短めに。
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――――――――部室
千歌「ねー」
梨子「しないわ。それよりはやく宿題終わらせましょ」
千歌「いーじゃーん。息抜きも必要だよー」
梨子「息抜きが長いのよ。だいたい、キュンキュンしりとりって何?」
千歌「あ、知らない?けっこうネットでも有名なんだけど……えっとねー」
千歌「んしょ」ガタッ
梨子「?」
千歌「梨子ちゃん、ちょっとそこの壁のとこ立ってて」
梨子「なに?」
千歌「いいからいいから♪」
梨子「もう……はやく宿題終わらせないと練習が――――」
壁|クイッ
梨子「!?///」
千歌『梨子ちゃん、キスしていい?』
梨子「はあっ!?///な、ななな!!なに言い出すのよ!!///」
千歌「え?しりとりだけど」
梨子「はぁっ!!?///」
千歌「ほーら、次は梨子ちゃんの番♪"い"から始めるセリフだよ♪」
梨子「なっ……え、しりとりって……そういうこと!?しりとりのためだけにあんなことまでしたの!?」
千歌「梨子ちゃん好きでしょ?壁クイ」キョトン
梨子「こっ……のぉ……///たかがしりとりに私の好きなシチュエーションを使うなんて……いいわよ、やってやろうじゃない!吠え面かかせてあげるんだから!!」
梨子「"い"から……っていうか、セリフ考えるのもがまず難しいじゃない……」
千歌「梨子ちゃんギブアップ?」ニヤニヤ
梨子「勝ち負けはどうでもいいけど、千歌ちゃんにバカにさせるのは無性にイライラするわね……。はやく勉強も終わらせたいのに…………あ」
梨子「」ニヤリ
千歌「うっ、なんかイヤな予感……」
梨子「千歌ちゃん」
千歌「な、なに……」
梨子『いい加減勉強しないと怒るわよ。それとも……そんなに私と二人きりになりたいの?』クスッ
千歌「なっ!?///ち、違うもん!!///」
梨子「なに顔真っ赤にしてるの?セリフよ、セリフ♪」クスクス
千歌「ぅあっ!///やったなこの……なし子ー!///」ウガー
梨子「誰がなし子よ!!そっちが、先に仕掛けてきたんじゃない!バカチカちゃん!」
千歌「バカチカって言ったぁ!もう許さないよ!いい!?しりとりで負けた方がなんでも一つ言うこと聞くことね!」
梨子「後悔しないでよ!」
千歌「そっちこそ!!"の"から始まるセリフでしょ!余裕だもん!」
千歌『のんびりしようよ。二人で♪』ニコッ
梨子「くっ!!///このいがみ合いからそんなほんわかしたセリフなんて……!///で、でも二人でとか、さっきの私のセリフと被ってるわよ!」
千歌「被ってないもん!オリジナルだもん!ほら、梨子ちゃんのターンだよ!"で"からだよ!」
梨子「わかってるわよ!もう……!で、で……」
梨子『デートくらい……してあげてもいいわよ?///』
千歌「ッ!!///デート……ふ、ふーん!まぁ、なかなかやるんじゃない?///」
梨子「なんでそんな上からなの!?あ、もしかして……私のセリフにキュンキュンしちゃった?」クスクス
千歌「ちっ、違うもん!!///じーしきかじょーなんじゃない!///」
梨子「千歌ちゃん照れてる♪可愛いな~♪」
千歌「ちっがーう!!///もう!!次は私だから!!よ、よ……ん~……」
千歌『よ、ヨーソロー……///』ゞテレッ
梨子「ブフッ!!///か、かわ……///いやっ、違っ……!!///」
千歌「あ、可愛かった?可愛かった!?私のヨーソロー可愛かった!?ねえねえ♪」ズイッ
梨子「~!!///よ、ヨーソローって……完全に曜ちゃんの持ちネタじゃない!!照れて小さくヨーソローしたのは可愛かったけど……ボソボソ……で、でも著作権の侵害よ!」
千歌「幼なじみなんだから許してくれるもんね~っだ♪」ベー
梨子「くっ……地味に難しい終わり方して……!バカチカちゃんのくせに……!ろ……ろ……」
千歌「ギブアップ?ねえギブアップ?」ニタニタ
梨子「うるさいわね!しないわよ!……………………ッ///」
梨子『路地裏に連れ込むなんて、私になにをするつもりなのかな♪』クスリ
千歌「!!///」ボフン
千歌「なっ!///なっ!///ろ、路地裏に……梨子ちゃんこそなにをするつもりなの!!///」
梨子「路地裏でお話する人もいるかもしれないでしょ?どんな想像したの?」クスクス
梨子「千歌ちゃんには、刺激が強すぎたかしら♪」
千歌「~!!!///そういうセリフを言えちゃうなんて、ホント梨子ちゃんは破廉恥だよ!!」
梨子「そういう発想しちゃう千歌ちゃんの方が破廉恥でしょ!!ハレンチカちゃんだよ!!」
千歌「ハレンチカ!!?///ぐぬぬぬ……!!!うるさいよ、バーカバーカ!イベ梨子~!!!」
梨子「誰がイベ梨子よ!!変な名前つけないでよねハレンチカちゃん!!」
千歌「また言ったぁ!!」
梨子「ほら、ハレンチカちゃんの番よ!"な"から!はやく!」
千歌「うぅ……わかってるもん!!」グスッ
梨子「っ……」
千歌「な、な……」
千歌「な……どうしよう、思いつかない……」グスッ
千歌「このままじゃ、負けちゃうよぉ……」ウルッ
梨子「……………………」
梨子『仲直り……しよう?』
千歌「ふえ……?」キョトン
梨子「……………………///」プイッ
千歌「グスッ……」ゴシゴシ
千歌『うん!///』
千歌「ごめんね……梨子ちゃん……」
梨子「私こそ……ついムキになっちゃって……ごめんなさい」
千歌「えへへ///」ギュッ
梨子「フフ///」ナデナデ
千歌「……ホントは、梨子ちゃんのセリフ……キュンキュンしてたよ……///」
梨子「……私だって///」
千歌「もっと……キュンキュンしたい……///」
梨子「え?///」
千歌「……………………///」ンー
梨子「え、えっと……///」
千歌「ンー……///」
梨子「//////」
千歌「//////」
梨子「//////」ンゥ
曜「おっはヨーソロー!!」バターン
ちかりこ「!!!!!?」ビクッ!
果南「曜、部室の扉壊れちゃうよ」
曜「ゴメンゴメン♪さーて今日も練習頑張るぞ~♪……って、あれ?」
ダイヤ「二人ともなにをしていますの?部室で抱き合って」
ちかりこ「……………………」タラタラ
鞠莉「ワァオ♪Lily Labyrinth!?♪」
花丸「りりーらびりんす?」
善子「悪魔の住む常闇ね」キリッ
ルビィ「たぶん違うよ……」
ちかりこ「えっ……と……」ダラダラ
ちかりこ「新しい振り付けの練習を……」
千歌「あっぶなかった~!!」
梨子「本当にね……もう少しであらぬ……いや、あったけど……疑いをかけられるところだったわ……」
千歌「もう、梨子ちゃんがモタモタするから」
梨子「なっ!?///千歌ちゃんが雰囲気に飲まれてせがむからでしょ!?///」
千歌「知らないもん!」
梨子「こ、のぉ……」プルプル
千歌「ふーんだ」プイッ
梨子「っ!……………………」ピカーン
梨子「♪」ニヤニヤ
梨子「千歌ちゃん♪」
千歌「?」
梨子「しりとりに負けた方がなんでも一つ言うこと聞くんだよね♪」
千歌「……え?」
梨子「私は仲直りしよう、って言って、千歌ちゃんはうんって返しました♪しりとりは"ん"が付いたら負けだよね♪」
千歌「えっ、いや、あれは……!!///」
梨子「今日、うち誰もいないの。だから泊まりに来て♪そして……さっきの続き、して///」
千歌「//////」ボフン
梨子『千歌ちゃんに、キュンキュンさせてよ///』
千歌『……よ、よろしくお願いします///』
おわり。
今回は短めでしたが、キュンキュンしりとりシリーズ2作目でした。
よければ前作どぞ~。
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とても良かった
ありがとうありがとう
次回も期待だな
すごく…よかったです///
乙
やっぱあんたすげえわ
安価は今回なし?
よかった
ええのう
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