられるか。」
杏「お父さんか。」
杏「でもさ、実際問題、腰やらかしたりしたら、どうするの?働けないよ?事務所に来れないよ。」
杏「もう、若くないんだしさ。プロデューサーはもっと休むべきなんだよ。」
老P「健康には十分に気をつけておるよ。逆に働かん方が体に悪い。」
老P「それに」
杏「それに?」
老P「体悪くしても、晶葉、志希、清良のいる事務所のが良くなりそうだろう。」
杏「確かに。」
晶葉「助手よ。医者はいないんだから、素直に入院しとけ。」
老Pと怪我2
杏「じゃぁ、突然、交通事故で亡くなりましたー。とかいう場合は?」
老P「小梅、こずえ、芳乃辺りなら見えそうだからなぁ。最善ではないとはいえ、そこから引き継ぎを始めるさ」
老P「それに、晶葉が、プロデューサーを見えるようにしたぞ、とか言いそうだろう」
杏「確かに」
晶葉「いや、私はそもそも幽霊を信じていないのだが」
老Pと怪我3
杏「確か、315プロに元医者のアイドルがいたよね」
老P「引き抜くか……」
晶葉「問題になりかねんから、やめろ。真剣に考えるんじゃない」
老Pと麻雀
老P「ロン。三暗刻」
比奈「いやぁ。本当に凄いっス。メンツ合わせに入ってるアタシはまだしも、レナさんや早苗さんにも圧勝じゃないっスか」
老P「年季が違う。こちとら麻雀なんて、半世紀以上打っとるよ」
早苗「へぇ〜。雀荘とかで賭けてたのかしら」
老P「そうさなぁ。初めて、雀荘で賭け麻雀を行ったあれは、中学生の時か」
早苗「はい、タイホ」
老P「もう、時効だ。あれは、大雨の夜だった。雨宿り先に雀荘に入ってな。そこで、負けそうになっていたおっさんの代打ちとして、ヤクザ相手に代打ちしたのが始まりだったよ」
レナ「老Pさん。結構危険な橋渡ってるのね」
比奈「嘘っスよね。というか、アカギ知ってるんスか」
老Pとできないこと
奈緒「老Pさんって、なんでも知ってるよなー」
老P「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」
奈緒「ほら、それだよ。皆の趣味の話についていけるだろ?アニメとか見そうにないのに物語シリーズ知ってるし」
奈緒「知識だけじゃなくて、この前は葵に料理を教えてたし、茜のランニングにもついていけてるしさ」
比奈「まぁ、プロデューサーはメアリー・スーみたいな存在でスから」
奈緒「メアリー・スー?」
比奈「正確には違いまスけど、ようは、創作上のパーフェクト人間っス。最近だと、俺ツエー的な感じでスかね。」
老P「メアリー・スーは言いすぎだろう。プロデューサーとして、色々してたら、色々できるようになっただけだ。」
老P「それに、私にもできんことや知らんことはある。」
奈緒「へぇ、気になるな。」
老P「ピーマンが食べれない」
奈緒「子供か。」
老P「ノノと目が合わせれたことが1度しかない。」
比奈「1度は合わせれたっスか!?」
老P「後、安倍さんの正体がわからない。ウサミン星0.5光年先にあるのは掴んだんだが。」
奈緒「待って!嘘だよな!?リアルウサミン星は千葉にあるんだよな!?」
老Pとウサミン星人
老P「安部さん。次の仕事の資料です。本番までに、目を通しておいてください」
菜々「わかりました」
老P「ちひろ。志乃と礼子を現場に送ってきて、その後、幸子を迎えに行ってくる」
ちひろ「わかりました。気をつけてくださいね」
菜々「……」
老P「こら、志乃。仕事前に、お酒を飲むんじゃない」
志乃「あら、大丈夫よ。どうせ、仕事で飲むのだから」
菜々「………」
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菜々「なんで、プロデューサーさんは菜々にだけ敬語なんですか!菜々は17歳ですよ!敬語はやめてくださいって言ってるじゃないですか!」
老P「いや、すまん。昔の癖が抜けてなくてなぁ」
ちひろ「あら?プロデューサーさん。昔、菜々ちゃんと何かあったんですか?」
老P「いや、安部さんとあったというか、なんというか」
菜々「ほら、また安部さんって!」
老P「いや、ほんと、すまん」
ちひろ「で、なんで、菜々ちゃんには敬語なんですか?」
老P「あれは、20代の頃だから、40年近く前の話なんだがな。」
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ベルセルク連載開始から読んでる系かな……
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40年近く前
若P「僕も、とうとう担当アイドルを持つことになるのか」
若P「先輩曰く、どんな人かは当日会うまで秘密とか言ってたけど、どんな人なんだろう」
若P「とりあえず、この部屋に来るんだよね」
?「失礼します」コンコン
若P「どうぞ、お入りください」
?「歌って踊れる声優アイドル目指して、ハハはウサミン星からやってきたんですよぉっ! キャハっ!夢と希望を両耳に、ファンのために全力で頑張るから、応援よろしくねーっ!さぁ、いっしょにーっ!ブイッ♪」
若P「 えっ?」
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老P「と、昔の担当アイドルとそっくりでなぁ。まぁ、菜々の祖母だったらしいんだが。」
ちひろ「それは、また。そんなに似ているんですか?」
老P「はじめ菜々を見た時、タイムスリップをしたかと思ってなぁ。思わず、一緒に面接を受けていた常務に、今何年だ!?と聞いてしまったよ。キャラに関しては祖母から聞いていたらしいが、見た目もそっくりでなぁ」
菜々「えっ、聞いたわけじゃ……違いますよ!プロデューサー、菜々はキャラじゃなくて、れっきとしたウサミン星人なんです!」
老P「あぁ、すまんすまん。」
ちひろ「結局、安部葉々さんでしたっけ?その人はどうなったんですか?」
老P「私の力不足で、志半ばで引退してしまったよ。私にとっては苦い思い出だ」
菜々「別にあれはプロデューサーのせいじゃないんですけどね」
老P「ん?」
菜々「って、おばあちゃんが言ってました!はい!プロデューサーさんには感謝してると!」
老P「そうか。そう言ってくれるだけで救われるよ」
ちひろ「あ、菜々ちゃん。そろそろ、現場に向かう時間ですよ」
菜々「はい。ちひろさん、プロデューサー。菜々、頑張ってきまーす」
老P「本当に、そっくりだよ、菜々は祖母と。それにしても………安部さんかなり時代を先取りしていたな」
少ないけど、終わり。くぅ疲。
メモ帳にあった、いつ書いたかわからないものを、供養ついでに書き込まさせていただきました。
老Pものを、また書くかはわかりません。というか、今、書けるのかわかりません。
が、個人的には奈緒と組ませたいので、書き込むとしたら、奈緒「老Pさんと」とかそういうタイトルになるんじゃないでしょうか
あ、これ、菜々さんガチウサミンや
乙
菜々さんがミステリアスしてるの初めて見たかもしれない
乙ヤーデ
乙
続編待ってるよ
40年前って山口百恵と同世代か……
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