モバP「フレデリカにキャラを追加したい」 (129)
フレデリカ「フンフンフフーン♪」テクテク
モバP(以下P)「かわいい、けど…」
P「もうワンポイント欲しいな…」ウーン
志希「ワンポイント?」ニュッ
P「ん…うわっ、お前どこから顔出してんだ!」
志希「ふむふむ、これは…シューコちゃんの股ぐらと見た!」
周子「やーんえっちー」ボリボリ
P「ソファの下って、お前なあ…小さい子たちもいるんだから、そういう行儀悪いおふざけはやめてくれよな」
周子「あたし、今日はズボンだからだいじょーぶだよー」バリボリ
P「いやそうじゃなくてだな…ってお前は朝から事務所で何食ってんだ!」
周子「八つ橋だよー、先週実家から届いたやつ」バリバリ
……………………
キャラ崩壊注意です
至らぬところが多いので気になる点(口調とか呼び方とか)あれば言っていただけると嬉しいです
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ずいぶん堅い八つ橋だな
P「嘘つけ、思いっきりボリボリ音鳴ってるじゃねえか!つかソファにこぼれてるから!」
周子「ん、Pさん八つ橋知らへんの?これ八つ橋って言うんだよー?食べる?」
P「?俺の知ってる八つ橋は柔らかくて三角で中に餡子が入ってるんだが」
志希「ふーっふっふ…ここはこの志希にゃん博士がジキジキに解説してあげちゃおう!」
周子「よっ!待ってましたっ!」パチパチ
P「なんだなんだ突然」
志希「八つ橋ってのは米粉の生地を使ったお菓子のことで、京都を代表する和菓子の1つなんだよね」
志希「蒸した生地を焼き上げたものを堅焼き八つ橋、もしくは単に八つ橋と呼ぶんだよ。ちなみに助手クンがさっき頭に浮かべたのは、生地を焼かずに蒸しただけの生八つ橋、それも餡子入りの『餡入り生八つ橋』ってやつだね!」
P「おおーそうだったのか…というかお前ずっと床に寝転がったままなのか」
周子「ほえー、知らなかったよあたし」
P「おい和菓子屋の娘」
周子「ウソウソ、じょーだんじょーだん」ボリボリ
P「はあ、どうなんだか…それより志希はよくそんなに詳しく知ってるな」
志希「にゃっはっは!実はね、八つ橋の生地にはニッキ、つまりシナモンが含まれているのさ~」
志希「匂いフェチとしてはスパイス、香辛料の研究は疎かに出来なくてね?そんな中シナモン、日本語だと肉桂って言うんだけど、それを使ったお菓子ってことで、ちょろっと調べて知っていたのだ!」
周子「はえ~、志希ちゃんエライなー」バリバリ
P「ホントになあ…っておい周子、お前さっきからマジでこぼし過ぎだぞ!?」
周子「あいあい後で片付けますよーん」ボリボリ
P「いやだから手止めろって!股の下の志希にめっちゃかかってるから、八つ橋のカス!!」
志希「にゃはは~、シューコちゃんの食べカスおいし~♪」
P「お前も早くソファの下から出てこい!!」
……
…………
………………
周子「で、なんの話だっけ?」
志希「えーっと、シューコちゃんの期末テストの結果について?」
P「違うだろ、フレデリカだよフレデリカ」
周子「赤点3つも取っちゃったよー」ケラケラ
P「おう周子、お前後で俺の部屋な」ゴゴゴ
志希「わーお、阿修羅モードだ!」
周子「わーウソウソ、今のは本当に嘘だって!ホントに!」アセアセ
P「はあ…まあ周子の成績に関しては後でミッチリ話を聞くとして、今はフレデリカだ」
周子「Pさぁん、シューコ嘘ついてないよー?本当だよー?」
P「あーはいはい分かったから。とりあえず二人はフレデリカとユニット組んでて、普段から仲も良いし──」
志希「うーん…これは、ウソをついている匂いですにゃあ…?」ニヤリ
P「ってうるせえ!お前らマジで話進まねえな!!」
P「フレデリカにもうワンポイントキャラを付けたいの!なんというか…もう1個、何か欲しいの!だから二人に相談してるの!」
周子「うーん、相談って言ってもなあ…そんな突然言われてもねー…?」
志希「そもそもフレちゃんは十分、というか十分過ぎるくらい個性的だと思うけどなー?」
P「お前が言うか…まあそうだな。それに関しては俺も同意見だ」
周子「えー、ならなんでこんなこと言い出したん?」
P「うむ、いい質問だ」
志希「褒美にこの八つ橋をやろう!」
P「だからうるせえ!」
P「まあ良い、なんでかって言うとだな…」
……
…………
………………
>>1に書き忘れてましたが、フレちゃん出てくるまで結構かかります
それまでグダグダ続きます、ご容赦ください
志希「…にゃるほどにゃるほど」
周子「つまり、Pさんはフレちゃんがあのお茶目なキャラ一本だとキャラ被りが心配なわけだ」
P「そういうことだ。既にロ○ラとか高○純次みたいな似たようなタレントもいるしな」
周子「えー…ロー○はともかく、高田○次は性別も違うし問題ないと思うけどなー…」
志希「というか似てるとかサラッと酷いよね~担当アイドルに対して」ニャハ
P「いやいや、何をおっしゃるか。今時男性タレントが女性アイドルの枠を食うなんて珍しくも何ともないぞ?この業界では徹底した弱肉強食が基本なんだからな」
P「毎日のようにテレビや雑誌で見かけたアイドルを突然パッタリ見なくなる、なんて今や日常茶飯事だ。明日は我が身ではないけれど、常に頭に置いてみんなをプロデュースするのが俺の仕事なんだよ」
P「ましてやフレデリカは知名度はだいぶ高くなってきたとはいえ、芸能界全体で見ればまだまだデビューしたての若手。今どのくらい売れるかどうかで、フレデリカの今後が決まると言っても過言ではないんだ!」ドンッ
志希・周子「「……」」ジーッ
P「な、なんだ二人とも、突然黙り込んで」
周子「いやー…」
志希「助手クン、キミさあ…」
P「な、なんだよ、もったいぶるなって」
周子「じゃあ言うけど、Pさん、キャラ濃い子が好きなだけでしょ?」
P「な"っ!?」ギクッ
志希「うんうん、単にフレちゃんをより自分好みに、もっとかわいくしちゃおうとしてるだけだよね~♪」
P「し、志希まで…なんでそうなるんだ!?」
周子「いやー、だってPさんの担当してるアイドル、ほとんどパッションの、それも結構クセのある子ばっかじゃん」
P「だっ!?」ギクギクッ
志希「ちらほらキュートやクールの子がいると思ったら、あたし達とか…」
志希「あの子とか…」
法子「今日は~新作の~発売日~♪」ルンルン
志希「あの子とか…」
みちる「フゴ?呼びましたか?」フゴフゴ
志希「あの子とか…」
春菜「おおっ!あの雲、眼鏡みたいです!」パシャリ
志希「…ね?」
P「ぐ、ぐぅ…」
周子「ぶっちゃけあたしなんか、ここだと平凡も良いとこだよねー、個性のオンパレードだよ」
志希「志希ちゃんは自分のこと結構変わってると思ってたけど、ここにいるとそれもたまに分かんなくなっちゃうよ!」ニャハハ
P「…分かった、認めよう」
志希「そーそー、それでいいのさ~♪」
P「…俺は、キャラの濃い子が好きだ…!」プルプル
周子「…Pさん?」
P「俺は…」ブルブル
P「俺は、頭のおかしいブッとんだ性格とか趣味の子が、好きで好きで堪らないんだー!!!」ドッカーン
周子「」
志希「にゃはは~、これはこれは…」
……
…………
………………
P「すまん、なんか取り乱したみたいだ…」
志希「にゃはは~、いいよいいよ、あたしも普段好き勝手してるしね~…まあなんというか、ちょっぴり引いちゃったけど♪」
P「うぐっ…周子も、すまん。迷惑かけた…」
周子「いっ、いいよPさん…むしろごめんはあたしだよ…」
P「へ?なんでそうなるんだよ」
周子「……」フゥ
周子「ごめんね、平凡な女の子で…」
周子「家、追い出されたなんて言ったから、同情してアイドルにしてくれたんだよね…ホントはもっと濃い子が好きだったのに…」
P「な!?」
周子「ごめんね、Pさん…あたし…」グスン
P「お、おい、お前…周子、俺は…!」
周子「あたしみたいな和菓子屋意外特に特徴の無い子、本当は置いときたくないよね…ごめんね…あたし…」
P「違う、違うぞ周子…っ!俺は、お前のことちゃんと──」
周子「わたし、個性ステップの練習頑張ります!ブイ!」エヘッ
P「お前マジふざけるなよ!?」バシッ
周子「でっ!?ちょ、あたし、仮にもアイドルやよ!?」
P「うるせえ!島村さんにマジで謝れ!つか志希は気付いてたなら早く言え!」
志希「にゃはは、珍しく助手クンのホンキの慌てっぷりが見れたよ~♪」
P「はあ…いつから気付いてたんだお前は」
志希「いつもなにも、初めっから気付いてたよ?シューコちゃん、演技する前は目閉じてフーってやるのがクセだからね~」
周子「あちゃー、ばれちったかー」
P「最初っからって…じゃあなんで言わねえんだお前は!」
志希「ふっふっふ、オロオロ慌てる助手クンが面白いことをやってくれると、計算により予測していたのだー♪見事的中、さすが志希ちゃんだよ!」
P「あのなあ…まあいい、周子は成績の話に加えて今回の件についてもミッチリお話しないとだな」
周子「えー、二度もぶつの!?お父さんにもぶたれたことないのにー!」
P「うるせえ!つかさっきのも薄い書類で軽くやっただけだろうが!」
志希「いや~、それ以前に女の子に手をあげる男の人ってどうなんだろうね~?」
周子「そーだそーだー」
P「うっ、そ、それは…」
周子「いたいよーいたいよー」グスングスン
志希「おーよしよし、あらまあ可哀想に、助手クンにやられたのかい?」
周子「そうなんです、手に持っていた分厚い紙の束で何度も何度も…」
P「いや、なにもそこまではしてねえよ」
周子「そのうえ、あろうことか服を無理やり脱がして嫌がるあたしを…」
P「いやしてねぇよ!!全くの大嘘じゃねえか!!」
志希「でもでも、叩いたのは本当だよね~♪」
P「っ、…それは…すまん」
周子「痛くて聞こえないよー」
P「うっ…」
周子「ちゃんとごめんなさいしてよー、Pさーん」
志希「男としてけじめは付けるべきだよね~」
P「……」
P「…っ!」グイッ
周子「ちょっ!?おわっ」
周子「え、なになに、本当に殴るの、てか近…」
P「周子」
周子「ひゃ、はいっ」
P「…すまん」
周子「うぅ…え?」
P「女の子、それも担当アイドルに手をあげるなんて、俺は男としてもプロデューサーとしてもやってはいけないことをした。すまん」
周子「え、いや、あれは冗談っていうか…」
P「ごめんな」ナデナデ
周子「ふぇ、へ、ちょっと、Pさん…!?」
P「あと、さっきの言葉だけど」ナデナデ
周子「な、なに…?」カアアアッ
P「周子、お前は平凡な子なんかじゃないさ」グッ
周子「え、わ、ホントに顔近…」ドキドキドキ
P「お前はお前だけだ、周子。俺だけの、たった一人の特別なアイドルだよ」キリッ
周子「」バシュッ
志希「あー…」
志希「うん、ここまでは計算してなかったな~、あたしも…」
……
…………
………………
周子「あーもう信じられへんっ!ほんまにっ、あーっもう!」プリプリ
P「だーから悪かったっつってんじゃんか、お互い様だろ」
周子「お互い様!?あたしがどれだけ恥ずかしかったか…!」
周子「……っ!」カアアアッ
P「なに真っ赤になってんだお前は…ドラマとかでアレくらいならやったことあるだろうが」
周子「あんな近いことあらへんかったよっ!だいたい何であんなに演技上手いのさ!」
P「そりゃまあ、いつもお前たちのレッスンを一番近くで見てるからな」
周子「またそうやって…!」カアアアッ
志希「あ、あの~…」
P「なんだ、志希」
志希「志希ちゃんのこと放ったらかしでイチャつくのはやめて欲しい、かな~、なんて…」ドヨーン
周子「イチャっ…!?」
P「なんだなんだ、志希も俺と演技レッスンしたいのか」
志希「にゃは~、あたしは演技はからっきしだから遠慮しとこうかな」
P「よく言うよ、すっかり演技派で通ってるくせに」
志希「にゃは、バレちゃった?…というか、そうじゃなくて…」
P「…そうじゃなくて、なんだ?」
志希「いや…さっきのシューコちゃんに言ってたやつ…」モジモジ
P「おう、演技レッスンな」
周子「…ホンマ最ッ低やわ」ボソッ
P「うるせえやい、最初にやったのは周子だろうが」
志希「その…志希ちゃんにはないのかなあ~…なんて」カアアアッ
周子「へっ」
P「おっ、志希も演技レッスン希望か」
周子「ちょ、ちょっと、Pさん!?」
志希「そう…うん、そう、かな…演技レッスン、して欲しい、かも…♪」
P「うーん、そうだなあ…」
周子「え、ホントにやるの…?うそだよね…?」
志希「……」ドキドキドキ
P「…いやでも、志希は周子より普通にキャラ濃いし落ち込んでもなかったじゃん?」
志希「へ」
周子「は」
P「周子はなんかホントに気にしてる部分もあったみたいだからあんなこと言ったけど、志希はそのへん大丈夫そうだし」
P「演技とはいえ、流石に思ってもないこと言うのもなあ…」
志希「」
周子「そ、その、Pさんは…」
P「ん?」
周子「あ、あたしのことさ、その、…っ」
P「ああ、日頃から志希やフレデリカに囲まれて、少し自分の個性について気にしてるみたいだったからな」
P「そのうち言おうとは思ってたんだが…あんな形だったからもっかい言うけど…」
P「周子、お前は他のアイドルと比べても十分、いやそれ以上に個性的で魅力的なアイドルだよ」
周子「Pさん…!」パアッ
周子「そ、それじゃあ、Pさんだけの特別なアイドルって…!」
P「ああ、そうだ」
P「お前は他のどのプロデューサーでもなく、俺の担当してるアイドルたちの一人だからな。大切な仕事仲間だ」
周子「あたし帰る」
P「ちょ!?まだ昼前だぞ!?帰って何する気だ!?宿題か!?あ、期末テストの解き直しだな!」
周子「あたし京都帰るから」
P「だー待って!待ってごめん!ごめんなさい!謝るからそれだけは考え直して下さいお願いします!!」
周子「どーも。あたしシューコね。アイドルやめることになるとは思わなかったけど、仕方ないよねー。成り行きってヤツで。大丈夫、お仕事はちょうど終わったからさ。ま、あとはよろしく頼むよ」
P「やめて!お願い周子やめて!思いとどまって!ごめん!!申し訳ない!!」
……
…………
………………
一旦ここまでです、読んでくれた方はありがとうございます
続きは明日投下します
意見とか希望あればお願いします、改善の材料にさせてもらいます
フレちゃんの出番待ちくたびれてるんですけど
>>22
ごめんなさい、お待たせしています
最後の最後まで引っ張るとかいうのではないので、そこだけは大丈夫です、だいぶ近付いてますので!
>>2になにいってだこいつと思ったらご丁寧に解説があった
期待
乙
細かいけど周子は大学とか行ってないし助手呼びは晶葉博士じゃない?
助走が長すぎて飽きたんだが
嫌いじゃないってか好きだから続けろください
続きまってます
しきにゃんと1日中ハスハスしてたい
続き投下します、フレちゃん出てきます
>>26
周子は18歳で勝手に高校生かと思ってました、違いますねありがとうございます
志希の呼び方に関しては完全に勘違い、というかゴッチャになってました、以降修正します
……
…………
………………
P「頼むから機嫌、直してくれよー…フザケ過ぎた俺が悪かったって」
周子「つーん」ツーン
志希「つーん」ニャハーン
P「おいやるならやるでちゃんと合わせろ志希、口元がニャハーンって感じになってるぞ」
志希「やー、まああたしは別にもうあんまり怒ってないし?ちゃんと誠意を見せてくれたから、良いかなって」
P「し、志希…!」ウルウル
志希「まあ?お昼奢ってチャラにしようだなんて、セコい男だにゃあとは思っているけど?」ツーン
P「やっぱ怒ってるよなお前!?」
周子「はあ…とにかくPさんは反省してよね、ホントに」
P「ああ、それはもう分かった。分かったんだが…」
P「なんで俺の目の前に、こんなに真っ赤っかのラーメンがあるんだ!」
周子「なんでも何も、Pさんが昼飯奢るって言うから来たんじゃんかー」
P「なんでラーメンがあるのかって質問じゃねえよ!いやそれもあるけど!」
周子「じゃあなにさ」
P「いやいや、なんでこんなによく分からんメチャクチャ辛そうなの頼んじゃうのって言ってるの!」
P「俺がトイレ行ってる間に勝手に頼みやがって…しかも地味にちょっと高いよこれ…」
周子「お詫びになんでも奢ってやる!て言ったのはPさんじゃんかー」
P「そ、それはそうだけど…でも勝手に頼むなよ!俺は今日豚骨の気分だったよ!」
周子「知らないよそんなの。『なんでも』なんて言うから、てっきりイタリアンとかに連れてってくれるのかと思ったのに」
周子「まさか『事務所の近所のラーメン屋さんのメニューの中からなんでも』とはねー」
P「うっ…し、仕方ないだろ!?今月はイベントや予定が多くて、いつも以上に節約しないといけねえんだから!そ、それに…」
志希「…それに?」
P「あー、その、…お店のスタンプも、そろそろ貯まりそうだったし…」
志希「……」
P「……、」ゴクリ
志希「……」
P「ぁ…あはっ☆」
志希「店員さーん、トッピングの辛いやつ追加お願いしまーす」
P「ウソウソウソ冗談ですじょーだん!待って、待って待って、志希さん入れ過ぎですそれは流石に無理だ!!」
周子「はあ、自業自得じゃないかなー…」
……
…………
………………
P「で、二人は何頼んだんだ?」
P「…その、奢るなんて言っておいてなんだが控えめで頼むぞ?ホントに今月は切り詰めたいんだ」
周子「じゃあ奢るとか言わなきゃいいのにねー…」
志希「えーっとね、あたしはこのつけ麺のライスセットと、あとギョーザだよ~」
周子「シューコちゃんは豚骨ラーメンの肉マシマシ大盛りだね」
P「…あー、二人ともそんなに食べる方だったか?」
志希「にゃはー、ちなみにギョーザは2人前~♪」
周子「あたし替え玉もするからね、二回するから」
P「いや食い過ぎだろ!?そんなに俺の財布の中身削りたいの!?」
P「今気付いたけど地味に俺のラーメンも大盛りだし!チマチマと嫌がらせみたいな攻撃しやがって!」
志希「お金にチマチマしてるのはどっちなのかにゃ~?」
P「うるせー!何もテレビにまで出てるアイドルが、こんなしょうもないことしなくたって良いだろ!?」
周子「そのアイドルを連れて行く店がラーメン屋って、ねー?」
P「だーはいはいクッソ、分かったよ、ちゃんと出すから、せめて残さず食え!」
……
…………
………………
アリガトゴザマシター
P「…食い過ぎた」ウップ
P「辛さは…見た目の割に大丈夫だったな、俺辛いのは割と得意な方だし」
周子「なーに強がってんだか、あんだけ水ガブ飲みしてたくせに」
P「あ、あれはなんだ、その…そう!熱中症対策!」
P「もう八月に入って夏本番だからな!室内でも熱中症に備えて水分補給はしっかりと!」
周子「あそ、まあそうことにしといたげるけど」
志希「にゃおっふぇ、あたしちょっと吐き気が…」オエッ
P「お、おいマジでやめろよ?ここ割と人来るからホントに目立つぞ」
周子「おっ、志希にゃんの毛玉出ちゃう?」
P「やめろや!」
P「つかそれなら、やっぱりあんなに頼まなきゃよかったのに」
志希「なんでだろうねホントに…なんか意地になっちゃってたよ~、あたしらしくもなく…」
P「結局ギョーザは一皿自分が食べたしな」
周子「その点シューコちゃんは早々に替え玉諦めたからねー」
志希「志希は自分を曲げな…うぅっ」
P「おいせめて事務所までは我慢してくれよ!?」
志希「だ、だいじょーぶ、ノドまで来たけど、帰って行ったから…」
P「アイドル以前に女の子としてその発言はどーなの…」
……
…………
………………
P「ただいまー」
志希「ん、誰もいないね」
P「まあ今日はみんな、ほとんど予定入ってるからな」
P「つか周子はなんで事務所にいたんだ?レッスン入れてなかったよな?」
周子「なんとなく?」
P「なんとなくって…まあ良いけど」
志希「ねーねーあたしには聞かないの~?」
P「いやだって志希はなんか基本事務所にいるし」
志希「にゃは~、そうでした」
P「良い加減、あのよく分からん部屋片付けてくれよな…」
志希「あたしのラボをよく分からん呼ばわりとは、酷いな~キミ」
P「あーはいはい、それより飯も食ったところでさっきの話の続きだ」
志希「シューコちゃんが最近食べ過ぎてるって話?」
P「確かにさっき大盛りをあっさり平らげて…って違えよ、フレデリカだよフレデリカ」
周子「やー、最近お腹出てきちゃってさー」
P「とりあえず周子は基礎とダンスのレッスンを増やしてもらうとして、どうすればフレデリカをもっと可愛く出来るかを考えよう」
周子「わーちょっと!嘘だってば、ほら触ってみてよ!」
P「触らねえよ、捕まるわ。つかさっきのラーメンで普通に膨れてるし」
志希「ていうか~、もうキャラがどうこういう建前もなくなっちゃってるよね~♪」
P「俺は諦めの早い男だからな…というか志希はもう大丈夫なのか?」
志希「うん、さっきトイレ行ったからね~♪」
P「だからお前その言動は女性としてアウトだっつってんだろ」
周子「上から?それとも下?」
P「お前もやめろや!」
周子「しかし、肝心の本題についてもさっさと諦めたら良いのにねー」
P「いや早くない?まだ意見の1つも出てないぞ?」
志希「といっても、さっきも話してたけどこれ以上濃くってのもムズカシイよね~」
周子「そもそもそんなにコダワル必要が理解出来ないからねー…」
P「お前らノリのアップダウンほんと激しいよな…」
志希「だいたい、キミはどうしたいのさ~」
周子「そーだよ、Pさんだって一個も意見出してないじゃん」
P「バカ言うな、俺だって考えたわ」
P「考えたけどな、案が出過ぎて収拾がつかないんだよ」
P「読書好きとか実はゲーマーとか食べるのが好きとかスポーツ好きとか、それからロック、魚、乗馬、あとは幼馴染に妹、お嫁さん…」
志希「なーんかどっかで聞いたことあるのばっかりだね~」
周子「というか最後の方のはなんなの、幼馴染とか妹って…」
志希「キミ、そーいうゲームばっかりやってるんだね~♪」
P「うるせえ!とにかく、自分で考えても全く方針が決まらないからお前らに聞いてるんだってば」
周子「んー…じゃあラーメン屋で働いてるとか」
P「いや適当過ぎんだろ!つか性格じゃなくてそれただの職場じゃねえか!」
周子「いやいや、Pさんの意見もタイガイだったと思うけど?」
志希「でもでも、お料理が出来るってのはポイント高いかもね?」
P「むっ」
志希「いつもフレフレ~っとしてるフレちゃんが、手料理を食べさせてくれるとか…どうかな?」
P「志希、お前…」
P「分かってるじゃないか…!!」ゴゴゴ
志希「にゃは~、それほどでもあるかな♪」
周子「確かに、普段とは違う家庭的な一面ってのはグッとくるかもねー」
P「しかし、フレデリカって料理は出来るのか?」
フレデリカ「出来るよー!」ヒョコッ
P「どわっ、ってお前どこから顔出してんだ!」
フレデリカ「ふむふむここは…懐かしい凱旋門のアーチですかな?」
P「違えよ俺の股の間だよ!なに、ソファの下で寝転ぶの流行ってんのか!?」
フレデリカ「今年の夏のトレンドだね♪」
フレデリカ「というかプロデューサー、なんかにおう~!」
P「なっ!?」ガーン
フレデリカ「ニンニクとか油のにおいが凄いよ~!」
志希「さっきまで3人でラーメン屋さん行ってたからね~」
P「あ、ああ、そゆこと…そうだよな」ホッ
フレデリカ「なんと!フレちゃん仲間ハズレさみしーよー!」
志希「ごめんねフレちゃん、せめて匂いだけでも楽しんで♪」ハァー
フレデリカ「やだシキちゃん、ちょーフローラル~♪」キャッキャッ
P「何やってんだお前ら…」
P「つかいつの間に事務所来てたんだ、フレデリカ」
フレデリカ「今だよー、今戻ってきたとこ!」
フレデリカ「レッスン終わってお弁当食べて、シャンゼリゼ通りで買い物して帰ってきたところ~!」
P「おうサラッと大嘘つくんじゃねえよ」
周子「というか、フレちゃんお弁当なんだ。自作?」
フレデリカ「そだよー、毎日じゃないけどたまに作ってるの~!フレちゃんすごーい!」
志希にゃんPのことCDかなんかで助手くん呼ばわりしてなかったっけ?
だとしても助手呼びは晶葉で定着してるだろうから
誤解を避けるためにも助手呼びはやめといたほうがいいだろうね
志希「偉いなー、あたしは外食か買って来たやつばっかだよ」
フレデリカ「ふっふっふ、シキちゃんはまだまだですな~♪アタシはちゃーんと詰めてきてるんだよ、コンビニ弁当!」
P「いやそれ自作じゃねえよ!」
フレデリカ「やーん嘘だよ~、ちゃーんとお料理して作ってるってば~!」
フレデリカ「それより、何のお話してたの?フレちゃんがキュート過ぎるって話かな?」
P「ん、ああそうなんだ、家庭的なお嫁さんフレデリカがグッとくるっていう話をしてたとこだよ」
フレデリカ「っ!…わーお!予感大的中!」カアッ
周子「顔真っ赤じゃんか…」
フレデリカ「フレちゃんには占い師のサイノーもあったんだね、へへ~♪」
P「占い師フレデリカか…」ウーン
志希「流石によく分かんないかな~?」
……
…………
………………
>>44
すみません、自分はそこまで詳しくなくて分からないです…申し訳ありません
口調はまだどうにかなるのですが、プロデューサーやアイドル同士の呼び方とかが大変です
上にも書きましたが、間違ってるとか違和感あるとかあれば言ってもらえると嬉しいです!
フレデリカ「ほうほうほう、そーゆーことね!」
フレデリカ「つまり、アタシはフランスじゃなくてタイ人とのハーフなんじゃないか、って言いたいわけだ!」
P「カスってすらねえよ!つかなんだタイ人って!」
フレデリカ「最近野外での仕事が多くてちょっと焼けちゃったからね~、こっぷんか~」
P「やめろやめろ、違和感が凄いから」
志希「ありゃ?キャラが欲しいんじゃなかったの?」
P「いやまあそれはそうだが、フランス人とのハーフでタイ人キャラとか流石に意味不明だろ!」
周子「まー確かにね」
フレデリカ「しかし料理かー…アタシ、一応するにはするけど…」
志希「料理ならすでに響子ちゃんとかいるからね~」
フレデリカ「そーそー!」
志希「今更後付けするにはちょっと弱い、て感じかにゃ?」
P「うーむ…」
周子「でもさ、料理に限らず家庭的な一面ってのはアリだと思うよ、あたし」
周子「実際フレちゃんは基本なんでもできちゃうし、掃除から洗濯まで割とカンペキにやってくれそうかなーって」
P「確かにそうだな…苦手そうには見えないけど意外性もある」
P「料理だって教えたら飲み込み早そうだし…」
P「よし、決めた!」
P「フレデリカはとりあえず、家庭的な感じを押していこう!」グッ
フレデリカ「わーいわーい!」パチパチ
周子「なーんか騒いでた割にあっさり決まったね」
志希「でもでも、家庭的って言っても具体的に何から始めるの?」
フレデリカ「よし、じゃあプロデューサー!フレちゃんと一緒に幸せなファミリー築こうよ!」
P「アホか、アイドル生活終わるじゃねえか」
フレデリカ「むむっ、それは困るカモ!」
周子「…それにそんなことしたら、Pさんもタダじゃすまないよ、多分」
P「ホントだよ、嫉妬に狂ったファンに殺される運命しか見えんわ」
志希「やー、そうじゃなくてさ~…」ニャハハ
P「とにかく、何からやらせようか」
周子「じゃあさ、事務所の掃除とか任せてみようよー、家庭的というとお掃除スキルは外せな…」
P「だから八つ橋の食べカスは自分で片付けろっつっただろうが!」
周子「ありゃ、失敗か」
フレデリカ「お掃除くらいなら別に良いよー!」
P「いや、お前は学校もあるから忙し…」
フレデリカ「ルンバ買ってくるから♪」
P「おい!」
フレデリカ「というわけでプロデューサー、デートしよ?行き先はヨ○バシカメラ~」
P「しかも俺に買わせる気マンマンじゃねえか!」
P「良いよ良いよ掃除は、自分やちひろさんが暇な時やってるし」
志希「うーん、あたしはやっぱり、お料理じゃないかと思うよ~」
フレデリカ「およ、シキちゃんはコックデリカをお望みですカナ?」
志希「うんうん、お料理の上手な子に教えてもらって、ついでに家庭的な雰囲気もレクチャーしてもらっちゃおうよ!」
P「確かに、料理は家庭的というと一番分かりやすいな」
志希「そしてフレちゃんに、毎日あたしにお弁当を作ってきて貰うのだ~♪」
フレデリカ「わお!それほっかほっかデリカだ!」
P「いや自分で作れ!」
周子「教えて貰うって言っても、誰に頼むん?」
周子「響子ちゃんは別のプロデューサーさんが担当してるし…」
P「ん、家庭的で料理の出来るアイドルといえばうちにも一人いるだろ」
周子「?」
……
…………
………………
一旦ここまでです、読んでくれた方はありがとうございます
続きは多分深夜、日付回ったころに投下します
とりあえず助手呼びに関しては、自分は完全に晶葉と混同してました、二人ともごめんなさい
前置きが長い割につまらない
>>51
申し訳ないです…とりあえずあらすじだけ考えて書き始めたんですが、自分も正直ムダに長くなり過ぎたかなと反省してます…
引き続き頑張って書きますので、良ければ見ていって下さい
乙です
まあつまるつまらないは人それぞれだからねぇ
おれはこういうノリのSS大好きよ
楽しみにしとります
>>52
批判しかできない人に何言っても無駄よ
頑張れー
専門が科学と化学でどっちも博士なら助手呼びでもよいのでは
博士(はかせ)博士(はくし)かな?
ちょっと遅くなりました、続き投下します
個人的にですけど、やっぱり助手呼びは晶葉がしっくり来ますね
自分で書いておいて申し訳ありません、でも助手クンなんて呼んでくれる志希も可愛いなあって思います
……
…………
………………
まゆ「…なるほど、そういうことでしたかぁ」
P「すまんな、突然」
まゆ「いえいえ、今日は撮影が終わってあとは帰るだけでしたし…何よりPさんの頼みですから」
まゆ「しかし、フレデリカさんを魅力的にするお手伝いをしろだなんて…」ハァ
まゆ「Pさん、ホントに酷い人です…うふ」
P「はっはっは、ごめんごめん」
志希・周子「」ガクガクブルブル
………………
周子「え、これだいじょーぶなの?」コソコソ
志希「ど、どうなのかな…あたしにもちょっと分からない、かなーって」コソコソ
周子「参ったな~、まゆちゃんとはそこまでお話したこと無かったし…」
志希「あたしは番組なんかで一緒になることもあるし、シューコちゃんよりは面識あると思うけど…」
周子「巷では『プロデューサーが絡まなければ良い子』なんて言われてるけど…」
周子「それって絡んだらどうなんねやっていうね…」サーッ
志希「そういえばいつだったっか…この事務所の香りをフレーバーにして、シュッとしてあげたことがあるんだけどね…」
周子「え、なにそれ、ちょっと気になるかも」
志希「あの時はまゆちゃん、なんというか…思いっきりトリップしちゃってたよ、うん」
周子「そ、そんなことが…こんなお願い、しちゃってだいじょーぶだったのかなー…」
周子「内心嫉妬の炎で怒り狂ってるんじゃ…」
志希「まああれは元の香りに加えて色々組み合わせたヤツだから…」
志希「ちゃんと誰が嗅いでも良い香りになってたはずだし、まゆちゃんが特殊ってワケではないんだけどね~」
周子「あ、そうなんだ、ちょっと安心したかも」
周子「しかし、肝心のフレちゃん本人は…」
………………
フレデリカ「でねー?この間選んで貰った服、プロデューサーにも褒められちゃってさ~」
まゆ「うふふ、それは良かったです♪」
フレデリカ「ほらプロデューサー、先週のバラエティ番組の撮影!あの時の服、何を隠そうまゆちゃんに選んで貰ったのだ~!」
P「おーあれか。確かにあれは似合ってたな、番組でも話振られること多かったし」
P「ありがとな、まゆ」
まゆ「そんな、お礼が欲しくてやったんじゃないですよぉ!…でも、うふ、嬉しいです♪」
フレデリカ「まゆちゃんにはよく、衣装選び手伝って貰ってるんだ~!」
まゆ「一応モデル出身ですから…人のお洋服考えるの、結構楽しいんですよぉ?」
P「確かにまゆは普段の服もセンス良いんもんなあ」
まゆ「Pさんのお洋服も見てあげましょうか?今度一緒にお買い物にでも…♪」
フレデリカ「おっいいねー!たくさん選んで貰ってマユコレしちゃおうよ、マユコレ!」
フレデリカ「まゆちゃんがプロデューサーに選んだ服でファッションショーするの!」
P「いやモデル俺かよ」
まゆ「うふふ、良いですね…カッコいいと思います」
P「おいおいまゆまで…」
キャッキャッ
………………
周子「…なんか、思ったよりうまくやってるみたいだね」
志希「フレちゃんはまゆちゃんとも話すこと、割りとあるみたいだしね~」
周子「まあ、いつでも誰にでもあんなだからね」
周子「フレちゃんの仲良しスキルは見習わなくちゃだよ、あたしも」
フレデリカ「おーい、シキにゃんにシューコちゃん!二人も一緒に教えてもらおー?」
周子「あ、うん、じゃあお願いしちゃおうかな」
周子「よろしくね、まゆちゃん」
志希「にゃは、あたしも参加しちゃお~♪」
まゆ「はい、周子さんに志希さん、よろしくお願いしますねぇ」
……
…………
………………
まゆ「しかし、どうしてまゆなんですかぁ?確かにまゆ、お料理は好きですけど…」
まゆ「他にもお料理のできる子はいますよね?」
周子「確かに…葵ちゃんなんか料理人の娘だしね」
P「まあそれはそうだけど、まゆに頼んだのは料理の腕だけじゃないからな」
志希「というと?」
P「たまに弁当作って来てくれたり、事務所の掃除手伝ってくれたり、あとは編み物なんかも得意だし…」
P「家庭的なアイドル、というと自分の担当してる子ではやはりまゆかな、と言うわけよ!」
まゆ「うふふ、そんなぁ…うふふ、褒めても何にも出ませんよぉ♪」
フレデリカ「おおーまゆちゃん嬉しそー!すきすきビーム、出ちゃってるよ!」
周子「なんやのそれ…」
まゆ「うふふ…まゆ、お掃除もお料理も、Pさんのために頑張ってるんですよぉ…?」
P「おう、いつもありがとな」
まゆ「Pさんは、家庭的な女の子、好きですかぁ?」
志希「おっ、まゆちゃん攻めるねぇ♪」
フレデリカ「確かに、あたしも気になるカモー!」
P「んーそうだなぁ…」
P「確かに手料理とかお弁当とか作ってくれたりするのは、グッと来るかなあ、俺も」
まゆ「!じゃあ、Pさん…!」
P「でも、掃除も洗濯も出来ませーんみたいなガサツな女の子も可愛いし、俺はどっちでも良い!」ワハハ
まゆ「そ、そんなぁ…」ガーン
周子「Pさーん、それは酷いんじゃないのー?」
まゆ「うぅっ…Pさん…」ガックシ
P「でも、俺はまゆの作ってくれる料理、大好きだぜ!!」ビシッ
まゆ「Pさん…!!」パアアッ
フレデリカ「おおっ、プロデューサー大胆!てかテキトー!」
P「おうお前が言うか」
周子「というか、今更だけどよくそんなノリでプロデューサーなんてやってられるね…」
志希「むしろこんなだからじゃない?担当してる子、あたし達以外はほとんどパッションの子たちだし」
志希「あの子たちの元気について行くには、プロデュースする側も多分体力必要だからね、にゃはは~」
周子「まあそうだね、今日はあんまり見かけへんかったけど」
P「今日はあいつらはちひろさんと一緒に外行ってるからな」
P「俺は残って事務仕事ってわけ」
まゆ「なら、こんなことしてる場合ではないのでは…?」
P「ぐっ…まあなんだ、そんな大した量じゃないから大丈夫だ、多分、おそらく…」
周子「ほんとなのかねー…」
フレデリカ「ねーねー!プロデューサーは、パッションPさんなんだよね?」
P「ん?まあ、そうなのかな、担当の子の比率考えるとそうなのかもしれん」
フレデリカ「でもでも、プロデューサーはハゲてないよねー!アマゾンの熱帯雨林って感じ!」
P「なんちゅう例えだよ…まあそうだな、まだ若いし生え際とかも問題ないと思うぞ」
P「つかパッションPはハゲとか迷信も良いとこじゃねえか…」
まゆ「うふ、まゆはツルツルのPさんでも愛せますよぉ?」
周子「えー、あたしはちょっと困るかなー…」
志希「髪の毛の性質は遺伝するらしいけど、家族にそういう人はいるかな?」
まゆ「えーっと、確か、お爺様が結構薄かったような…」
P「そうだな、母方のじーちゃんはハゲてるわ」
周子「…ん?なんでまゆちゃんがそんなこと知ってるの?」
フレデリカ「もしかしてまゆちゃん探偵さん?江戸川まゆちゃん?」
まゆ「うふふ、どうしてでしょう…♪」
志希「にゃは、まゆちゃんの秘密は深まるばかりだ~」
P「いや、単に俺がアルバム見せただけだよ」
周子「ああなんだ、そゆこと」
まゆ「Pさん、ネタバラしが早すぎますぅ」プリプリ
志希「てっきりストーカーさんかと思ったよ、あたし~」
まゆ「もう、さすがにまゆもまだ、実家にまでリサーチには行ってませんよぉ」
P「以前俺の子供の頃の話になってな、まゆが昔の写真を見たいって言うから持って来たんだ」
まゆ「うふふ、可愛かったですよぉ、すごく、すっごく…♪」
周子「赤ちゃんの頃のPさんとか、ちょっと興味あるかなあたしも」
フレデリカ「フレちゃんも見たーい!プロデューサーが日本地図描いたお布団♪」
P「俺の机に置きっ放しだから、また今度見せてやるよ」
P「つかおねしょした写真はねえよ!」
まゆ「うふふ、まゆはPさんがおねしょしてても平気ですよぉ?」
周子「なんかヘンタイっぽいねーそれ」
フレデリカ「ゲーハーが遺伝するなら、もしかしてプロデューサーもゆくゆくは?」
P「お、おい、冗談でもやめろよ…俺はフサフサでいたいんだからな!」
志希「どうだろうねー?熱帯雨林も今や砂漠化の波に呑まれてるワケだし?」
志希「しかしキミ、アルバムなんて持って来ちゃって大丈夫だったのかな~?」
P「ん?どういうことだ?」
志希「いやいや、まゆちゃんなんかはこっそり持ち帰ったりしちゃいそうだにゃ~って思ってね?」
周子「た、確かに…」
まゆ「えぇっ、まゆそんな風に見えますかぁ?」
フレデリカ「見える見えるー、あはは!」
P「いや実は俺もそう思ってな…」
P「まゆにはアルバムの写真、全部コピーしてプレゼントしたんだ!」ドンッ
周子「えぇ、なによそれ…」
まゆ「うふ、Pさんは本当にまゆのこと、よく分かってくれてます…♪」
志希「にゃはは、こんなだからパッションの子ともやっていけるのかもね~」
フレデリカ「まゆちゃんはその写真、どうしてるの?部屋中に貼って一日中眺めたり?」
まゆ「そんなことしませんよぉ、ちゃんとアルバムに綴じてます」
P「そこらへんマメだよな、まゆは」
まゆ「はい、そして夜寝る前に見ると、ぐっすり眠れるんですよぉ…♪」
P「俺なんかの顔を見てぐっすり眠れるのは病気なんじゃないか?」
まゆ「はい、まゆはすっかり病気にかかってしまってるんです、うふふ♪」
周子「でも、意外と健全な使い方だったね」
志希「おやおや?シューコちゃんはどういう使い方を想像したのかにゃ~?」ニヤニヤ
周子「あーそれは…まあいいじゃんいいじゃん?」
周子「とにかく料理の続き!やるよーシューコちゃんはやるよー」
フレデリカ「どんなフランス料理が出来るかな?」
まゆ「作るのはハンバーグですよぉ」
P「誤魔化すの下手くそだなぁ…」
……
…………
………………
ちょっと短めですけど一旦ここまでです、呼んでくれた方はありがとうございます
続きは明日投下します、明日で完結できるかな?というくらいです
ちなみに料理シーンは全カットです
乙乙
楽しみにしとります
作者コメントを本文中に書くとか何考えてんだ?まとめサイトにどんな風に載るか考えないのかよ
>>71
全く頭にありませんでした…以降は分けて投稿します
ありがとうございます
転載する方が悪いんだからまとめうんぬん言ってる奴は無視していいんだよ
変な労力使う必要ない
下げ忘れてたすまん
勝手に転載していく奴の意向なんざ知ったことじゃないと思うんですけど・・・
まとめサイトがどうとか流石に笑うわ
まあでも自分も以前はまとめサイトでSSよく見てましたし、こんなのがまとめられて読んでくれる人がいるなら素直に嬉しいです
自分のコメは分けて投稿しますね、特に手間ではないので!
みなさんありがとうございます
盗っ人猛々しいとはまさにこの事
(まとめ民がどうでもいいこと言ってるだけでまとめ関係なくね……?)
こういうクソみたいなの連れてくるから害悪なんだろ
エレ速管理人みてるぅぅwwwwwwww??wwwww??www??
死んどけ盗人ガイジwwwwwwwwww
ってことはまとめ依頼はしないって事?
まとめとかは終わってから考えてもいいし
今話されても萎える
今このスレの中のことを大事にしてほしい
まとめ考慮する必要は全くない
目覚めた心は走り出した
自分勝手なクズは○なねーかな
ここのまゆさん可愛すぎませんか?
結局昨日で終わりませんでした、待っていてくれた方は申し訳ありません、ありがとうございます
あと作者コメントですが、やっぱりこのままで行きますね
まとめさん、ぼくのコメント部分は虹色でお願いします
……
…………
………………
周子「やー、美味しかったね」
フレデリカ「ホントホント!まゆちゃんってフランス料理も出来るんだね!」
P「だーからハンバーグだっつってんだろ」
フレデリカ「そうだった!あはは!」
フレデリカ「この腕前なら、かの師匠への弟子入りも遠くないよ!」
志希「ハンバァァァァァグ!!」
P「いや声でけえよ!」
P「あとあの人は料理の師匠ではないから!」
まゆ「志希さん…その…」
志希「ん?な~に?」
まゆ「えっと…お口に合いませんでしたか?」
まゆ「志希さんのお皿がほとんど減っていなかった、ので…」グス
志希「あーいやいや、すっごく美味しかったよ?」
志希「もうね、プロデューサーの作るのなんかとは比べものになんないくらい!」
P「ちょっ!?」
志希「ただあたしたち、お昼食べ過ぎちゃってさ~」
フレデリカ「この3人でラーメン屋さん行ってたんだって!ズルいよね、ラーメンだけにズルズルだよね!」
周子「楓さーん」
まゆ「そうだったんですか…てっきりまゆと一緒で、遅めの昼食なのかと思ってました」
まゆ「それならもっと、軽いものの方が良かったですよね…ごめんなさい」
志希「いやいや、ちょっとしか食べてないけど、ホントに美味しかったよ♪」
フレデリカ「残りはフレちゃんが食べたしね、お昼は少なめだったから!」
まゆ「そうでしたか?それなら、うふ、良かったです♪」
周子「ん、フレちゃんダイエットでもしてるの?お弁当、自分で作ってるんだったよね?」
フレデリカ「うん、そうなんだけど、なんかすっごいマズかったから残した!あはは!」
周子「えー、なんやのそれー」ケラケラ
まゆ「教えがいがありそうで何よりですね♪」
まゆ「ところで、Pさん」
まゆ「──どういうことですか?」
P「ま、まゆ、目が怖いぞ?なんのことだ?」
まゆ「どういうことなんですか?」ジリッ
P「えーっ、と…」
まゆ「志希さんにお料理…作ってあげたんですか?」
P「いや、違うんだ、その…」
周子「おおっとこれは…」
志希「にゃは…あたしもしかして、やっちゃった?」
フレデリカ「へっなになにシュラバ?シュラバラバンバ?」
まゆ「…作ってあげて、ないんですか?ハンバーグ」
P「あ、いや、それは違くないんだけど」
まゆ「……」
P「ヒイッ!!」
まゆ「…どこでですか?」
P「え、え?」
まゆ「どこでお料理、作ってあげたんですか」
P「えーっとそれは俺の家で…」
まゆ「……」ガタッ
P「わー待ってまゆ!無言で包丁を手に取ろうとしないで!!」
まゆ「いえ、これはおたまです」
P「な、なんだおたまか…」ホッ
P「って違う!待て、とりあえずその掬う部分をこっちに向けるのはやめてくれ!」
P「おたまでもそこ当たると多分痛いから!」
まゆ「……」
まゆ「……」クルッ
P「よ、よし、ありがとう」ホッ
P「…って違ぁう!まゆ、話せば分かる、だからとりあえずその丸い部分を向けて振りかざしたおたまをゆっくり下げてくれ!!」
まゆ「Pさん…」
P「うわああせめてお尻に」
まゆ「Pさん……」ブワッ
P「してく…え?」
まゆ「まゆ、Pさんのこと大好きです…」
P「ちょ、おい、まゆ…」
まゆ「でも、Pさんは、みんなのプロデューサーさんですから…」
まゆ「だからって、我慢、してたのに…」ポロッ
まゆ「…グスッ」
まゆ「酷いです、Pさん…」ポロポロ
P「うおおぉぉまゆ、すまあぁぁぁん!!俺が悪かったあああぁぁぁ!!」ドゲザー
周子「わ、綺麗な土下座だ」
フレデリカ「フレちゃん知ってるー!これ、ジャンピング=ドゲザって言うんだよ!」
まゆ「せめて…お付き合いしてるなら、そう言ってくれれば…」
まゆ「まゆだって、心の整理、出来たかもしれない、のに…」ポロポロ
P「──まゆ!」
まゆ「…なんですか?」グスッ
まゆ「もう、まゆは…」
P「……」グイッ
まゆ「きゃ、ちょっとPさ──」
P「まゆぅっ!!」ガシィィ
まゆ「んんん!?!?!!??///」
周子「ちょっ!?」
フレデリカ「えっ」
志希「またこれ…にゃは、は…」
……
…………
………………
まゆ「そう、だったんですね…」
まゆ「まゆ、てっきり早とちりしてしまって…」
P「まったくまゆは…心配する必要ないってのに」
まゆ「そうでしたね…うふふ」
まゆ「あの日…Pさんに出会ったあの日に、この人についって行くって決めたのに」
まゆ「Pさんの全てを信じるって決めたのに…まゆってば、つい疑ってしまいました」
まゆ「Pさんが他の女の子をお家に連れ込んでるんじゃないかって」
まゆ「Pさんが他の女の子にお料理振舞ってるんじゃないかって」
まゆ「Pさんが他の女の子をお家に泊めてるんじゃないかって」
まゆ「Pさんがそんなことするはずないのに、うふふふ」
まゆ「それで、もう一度繰り返して貰えますかぁ?まゆ、今日は少し耳の調子が悪いようです」
P「」ガクガクブルブル
まゆ「今の話ではまるで、Pさんと志希さんが収録現場から帰る途中大雨に降られて」
まゆ「近くにPさんのアパートがあったので避難して」
まゆ「ちょうど夕飯時だったのでたまたま冷蔵庫にあったひき肉でハンバーグを作って二人で食べ」
まゆ「夜も遅いのでと志希さんを一晩泊めてから翌朝家まで送ってあげたみたいじゃないですかぁ」
まゆ「そんなわけ、無いですよねぇ?Pさん?」
P「は、はは、はははは…」
志希「いやまあ、完全にその通りにゃんだけどもね~…」
周子「これそもそもプロデューサーとしてどうなのさ…」
フレデリカ「いーなーいーなー!フレちゃんも行きたかった~!」
周子「…というか、それホンマに何も無かったんよね?」
志希「にゃはは~、どうでしょう?気になるかい?」
周子「いやまあ、そりゃ…ねえ?」
フレデリカ「ねーねー!もしかして、チューとかした?チュー!」
周子「え、流石にそれは…」
志希「にゃはは~、それもどうかにゃ~?」
志希「したかもしれないし、してないかもしれない…今となっては誰も結果を観測出来ず、両方の状態が同時に存在しているこの状況はまさしくシュレディンガーの──」
フレデリカ「…したの?」ギロッ
志希「に"ゃぁっ!!?し、してないですっ!!」
周子「わ、ちょっとなんなん、突然大声出して」
フレデリカ「わお!流石にそこまではなかったか~」
志希「う、うん、というかホントにご飯食べて寝ただけだよ…」
志希「あたしも疲れててご飯のあとリビングのソファですぐ寝ちゃったし、プロデューサーは自分の部屋のベッドで寝てたみたいだから…」
志希「ていうか、え、待って待ってフレちゃん、さっきの目なーに?なんか、すーっごい怖かったよ?」
周子「目?」
志希「え、シューコちゃん見てなかったの?さっき…」
フレデリカ「えー?なになに、エッフェル塔が飛んでたって?」
志希「い、いや…あ、あはは、ごめんごめんカン違い、にゃはは~…」
周子「えー、なにそれー」
……
…………
………………
まゆ「…まあ、良いとしましょう」
P「ま、まゆ!許してくれるのか!」
まゆ「話を聞いたところ、志希さんも本当に何も無かったと言っていますし…ご飯だけならまあ、まゆも許してあげます」
まゆ「…まあ、志希さんがウソをついていなければ、ですけど」ギロッ
志希「ヒッ!?ぷるぷる、あたし、悪いシキにゃんじゃにゃいよ~!」
まゆ「それに、まゆだって、乃々ちゃんや輝子ちゃんにお弁当作ってきたことありますし」
フレデリカ「わお!なにそれうらやましー!」
まゆ「うふ、フレデリカさんも、言ってくれれば今度作ってきてあげますよ?」
まゆ「家に連れ込んで泊めた点に関してですが…まあさっきのハグに免じて、今回だけは目を瞑ります」
まゆ「次やったら本当に怒りますよぉ?」
周子「いまはまだこれ怒ってへんねや…」
まゆ「はい♪じゃあ今回はまゆ、全部忘れることにしますね」
P「ああ、助かるよ」
まゆ「Pさん、これからもPさんのこと…信じさせてくださいね?」
P「ああ、任せてくれ」
P「なんせ実際マジで何もしてないからな!確かに泊めはしたけど寝たのだって別々だし」
まゆ「うふ、もう、分かりましたってば」
P「やったことといえば飯食って、寝て、起きてから二人でゲームやっただけだ」
まゆ「分かって…」
まゆ「…あら?」
まゆ「志希さん…朝起きたらすぐ送って貰ったって…」
P「ん?どうしたんだ?」
まゆ「志希さん…どういうことですか…?」
志希「にゃ、にゃはは…」
まゆ「…本当のこと、言ってくださいよぉ?」
志希「い、いやその…朝起きたらプロデューサーがやってたから、あたしも参加して…」
まゆ「…起きた姿のままでですか?」
志希「う、うん、その、プロデューサーさんの寝間着で…」
まゆ「……」
まゆ「…朝ごはんは?」
志希「え、朝?」
まゆ「…その流れですと、朝ごはんも食べていませんかぁ?」
志希「あ、うん、ええっと確か…プロデューサーが目玉焼きとトーストを作ってくれて…」
まゆ「……」
P「なんだなんだ?急に深刻な顔して」
まゆ「…ごめんなさいPさん」
P「ん?何が…」
まゆ「やっぱり、有罪です」
P「」
志希「にゃ、にゃは…ごめんね~、キミのこと守りきれなかったよ…」
まゆ「Pさんの寝間着で朝からゲーム、そして手作りの朝ごはん…流石にまゆも、許可出来ません」
周子「なんなのさ、その基準は…」
フレデリカ「ホントだよ、ぷんぷん!」
周子「え、なにフレちゃんもそっち側なの?」
フレデリカ「うん、許せないよ」
まゆ「では罪を犯したPさんは、罰として…」
P「ば、罰ぅ!?」
P「よく分からんが、せめて痛くしないで…!」
まゆ「…一日まゆとデートの刑、です♪」
P「…へ、へっ?」
P「なんだ…そんなことで良いのか…」
周子「というか、全く罰になってないよねー」
フレデリカ「はいはーい!異議あり異議ありー!」
まゆ「む、フレデリカさん…なんですかぁ?」
フレデリカ「それは違うよ!」ビシッ
P「別のゲームじゃねえか!」
フレデリカ「えっとね、さっきまゆちゃん、一日デートの刑って言ったよね?」
まゆ「ええ、言いましたけど…」
フレデリカ「それね、フレちゃんも参加しまーす!」
まゆ「っ!?」
P「刑に参加って、中世ヨーロッパかなにか?」
周子「え、なになにどうなってんのこれ」
P「俺に聞かれても…」
フレデリカ「まゆちゃんは、プロデューサーがシキちゃんとイケナイことしたから怒ってるんだよね?」
志希「だからしてないってぇ~」
まゆ「ええ、そうです」
志希「全然聞いてないし~」
まゆ「十分イケナイ行為ですよぉ」
フレデリカ「アタシもね、二人にはホントにぷんぷんぷんだから…デートの権利、フレちゃんにもあるよね?」
まゆ「くっ、そう来ましたか…」
P「いやいやどういう理屈だ?」
周子「あたしに聞かれてもねえ」
まゆ「…良いでしょう、認めます。フレデリカさんの一日デート権…」
周子「認めちゃったよ」
P「俺自身の権利はどこへ行ったんだ」
まゆ「…そして、認めます…まゆのライバルとして!」
P「おい、なんかアツい展開になってきたぞ」
周子「気のせいかな、あたしの知ってるまゆちゃんのイメージと結構違うんだけど」
志希「にゃは、あたしもこれは予想外…」
フレデリカ「まゆちゃん…」
まゆ「フレデリカさん…」
フレデリカ・まゆ「「……!」」ガッシ
志希「なんかすごいカタい握手してるしぃ…」
P「大丈夫なのかこれ」
P「ってあれ、周子はどこ行ったんだ?」
周子「あ、お二人さん、あたしも混ーぜて!」
P「おいィ!?」
志希「にゃっ!?シューコちゃんまで!?」
まゆ「なるほど…周子さんもですか…」
周子「ごめんね志希ちゃん…でも、あたしも抜け駆けに関してはちょっぴりだけ、怒ってるんやからね?」
志希「ホントのホントに、何もなかったのにぃ…」
まゆ「うふふ、この勝負、一筋縄では行きませんねぇ…!」
P「なんなんだこの少年マンガみたいな状況」
志希「えーっと…あのぉー、志希ちゃんも参加したいなーって…」
まゆ「ダメです♪」
フレデリカ「ダメに決まってるよ」
周子「あはは…」
志希「」
まゆ「一人だけ良い思いしたんですから、今回はお預けですぅ」
フレデリカ「そうそう、そうだよ」
志希「そんなぁ…」ガクッ
志希「ホントに、何も無かったのに…」
志希「シャワーを浴びて着替えた後の脱衣所を出たところでばったりイベントも、食器を洗う時の手と手が触れ合ってどきっ!イベントすらも無かったというのに…」ガックシ
P「なんだそのイベント」
まゆ「そんなのがあったら、一日デートでは到底釣り合いが取れませんよぉ」
フレデリカ「絶対許せないよね」
P「そんなに凄いのかそれ!?」
……
…………
………………
志希「ぐすん…なんであたしだけ毎回毎回…」
P「なんか大変なことになっちまったような…」
P「そういやまゆは用事があるとかでもう帰ったけど、3人はまだ良いのか?」
周子「夕飯作るんだっけ?えらいよねーホント」
周子「あたしはまあ、そもそも予定がないからここにいたワケだしね」
志希「あたしはいつもここでダラダラしてるし~」
P「たまに居なくなってるけどな」
志希「にゃはは~、そこは気にしちゃイケナイよ!」
フレデリカ「フレちゃんも今日は午前のレッスンだけだよー!午後はフリータイム、よし歌っちゃおう!」
P「あーあーあんま騒ぐなよ」
P「毎週のように苦情来てるんだからな、うるさすぎるって」
周子「それはあたしたちじゃなくて、パッションの子たちでしょ多分…」
周子「というか、フレちゃんの件はどうするのさ」
P「ん、そうだな、結局家庭的なってのしか出なかったし…まあ、そこらへんはゆっくりやって行くか」
P「プロフィールに料理勉強中みたいなこと書いておいて、料理系の番組にもそれとなく話通しておくよ」
P「こういうのはあんまり急いでやると変に怪しまれたりするからな、それこそありもしない噂が立ったりするんだ」
志希「おお~、流石敏腕プロデューサーさんだ♪」
P「まあそのうち何かしらオファーは来るさ、現時点でもフレデリカは人気者だからなあ」
フレデリカ「わお、じゃあフレちゃんホントにコックさんになっちゃうかも?フランス料理屋さん開いちゃおっかな~!」
志希「じゃああたし、お客さん一号~」
フレデリカ「へいらっしゃい!」
周子「純和風だねー」
P「はは、そうなったらアイドルやめなきゃだな」
フレデリカ「えっ」
フレデリカ「…アイドル、やめなきゃいけないの?」
P「ん?いやまあ、もしかしたら『アタシ、アイドルやめて料理人になります!』みたいなこともあるかなーってな」
P「例えばの話だよ、実際にそんなこと…」
フレデリカ「……」
フレデリカ「アタシやっぱり、カテーテキはやめるー!キャンセルー!」
P「のわっ、どうしたいきなり」
フレデリカ「えっとねー、フレちゃんはやっぱり今のままが一番フレちゃんかなーって!」
P「え、えぇ…?ほんとお前の話はいっつも急だな…」
P「まあ気が進まんなら仕方ないが…そんなにイヤか?」
フレデリカ「…うん」
周子「…現状十分売れてるし、わざわざテコ入れみたいなことする必要もないんじゃない?」
周子「そもそもPさんの趣味で始まった話だしさ」
P「そ、それはそうなんだけどさ…」
周子「でもこういうのは、本人が乗り気じゃないのにやったって仕方ないと思うなー」
P「それもそうだ…いやしかし、エプロン姿のフレデリカをテレビで見られるかもしれないと思うと…うーむ…」
フレデリカ「そんなのいつでも見したげるよー!…何なら毎朝でも良いよっ♪」
P「いや、それこそアイドルやめなきゃじゃねーか!」
フレデリカ「へへ、これはいーの!」
P「なんじゃそりゃ…」
周子「えっと、じゃあ結局なんも無し?」
周子「なーんか一日中動き回ったけど、結局八つ橋食べてラーメン食べてハンバーグ食べて…ずーっと食べてただけだったねホント」ボリボリ
P「だーからお前はこぼし過ぎだっての!」
フレデリカ「あは、シューコちゃんの食べカスおいしー♪」パクパク
P「そしていつの間にソファの下に移動したんだお前は…」
フレデリカ「えへへー!」
P「つか周子はマジで今日ちょっと食べ過ぎじゃないか?なあ、志希も…」
P「…志希?」
志希「…へっ」
P「どうした?さっきからボーッとして」
志希「え、えぇっと…あは、なんでもないよ」
志希「その、今日は色々動いて、疲れちゃったなあって、思っただけ」
P「まあ、お前オフの日は基本あのよく分からん部屋でごちゃごちゃやってるもんな」
志希「うん…にゃはは、そうだね~」
P「…志希?」
志希「あー…志希ちゃん、ちょっと…トイレ行ってくるね!」
P「だーから仮にもアイドルが男の前でトイレなんて…」
志希「へへ、ごめーん♪」
ガチャッ、タッタッタッ
P「なんだぁ?あいつ」
周子「お昼のラーメンが、今になってお腹にダイレクトアタックってとこかな?」
P「まあありゃマジで食い過ぎだったわな」
フレデリカ「……」
フレデリカ「ねープロデューサー?」
P「ん?なんだよ」
フレデリカ「アタシ、シキちゃんの様子見てくる!」
周子「確かに、さっきはなんか変な感じだったし体調悪いのかもね」
P「そ、それはマズイな…うん、一応見に行ってやってくれ」
周子「個室上から覗いたりしたらダメだよー」
フレデリカ「りょーかい!下から行ってきまーす♪」
P「どっちもやめろ、小学生かお前ら!」
フレデリカ「じゃ、行ってくるね」
P「おう、しんどいなら帰るよう言ってやってくれ」
フレデリカ「ハーイ、多分聞いたら教えてくれるよ」
ガチャッ
フレデリカ「あ、そうだ、行く前に一個しつもーん!」
P「ったくせわしないなお前は…なんだ?」
フレデリカ「…あたしをカテーテキにしたらって最初に言ったの…シューコちゃん?シキちゃん?」
P「えーっと…どっちだった?俺だったような気も…」
周子「いや…確かあたしが、ラーメン屋で働いてるキャラとかどう?って言って」
周子「Pさんがそれはねえよバカじゃねえのか毎度毎度適当過ぎるんだよお前はって言い出して」
P「いやそんな酷いことは言ってねえよ」
周子「そしたら志希ちゃんが、でもお料理が出来るのは良いかもって言い始めたから…」
周子「志希ちゃんかなー?最初に言い出したのは」
P「そういやそうだったな…そっからみんなで家庭的なフレデリカについてあれこれ話してたワケだ」
フレデリカ「…そっか…うん、分かった!」
フレデリカ「じゃ、行ってきまーす」
P「おう、よろしくな」
パタン
コレデホントニタイチョウフリョウダッタラ、Pサンノセキニンダヨネー
ウッ、ソレハマズイナ...アトデアヤマッテオコウ...
………………
…………
……
おしまいです、読んでくれた方は本当にありがとうございます
ヤンデレエンドみたいにしてしまった都合上、以下作者あとがきみたいな言い訳をダラダラ書きます、そういう自分語りみたいなの苦手な方は申し訳ありません
まず最初に周子志希フレデリカまゆ、そして四人のファンとプロデューサーの方へ、注意にもありましたがキャラ崩壊と下ネタごめんなさい
作中でPが基本的にはパッションPだと言うような発言を繰り返していますが、自分自身パッションの子たちが特に好きです
溢れる元気、みなぎる活力!夏はパッションです
そしてキュート・クールの中にも、自分が熱いパッションを感じるアイドルが何人かいまして、その中の一人がフレちゃんです
フレちゃんとその仲間たちのパッションな一面を紹介出来たらいいな、と思って書き始めたのが今回のSSです
まゆを選んだ理由ですが、単にヤンデレといえばみたいなのだけではなく、デレステのストーリーコミュ21話が個人的に結構好きだからです、ちょっぴり話も引用させてもらってます
フレちゃん志希にゃんまゆという珍しい絡みが見れるので、見てないという方は是非見てみて下さい
自分の中でのフレちゃん像は2つありまして、1つはいつも明るい小悪魔美少女、もう1つはその明るい笑顔に隠れた小さな闇的なアレです、どっちもすごく可愛いと思ってます
今回は前者と思いきや後者なフレちゃんを書かせてもらいましたが、もちろん公式設定ではありませんし不快になったという方が居るかもしれません、本当にごめんなさい
フレちゃんにはこういう可愛さもあるかもと思って頂ければ嬉しいです
ここの流れが意味不明だとかここの話し方がおかしいとかいった苦情は全て受け付けます、初SSですので改善材料にしていきたいと思います
感想もよろしければお願いします、楽しみにしてるとかの一言が凄く嬉しかったです
長々と失礼しました
乙でした
おれは楽しく読ませてもらったよ
本題までが長いと言われていたけど個人的にはその部分も面白かったよ
乙です
乙乙さん
語彙力足らずだけど普通に面白かったし良かったです
はなまる
最後志希ちゃんがぼーっとしてたのとフレちゃんの質問はどーゆー意味なん?
正直わからんが多分志希にゃんが提案したことが間接的にフレちゃんアイドルやめることを提案してることがわかったから、かな?
>>124
>>125
そんな感じです…分かりにくくてすみません
志希のお泊り話がフレデリカの頭にひっかかって、そこに来ての最後の「アイドルやめないとな」、それに続く質問でフレちゃんの頭で勘違いの最後のピースがハマってしまった、みたいなイメージです
あ、志希ちゃんは自分とPを引き離して奪おうとしてるんだ、みたいな
志希は結構察しの良さそうだと勝手に思ってるので、最後のシーンではフレちゃんの考えてることが理解出来てしまい、逃げ出してしまうって感じです
ボーッとしてたというか気付いてしまい顔面蒼白、と思って下さい
志希本人にはフレちゃんをどうこうしようというつもりはなかった…はずなのですが、じゃあなんでフレちゃんの考えてることが分かるのか?と考えるとまた面白いかもしれません
…自分で解説みたいなのするのはサムいかなあと思ってたんですけど、改めて見るとちょっと酷いですね…申し訳ないです
なんか嬉しくってめっちゃ長文書いちゃってます
きっもくっさ[ピーーー]
↑陰キャイライラで草
面白かったです乙
その解説でしっかりオチた感じ
フレちゃんにビビる志希にゃんは新鮮で面白かったよ
次も期待してる
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