曜「策士担当?」千歌「作詞担当だけに!」 (40)
人生初投稿、初SSになります。
二年生組の健全な日常ですが、R-17くらいの内容なのでこちらに。
曜「休みの日の学校ってガラーンってしてるよねー」
曜「……あれ? 教室に誰かいるのかな」
曜「はっはぁーん……さては千歌ちゃんだな? 昨日なんか色々忘れ物したって言ってたし……」
曜「よし! おはヨーソロー!」 ガラガラガラッ
梨子「クンカクンカスーッハーッスーハーゥムグムグハフッハフッ!!!」
曜「えっ」
曜「梨子……ちゃん?」
梨子「よっ、よよよよようようよよ曜ちゃん!?」
曜「えっと……それって……千歌ちゃんの……靴下、だよね……何してるの?」
梨子「ち、違うのよ曜ちゃん! これはね!! えっと……その……」
曜「………好きなの? 靴下」
梨子「へ?」
曜「梨子ちゃん、靴下好きなの?」
梨子「え、えっと……く、靴下が、っていうか……」
曜「ていうか?」
梨子「その……えっと……ほ、ほら……千歌ちゃんの匂いってさ……」
梨子「なんか、その……理性が思わずJumping Heartしちゃうというかさ」
梨子「千歌スメルに種類があると知りはじめたばかりだから研究が必要というか……」
梨子「そう! そうなの!! これは研究の一環で―――」
曜「要するに千歌ちゃんの靴下の匂いを嗅いで発情してたんだよね」
梨子「ごめんなさいっっっ!!!!!!!」ドゲザー
曜「うわードン引きだよー。都会の人は進んでるっていうけどそれを通り越してもう人類未踏の地に片足突っ込んでるというか、もう溺れてるっていうか」
梨子「うぐぐぐ……」
曜「オトメアン、だったっけかなー。いやー、まさか梨子ちゃんにあんな趣味があるだなんてなー」
梨子「!?!?!?!?!?!?」
曜「ふふふ。Aqoursの皆がこのことを知ったらなんて言うかな? あのおとなしそうな梨子ちゃんにこーんなダ・イ・タ・ンな一面があるなんて知ったら……」
梨子「お、おねがい曜ちゃん!! 皆には言わないで!!!! なんでもするから!!!!」
曜「おや? 今、な、ん、で、も、って?」
梨子「……ええ、出来る限りのことは」
曜「へー。そっかそっかー……だったら、さ」ストン
梨子「?」
曜「」ヌギヌギ
梨子「え……」
曜「私の靴下の匂い、嗅いでみる?」
梨子「え……その……曜、ちゃん?」
曜「梨子ちゃんは、私のは嫌?」
梨子「そんなことないわ!! むしろ天からの恵みというか、海の女神の慈悲というか!」
曜「あ、あんまりそういうの言われると恥ずかしいけど……///」
曜「ほ、ほら。間違った道に進んだ友人を正すのも、友人の仕事みたいなものじゃん?」
曜「ち、千歌ちゃんに内緒でそういうのするの、ほんとはよくないと思うからさ……」
曜「だ、だから、私じゃ駄目かな……って」
梨子(ズキュゥゥゥン)
曜「い、言っておくけど……わ、私だって恥ずかしいんだからね……って」
梨子「ありがとう曜ちゃん……じゃ、じゃあ失礼します……」
曜(意外と躊躇いなく来た……)
梨子(まずはふくらはぎから徐々に……足首から足裏にかけて、急に曜ちゃんの匂いが強くなる)
梨子(先程まで内履きを履いていたのもあるし、曜ちゃん自身代謝がいいのかな。ちょっとしっとりしてて……)
梨子(そのままつま先のほうに向かって……あっ、このヨーソロースメルは危険よ。だめ。私以外のノンケがこの匂いに晒されたら確実にレズになる。コーラを飲んだらゲップが出るってくらいに確実にレズになる)
梨子(渡辺曜……恐ろしい娘むぐっ!?)
曜「梨子ちゃん。どうかな?」
梨子(ちょっ…曜ちゃんに顔面足蹴にされて……!)
曜「ふがふが言ってても、分からないよ」
梨子(あ、だめ。呼吸する度に脳みそヨーソローしちゃう)
曜「梨子ちゃんの口と鼻が擦れて、ちょっとくすぐったいよー」
曜「……ああ。そういえば、私からの"お願い"がまだ残ってたね」
梨子(?)
曜「足、綺麗にしてほしいな」
曜「梨子ちゃんのお口で」
梨子「」
梨子「えっと、曜ちゃん? それはどういう意ぶむっ」
曜「言葉通りの意味だよ? ほら早く早くー」
梨子(もう片方の足は素足になってて、それで顔面Chaging Heartされてる)
梨子(靴下の匂いもヤバかったけど、"直"はそれ以上にヤバいわ!!!)
梨子(最高にHiって奴よ!!!!)
梨子「……ちゅ……んっ……くぷっ……」
曜「うわぁ……本当に舐め始めちゃったよ」
梨子「んっ……ちぅ……だ、だって曜ちゃんがんぐむぅ」
曜「はい、休まない」グイッ
梨子(ゾクゾクッ)
曜(……まさか、こんなにうまくいくなんて思わなかったよ)
曜(お馬鹿な梨子ちゃん……必死に自分の犯した過ちを償っているつもりなんだろうけど……)
曜(本当に悪いのは私なんだ)
曜(昨日、梨子ちゃんと二人での帰り道。わざわざ繋がっていない携帯電話相手に、千歌ちゃんが着替えを教室に忘れただなんて呟いて)
曜(夜中の内に、予め回収しておいた千歌ちゃんの靴下(使用済み)をわざとらしく置いておく……)
曜(あとは、この罠にかかるのを見計らって間髪入れずに突入する……)
曜(なんて無計画で、無鉄砲で、無様な計画なんだろう)
曜(でも……それもこれも全部、梨子ちゃんが悪いんだからね)
曜(あの端正な顔を……凛々しい声も……可愛い笑顔も)
曜(全部、全部蹂躙できたならば、どれだけ昂ぶるんだろう)ゾクゾクッ
曜(――――いや)
曜(できたならば、じゃないんだ!!! 今まさに!!! 私は!!! 梨子ちゃんを支配下に置いている――!!!)
梨子「んぅ……ちろちろ……ちゅぅ……んぁっ……」
曜「くっ……ん、すごいよ梨子ちゃん……まるで、犬みたい」
曜「あははっ。変だね。犬が苦手な梨子ちゃん自身が、まるで犬みたいだなんて」
曜「日頃のアレは、同族嫌悪だったりしたのかな……?」
梨子「んっ…! くっ……ちゅ…ふぅん……んちゅ……っ!」
曜「あぅ……すごい……足がとろとろに溶けちゃいそう……」
クチュ
曜「……あ」
曜(あ……どうしよう……濡れちゃってる……)
曜(……こうなったら、行けるところまで……!)
曜「梨子ちゃん、ストップ」
梨子「んっ……ぁ……」
曜「ふふっ。そんな切なそうな顔しないで」
曜「……女の子の匂いが大好きで、ご主人様想いの梨子ちゃんには、ご褒美をあげないとね……」
梨子「あ……あああ……」
曜「私のここ……綺麗にしてもらえるかな?」
梨子「うちっちー……」
曜「ぱ、ぱんつの柄は関係ないでしょ!? ムードぶち壊しだよ梨子ちゃん!!!」
梨子「クスクス。ごめんごめん。なんだか、すごいギャップがあって」
曜(~~~~っ!! 誤算!! 致命的な誤算だった!!!! なんでこういう時に限って!!!!)
曜(なんてこった!! 勝負パンツの勝負しどころを見誤るだなんて、どうして肝心なときに限って駄目なんだ渡辺曜!!!!!)
梨子「ふふっ。大丈夫だよ、曜ちゃん」ザワッ
曜「……へ?」
曜(な、何? 今の悪寒は……)
曜(この私が、気圧されている……?)
曜(馬鹿な。この圧倒的、絶対的優位な状況。今この瞬間は、私こそがご主人様……!)
曜(だというのに、何!? この感覚は!?)
曜(そう、まるで狡猾な家臣に寝首を掻かれるかのような――――)
梨子「うーん。寝首をかくよりも、寝込みを襲うほうが好きかな。私は」
曜「!?!?!?!?」
梨子「ごめんね、曜ちゃん。曜ちゃんじゃ、私のご主人様にはなれないみたい」
曜「あ……ぇ、え?」
梨子「最後に。めいっぱい、気持よくしてあげるね、曜ちゃん」
曜「え、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ~~~~~!!!!!!!!!!!!!」
(・8・)ヤンヤンッ
梨子「ふぅ……」
曜(ビクンビクン)
梨子(……はぁ。また調子に乗ってやりすぎちゃった)
梨子「……さて。片付けて部室に行かなきゃ……」
ガタッ
梨子「誰っ!?」
千歌「……梨子、ちゃん?」
梨子「……千歌ちゃん……?」
千歌「ねぇ……ふ、二人共何してるの……?」
梨子「えっと……」
曜(ビクンビクン)
梨子「こ、これはね……えっと……そう! 新しい振付の」
千歌「正直に答えてよ」
梨子「すいませんクンニだけで曜ちゃん7連続くらいイカせてました」ドゲザー
(・8・)カクカクヤンヤン
千歌「……へぇ~。つまり曜ちゃんに弱みを握られて無理やりされていたところを反撃して、と」
梨子「そうなのよ! 私はむしろ性欲ヨーソローしちゃったムッツリ怪獣に襲われた被害者なの!」
千歌「で、その握られた弱みの内容って何なの? 途中、はぐらかされちゃってたから千歌わかんなくてー♪」
梨子(あ、詰んだ)
千歌「へー……そんなことしてたんだー……べんしょーして貰わなきゃなぁ~……」
梨子「あの……その……海より深く反省しておりますので……その……」
千歌「……梨子ちゃんさぁ。もしかしてだけど」
千歌「"こういうこと"するために、Aqoursに入ってくれたの?」
梨子「!? そ、そんなことは――――」
千歌「大丈夫大丈夫。梨子ちゃんのことはちゃんと信用してるから」
千歌「まぁ……なんか幼馴染がすっごいことになっちゃってるけど……」
曜(ビクンビクン)
千歌「活きのいいマグロみたいになってる」
梨子「マグロだなんてとんでもないわ。責め立てている間はそりゃもう可愛くて」キリッ
千歌「梨子ちゃんは黙ってて」
梨子「はい」
千歌「うーん……でもまいったなぁ」
千歌「Aqoursの中に、こんな危ない狼さんがいるだなんて思ってもなかったから」
梨子「」
千歌「しいたけと一緒にリードで繋いでおいたほうがいいかな?」
梨子「それだけは本当にやめてくださいしんでしまいます」
千歌「まあ、流石にしいたけは冗談だけど」
梨子(ほっ)
千歌「……手綱を持っておいたほうがいい、っていうのは、ちょっと考えておこうかな」
梨子「……千歌、ちゃん?」
千歌「ね。さっき曜ちゃんにやってあげてたこと、千歌にもしてよ」
梨子「んっ……ちゅぷっ……れろれろっ……」
千歌「ふーん。こんなんなんだー。ちょっとくすぐったいけど、暖かくて気持ちいいかも」
梨子「ふっん……ちゅぶっ……くちゅ……ちぅ……」
千歌「……そろそろいいよ、梨子ちゃん」
梨子「ぷはぁ……はぁ……千歌ちゃん……」
千歌「うん。梨子ちゃんがね、どうしようもないド変態だってことはよーくわかったよ」
梨子「表現が直球!」
千歌「あははは……」
千歌「ねえ、梨子ちゃん。私、もういいよ、って言ったよね」
梨子「ええ……」
千歌「うん。もういいんだよ」
梨子「……どういうこと?」
千歌「隠さなくてもいいんだよ」
梨子「え……隠すも何も、もう」
千歌「違う違う」
千歌「梨子ちゃんがやりたいのは、こんなことじゃないでしょ?」
なるほど
期待
梨子「私の……やりたい、こと……」
千歌「うん」
千歌「ね? 千歌に教えてくれないかな?」
千歌「梨子ちゃんの、やりたいこと」
梨子「……!!」ゾクゾクッ
梨子(千歌ちゃんの、目……)
梨子(そう、この目だ)
梨子(私は、この目に惹かれたんだ)
梨子(ひたすらに純粋で、無垢で、実直で、穢れを知らない赤い瞳)
梨子(……そんな瞳が、暗く、昏く妖艶に揺らめく、そんな瞬間に惹かれたんだ――!)
梨子(そうだよ。私は信じていた)
梨子(千歌ちゃんの、可能性に……!)
梨子(そう……)
梨子(これよ)
梨子(私は、この展開を待っていた)
梨子(そう……全ては、私の脚本通り……)
梨子(教室に曜ちゃんが罠を仕掛けていたことも。そしてそれにわざと引っかかったことも)
梨子(全ては、この時のために……!)
梨子(私の望みを……東京を、音ノ木坂を捨ててまで願った、私の"真のご主人様"を手に入れるため!!!)
梨子(音ノ木坂の伝説のスクールアイドル、μ's……)
梨子(それについては、私はよく知らなかった)
梨子(これは真実)
梨子(……でも、私が知らなかったのは"スクールアイドル"としてのμ'sだ)
梨子(私が崇め、羨望し、渇望し、その後姿を追い求めた"μ's"という存在)
梨子(だがそれは、スクールアイドルとしての9人の少女ではなく)
梨子(μ'sのリーダー……高坂穂乃果を頂点とした、完全なガチレズハーレム支配グループ、μ'sこそ、私が追い求めた姿!!!)
梨子(園田海未、南ことり、西木野真姫、小泉花陽、星空凛、東條希、絢瀬絵里、矢澤にこ……)
梨子(アイドルとしての彼女たちを、私はまったく知らない)
梨子(だが、私は彼女たちのもう一つの側面を知っている)
梨子(高坂穂乃果の、哀れなまでに愛おしい雌奴隷として輝く彼女たちの姿を)
梨子(そう……人としての尊厳を捨てて、全てを一人の女性に捧げるという幸せ)
梨子(なんという甘美な罠、猛毒)
梨子(それに焦がれた。憧れた)
梨子(自分が、その段階で壊れていたことなんてとっくに気づいていた)
梨子(でも、引き返せなかった)
梨子(そして私は、音ノ木坂に入った)
梨子(第二の高坂穂乃果……クイーン・オブ・レズビアン。私のご主人様、同性愛の暴君を求めて)
梨子(……だが、その願いは叶わなかった)
梨子(誰も彼も、私のご主人様足る素質を持ちあわせては居なかった)
梨子(1年。それでも1年は、頑張った)
梨子(だが、その1年間の努力の果てに得たものは何?)
梨子(いや……努力ですらない)
梨子(光のない深海でもがくような、そんな日々の果てに得たものは……)
梨子(私の眼下に広がる無数の、哀れな下僕だけ……)
梨子(同学年も、先輩も、全て私の手の内にあった)
梨子(違う)
梨子(私が求めていたものは、こんなものじゃない!)
梨子(だから私は東京を飛び出したんだ)
梨子(そして、巡りあった。あの太陽のように光り輝いて――)
梨子(私の哀れな尊厳も、人格も焼きつくし、蒸発させてしまうような存在に!!)
梨子(嗚呼。その太陽を直視している私の網膜は、今にも焼ききれそう)
梨子(ごめんね、曜ちゃん。でも、太陽の神に生け贄を捧げるのは古来からの風習でしょ?)
千歌「……それじゃ、梨子ちゃん。部室に戻ろ?」
千歌「私達も、あのμ'sを目指して、ね」クスッ
梨子(ゾクゾクゾクッ!)
曜(ビクンビクン)
おわり。初SSでしたので色々とgdgdでしたが、やりたいことがやれたので満足です。
おつおつ
次はAqours乱交をぜひ…
踏み台にされた曜ちゃんェ…
どこが健全なんですかねぇ~
おつおつ
活きの良いマグロで笑う
ようそろ…
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