勇者「金だ、金が欲しい」魔法使い「はあ」 (10)

勇者「凄くわかりやすい願望だろう?」

魔法使い「…なんかさあ、世界救うとかないのか?勇者サマ」

魔法使い「気まぐれで聞いてみたけど、嘘でもいいから全うな願いにしてヨ」

勇者「…この世界にはあと30年は破れない結界がある」

勇者「どの道俺がやるのは、ソレの補修作業だろう。魔王倒すなんてやらんくていい」

魔法使い「チッ、このやる気なし男が」

魔法使い「寝てるとこを水浸しにしてやるか?」

勇者「やめろ、その攻撃は俺に効く」

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魔法使い「…ふん、それにしてもお前」

魔法使い「なんで勇者になったんだ?金なら割と稼いでただろ」

勇者「報酬目当て…それでいいだろ」

魔法使い「……」

魔法使い「正直勇者サマってのはもっと気高い人物だと思ってたぞ」

勇者「そのセリフ。初日に3回は言ってたぞ」

魔法使い「そうだったか?」

勇者「忘れるなよ、その次の日は4回。んで昨日が8回だ」

魔法使い「そこまで言ったのか。すごいな」

勇者「お前が言ったんだぞ」

魔法使い「その原因を作ったのはお前じゃあないのか?」

勇者「うるさいな。そう言うんだったら離脱しろよ」

勇者「仲間にしたのは俺だから離脱金払ってもらうが」

魔法使い「…300G程度をケチるなよ」

勇者「文句があるなら300G払え」

魔法使い「…おい、それより街見えてきたぞ」

勇者「うーん、山越えは終わりか」

勇者「魔物の素材はある程度手に入ったし、十分だな」

魔法使い「4割は貰うぞ」

勇者「ハイハイ」

勇者「んじゃあ、ここで物を売る方と宿見つける方を決めようか」スッ

魔法使い「ん、コインか。じゃあ裏で」

勇者「よしっ!買った方が好きな方な」

勇者「俺は表だ」ポイッ


トスッ

魔法使い「よっしゃ、裏!勝った!」

勇者「チッ」

魔法使い「それじゃあ、売る方にするか」

勇者「…金をごまかすなよ」

魔法使い「あーハイハイ。4‿6ね」

魔法使い「よし…しっかりと山を降りれたな」

勇者「…そこの関所番」

関所番「む、なんだ?旅人か?」

勇者「この国に入国させろ。北の国の勇者だ」

関所番「…勇者?すまないが、一度確認を取る。それまでそこで待っていてくれ」

勇者(…チッ、素材は鮮度が重要だっつーのに。早く通せよ)

勇者「あ、はい!わかりました。そこで待ってますね」

関所番「最近色々とあってな、魔物が化けてるかもしれないから魔法識別をしなくちゃあいけんのだ」

魔法使い(…あれ肌チクチクして嫌なんだよなあ)

関所番「ほら、そっちの測定器をつかってくれ」

勇者「わかりました」

勇者(メンドクサイな、さっさと補給してーのに)


魔法使い「…ん、使ったが何も出てないな」

勇者「俺も出てないな」

はよ

勇者の口調が安定しないな

アスペかな?

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