…が現行犯逮捕されました。犯人は我慢ができずやってしまったと供述しており、…
何かの間違いだと信じたい…プロデューサーさんは何も悪いことはしてないのにこんな目に遭うなんておかしいもの…
※書いてる本人も胸糞悪いので注意
P「なあ春香、音無さんってメチャクチャカワイイと思わないか?」
春香「何ですか、藪から棒に」
P「いやぁ、何となく語りたくなって。ルックスはもちろんだけど、仕草とかついつい妄想に浸っちゃうところとかピヨって口に出しちゃうところとか、他にも…」ペチャペチャ
Pさんの想い人を知ったのはあの日だった。知りたくもなかった。
私には誘導してやっとカワイイって言ってくれる程度なのに、何であの女のことはそこまで誉めちぎるのか。その時の私はその思いにだけ囚われていた。
私だってプロデューサーさんが事務所に来てからずっと一緒にいた。765プロのアイドルの誰よりも一緒に歩いてきたんだ。誰よりもプロデューサーさんに近い存在なんだという自負があった。
そんな風に考えていて、事務員をマークすることなど忘れていた。
確かに私が男だったらほっとかないと自信をもって言える美貌の持ち主だ。正直羨ましい。
羨ましい。
プロデューサーさんの心が動きだした以上ぶつくさ言っててもしょうがないので私も今までより行動することにした。毎日お弁当も作ったし、雪歩には申し訳なかったけどコーヒーを出す機会も増やした。ボディタッチとついでにパンチラも増やした。
もちろんアイドル活動もより積極的に行ってプロデューサーさんの意識を私に留めておく努力も欠かさなかった。
でもプロデューサーさんを私の元に引き寄せることはできなかった。
P「なぁ、今度音無さんを二人っきりで食事に誘ってみようと思うんだけど、どんな店がいいかな?」
アプローチまでかけ始めたのではいくら私でもそれを阻止することはできない。プロデューサーさんを邪魔するような真似は誰であろうと私が許さない。耐えに耐えて
春香「いきなり立派なお店だと引かれちゃうかもなので、まずは音無さんが好きそうな飲み屋とかどうですか?」
声を振り絞った。
いい忘れましたが何番ぜんじ
もういくつかやらかしてしまった…
何番煎じかわからないレベルのものです。
あと、別にシリアス路線を目指している訳でもないので突然路線変更があったらすみません。
>>5 訂正
春香「いきなり立派なお店だと引かれちゃうかもなので、まずは小鳥さんが好きそうな飲み屋とかどうですか?」
やらかしはどうでもいいのだ
続きが読みたいのだ
P「それもそうだな。いつも助かるよ、ありがとう春香」
人の気も知らないでまたそんなことを言ってきた。でもそんな鈍感なところも嫌いになれない私。
あの女、プロデューサーさんに誘われたあと影でメチャクチャガッツポーズしてたなぁ、気持ちはわからなくもない。
こうなってくるとプロデューサーさんがどこまでアクションを起こすかが問題だった。いきなり告白することもないだろうが、告白してしまったらそこでほぼゲームセット。
プロデューサーさんの性格じゃ強奪なんて美希だって無理だ。
どうしても気になった私は場所をリサーチ後、あずささんにそこの焼き鳥を食べてみたいとお願いして一緒にその飲み屋に行ってもらった。
せっかく暇ができたと思ったらIDは変わり、酉もミスり、心が折れてしまったのでまた後で…
おつ
今になって思えば飲み屋なんてチョイスをした私も悪かった。
プロデューサーさん達の待ち合わせ時間よりちょっと遅らせて入る私達。見張るにはベストなポジションも確保。何もないといいなと思いつつ麦茶とビールで乾杯。
向こうはというと、職場以外でプロデューサーさんと二人きりという嬉し恥ずかしぴよぴよ体験のせいか、何と小鳥のやつハイペースで酒を流し込んでいく。せっかくのデートで酔っぱらいに行く奴があるもんか。プロデューサーさんもつられて良い飲みっぷりを見せた。
ほっぺをちょっとピンクに染めてはにかむプロデューサーさんのかわいさは胸キュン不可避。
2時間たってもドキドキイベントは起きず、今日は大丈夫そうかなと思いながらあずささんと談笑していたそのときだった。
P「ねえ音無さん。何で今日は誘ったと思いますか?」
ちくわ大明神
まずい、この流れはまずい。響ちゃんだって気づく。
小鳥「ええー、たまにはいっかなーとかそんな感じですかぁ?まあプロデューサーさんが大好きな私からしたらいつでも大歓迎ですよぉー」クスクス
コイツ酔いすぎ。しかもさらっと危険ワード吐いてるし。
私が突然黙ってじっと見つめてるものだから
あずさ「あら、あれは…プロデューサーさんと小鳥さん?」
あずささんに気づかれちゃった…
あずさ「ご一緒したいけど何か良い雰囲気になってるわね」
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