知ってる人は知っているあのシリーズです…
もちろん作者も同一人物です
最後のほうはまた例の糞SSにつながるので苦手な方はご了承くださいませ…
みほ「いらっしゃいませ!こちらのお弁当温めますか?」
客「ああお願い」
みほ「合計で870円です」
客「あ、あとタバコ」
みほ「あ、はいかしこまりました」
客「メビウス」
みほ「はい、メビウスですね」
客「メビウスの3ミリね」
みほ「あ、すみません…」
客「それソフトじゃん…俺が欲しいのはボックス!」
みほ「あわ…失礼しました!」
客「しっかりしてくれよおばさん…(ちっ」
みほ「申し訳ありません…」
チロリロリーン
みほ「ありがとうございました!」
みほ「おばさんかぁ…もうすぐで私も30歳、時間経つの早いなぁ」
客「電気料金の支払いお願い」
みほ「かしこまりました」
ピッ
みほ「あ、お客様すみません、支払期限が過ぎてまして、当店ではレジが通らなく…」
客「は?なんとかしてよ!たかが4ヶ月滞納しただけだろ!」
みほ「あの…その場合はもう一度請求先に電話するか銀行h」
客「ったくやる気あんのかよお前!しっかりしろ!」
みほ「す…すみません…」
客「あとこれとこれ、あこれは温めて袋別にしてね、これは会計別、あ、あとこれはポイント付かないからまた会計を別にして」
みほ「は、はい…!」
客「あ、数百円買うとクジ引けるんだよね?」
みほ「はい!お客様のお会計だと3枚ひけます!」
客「んー…」
がさがさ
鷲掴み
みほ「あの…お客様…3枚だけで…」
客「けちけちすんなよいいじゃん」
みほ「あの…その」あたふた
客「あ、20枚商品当たってる…今当たり商品全部変えて」
みほ「3まいだけ…」
客「あ?俺常連でいつも沢山買ってるんだけど(ギロ」
みほ「あ…はいその…すぐ交換します…(しゅん」
客「早く持ってきてよおばさん」
みほ「はい…」
店長「いいよ西住さん、あー言うお客さんは注意しても逆上するだけだから」
みほ「すみません…20個も…」
店長「大丈夫だよ、別に店が損しないよう作られてるからね」
店長「それより今日も沢山廃棄あるから持ってかえっていいよ」
みほ「本当ですか!?わあ、美味しそう…!」
店長「西住さんは結婚とかしないの?」
みほ「あはは…」
店長「私も子供が居るけど結婚って良いものよ?」
みほ「はい…お友達にもそう言われます」
店長「なんだかんだで29歳なんてまだ若いんだから、婚期なんてたくさんあるわよ」
みほ「はい!ありがとうございます!!」
チロリロリーン
みほ「いらっしゃいませー」
まほ「みほ」
みほ「あ、お姉ちゃん!」
まほ「ちょっとおかずが足りなくなってな、チキンとコロッケを2つずつくれないか」
みほ「あ、うんわかったよ」
まほ「門下生が増えて大変だ、引退したお母様も演習に出る始末だ」
みほ「大変だね…でも戦車道やってる人がそれだけ増えたってことだよね」
まほ「ああ、私も家元としてやりがいがあるよ」
みほ「私も手伝おうか?」
まほ「いやいい、私やお母様、そしてお父様で十分手は回っている。お前はお前の人生を生きろ」
みほ「う、うん」
まほ「それとだが…結婚はまだ早いが私も好きな人が出来た」
みほ「え…」
まほ「戦車関連の仕事をしてる人でな、最近よく話すようになって…」
みほ「わあ、お姉ちゃんが好きになった人だもん、きっと良い人だよ」
まほ「ありがとう、交際をお願いしたらOKしてくれたんだ」
みほ「すごいー」
まほ「もう少しでバイト終わるだろ?頑張れ」
みほ「うん、ありがとう!」
チロリロリーン
みほ「いらっしゃいませー」
沙織「みぽりんー」
みほ「あ、沙織さんー」
沙織「あはは、子供が寝付かなくて…アイス買いに来ちゃった」
みほ「旦那さんは元気?」
沙織「うん、最近昇進しちゃって、そのおかげで残業も無くなって毎日早めに帰ってきてくれてるよ」
みほ「いいなぁ、沙織さん結婚早かったもんね」
沙織「だって高校の頃から既に婚活してたくらいだもん、これで遅かったら皆に合わせる顔ないよー!」
みほ「あはは…お子さん元気?」
沙織「うん、先週風邪引いたけどもうけろっとしてるよ」
沙織「また遊びにきてねみほっ」
みほ「うん、かならず行くね!」
チロリロリーン
みほ「いらっしゃいませー」
優花里「西住殿、今日も夜食を買いに来たであります」
みほ「優花里さんいらっしゃい~!あ、前よりお腹おっきい」
優花里「あはは、なかなか元気な子みたいで、栄養を沢山つけないと体が持ちそうにありません…!」
みほ「お店はどう?」
優花里「はい、私の夫殿に迷惑をかけちゃってますがなんとか」
みほ「相変わらず繁盛してるんだね、安心だよ」
優花里「はい!おかげ様で!私も子供が生まれたら早めに復帰するつもりで」
みほ「そっか優花里さんもお母さんだね」
優花里「夫殿が前に西住殿を褒めてましたよ」
みほ「へ?」
優花里「すごく明るい店員だねみほさんって」
みほ「そんなことないよー照れるなぁ」
優花里「何はともあれ、また今度遊びに来てくださいね」
みほ「うん、ありがとう!」
チロリロリーン
麻子「…」
みほ「麻子さん…その」
麻子「余計な気は使うな…それより…」
みほ「ああ、フランクとやきとりね、今袋入れるから」
麻子「すまない…」
みほ「あれから…どう?」
麻子「外が怖くて出れない…」
みほ「麻子さん…」
麻子「おばぁが死んでから、何をするにも気力が沸かなくてな…」
麻子「生活保護の申請が通ってからずっとこんな生活だ…」
みほ「皆心配してるよ」
麻子「その必要はない…だって…こんな生活も悪くないって思ってる」シャキン
みほ「あ…あはは…そうなんだ」
麻子「皆結婚して子供が出来て…そんな世界を私も望んださ…勉強だけが取り柄の癖に金になる知識も資格もない私にはそれは出来なかった…」
みほ「でも今ならまだ」
麻子「西住さん、それは駄目だ…私はこの生活を気に入ってしまったんだ」
みほ「う、うん」
麻子「これは私からのおごりだ、休憩中に飲め」
マックスコーヒー
みほ「あ、ありがとう…」
麻子「じゃあな、また来る」
チロリロリーン
みほ「奢ってもらって嬉しいけど…そのお金って…はぁ…」
みほ「あ、外に華さんが居る…新三郎さんと結婚したんだよね」
みほ「抵抗なく私と会ってくれたり牛丼屋に今でも良くいくんだよね」
みほ「子供がなかなか出来なくて大変みたい…」
みほ「また飲み会でもして励まそうかな…」
客「ねえこれ暖めて」
みほ「はいかしこまりました」
客「おい暖めすぎだろ、これじゃ熱くて食えねーだろ?」
みほ「お客様、それは20秒以上暖めないと駄目なお弁当でして…」
客「はぁ?客が駄目っつったら駄目なんだよ!あとこのパンも追加して」ぽいっ
みほ「…ッ(ギリ」
客「あん?なんか文句あんのおばさん??」
みほ「いえ、とんでもないです!合計1080円です!!」
みほ「あぁ…またやっちゃった…袋詰めの際頭にきてパン握り潰しちゃった…」
みほ「最近短気になっちゃったなぁ…昔なんてもっと簡単に感情抑えれたのに…」
客「このラーメン4つすぐに暖めて!」
みほ「麺類は1つ温めるのに2分くらい掛かりますが大丈夫でしょうか…?」
客「長い!もっと早くして!急いでるんだよ!」
みほ「ですがちゃんと暖めないと麺が硬k」
客「早くしろ!」
みほ「か し こ ま り ま し た! すぐ暖めます!!!!(イラッ」
バシィン!!!!(レンジのドアを物凄い力で閉める音)
客「びくっ」
みほ「お会計1400円です、お箸はお付けしましょうか?(にこ」
客「あ、いえ…大丈夫です…」
みほ「どうもありがとうございました、またお越しくださいませ(にこ」
チロリロリーン
みほ「はぁ…頭くるなぁ…あー言う態度の人って苦手…エリカさんとの交流でこう言うのに耐性ついてると思ったんだけどなぁ…」
みほ「なんか最近本当ちょっとの事でイライラしちゃう癖直さないと…コンビニ病って言うのかなこれ」
みほ「本当は感謝しなきゃいけないのにカゴ一杯の商品を持ってくるお客様にむっと来ちゃうし」
みほ「なかなか買い物しないで店の中長時間ぐるぐるするお客様にも不快感を覚えるようになったし…」
みほ「ってそれまんま以前の私だね…店員の立場で考えると当時の私って本当鬱陶しかったんだろうなぁ…」
みほ「今思えば40分もコンビニでうろうろなんて尋常じゃないよね…」
みほ「いちゃついて何時までも買い物しないカップルもなんかムカっときちゃうなぁ…いちゃついてないで早く買い物してくださいって言いたくなっちゃう」
みほ「あとレジ割り込んで平然としてる客も苦手」
みほ「えっちな工事現場のおじさんも臭いし苦手…下着プレゼントされた時はさすがに店長に相談したんだよね…」
みほ「あー…だめだめ…考えれば考えるほど私がどんどん嫌な人間になっちゃう…」
みほ「とりあえずもうすぐで終わりだしアパートに帰ろっ…」
アパート
みほ「ただいまぁ…」
みほ「あ、あなた、起きてたんだ♪」
みほ「え?今日は手を縛られてて外に出れなかった?」
みほ「当たり前だよ♪だって私がコンビニでバイトしてる間に逸見さんとか来たら嫌だもん」
みほ「え?来ても絶対入れない?ううん、あなたがそうでもあの人無理やり入ってくるもん」
みほ「30近いのに幼馴染って逸見さん馬鹿みたい…私とあなたはもう恋人以上の関係なのにね♪」
みほ「今日もお仕事大変だったよ…」
みほ「おつかれさま?うん…ありがと」<ぎゅう
みほ「とりあえず手を解いて欲しい?あ、うんごめんね」<するする
みほ「コンビニやめたら?俺が働くから?ううんいいよ。だってお金は実家から常に貰ってるし、あなたが働いたらまた変なのに狙われるから」
みほ「お母さんやお姉ちゃんびっくりするだろうなぁ…私とあなたが夫婦寸前の関係だなんて知ったら…」
みほ「いや、もともと俺が監禁されることから話がはじまった?違うもん…ぐす…ひぐ…うえええ」
みほ「でも今は好きだから泣かないで!な? うん…嬉しい!」<ぱぁ
みほ「ふぅ」
みほ「明日家に挨拶に行こうね♪あなた」<ちゅ
西住実家
まほ「今日は泊まって行きなさい」
まほ「え?用事があるからみほと大洗に帰る?」
まほ「駄目」
まほ「それに私はみほに言ったんだ…前にコンビニで君と付き合ってると」
まほ「勝手な事言わないでください?勝手なのは君のほうだ、勝手にみほと付き合って…私の気持ちはどうなるんだ?」
まほ「知りませんそもそも付き合ってません?なら今から突き合えばいい、布団の上でな」
まほ「みほと結婚してくれてかまわんぞ?ただし条件がある」
まほ「私と布団の上で突き合え」
まほ「結婚なんて安易なもので私と君の関係は崩れない、そうだろ?」
まほ「脱げ」
まほ「はい、ばんざーいして?」
スルスル
まほ「簡単に脱げたな、乗り気だったんだろう?」<にたぁ
まほ「危険日…」<にたぁ
まほ「駄目だ逃がさん、まずはキャラメルクラッチだ…」<ぎりぎり
まほ「参ったと言え、参ったと言ったら許してやる」
まほ「どうだ、私と突き合ってくれるなら今日のところは簡便してやるぞ」
まほ「参りました?そうか…なら許してやろう…」
まほ「さあさっそく…ん?」
まほ「今日は許してくれるんじゃ?ああ、許すと言ったぞ…プロレス技をな…」<にたぁ
まほ「突き合うのを許すと言ったつもりはない…」<にたぁ
まほ「だから暴れるな…まあ暴れられればなお更そそるのだがな…」
まほ「ふぅ」
まほ「毎週楽しみだぞ本当に」<にたぁ
しほ「ずるい」
しほ「週1回働くだけであなたに沢山給料を支払ってるのは誰か知っていますね?」
しほ「自力で稼ぐから大丈夫です?駄目です」
しほ「私の気持ち、何もわかってないんですね…」
しほ「私はただ、あなた達に幸せになって欲しくて…ぐす…ひぐ…うええええ!」
しほ「常夫さんが来るから辞めてください?ごめんなさいは?」
しほ「解れば良いんです…」
しほ「私ね、まだこれでも20代と間違われるの」
しほ「みほと結婚してここで暮らしなさい」
しほ「駄目です逃がしません」吹き矢
しゅっ
旦那「ばたん」
しほ「ふふ…このために週一で彼を呼んでるのを誰も知らない…」
しほ「ふぅ…」
しほ「危険日…」<にたぁ
常夫「やあ、君がみほの恋人だね」
常夫「戦車は好きかい?」
常夫「僕はね、戦車の砲身が大好きなんだ、まるで男あれのようでね」
常夫「待ってくれ…男同士風呂でも入らないか?」
常夫「大丈夫、僕はホモじゃないよ、やだなぁ旦那君は」<にたぁ
お風呂にて
常夫「そう、僕はバイなんだ」
常夫「はは、そう逃げるなよ」<だきぃ
常夫「僕の家族全員と寝ておいてそれはないだろ?」<にたぁ
常夫「別に僕は怒っているわけではないんだ、むしろ僕もその仲間に入れて欲しいんだよ」
常夫「君と一緒に仕事をすればするほど僕は君にそそられて行ったんだ」
常夫「好きだ」
常夫「今日は危険日なんだ…」
常夫「あんた頭がおかしい?嫁や娘達に比べればマシだろ?いいから四つんばいになって」
常夫「本当に白い肌してるなぁ…たまらないね…」
常夫「ふぅ…」
そして少しだけ月日は流れ
西住実家にて
みほ「あなた、今日も一緒に夫婦で仕事だね(にたぁ」<お腹さすりさすり
まほ「旦那君、解らない事があったら何でも聞いてくれ(にたぁ」<お腹さすりさすり
しほ「旦那さん、今日の夜は私の部屋で挟み将棋をして遊びましょう、常夫さんと一緒に(にたぁ」<お腹さすりさすり
常夫「ふふ、旦那君、みほ以外は想像妊娠だったよ。だから僕にもワンチャンあるよね♪(にたぁ」<お腹さすりさすり
エリカ「結局このシリーズじゃないのよ!」
まほ「エリカ、お前は駄目だ」
エリカ「」
完
otu
乙
こっちに来ていたのか…
林先生のガイドラインかな?
クソ客は実体験?
そんな輩の相手を真面目にしなければならないあたり、日本企業は従業員を大切にしないよね…
業界で協力して、悪質クレーマー情報を共有できるようにすればいいのにね(既にやってるのかな?)
ンハッ☆
コンビニバイトが現実味ありすぎて来るものがある
あのシリーズってのが分からんから教えて下さいな
sage消えてた
失礼しました
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