勇者「よし、ここの塔の魔物はだいぶ片付いたな」


魔法使い「あの二人、平気かしら？」


勇者「大丈夫だ。あいつらなら心臓の一つや二つ取られても、ケロッとしてるさ」


魔法使い「…それ、僧侶に言っとく」


勇者「な、武闘家の方に言ってるんだ！僧侶は関係ない！」


魔法使い「あいつ『ら』なら、ねぇ…」


勇者「それは、ほら…言葉のあやとかそう言う」

勇者「…！」


魔法使い「…？どうしたの？」


勇者「シッ…静かに…」

初っ端に宣伝ぶっこむとは

ーーーーーーーーーーーーーー

僧侶「かなり深くまで来ましたね…」


武闘家「なあに！あと1,000メートルは潜れるぞ！」

武闘家「ついでにこの洞窟ごと消し飛ばすか！ダハハハハ！！」


僧侶「…勇者さんたち…大丈夫でしょうか」


武闘家「ふん！心配無用！」

武闘家「奴らなら、脳みその一つや二つ無くなろうと元気百倍だ！」


僧侶「…はぁ。それ、魔法使いさんが聞いたら怒りますよ？」


武闘家「しまったぁ！！またあのビリビリを食らってしまうぅ！」


僧侶「…（勇者さん。何でこの人選んだんだろう）」


武闘家「……」


僧侶「どうされました？」

武闘家「…嫌な臭いがする」


僧侶「…？」

>>3
過去作とするべきだったか
すまん

過去作の宣伝は嫌われがちだし、最初にやるなんて論外
やるとしても完結後の方が安全

武闘家「さっさと片付けよう」


ダッ！


僧侶「あっ、待ってください！」

僧侶「（本当によくわからない人…！）」


武闘家「急げ！早く地上に出るぞ！」


武闘家「フン！！」ガン！



ガラガラ…パラッ…



僧侶「きゃっ！！ち、ちょっと！」


武闘家「（勇者の奴も気づいておろう。この禍々しさ…！）」


僧侶「あの！洞窟の奥はこっちですよ？」


武闘家「…フン！！」ガン！！


ボゴォン！！…パラパラ…


僧侶「キャアッ！！んもう！」

>>6

承知した
次回から気をつける

それにまあこれから酉付けるなら、他の作品読みたいと思った読者は勝手に酉で検索するだろうからスレに貼る利点もあんまないし
面白そうだから続けて

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勇者「…（どこだ…どこにいる）」


魔法使い「…ねぇ」

勇者「なんだ？出来ればあとにして欲しいんだが」


魔法使い「取り敢えず下に降りない？」


勇者「いや、探すには見晴らしのいいところじゃなきゃダメだ」


魔法使い「何を？」


勇者「お前は分からんのか…この『気味の悪さ』が」


魔法使い「…何？それ？」


勇者「しかもこれは地上じゃない…この塔より上、つまり…」


勇者「…この大空に、近くに『邪竜』がいる」

>>9

為になった
ありがとう。良かったら続きも見てってね

（全レスもやめとけとだけ言っておく）

魔法使い「…え？ちょっと待って、何でそうなるの？」


魔法使い「てことは何？邪竜に会ったことがあるの？」

魔法使い「そもそも探してどうする気？戦うの？」


勇者「だぁ〜いっぺんに質問するな！！」


魔法使い「……ごめん」


勇者「…ックソ！どっか行っちまったか…」


魔法使い「……」


勇者「悪かったよ。後でまとめて話すから、取り敢えず降りようぜ？な？」


魔法使い「…」コク

武闘家「どぉおりゃぁあ！！！」ボグッ！！


ゴーレム「グゥゥ……」ガクン


僧侶「（強化魔法…！）」

僧侶「武闘家さん！今です！」


武闘家「任せろぉおおお！！！」


…ズウゥウン…


僧侶「…！やった！」

武闘家「よし！帰るぞ！」ダッ


僧侶「え！？ちょっと、待ってください！」



ダッ



武闘家「…む？」

武闘家「…どこかへ行ってしまったか」


僧侶「…っはぁ…はぁ…もう！どうしたんです？一体…」


武闘家「…後で話そう。今は勇者たちと合流だ」


僧侶「…はぁぁ」

武闘家「…では…セイ！！」ドゴン！！



ドゴォオオン！！…パラン…



僧侶「えぇぇん…もう嫌ぁ…」

ーーーーーーーーーーーーーーー


スゥウ…


魔王「…」


側近「お帰りなさいませ」


魔王「送り出した魔物はどうなっている」


側近「全滅との報告です」


魔王「…それでいい、さすがは勇者だ。さぞ時間が掛けていた事だろう」


側近「魔王様。［風の街］への侵略は、勇者の［北の村］到着次第に致しますか？」


魔王「構わん。進行しろ」


側近「かしこまりました。引き続き軍を進めます」


魔王「これでやっと…」チャリン



この古いアクセサリーには

たくさんの『過去』が染み込んでる

主に、忌まわしきものが



魔王「闇魔導師はいるか？」


闇魔導師「はい…ここに」


魔王「北の街から、500ほどグールを集めてきて欲しい」

闇魔導師「それほどの量になりますと、状態の良い物は少なくなるかと」


魔王「そこは心配いらない。これから物は増える」


闇魔導師「承知致しました…では」



スゥゥウ…



魔王「…」チャリン

魔王「こんな事、さっさとカタをつけてしまおう」

アドバイスと称して自分の俺様ルールを押しつける読者様

まあ好きに取捨選択するのが一番

この板でよく指摘されていることを言ってるだけだから聞いといた方が後々恥かかずに済むような気はするけどな

恥かかずにって声がデカいだけのキチガイ対策をとらないことが恥なの？

どっちでもいいけどこういう風にうるさいの湧くから気をつけたほうが無難ではあるかもしれない

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魔法使い「…あれ、そうじゃない？」


勇者「お、無事だったか」



武闘家「おーい！無事かぁー！？」



僧侶「（何だかんだお互い心配なんですよね）」
魔法使い「（何だかんだお互い心配なのね）」



勇者「お前、さっきの…分かったか？」


武闘家「ああ、洞窟の中にいても感じた。あれは…」
魔法使い「はいはいストーップ」


魔法使い「取り敢えず報告ね？北の村の村長さんに」


僧侶「そうですね。お話は落ち着いてからにしましょう」


勇者「んー…まあ、僧侶がそう言うなら…」


魔法使い「ん？」


勇者「んー？」


武闘家「おしゃべりは酒のつまみに取っておけ！！ダハハハハ！！」


勇者「…そんないい話でもないけどな…」ボソ


僧侶「……？」

>>15
ミス

闇魔導師「〜〜」
北の街→風の街

ーーーー北の村ーーーー



村長「すまなかったな…厄介事を二つもいっぺんに頼んでしもうて…」


勇者「気にしなさんなって。昔は世話になったしさ」


村長「本当に…でっかくなったのう」


武闘家「あんだけ普段大食いしていれば、嫌でもでかくなるわい！ハッハッハ！！」


魔法使い「そうね」


勇者「そうかそうか。今日は街はずれで野宿したいか」


僧侶「勇者さん。そんな事言ってはいけませんよ」


勇者「なっ…僧侶まで…」


魔法使い「やーい、嫌われたー」


勇者「だからそんなんじゃねえって！」

村長「…勇者よ。一仕事の後で悪いが話がある」


勇者「…あぁ。この二人にも話しておきたいんだけど、良いかな？」


村長「うむ。旅の供同士、隠し事は争いの種じゃ」

乙