―――事務所
泰葉「…………」
李衣菜「記念すべき第一回目です」
加蓮「めでたいです」
泰葉「よかった、私の知らないところで謎の会議が何回も開かれてたわけじゃないんだ。初めてなのね」
李衣菜「ですが残念なことに、今回で最終回となっています……」
加蓮「寂しいですね……」
泰葉「えー……」
李衣菜「第一回なのに最終回、ロックだね!」
加蓮「ううん、全っ然そんなことない」
李衣菜「…………」ショボン
泰葉「……なにこれ」
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李衣菜「気を取り直して、それでは始めたいと思います」
加蓮「始めましょう」
李衣菜「まず最初に」
加蓮「はい」
泰葉「…………」
李衣菜「なんで私はデート行けないんだよー! ずるいよ2人ともー!」ポカポカ
加蓮「あぁっまだそれ言うの!? けっこう経つのに!」
李衣菜「遊園地! プラネタリウム! 私はー!?」ポカポカ
泰葉「い、いたいいたい! え、最初のテンションはなんだったの!? なにがしたいのもうっ!」
李衣菜「――はい、以上前座でした。大変、大っっ変、羨ましいです」
加蓮「はい」
李衣菜「それじゃ本当にやっていきます」
加蓮「やりましょう」
泰葉「なんなのいったい……」
李衣菜「報告します。とりあえず15人集めました」
加蓮「おめでとう、おめでとう」パチパチ
李衣菜「ありがとうありがとう。いやぁ苦労しました。これもみなさんの協力のおかげです」
加蓮「日曜日、ひたすら『Twilight Sky』を叩いた甲斐がありましたね」
李衣菜「えへへ、いくらCo日だったからって恥ずかしいなぁ」
泰葉「……間違ってないけど色々おかしい」
李衣菜「Vi特化ですね」
加蓮「ですね。ふふっ、私とおそろ~♪」
李衣菜「…………。デートは黒歴史なので加蓮はおとなしく回復しててください」
加蓮「黒歴史扱い!? っていうか李衣菜も回復でしょ……ん? あれって温泉デートじゃ」
李衣菜「あれはお仕事で温泉地に行ったんだよ! そっちは完全プライベートじゃん!」
加蓮「楽しかったです!」
李衣菜「うああああああもおおおおお羨ましいほんと羨ましい!!」
泰葉「今日の2人のテンション、よく分からない……」
李衣菜「はい」
加蓮「はい」
泰葉「ま、また戻った……。だ、大丈夫? ゲームやりすぎて頭がおかしく……」
李衣菜「シャン…シャン…フリック…」
加蓮「ジュエル…スタドリ…」
泰葉「」
李衣菜「こほん。裏打ちパーフェクトが無いだけマシですね」
加蓮「裏打ち……裏打ちしなきゃ……うっ」
泰葉「あぁあの難しいと有名なデデデで……あれ? なんの話?」
李衣菜「惜しむらくは、いわゆる弱SRということですね……」
加蓮「悲しい……」
泰葉「もう話が飛び飛びでわけが……」
李衣菜「集めやすかったという点では嬉しいんですけどね」
加蓮「せめて総アピール値12000はほしかったです」
李衣菜「まぁそこはかわいさでカバーということでひとつ」
加蓮「うん、かわいいは正義ですから」
泰葉「あ、あの……」カァ
李衣菜「かわいい」
加蓮「かわいい」
李衣菜「泰葉の奥ゆかしいかわいさを堪能したところで」
加蓮「堪能しました」
李衣菜「『今回のデレ度』を計測してみたいと思います!」
加蓮「待ってました!」パチパチ
泰葉「……もう勝手にどうぞ……」
李衣菜「0から100まででどれだけデレていたか計測しましたところ……今回の泰葉は」
加蓮「ごくり」
李衣菜「300デレを叩き出しました! 快挙です! 限界突破です!」
加蓮「わぁー!」パチパチ
泰葉「絶対適当に言ってる、思いつきで喋ってる!」
李衣菜「親愛度50の時点で目を疑いましたね」
加蓮「もうカップルですね、カップル」
泰葉「や、あ、あれは雰囲気に飲まれて! く、暗かったし……!」
李衣菜「暗かったぁ!? 暗いとなにが良いんですかねぇ! あーもうなんだなんだぁ! 見せつけられる身にもなってみろー!」ジタバタ
加蓮「ああっ発作が! もう、泰葉! 言葉には気をつけてっ!」
泰葉「ご、ごめんなさい!?」
李衣菜「うっ……うぅっ……!」メソメソ
加蓮「よしよし……大丈夫、李衣菜もPさんに大事にされてるから……」ナデナデ
李衣菜「ほんとかなぁ……私大事にされてるかなぁ……ぐすっ」
泰葉「うん……Pさん、李衣菜の手料理大好きだから……」ナデナデ…
李衣菜「えへへ……また作りに行ってあげよっと……♪」
加蓮「…………何度も行ってるみたいな言い方なんだけど?」グリグリ
泰葉「デートよりそっちの方がアレなんじゃないかな」グリグリ
李衣菜「いだだだ頭が割れるぅ!」
加蓮「はい」
泰葉「はい」
李衣菜「お、おお……! の、ノーツが頭の上で回ってる……がくっ」
加蓮「さて泰葉さん」
泰葉「あ、はい」
加蓮「とても有意義な時間を過ごされたようですね」
泰葉「……は、はい」
加蓮「私が見立てた服も役に立ったみたいだし。ふふ、ちょっとは息抜きになった?」
泰葉「……! うん、ありがとう……楽しかった」
李衣菜「……さすが加蓮だよね、泰葉に似合う落ち着いた色合いだし」ムクリ
加蓮「あ、復活した。ふふん、任せてよね♪」
泰葉「Pさんにも褒めてもらえたし……えへ、本当にありがとう」
李衣菜「ええ、ええ。服装まで褒められたらそりゃ嬉しいでしょう」
加蓮「思い出の半分を分けてもらってもバチは当たらないでしょうねぇ、ええ」
泰葉「あぁ戻っちゃった……」
李衣菜「控えめなアクセも素晴らしいチョイスです」
加蓮「あれは本人がすべて自分で用意したものですね。ピンクのペンダントとか」
李衣菜「あー、なるほど。でもいつも身に着けてるのとはちょっと違いますね」
加蓮「よっぽどお気に入りなんですね、ピンク」
李衣菜「ピンク。好きでしょ?」
泰葉「い、言ったことないのになんで……!?」
李衣菜「なぜって? それは簡単。腕時計もピンクだし」
http://i.imgur.com/5pMu83N.jpg
加蓮「眼鏡もピンク」
http://i.imgur.com/IOFAMMq.jpg
李衣菜「メモ帳やペンもピンクだった気がしますね」
http://i.imgur.com/sa6AiIC.jpg
加蓮「あとベルトとか髪留めも。自分のイメージを崩さないように秘密にしている点も素晴らしいです」
http://i.imgur.com/kf9nX1m.jpg
http://i.imgur.com/CP68uoD.jpg
李衣菜「はい、とてもかわいいですね。でも割りとバレバレ。……なんで隠せてると思ったの?」
泰葉「う、うぅ~……!」
加蓮「しかしこれは、なかなかのピンク好きですね……」
李衣菜「そうですね……もうただのピンク好きとは言えませんね」
加蓮「ではなんと?」
李衣菜「ピンク……いえ、ピンカー。いやいや、もっと上の……そう!」
李衣菜「ピンキストです!」
加蓮「ピンキスト! たしかに!」
泰葉「どこかで聞いたことあるような……じゃなくて!」
李衣菜「おめでとうございます、泰葉さん!」
加蓮「あなたにピンキストの称号を授与します!」
ピンキスト泰葉「いらない! ってあれ!? なんだか違和感がっ」
李衣菜「称号の変更はまたの機会に~」
加蓮「[ピンキスト]岡崎泰葉、SSR待ってまーす♪」
ピンキスト泰葉「ちょっと待って! 取って、これ取って!」
李衣菜「えー、名誉ある称号なのに」
加蓮「それを外すなんてとんでもない」
ピンキスト泰葉「お願い、これじゃ恥ずかしくて外に出られない……!」
李衣菜「しょうがないなー、ほいっと」ピョイッ
泰葉「あっ……取れた。そんな簡単に取れるものなの……?」
加蓮「またほしかったら言ってね、付けてあげる」
泰葉「もういいです!」
李衣菜「で」
加蓮「で」
泰葉「…………はぁ。なんですか」
李衣菜「手は繋いだの?」
加蓮「指絡めた?」
泰葉「は、……はぇっ!?」ボッ
加蓮「わ、燃えた」
李衣菜「……この反応じゃなんにも無しか……つまんないの。加蓮もそうだけど、肝心なときに攻めないよね」
加蓮「う、うっさい。李衣菜だってPさんとデートしたら分かr」
李衣菜「うぎぎぎぎ」ギリギリ…
加蓮「ごめん」
泰葉「ちょ、ちょっとだけ……」ゴニョ
加蓮「え?」
泰葉「肘掛けに乗ってたPさんの手に……自分の、重ねて……。ふふ、えへへ……♪」ポワ
李衣菜「……あああああああぁぁぁぁああああああ!!!」ブワッ
加蓮「あああっ! 李衣菜がついに限界を超えてロックに! っていうか泣いてる!?」
泰葉「ふふふっ、あったかかったな……Pさんの手……」ポワポワ
李衣菜「サイゲさぁぁぁん! 私の新SRをー! 2枚目のSSRなんて贅沢言わないからぁぁぁぁ! せめて限定解除してぇぇぇぇ!!」
加蓮「魂こもったいいシャウトだけどうるさい!」
李衣菜「Pさんに料理作るシチュとかくらいあってもいいじゃんんん……!」グスグス
加蓮「それイベントでやっちゃったから……。は、ハンバーグマスターかっこいいと思うよ?」
李衣菜「なんか某師匠みたいだもん……」
加蓮「それはちょっと思ったけど……」
泰葉「ふふ、Pさん……。Pさんと一緒、連星……ふふふっ♪」テレテレ
加蓮「泰葉、いいからこっちフォローしてくれない?」
李衣菜「――以上、定期報告会でした……」グスン
加蓮「お疲れさまでした」ペコリ
泰葉「……これやる意味あった?」
李衣菜「ぐす……、ないけど?」
泰葉「言っちゃった」
加蓮「まぁ暇つぶしだよね。こんなに早く泰葉が再登場するとは思わなかったってのもあるし」
李衣菜「ねー。全力出さなきゃ! って思ったよね」
加蓮「あと落差ね。『あっち』は初登場から色々積み上げてきてのプラネタリウムだったけど……」
李衣菜「『こっち』はいきなりデレデレし始めるんだもん、ツッコミも入れたくなるって」
泰葉「『あっち』とか『こっち』とか……」
李衣菜「加蓮もけっこうすぐデレるよね、どっちでも」
加蓮「てへ。李衣菜だって『一生ついてく』ってストレートに言ってたくせに」
李衣菜「いやー、えへへ。結局私たちみんな、Pさんが好きってことで♪」
泰葉「もしかしてそれが言いたかっただけ? もう……」
加蓮「いいえ。スターレッスンするときに15人の泰葉が並んで壮観だった、というお話です」
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泰葉「いい加減口調どうにかならないかな?」
李衣菜「一気にレッスンしたらカウントアップがやたら感動的でした。素敵」パチパチ
加蓮「素敵泰葉」パチパチ
泰葉「もう好きにして」
>ピンキスト
…さぁん……さぁん……
李衣菜「あと地味にSRで私たち3人揃えられて嬉しいです。……衣装が揃ってるからSRでいいんです」
加蓮「……少し悲しみを背負っているようですが気のせいですか?」
李衣菜「はい、気のせいです……」
素敵泰葉「ふ、復刻あると思うから……。……あ、また変なの付いてる……」
李衣菜「今ならピンキストと素敵、どちらか選ぶことができますよ!」
加蓮「おすすめはやっぱりピンキスト♪」
素敵ピンキスト泰葉「ふたつ付いちゃったんだけど。そんな機能ないよね?」
李衣菜「縮めて素敵ストなんてどう?」
加蓮「ださーい」
李衣菜「うわぁ直球~」ケラケラ
素敵スト泰葉「はぁ……Pさん、なんとかしてください」
P「え、ここで振るの? せっかく黙ってたのに」
素敵スト泰葉「私にはもうどうにもならないので……自分じゃこれ取れないですし」
李衣菜「……はっ! ピンキストのPはプロデューサーのPなのでは!?」
加蓮「李衣菜……! パンドラの箱開けちゃったよそれ……やばいよ、狙われちゃう!」
李衣菜「逃げなきゃ!」
加蓮「泰葉を守らなきゃ!」
P「なに言ってんだか……よいしょっと」スポンッ
泰葉「きゃうっ。……あ、ありがとうございますPさん……はふぅ」
P「ツッコミ疲れたか?」
泰葉「ええ、まぁ……。Pさんと出かけたあとにこれでは、リフレッシュになりませんね」
P「あはは、楽しそうに見えたけど」
泰葉「む。他人事だからそんなふうに言えるんです」
P「悪い悪い。でも……」
泰葉「でも、なんですか?」
P「こんなに笑ってるじゃないか。な?」ポフ
泰葉「……はい、そうですね。ふふふっ」ニコ
李衣菜「泰葉、絶対に守るからね! 私たちは戦うよ!」
加蓮「ただひとり、君のためなら!」
「「聞いてください、『Song 4 u』――」」
泰葉「いつまでやってるの」ペシ ペシ
「「マモレナカッタ…」」
P「主人公違うぞ」
加蓮「いたた……」
李衣菜「よ、容赦ないなぁ……」
泰葉「容赦してたら振り回されるだけだもの。それくらい覚悟してもらわないと」
加蓮「振り回されるのもいいんじゃない? 私は好きだけど、そういうの♪」
李衣菜「……私はPさんに振り回されたい」ズン…
加蓮「もはや闇が……」
泰葉「り、李衣菜……」
P「ほら、いつまでも遊んでる時間ないぞー。仕事仕事!」
泰葉「あ、はーいっ。……行きましょう、2人とも!」
加蓮「うんっ、行こ!」
泰葉「今日も頑張りましょう♪」
加蓮「おーっ♪」
李衣菜「Pさん、今度こそ私とデート……!」
P「わ、分かったよ……必死か」
泰葉「あはは……」
おわり
というお話だったのさ
SSR加蓮SR泰葉はVi特化、ライフ型のSSR李衣菜も地味にVi値が一番高いので持ってる人はユニット組んでみてね
持ってる人は……
泰葉は水色系が好きだと公言してるけど、実は上の画像みたいに仕事の衣装以外のときは必ずピンクの物をどこかに身に着けています
なのでおそらくピンク色も相当好きだと思われます、隠れピンキストです
ピンクの申し子さくらさぁんとお話してみたくてうずうずしてる泰葉さんください
おつ、SSRとか(ないです)
弱SRで残念という見方もあるけどむしろ久々のキャラバンCo弱SRで特技、センタースキルともにいいから使ってくれる人増えていいのかなって思ったりもする
キャラバンセンターでも起用増えるだろうし普通にVi型としてもそこそこの性能だし
乙です
こちらの泰葉さんは12枚で止まってる……
おつおつ
モバマスアイドルの拘りは気付くと嬉しくなるよね
わかりやすい子も入れば言われておおって子まで様々
>>34
3枚メダルで行けるやん
乙
☆15勢の中では心豊かさんの次に強いかと
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