P「雨だね」 雪歩「そうですね」(19)

雨降ってるしだらだらと
やまなしおちなしゆるゆると

ザー……

雪歩「今日は一日中降ってるみたいですよ」

P「んーそうなんだ……よし、お仕事一段落だ。休憩挟もうかな」

雪歩「あっ、でしたら私お茶淹れてきますね」

P「うん、ありがとう。そういえば雪歩って今日はお仕事休みだったよね?」

雪歩「はい、でも予定が合う友達が居なかったから事務所に来てみたんです」

P「そっか、だけどみんななら暫く事務所に来ないと思うよ」

雪歩「じゃあ皆が来るまでプロデューサーとお話しようかな……なんて。えへへ」

P「雪歩は本当にかわいいね」

雪歩「そんな、おだててもお茶しか出せませんよ」コトッ

P「それで充分だよ。いただきます」ズズーッ

P「うん!やっぱり雪歩のお茶が一番だね」

雪歩「ふふっ、そう言われると嬉しくなります」

お出掛けなので一応酉付けておきます

P「最近学校の方はどう?楽しい?」

雪歩「はい、仲のいい友達が少し居るのでその子たちといつもお話ししてます」

P「なら安心だな」

雪歩「最近は学校の男の子とも少しお話し出来るようになったんですよ」

P「本当に!?すごい成長っぷりだね!」

雪歩「って言っても女の子の友達の隣じゃないとお話し出来ないんですけどね」

P「それでも充分だよ。僕と初めて会ったときなんて……ねえ?」

雪歩「あのときは本当に命の危険を感じちゃって」

P「僕ってそんなに怖そうな見た目してるかな……」

雪歩「冗談ですよ、ふふっ」

P「それにしても……」

雪歩「はい……」

ザー……

P「雨だね」

雪歩「ふふっ、2回目ですよ?」

P「そうだっけ?」

雪歩「そうですよー」

P「ははは、これは申し訳ないことをしてしまいましたな」

雪歩「何ですか?そのしゃべり方」クスクス

P「僕の理想とするナイスミドル……的な」

雪歩「かっこつけすぎですよ」クスクス

P「バッサリだねー」

支援

ミリオンLV最高すぎてまだぼーっとしてます
今日か明日の夜にでもだらだら再開します

雪歩「そういえば小鳥さんは居ないんですか?」

P「ん、ああ今日はお休みだよ。今は仕事も落ち着いてきたしね。休日はみんなが出てる番組を観て元気回復するんだーって」

雪歩「ふふっ……嬉しいです」

P「この前はやよいと伊織がお菓子を食べさせあってるの見て悶えてたなー」

雪歩「小鳥さんらしいですね……」

P「そういうお茶目なとこも音無さんの魅力のひとつなのかな」

雪歩「お茶目……というにはちょっとパワフルすぎますね」

P「ははは、それもそうだね」

雪歩「あれ、もうこんなに時間経ってるんですね……」

P「そうだねー、最近時間経つのが早い気がするよ。そろそろパソコンに戻らないとまずいかな」

雪歩「すみません、お仕事中だったのに付き合わせちゃって」

P「気にしないでいいよ。それよりまだ皆帰って来なさそうだけど事務所で待ってる?」

雪歩「はい。ソファーでのんびりしようかな……」

P「暇をもて余すようだったら僕の読んでた小説でも貸そうか?」

雪歩「え?いいんですか?」

P「うん、丁度今朝読み終わったしね」

雪歩「だったら遠慮なく借りちゃいます、ふふっ」

カタカタカタ……カタ……



ザーー……



ペラ………



カタカタ……




ザーー……



カタカタカタカタ……




ペラ……

ーーーーーーーーーーーー
ザーー……




カタカタカタ…



ペラ……



ザー……ポツッ……ポツッ




カタカタカタッ……




ポツッ……ポツッ……




ペラ……

カタカタカタ……



……



ペラッ……



……



カタカタカタ……



……

P「っし、終わりっと」ターンッ

雪歩「あ……」

P「ん?雪歩どうしたの?」

雪歩「雨……止んでますね」

P「そう言われれば……気づかなかった」

雪歩「雨上がりって何だか不思議な感じがしませんか?」

P「外に出てみたら周りの景色とか匂いが違ってて面白いよね」

雪歩「はい!実は雨上がりの匂いってけっこう好きなんです……」

P「なんだか分かる気がする。言葉で言い表しにくいけどいいよね」

P「小説は読み終わった?」

雪歩「いえ、まだ半分くらい残ってます」

P「今日中に事務所で読み終わるのは無理そうだね」

P「じゃあその本は貸しておこう」

雪歩「いいんですか?」

P「もう読み終わってるからね。今すぐに読み返すってわけでもないし」

雪歩「ありがとうございます……ふふっ」

P「どういたしまして……っとそろそろ春香たちが帰ってくる頃だな」

ガチャ

「「お疲れさまでーす」」

雪歩「みんなお帰りなさい」

春香「あれ?雪歩、今日お休みじゃなかったっけ?」

雪歩「実はやることがなくって事務所でみんなを待ってたんだ」

真「分かるよその気持ち……久々のオフに何していいか分からなくなるんだよねー」

春香「私は休みの日やりたいこと多過ぎて何から手をつけていいか悩んじゃうなー」

雪歩「春香ちゃんらしいね……」

P「春香に真、お疲れさま。今日の仕事はどうだった?」

春香「はい、バッチリです!」

真「もう、めちゃくちゃ楽しかったです!」

P「うんうん、君たちが楽しめているようで何よりだ」

春香「社長のマネですか?」

P「よく気づいたね、似てた?」

真「いやー……あはは」

P「えー?自信あったんだけどなー」

雪歩「ふふっ、亜美ちゃんと真美ちゃんにモノマネのコツを教えてもらうといいですよ」

P「その手があったか、名案だね!」

ーーーーーーーーーーーー
「「お疲れさまでしたー!」」

P「うん、みんな気をつけて帰ってね」フリフリ

雪歩「プロデューサー。今日はありがとうございました」ペコリ

P「ううん、俺にとってもいい気分転換になったし」

雪歩「そう言ってもらえると……あっ」

P「どうしたの?」

雪歩「ビルの隙間に」



キラッ



P「おお虹だ……!久々に見たなー」

雪歩「えへへ……やっぱり雨上がりって好きです」

眠いし雨はとっくに止んでるしでこれにて終了
誤字脱字等ありましたらすみません
雨とパソコンと本の擬音部分がやりたかっただけのssでした

乙です

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom