俺が独身に殴られた後、あの屑再教育センターへ送られたらしい。
もう二度と会うこともないだろう。
これで少しは学校も平和になったかな。
？？？「比企谷君。ちょっといいかな？」
八幡「ああ、いいけど。誰だお前は？」
姫奈「私は海老名姫奈。屋上でいいかな？」
八幡「ああ、いいぜ」

八幡「それで、何の用だ？」
姫奈「比企谷君。もう優美子に関わらないでほしいの」
八幡「優美子？えーっと。ああ、金髪の奴か」
姫奈「そう、貴方も過負荷こちらの人間でしょ？」
八幡「……」
｛こちらの人間｝とは、つまり過負荷そういう事だ。だがわからない。
関わるな？関わったか？
話をしただけだと思うが、、、、
姫奈「私も過負荷こんなだからさ、ああいう温かい関係が初めてなの。貴方ならわかるでしょ？」
八幡「いや知らんな。生まれてこの方｛温かい｝なんて感じたことがないんで」
八幡「結果から言えば、却下だ」
姫奈「そう。しかたないな～」
八幡「「ん～やばそう。何かするなあれは」」
姫奈「腐海に沈めてあげるメンタル・ロット」
八幡「「ん？なんだこれ？ぐ、ぐああああああああ」」
姫奈「これは相手の心を腐らせる。食らった人は廃人になる」
姫奈「並みの過負荷マイナスでも、耐えられないでしょ」
八幡「「まあな、でも｛並みの｝だったらだろ？」」
姫奈「な、なんで！？もう一度！！」
八幡「「お前の席ねーから！ノーカウント屋上の人数から俺を抜いた」」
姫奈「な、どこ！？どこにいるの！？」
八幡「「お前の敗因は、俺を並みの過負荷マイナスとして計算したことだ」」
姫奈「は、はは。一様私は最底辺にいると思ってたけど、上には上がいるように下には下がいるもんだね」
姫奈「結構楽しかったな～。ようやく過負荷わたしも幸せになれると、思っ、、たん、、だけどなあ～」ポロポロ
姫奈「やっぱり私は過負荷マイナスだからかな。夢見すぎた、、かな」ポロポロ
姫奈「幸せになりたい」ポロポロ
まだ江迎みたいな過負荷幸せになりたい奴がいたんだな。
八幡「お前も幸せになりたいのか？」
姫奈「なりたいよ。」
八幡「俺はお前みたいに幸せになりたいと願って生きている過負荷やつを知っている」
姫奈「え？」
八幡「そしてそいつは遂に幸せ者になった。念願の幸せ者になったんだ」
姫奈「そうなんだ」
八幡「お前もあいつみたいに、幸せになりたいのか？」
姫奈「なりたい！！こんな過負荷わたしでも幸せになれるって証明したい！！」
八幡「そうか、ここで安心院さんみたいにキスしたら通報されちまうからしないけど」
八幡「その願い、貫いてみろ。幸せ者になってみろ」
八幡「ずっとずっと、幸せになりたいって願ってたんだ。したらその内幸せになれるだろ。江迎あいつみたいにな」
姫奈「ふふっ。励ましてくれてるの？ありがとう。私は幸せになるよ」
八幡「なれるさ、三浦はいいやつだからな。元より何をするでもない。」
姫奈「そ、そうだったの？」
八幡「心配しすぎなんだよ。ま、慎重になるのはわかるが」
姫奈「そうなんだ。私の勘違いなんだ、ごめんなさい」
八幡「いいよいいよ。ほら、三浦のとこ行ってやれ」
姫奈「うん。」ガチャッ。タッタッタッ。

八幡「柄にもないこと言っちまったな～。この俺が他人の幸せを願うなんて。」
八幡「江迎みたいに幸せになりたい過負荷マイナスの奴を見るとな。つい」
八幡「「特に、既に幸せそう成る事を諦めた過負荷おれみたいな奴は」」

八幡「最後に幸せになりたいって思ったの、いつだっけ？」