デレマスです
だらーっとお話しするお話
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加蓮「おはようございまーす」ガチャ
杏「んぁ……おはよ……」
加蓮「あれ、杏が居るとか珍しいなー」
杏「ふあぁ……そりゃ自分の事務所だもの」
加蓮「そういう意識有ったのがちょっと意外」
杏「失礼なー」
加蓮「だってさー、いつも帰りたがってるし」
杏「こんな場所にいられるか、杏は帰らせてもらうぞー」
加蓮「いつもどおり帰りたさに満ち溢れてて安心する」
杏「杏をなんだと思ってるの」
加蓮「仕事の前に宅配されてくる人」
杏「宅配て」
加蓮「でも実際きらりちゃんとかに届けられてるでしょ」
杏「まぁ……」
加蓮「この前ダンボールで運ばれてきたから何事かと思ったよ」
杏「出社拒否って手近にあったAmazonの箱被ったらそのまま宅配されてしまった」
加蓮「それでAnozamaってことかー、なるほどね」
杏「なになんか刺々しくない?」
加蓮「いやーなんか、杏相手なら大丈夫かなーって」
杏「杏一応年上何だけど。敬って」
加蓮「杏お姉さま、ごきげんよう。今日もいいのーてんきですわね」
杏「あら加蓮さんごきげんよう。性根が曲がっていてよ」
加蓮「くすぐり倒しますわ」
杏「あっやめ朝から無駄に体力を使うっひひひふふふふ」
菜々「……何やってるんですか?」
加蓮「菜々ちゃんおはよー。」
菜々「あっはい、おはようございます」
加蓮「今ね、杏で遊んでる」
杏「んふふ助けてふふふひ」
菜々「はいはい加蓮ちゃんやめましょうね~」
加蓮「はーい」
菜々「杏ちゃんも大丈夫ですか?」
杏「ひーっ……色々漏れるかと思った……」
菜々「こら、そういうこと言っちゃ駄目ですよ。女の子なんですからー」
杏「はーいままー」
菜々「ま……」
加蓮「菜々ちゃん確かにお母さん感あるよね」
杏「かわいいママさんだから」
菜々「な、なんでですか?!ナナはじゅっ17さいですよ?!」
杏「そうだよママさんのこと菜々って呼ぶのやめなよ」
菜々「もー!お母さんって言ったじゃないですか!お母さんをいじめるんですか?!」
杏「ごめんなさいままー」
加蓮「ままー」
菜々「もうっ!……飲み物持ってきますねっ!」
加蓮「ありがとー。紅茶がいいなー」
杏「杏はなんかあるジュースでー」
菜々「わかりましたっ」パタパタ
加蓮「うーん、やっぱりお母さんだなー」
杏「ウサミンの何割かは母性でできてるからね」
加蓮「母性、母性かぁ。17歳の母性ってすごいよね」
杏「事案かな?」
加蓮「法的にはセーフなんじゃないの?」
杏「世間体というものがあってね」
加蓮「杏がそれ言っちゃうの?」
杏「杏はほら世間様に見えないところでダレてるから」
加蓮「ほんとにー?テレビとかでもよく見る気がするけど」
杏「あれはほら営業用的な」
加蓮「生々しいなぁ」
杏「本気でサボるとママに叱られちゃうからね」
加蓮「ああ世間的にアウトのウサミンママに」
菜々「ちょっとー!人聞きの悪い事言わないでください!」
杏「わはは」
菜々「加蓮ちゃんが紅茶で杏ちゃんはオレンジジュースにしときましたよ」
加蓮「わーままありがとー」
杏「まま飲ませてー」
菜々「ストローも持ってきましたから自分で飲んでください!」
杏「ちぇっ」
きらり「あんずちゃーん!おっすおっすー☆」ガチャァ
杏「うわぁ!」
きらり「菜々ちゃんも加蓮ちゃんもおっすおっすぅ☆」
加蓮「おっすおっすー」
菜々「おはようございますー」
きらり「衣装合わせの時間だにぃ。杏ちゃん、すぐ逃げちゃうからいーっぱい溜まってるんだからぁ」
杏「助けて……助けて!」
バタン ウワァアア...
加蓮「連れてかれたねー」
菜々「連れてかれましたねー」
菜々「というか今日は加蓮ちゃんも杏ちゃんも何なんですか」
加蓮「いやー、奈緒つっつき回せないから暇でさー」
菜々「ナナで暇つぶししないでください!」
加蓮「ほら、好きな娘にいじわるしたくなるって言うじゃん?」
菜々「その話で行くと奈緒ちゃんは」
加蓮「大好きだけど」
菜々「あ、はい」
加蓮「なんちゃって、内緒ね」
菜々「内緒でいいですからイジらないでくださいよぅ……」
加蓮「んー菜々ちゃんも好きだからなー難しいな―」
菜々「もー、加蓮ちゃんも杏ちゃんも酷いです」
加蓮「あはは、ごめんごめん」
菜々「杏ちゃんもお家ではあんな感じじゃないんですけどね」
加蓮「ふーん。遊びに行ったりするの?」
菜々「行くことはあんまりないんですけど、最近はよくお泊まりにくるんですよ」
加蓮「若い子連れ込んでるんだ」
菜々「ナナも17歳なんですけど……ナナも17歳なんですけど!」クワッ
加蓮「ごめんね私が悪かったからいつもの菜々ちゃんにもどって」
菜々「ウサミン星はそういういかがわしい場所じゃありませんから」
加蓮「3時間4000円」
菜々「それ外で言っちゃダメですからね」
加蓮「そっかー杏はどこでも杏かー。当たり前といえば当たり前だね」
菜々「あっでもお料理のお手伝いとかしてくれますよ」
加蓮「えーなにそれレアじゃない?」
杏「うえぇ……大変な目にあった……」ガチャ
菜々「あっ杏ちゃんおかえりなさい」
加蓮「早かったね。やればできるんじゃん」
杏「そうだよ。杏だってね、逃げようと思えばね、きらりを振りきれるんだよ」
加蓮「何それ山火事の時のナマケモノみたい」
菜々「逃げて来ちゃったんですか?!」
杏「さぁ、振りきるぜ!」
加蓮「なんで妙にテンション高いの」
杏「久しぶりに全力で逃げて血流が……」
加蓮「血の気の多い若者だ」
菜々「いや、というか絶対後でまた迎えに来ると思いますけど」
杏「絶望が杏のゴールだ……」グタァ
加蓮「テンションもどった」
杏「大体杏の3サイズなんか太古から変わってないんだから衣装合わせなんかいらないんだよ」
加蓮「何それシーラカンスみたい」
菜々「そうですか?杏ちゃんなんか最近痩せてきてるような気がしますけど」
加蓮「杏がこれ以上痩せたら放送できない体になるんじゃないの」
菜々「えー、でも最近ぎゅってすると肋骨の感触が」
杏「あっ」
加蓮「え?何それ何それ詳しく聞かせて」
菜々「寝るときにぎゅってすると前より骨の感触あるなーって。お風呂でも思いましたけど杏ちゃん絶対痩せましたよ」
杏「あー……」
加蓮「死ぬほど面倒くさそうな顔してるね」
杏「死ぬほど楽しそうな顔してるね」
加蓮「わかる?」
杏「そりゃもう」
加蓮「いやぁ、だってウサミン星人が若い子連れ込んでるってわかったらさぁ」
杏「若い子て」
菜々「えっ?!いや違っ、そういうえっちぃのじゃなっ、あのっ、菜々も17歳ですしっ」
加蓮「星の言葉が出ててなんだかわからない」
菜々「違うんですー……杏ちゃんー……違うんですー……」
杏「わかってるわかってる」
加蓮「言葉にしなくても伝わるみたいな」
杏「飴あげるからちょっと静かにしてて」
加蓮「んむ」コロン
杏「ほら菜々ちゃんもあーん」
菜々「あーん」コロン
加蓮「わーすっごいスースーするこれ」カリカリ
杏「李衣菜が間違って買っちゃったってくれたんだ」
菜々「ハッカ苦手なんでしたっけ李衣菜ちゃん」コロコロ
加蓮「私としてはハッカが苦手ハッカが苦手と言われるとちょっと複雑なところあるよね」ガリガリ
杏「前のライブで薄荷聴いてちょっと泣いてたよ李衣菜」
菜々「割と涙もろいんですよね李衣菜ちゃん」コロコロ
杏「ハッカの飴食べても泣くからね」
加蓮「まぁ感動してくれるのは嬉しいよね」
菜々「ところで加蓮ちゃん飴食べるの早すぎじゃありませんか」コロコロ
加蓮「ほんと?」
杏「口に入れた瞬間から噛んでたもん」
加蓮「あーちっちゃい頃からの癖でさ、焦れったくてすぐ噛んじゃう」
菜々「あんまり体によくなさそうですけど……」コロコロ
加蓮「昔から体は弱かったけど歯は健康だったからね。食べられないから虫歯になりようもなかったけど。なんだろ、生き急いでたのかな」
杏「重いよ」
加蓮「女の子にそれはひどくない?」
杏「そういうことじゃないよ」
菜々「で、でもでも、今は健康で良かったなって思います」
加蓮「そうだね。アイドル始めてから体力もついたし、友だちもできたしね。そこは周りのおせっかいさんたちに感謝かな。ありがとね」
菜々「こちらこそ!」
杏「コンゴトモヨロシク」
菜々「なんで悪魔合体しちゃったんですか」
杏「我こそは怠惰を司る悪魔ー」ゴロー
きらり「あーんーずっちゃーん!」バターン
杏「うわああああ」
きらり「もー、お仕事の途中でいなくなっちゃメッだよぉ?」
杏「杏の体型なんか大して変わってないんだからいいんだよぉ……」
きらり「そんなこと言わないのっ!衣装さんたちが杏ちゃんがいーっぱいはぴはぴできるように頑張ってくれてるんだからぁ」
杏「……しょうがないなぁ」
きらり「ねっ、飴あげるから杏ちゃんもがんばろっ?」
杏「んむっ……じゃあ、行ってくるね」
加蓮「んじゃーねー」フリフリ
菜々「いってらっしゃいませー」フリフリ
きらり「ばいばーい☆」フリフリ
バタン
菜々「いやー、きらりちゃんは杏ちゃんのことよくわかってますね」
加蓮「あれ言われたらやる気出さざるを得ないよね、杏はさ」
菜々「なんだかんだで働き者ですからね。普段は休むために負の全力を出してますけど」
加蓮「今日も朝早くから出てきてるしね」
菜々「あー、今日は菜々の時間に合わせてくれたんですよ」
加蓮「ん?」
菜々「お布団に包まって眠そうだったので鍵だけお願いして先に出ようと思ったんですけど、せっかくだから一緒に行こうかって杏ちゃんが」
加蓮「んん?」
菜々「ナナだと流石に杏ちゃんをおんぶはできないんで手だけ繋いできましたよ」
加蓮「杏菜々ちゃん好き過ぎでしょ」
菜々「言ったでしょお家だとあんな感じじゃないって」
加蓮「流石に面食らうレベルだったよ」
菜々「実は仲良しなんですよー。うふふ」
加蓮「仲良しっていうか……うん、仲良しだね」
加蓮「菜々ちゃんと杏って家で何やってるの?割と想像できないんだけど」
菜々「延々ゲームしてたりしますよ」
加蓮「あー今すごい想像できた」
菜々「でしょう?」
加蓮「絶対二人でこたつに入ってやってたでしょ」
菜々「よくわかりましたね!?」
加蓮「異様に似合うもん。晩ごはんは鍋だね」
菜々「なんか見られてたみたいで怖いんですけど……名探偵ですね」
加蓮「真実はいつも都合のいい一つ!」
菜々「なんで今日加蓮ちゃん妙にゲスいんですか」
加蓮「ぺろっ……これは若い子を連れ込んだ宇宙人」
菜々 クワッ
加蓮「ごめんなさい」
菜々「もー、普通に仲良しなだけです」プンプン
加蓮(仲良しっていうかなー、あの杏がくっついてくって相当だと思うけど)
加蓮「菜々ちゃんは本当に悪い女だなぁ」
菜々「ちょっ……人聞きが悪いのでやめてください」
加蓮「褒めてるんだよー?」
菜々「もうすこし何かなかったんですか」
加蓮「これ以上無いほど的確だと思ったんだけどなー」
菜々「んもー……お茶のおかわり持ってきますね」
加蓮「わーありがとー」
杏「ふー、ただいまただいま」ガチャ
加蓮「おつかれー。早かったね」
杏「北海道のリーサルウェポンと呼ばれた杏に不可能はないよ」
加蓮「何それ初耳ー」
杏「今考えた」
菜々「あっ杏ちゃんおかえりなさい!おつかれさまでしたね」
杏「曰く車は動き出すときが一番エネルギーが必要だという。走りだしたらとまらないとめてほしい」
加蓮「免許持ってるの?」
杏「そもそも普通免許取れないんだけど」
加蓮「北海道出身はみんな原付乗れるんじゃないんだ」
杏「道民がみんなカブで旅をすると思ったら大間違いだよ。仮にそうだとしても杏は家から出ないぞ」
加蓮「なーんだ」
ウサギは草食系だけどウサミンは肉食系だったのか…
杏「まぁ菜々ちゃんは持ってるよ」
加蓮「いや菜々ちゃん免許はマズいよ……」
菜々「ナナのは宇宙ライセンスですし……」
杏「なんで大型二輪まで持ってるの」
菜々「あっあっ」
加蓮「えっ何それすごい」
杏「乗れますよってポロッと言っちゃって夏樹ちゃんに食いつかれてた」
加蓮「17歳とは一体……」
菜々「う、宇宙ライセンスですし!」
加蓮「んっふ」
杏「ふっ」
菜々「な、なんですか二人で笑い出して」
杏「いや、ふふ、なんか、宇宙ライセンスって何って考えてたら面白くなってきたふふふ」
加蓮「あはっ何だろUFOとか乗れるのかなあはは」
杏「アダムスキー型とか葉巻型とかで分類違うんだよ多分んふふ」
菜々「もー!またばかにしてー!」
杏「んっふふ」
加蓮「そんなつもりじゃなかったんだけどふふごめんねあはははゴホッ」
加蓮「ケホッあっすごいむせるコホッコホッ」
加蓮 ケホッゴホッ
菜々「ちょっ、加蓮ちゃん大丈夫ですか?」
ガチャ
奈緒「おはよー……って、おい!加蓮!大丈夫か!?」
加蓮「な、なお……ゴホッゴホッ」バタッ
奈緒「か、加蓮……かれーん!!!」
奈緒「なんだよ、むせてただけかー」
加蓮「あはは、ごめんね。あんまりにも必死でなんか嬉しくなっちゃって」
奈緒「本気で心配したんだぞ?!」
菜々(必死とかいうレベルじゃなかったですよね)ヒソヒソ
杏(流れるような呼吸と脈拍の確認。杏じゃなきゃ見逃しちゃうね)ヒソヒソ
菜々(最近清良さんに応急救護とか習ってるらしいですよ)ヒソヒソ
奈緒「……なんだよ」
杏「いやぁ、仲いいなぁと思って」
菜々「青春ですねぇ」
奈緒「なんだよ!!!」
加蓮「あー、羨ましいんでしょ。奈緒はあげないからねー」
杏「持って帰っていいよ」
加蓮「やったー」
奈緒「おい勝手に人を取引するなよ」
杏「ウサミン星では日常茶飯事だよ」
菜々「ちょっと?!やめてくださいよーウサミン星はみんな仲良しなんですよーもー!!」
奈緒「なあ、ところで時間大丈夫なのか?」
加蓮「えっ?あっ、レッスン始まっちゃう!」
菜々「ちょっと話し込みすぎましたかね」
杏「みんないってらっしゃいー」フリフリ
菜々「杏ちゃんも行くんですよ!」
杏「えー?」
きらり「杏ちゃーん!」バターン
杏「わあああ」
きらり「もうすぐレッスンの時間だよぉ?ちゃんといかないと、トレーナーさんぷんぷんだよ?」
杏「あーもういいや、このまま連れてって」
きらり「今日の杏ちゃんはやる気いっぱいだにー☆」
奈緒「やる気いっぱい……?」
加蓮「現場まで連れてけって自分の口から出てくる時点でね」
杏「自分で歩くより楽だしね」
菜々「じゃぁ今日も頑張っていきましょー!」
きらり「しょー☆」
バタン
おしまい
うさみんはえっちなことなんかしません。でもみたいです。
読んでくれた人はありがとう。また次も読んでくれたら嬉しいです。
乙
乙
次も読むから早く書くんだよぉ!!!
乙
大型二輪乗り回すウサミンかっけー
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