大淀「はい 本日をもって艦娘も適用対象になる そう通達がありました」
提督「な、なんてことだ。この戦局が厳しい時に…上層部はなにをやっている!」
大淀「労働基準法は厚生労働省 別部署です」
提督「縦割り行政…っ」
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バタッ
ゴーヤ「てーとくー 話は聞いたでち」
加賀「もう話はすべての艦娘に知れ渡っています」
睦月「なんですかなんですかー いいことですかー?」
提督「資源集め潜水艦 とっても強いぞ正規空母 遠征固定だ睦月型!
き、君たちにはこれからも随時出撃していただかない…と」
大淀「ですが法律です」
提督「どの程度までなら許されるんだ?」
大淀「そうですね
出撃は1日1~2回 演習であれば1日3回 装備の改装をする日は出撃不可です」
提督「なん…だと?」
大淀「あと当然勤務は1日8時間なわけですが 修理中も勤務時間です」
加賀「入渠一回で10時間以上は残業というわけですね」
提督「いやいやいやいや お風呂が仕事ぉ?」
加賀「当然出撃の支度なので」
大淀「秘書官も3交代制となります」
提督「オワタ 戦争オワタ…」
~1ヶ月後~
提督「あああああああ なんだこれなんだこれどうすりゃいいんだどうすりゃいいの?」」
涼風「てやんでい! ドロップから2年間レベル1のあたいが戦況わかるわけないのさ!」
提督「二年間なにしてたんだよ」
涼風「最初の3か月はいつ呼ばれるかわくわく その後はいつ解体されるかビクビク」
提督「正直スマンかった」
涼風「あっ定時だ んじゃ次の秘書官レベル1卯月だかんな」
提督「秘書官配置おかしい! シフト作ったの誰だ! あっ俺だ」
卯月「おはようぴょ~ん 今日のお仕事は~ なにやるかわかんないぴょ~ん☆」
~2ヶ月後~
提督「とりあえずいままで育ててなかった子の適性を見極めなければな…(攻略サイトポチッ)
提督「ふーん、綾波大潮あたりも使えるじゃん あっ、千歳千代田ってそんな能力上がるんだ」
提督「遠征枠が3つ 旗艦は軽巡で9人シフト、いや休暇とか考えると12人はいるな」
提督「軽空母主戦でも対空は取れるか… 航空戦艦ありがてぇ」
提督「アイテム屋のシフトも作るの? 夕張と妙高鳥海あたりなら商品知識習得可能かな?」
提督「有給休暇は半年間就労して発生 あっ龍驤の奴着任日から使って」
提督「変形時間労働制! そういうのもあるのか」
提督「まぁなんだかんだで皆能力差は少ないんだよな 上限火力が2,3違っても結果は大差ない」
~3ヶ月後~
提督「労働基準法が適用されて3か月が経過しわたけだが」
大淀「なんだかんだで仕事も回り始めましたね」
提督「よく考えるとハードワークの艦娘はごく一部。残りは暇をしていたわけだ」
大淀「3交代制にできる人員はいたわけです」
提督「今となっては全員に仕事が与えられよかった気がする」
大淀「各地からも喜びの声が届いています」
『今まで姉妹の中でコンプレックス半端なかったにゃ でも今では出番同一嬉しいにゃ』
『ここはとてもいい部隊ですね!』
『もうドックに本は持ち込みません 毎日本を読む時間が作れるから』
大淀「私も任務画面で一日中立ってなくていいので嬉しいです」
提督「椅子くらい準備すべきだった…」
提督「っていうかそのなんだ今まで悪かったな
特定の子は酷使してその他の子は永遠に待機 俺ってひどいことしてきたよな」
大淀「提督…」
提督「君たちは人ではない でも物でもないあんな扱いはするべきではなかった」
ゴーヤ「昔のことはいいでち」
提督「ごめんな いっぱいオリョクルして」
加賀「大破→バケツ 大破→バケツは肉体は良くてもさすがに精神が疲れました」
提督「もうイベントだからって無理はしない…」
睦月「睦月は残業だってへっちゃらですよー」
提督「ありがとう 1月20時間を上限にお願いするよ」
大淀「提督 おめでとうございます作戦任務達成です」ピコーン
『任務 労働基準法を守り鎮守府に笑顔を取り戻せ』 達成
提督「ふふっ これが職場の正しい姿なんだね」
大淀「それと新しい任務が入っています」
『新任務 労働安全法を守り 労災事故をなくそう』
提督「えっ」 owari
二年もやってて能力把握してなかったんかい
戦争屋に労災なくせとか無理ゲー過ぎる
あれ?
勤務は1日18時間で、残業は1月に120時間じゃ…有給は半世紀働いてからようやく1日だけ取れるって…
潜水艦を3隻ずつ用意して
交代でオリョクルしているウチは大丈夫だな、うん。
乙
遠征メンバー交代してやるから編成記録枠上限増やせや
無論必要経費だから大本営持ちだよなあ
提督は事業主なので労基は適用されない悲しみ
妖精さんは人でも艦娘でもないので労基無視でOK
乙
労基守ってくれるとか超絶ホワイトやんけ
このSSまとめへのコメント
艦これで労災は当たりま…おや、誰か来たようだ