瑞鶴「はぁ!? 一緒にドライブに行こうですって!?」 (30)

瑞鶴「どうして好き好んで、あんたなんかと一緒に行かなきゃならないのよ!」

加賀「私最近、免許を取ったの」

瑞鶴「赤城さんと行けば良いじゃない」

加賀「車の色が気に入らなかったみたいなの」

瑞鶴「・・・・・・」

瑞鶴「・・・だったら他の娘を誘えば良いでしょ」

加賀「私、友達が1人もいないの」

瑞鶴「」



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瑞鶴「一気に空気が死滅するから、そういうことをサラッと言わないでよ!」

加賀「でも事実よ」

加賀「貴女は私の友達になってくれるかしら?」

瑞鶴「返答に時間と高難易度を求めるような質問をしないで!」

瑞鶴「あたしはあんたの後輩よ!」

加賀「そう・・・」

瑞鶴「・・・・・・」

加賀「・・・・・・」

瑞鶴「(なんだか可哀相になってきたわね・・・)」

加賀「瑞鶴、早く行くわよ」グイッ

瑞鶴「強引な空母大っ嫌い!!」

瑞鶴「あたしはまだ行くとは言ってないわよ!」

加賀「先輩の私の言うことが聞けないというの?」

瑞鶴「そんなの無茶苦茶よ!」

加賀「貴女の困っている顔は可愛いわ」

瑞鶴「あんたに友達がいない理由がよくわかったわ!」

加賀「瑞鶴、これが私の車よ」スッ

瑞鶴「はぁ・・・?」チラ










瑞鶴「」


瑞鶴「なんでこんな化け物車買ったのよ!?」

加賀「格好良いでしょう? それと青は私のイメージカラーよ」

加賀「瑞鶴が助手席に座れば、まるで私が瑞鶴を包み込んd」

瑞鶴「気持ち悪いことを言わないでよ!」

瑞鶴「一体どこから出たお金で買ったのよ!?」

加賀「・・・・・・」

加賀「・・・知りたいのかしら?」

瑞鶴「いい、やっぱり言わないで」

瑞鶴「わかった、わかったわよ!」

瑞鶴「乗ってあげるわよ!」

加賀「話がわかる後輩は好きよ?」

瑞鶴「あたしは話のわからない先輩は大嫌いよ!」

加賀「さぁさぁ、乗ってちょうだい」グイグイ

瑞鶴「あいたぁっ!?」ガリッ

瑞鶴「ちょっと! 押さないでよ!」

瑞鶴「頭が削れちゃったじゃない!」

加賀「大事な車に傷をつけたというの・・・?」

加賀「随分と悪い娘なのね、貴女・・・!」プルプル

瑞鶴「あんたの所為でしょ!?」

加賀「さぁ、出すわよ」

瑞鶴「はいはい」

加賀「・・・・・・」

瑞鶴「・・・・・・」

加賀「・・・瑞鶴」

瑞鶴「なによ?」

加賀「エンジンはどうやってかけるのだったかしら?」

瑞鶴「はぁ!? あんた教習所行って習ってきたんでしょ!?」

加賀「ただのド忘れよ」

瑞鶴「しっかりしなさいよこの鳥頭空母!」

瑞鶴「クラッチとブレーキを踏みながらセルを回しなさい!」

加賀「」グイ

バイパー『』キュキュキュキュ  ブオォォォォォォン!!

加賀「貴女が役に立つ後輩で良かったわ」

瑞鶴「うるっさいわ!」

加賀「嘘よ、本当は試したの」

瑞鶴「ラジエーター液1リットル飲ませるわよ!?」

加賀「・・・・・・」

瑞鶴「んで、これからどこに行くの?」

加賀「華厳の滝よ」

瑞鶴「はぁ!?」

加賀「嘘よ、や○やにでも寄ろうかしら?」

瑞鶴「丁度良いわ、翔鶴姉がお酒が切れて手が震えているの」

加賀「早くあの娘を病院に連れて行ってあげなさい」

瑞鶴「でもほら・・・なんか可愛いじゃない?」

瑞鶴「あたしに必死に助けを求めてくる翔鶴姉・・・!」ゾクゾク

加賀「落ち着きなさい変態ターキー」

加賀「いいから連れて行きなさい」

瑞鶴「わかったわよ・・・」

バイパー『』ブロロロロロ・・・

瑞鶴「ちょ、ちょっと、あんたスピード出し過ぎじゃない?」

加賀「この車、気がつくと80kmを超すのよ」

瑞鶴「怖いわね!?」

加賀「アクセルの調整が難しいわ」

瑞鶴「と、とにかく60kmまで落として!」

加賀「えぇ」





バーディー『』トコトコ





加賀「・・・・・・」

バーディー『』トコトコ

加賀「・・・・・・」

対向車1『』ヒュン

対向車2『』ヒュン

対向車3『』ヒュン

加賀「・・・・・・」

バーディー『』ヨロヨロ










加賀「」ブチッ




瑞鶴もアカン子やったか……

加賀「」グリッ

バイパー『』ブウゥゥゥゥゥン!!

瑞鶴「ひっ!? な、なに!?」

加賀「この忌々しいスクーターめ・・・!」イライラ

瑞鶴「無理なエンジンブレーキは止してよ!」

加賀「対向車がいっぱい来て、追い越せないわ・・・!」イライラ

瑞鶴「無理に追い越さなくても良いわよ!」

加賀「30kmですって・・・? 許せないわ・・・!」プルプル

瑞鶴「イライラするのはわかるけど落ち着きなさいよ!」

瑞鶴「あ、ほら! そこ右折!」

加賀「・・・・・・」

瑞鶴「(ちょっと・・・この空母大丈夫かしら・・・?)」

瑞鶴「右の列、随分混んでいるわね」

加賀「右折車が多いのね」





グロリア『』グイーン





加賀「っ!」キキィッ

瑞鶴「うわぁっ!」

瑞鶴「あ、あぶないわねぇ!」

加賀「いきなり出てくるなんてぇ・・・っ!」パアァァァァァァァァッ!!

瑞鶴「ちょ、ちょっと!」

グロリア『』カッチカッチ

加賀「ハザードですって・・・? 嫌味なの? ねぇ、そうなんでしょう・・・!」パシャパシャパシャパシャパシャ

瑞鶴「ひいぃぃぃぃぃっ!?」



― や○や駐車場 ―


瑞鶴「あんた車の運転荒過ぎ!」

加賀「そんなことはないわ」

瑞鶴「あんなにパッシングしなくても良いでしょ!?」

加賀「やりました☆」

瑞鶴「このブルーインパルス! 気をつけなさいよ!」

加賀「そんなに怒らないでちょうだい」

瑞鶴「まったく・・・!」





子供「きゃっきゃっ!」タッタッタッ





加賀「っ!」キキッ

瑞鶴「あひっ!?」ガクン

加賀「親は一体何をしているというの・・・!?」

加賀「子供の安全を確保するのが役目でしょう・・・!?」

加賀「後からのこのこと、平然として出てくるのはおかしいでしょう・・・!?」パアァァァァァァァァッ!!

瑞鶴「やめて! お願いだからやめて!」

瑞鶴「他の人の眼が痛いわ!」

加賀「・・・・・・」

瑞鶴「(い、胃が痛くなってきたわ・・・!)」ズイズイ

加賀「あんなにラム酒を買って・・・」

加賀「貴女の姉は物好きね」

瑞鶴「意外とこの車のトランク広いわね」

加賀「物好きと好き者って似てるわね」

瑞鶴「翔鶴姉は真面よ!」





おじいちゃん「おっこいさ」チリンチリン





加賀「かががっ!」キキィッ!

瑞鶴「ひぐぅっ!?」ゴキッ

加賀「車が来ていないか確認してから渡るのが普通でしょう・・・!?」パァァァァァァァ!!

加賀「自転車が車道を走ると碌なことがないのよぉ・・・!」パシャシャシャシャシャシャシャ!

瑞鶴「それやめて! とにかく落ち着きなさいよ!」

加賀「はぁ・・・はぁ・・・!」

瑞鶴「あんた絶対車の運転向いていないわよ!

加賀「し、深呼吸・・・深呼吸・・・!」スーハー

瑞鶴「いちいち車の運転する度に、深呼吸しなきゃならないほど取り乱すのはどうかと思うわ!」

加賀「貴女も運転するようになれば、いずれわかるわ」

瑞鶴「絶対に嫌よ! わかりたくないわ!」

瑞鶴「とにかく! もう次は絶対にないからね!」

瑞鶴「あんたみたいな化け物運転に付き合わされてちゃ堪ったもんじゃないわ!」

加賀「」シュン

瑞鶴「・・・・・・」

瑞鶴「・・・ちょ、ちょっt」





アリスト『左折しようか』カッチカッチ





加賀「(左折ね、追い越しましょう)」ブロロロロロロ・・・

アリスト『いや、やっぱり直進だ』グイーン

加賀「うっ!」キキィッ!

瑞鶴「ぐえぇっ!?」ガコン

瑞鶴「(第2頸椎が少しだけ前にずれたわ・・・!)」ズイズイ

EK9とかRB3もたち悪いやつがちらほら

加賀「左にウィンカーを出しているのなら、左に曲がるんでしょう・・・!?」

加賀「どうして私が追い越そうとしているのに、わざわざ直進するの・・・!?」

加賀「舐めているの・・・! ねぇ、ねぇ・・・!」パシャシャシャシャシャシャシャ!

瑞鶴「」ブクブク

加賀「この悪党め・・・! 一航戦の煽りを食らいなさい・・・!」グワングワン

アリスト『』ブロロロロ・・・

加賀「あぁ・・・! ほらほら、これが幅寄せよ?」グイ

加賀「どうかしら? え? 怖いでしょう? ねぇ・・・!?」グイグイグイ

アリスト『』パアァァァァァァッ!!





加賀『』ブチッ





加賀「」ガッ

バイパー『』ブウゥゥゥゥゥン!!

加賀「」キキィィィィィッ!!

アリスト『』キキィィィィィィッ!!

加賀「」ガチャッ

瑞鶴「」ピクピク

ドライバー「なんだよ! なんなんだよゴラァッ!」

加賀「加賀です」

ドライバー「あぁ!? 舐めてんのか貴様ぁっ!?」

加賀「は?」ズイ

ドライバー「うっ・・・!?」ビクッ

加賀「貴方がいい加減な運転をするからでしょう?」174cm

ドライバー「う、うるせぇ! テメェこそキチガイみてぇなことしやがってよぉ!」167cm

加賀「あ? やるのか?」ズイ

ドライバー「ひっ!?」ビクッ

瑞鶴「ちょちょちょちょ! いい加減にしなさいよあんたら!」175.4cm

ドライバー「ク、クソッ! 覚えていやがれこのゴーレム女!」ダッ

瑞鶴「はぁっ!? 誰がゴーレムですってぇ!?」

加賀「私は空母です」

瑞鶴「あんたは黙ってなさいよ!」

バイパー『』キキッ

加賀「・・・・・・」ガーッ

瑞鶴「(はぁ・・・今日は災難だったわ・・・)」

瑞鶴「(この烏女、獣みたいな運転するし・・・)」

瑞鶴「(早く翔鶴姉看てあげないと・・・)」

加賀「・・・瑞鶴」

瑞鶴「・・・なに?」

加賀「今日はその・・・色々とゴメンなさい」

加賀「少々取り乱すことがあったわね」

瑞鶴「少々じゃなくて多々よ!」

瑞鶴「まったく! 本当に疲れたんだからね!」

瑞鶴「道路はあんたのものじゃなくて、みんなのものよ!」

瑞鶴「あんな運転してちゃ、いつか事故るわよ!?」

瑞鶴「それが嫌なら安全運転して!」

加賀「・・・わかったわ」

瑞鶴「・・・ふんっ!」プイッ

加賀「・・・でもね、瑞鶴」

瑞鶴「?」

加賀「今日、貴女を誘ったのは」

加賀「誰でも良かったわけではないのよ?」

瑞鶴「え・・・」

加賀「貴女なら・・・来てくれると思ったからよ」

加賀「いつもいがみ合っているとは言え、何だかんだでついて来てくれる」

加賀「貴女は優しい私の後輩よ」ニコ

瑞鶴「!?///」

瑞鶴「は、はぁ!? い、意味わかんないし!///」

加賀「そうね・・・これからはもう少し、貴女のことを知ろうと思うの」

瑞鶴「え? え?///」オロオロ

瑞鶴「(な、なんで急に良い雰囲気になってんのよぉ!?///)」

加賀「そうすれば、もう普通の先輩後輩ではなくなるわ」

瑞鶴「え、ちょ、何言って・・・?///」

加賀「そうでしょう? 瑞鶴・・・」スッ

瑞鶴「あっ・・・///」










バイパー『』ガコン










加賀「・・・・・・」

瑞鶴「・・・・・・」










瑞鶴「せっかく良い雰囲気になってんのにエンストしてんじゃないわよこのハゲェェェェェェェェッ!!!!」バシィッ!!

加賀「かがぁっ!?」ガシャーン





終わり

車は安全運転が一番だずい


加賀は綺麗なスケベ空母だずい


翔鶴姉はいやらしいスケベ空母だずい


あたしは売れっ子アイドルだずい

やまやって全国区なのか?


加賀はかわいい空母だずい

おつおつ

>>24
やずやかと思ってた
やまやって何ぞ?

>>27
酒屋さん。全国区かは知らんけど大阪に店があるのは知ってる。

とうほぐにもあるでよ


こういう瑞加賀好き

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月03日 (金) 19:58:35   ID: fgLM42lt

ファミチキ食べながら運転するのやめてください、赤城さん
袴が油でギットギトですよ、加賀さんを見習って下さい

2 :  SS好きの774さん   2018年08月03日 (金) 19:52:04   ID: U4zojqVf

ビスマルク『メルセデス最高』提督『お前、ヤクザの情婦と街の人に思われているぞ。』

3 :  SS好きの774さん   2018年08月03日 (金) 19:53:27   ID: U4zojqVf

アイオワ『リンカーンは最高よ。』提督『ガソリン代、給料から引いとくからな。』

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