一条「正義とはッ!?」
高雅「私であり、アルファスのことである!」
一条「邪悪とはッ!?」
高雅「私が悪と断じた者である!」
一条「ならば問う! 武帝は悪かッ!?」
高雅「如何な由があろうと、無辜の人々を手にかけたときより救い難き悪である!」
一条「では、武帝をなんとする!?」
高雅「打ち倒す! 我が存在にかけて! 世に正義があると証し立てるためにッ!」
アルファスが吠える。と、同時に刃鳴が散る。天下一名物、正宗を装甲した一条が高雅に斬りかかったのだ。鈍い光を帯びた刀身のぶつかり合いにより、甲高い 金属音が八方に跳ねた。
高雅「なぜ! なぜ、私を斬ろうとした!?」
一条「そりゃ決まってんだろうが! 武帝は私の獲物だ、どこの馬の骨ともしれぬ正義馬鹿にあのひとを奪われてたまるか! てめぇが武帝を倒すってんなら、そうなる前に私が阻むまでのこと!」
高雅「なるほど。因縁ありと言ったところか。だが、正義を名乗る以上、邪悪を前にして身をひくという選択肢はない。だから、どうだろう、私と共に武帝を討つというのは?」
一条「戯れるな。あのひとは、私だけの獲物だ」
高雅「そうか。……ならば仕方ないな。どうあっても折れぬというなら、まずは私を倒してみるがいいッ! しかし、最初に断っておくが、私の正義は天上天下において無双なるぞ!」
一条「だから、どうした! 我ら正宗、正義を行うにあたって無敵であるぞ!」
くっそ面倒くさい2人揃えやがって
はよぉ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません