サ店

遊矢「では先に注文しましょうか」

遊戯「席に用意された用紙に書くのか。変わってるな」

遊矢「じゃあ俺は…トマトジュースとパンケーキを頼もうかな」

遊戯「俺はハンバーガーとミルクにするぜ！」

店員「ご注文お伺いしまーす」

遊矢「この通りで」ﾍﾟﾗｯ

店員「かしこまりましたー。では、こちらのミルクのメニューを復唱して下さい」

遊戯「……？み、ミルクでももらおうか？」

店員「なめてんのかあ？小僧！」

遊戯「！？」

店員「トマトジュースとパンケーキのお客様ぁー」

遊矢「あ、俺です！」

店員「ハンバーガーとミルクのお客様は…こちらですね」

遊戯「…ああ」

店員「これ飲んでとっとと帰んな！」ｶﾞﾁｬﾝ

遊戯「……っ！！」

遊戯「最近のサ店の店員は態度が悪いぜ…！」

遊矢「ははは…ここはそういうところなんで…」

遊戯「で、そろそろ本題に入ろうぜ。話とは何だ遊矢？」

遊矢「はい、実は俺……」

遊矢「風俗店を開こうと思ってるんです！」

遊戯「風俗店……それはどうしてだ！？」

遊矢「実は、新しいデッキ作ろうとしたらお金が足りなくなってしまいまして…なんで同胞や強貪あんな値上がりしたんだろうなあ、売らなきゃよかった」

遊戯「う～ん、最近は主流デッキも移り変わりが早いしデュエリストの悩みどころだな」

遊矢「なので風俗店でがっちり稼ごうと思っているんです」

遊戯「それはいいんだが…風俗嬢はどう調達するんだ？君の女友達が全員OKしてくれるとも思えないんだが…俺の方も杏子やレベッカを説得するのにきっと骨が折れるぜ…！」

遊矢「そこは問題ありません遊戯さん！」

遊戯「何か秘策でもあるのか？」

遊矢「へへっそれはですね……」

遊矢「リアルソリッドビジョンって、知ってます？」

数日後、二人はなけなしの資金をはたき、風俗店を開業した。

開業資金だけでほとんど金を使いきっていたが問題なかった。


遊矢「レディースアンドジェントルメーン！世にも珍しいモンスターが相手をしてくれる風俗店、『スマイル・ヘルス』！本日開店ですよー！」


「はあ？何だこいつ」

「モンスターの風俗だと！？ふざけやがって！」

「ムラッと来るぜ！」

「面白そうだし行ってみようぜ」


遊戯「全く、店長自ら客引きをしなければならないとはな」

遊矢「はい、ですが掴みは上々。ここでお客さんの心を掴めば、俺のエンタメ風俗はきっと成功する！」

遊戯「頼むぞ、俺のモンスターも貸してるんだからな。期待してるぜ！」

遊矢「はい！１名様ご案内！」

エンタメとは一体…うごご