前川みく「李衣菜チャンと危機回避」 (14)
モバマスssです(大声)
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李衣菜「ねえ、みく」
みく「どうしたにゃ?」
李衣菜「あたし思うんだけど」
みく「うん」
李衣菜「ひとってすぐ死ぬよね」
みく「いきなりどうしたにゃ!?」
李衣菜「だって日常には色んな危険が潜んでるでしょ?」
みく「いや、それはそうかもしれないけど……」
李衣菜「だからね」
みく「う、うん」
李衣菜「私はシミュレーションをしたいと思うの」
みく「日常にある色んな危険に対して、ってこと?」
李衣菜「そういうこと」
みく「そんなことしてなんになるにゃ……」
李衣菜「いざというときに回避できるかもしれないでしょ?」
みく「お仕事疲れてるのかな……」
李衣菜「みくも考えてね」
みく「別にそれは構わないけど、なんで急にこんなこと思いついたの?」
李衣菜「昨日私の部屋にカミキリムシが出たんだよね」
みく「カミキリムシ」
李衣菜「そのときに思ったんだ。ああ、人間いつ死ぬかわかんないなって」
みく「李衣菜チャンって時々本当に意味がわからないよね」
李衣菜「ロックでしょ」
みく「決してロックではないと思うけど」
李衣菜「それじゃまずはお互いに危機的な状況を挙げて、それからそれの対策を練ろう」
みく「危機って、どのレベルの危機にゃ?」
李衣菜「気を付けてないといかにも起こりそうな感じで、『あ、これやばいやつだ』ってなるやつ」
みく「テストで全教科赤点とか?」
李衣菜「なにそれ。ぜんぜんロックじゃない」
みく「あれ? 判断基準がおかしくない?」
李衣菜「私ならもっとやばいやつあるから」
みく「だったら李衣菜チャンから先に挙げてよ」
李衣菜「えっとね、電車に轢かれたとき」
みく「一発で死ぬにゃ!」
李衣菜「死ぬね」
みく「そもそも轢かれてからだと対策できなくない?」
李衣菜「たしかにそうだね」
みく「なんかこう、もっとあるでしょ……」
李衣菜「そういうみくはどうなのさ」
みく「……うーんと、ライブ前に足を挫いたとき」
李衣菜「挫かない。はい論破」
みく「論破て!! 趣旨が違うにゃ!!」
李衣菜「そんなダサい危機、危機の内に入らないし。全然ロックじゃない」
みく「李衣菜チャンはロックという概念に人生振り回されてる気がするにゃあ……」
李衣菜「もっとこう……"やばい"ってならないとね」
みく「たとえば?」
李衣菜「じゃあ……早苗さんに結婚適齢期を尋ねたとき」
みく「死ぬってば!!」
李衣菜「"やばい"よね」
みく「噂によれば、全身のありとあらゆる関節を外されるらしいにゃ……」
李衣菜「リーサルウエポンだよね」
みく「っていうか、それは尋ねなければいいだけの話でしょ!?」
李衣菜「そういう見方もあるね」
みく「違う違う、日常に起こりそうなことを挙げていかきゃ意味ないにゃ」
李衣菜「部屋にカミキリムシがでたとき」
みく「それが李衣菜チャンの日常かよ」
李衣菜「死んだ」
みく「死んでないでしょ!!」
李衣菜「すぐ殺虫剤でやっつけた」
みく「死んだのカミキリムシの方かよ」
李衣菜「"ロック"でしょ」
みく「そもそも李衣菜チャンのロック観がわからないにゃあ……」
短いですがこれで終わります
殆ど即席で書いたけど、需要があるなら続きも書きたいと思います
李衣菜チャンPさんごめんなさい(震え声)
乙
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