カズマ「大人になっちゃった」 (89)

※若干ネタバレあり

~屋敷~

アクア「今日は私、アクシズ教のところで宴会があるみたいだから行ってくるわ!」

カズマ「アクア、勝手にあがりこんで酒を飲むことは宴会とは言わないんだぞ」

アクア「失礼ねカズマ、仮にも女神な私が敬虔な信者から酒を盗むような行為を働くと思うの?」

カズマ「思う。イテッ、やめろアクア。そのライターは商品だぞ! 投げてくるな!」

めぐみん「ということはアクアは今日晩ごはんは要らないということですか?」

アクア「そうなるわね。何なら朝ごはんもいらないかもしれないわ」

カズマ「お前らどんだけ騒ぐ気だよ……」

ダクネス「アクシズ教は騒ぐことに関しては一流だからな……」

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アクア「そういうことで、今日は私がいないからってはめを外さないようにね」

めぐみん「アクアが年長者みたいなこと言うと違和感がすごいですね」

カズマ「そういえば普段の行いから忘れてたがこいつこのパーティで一番年上だからな」

アクア「そうよ! もっと年長者を敬いなさい!」

カズマ「なんかババアみたいなこといいだしたぞ。というかババアだったっけか」

アクア「ああああああーっ! カズマが今言っちゃいけないこと言った! 女神は年をとらないんですー!」

カズマ「前言ってた設定と変わってるじゃねえかババア。物忘れもひどくなってきたのかババア」

アクア「ババアって呼ぶのはやめてえええええ! だいたい私がババアだとしたらエリスもババアよ!」

ダクネス「おい、なぜそこでいきなりエリス様の話になるんだ。というかエリス様をババア呼ばわりはやめてもらおうか」

カズマ「何言ってんだアクア! エリス様は17歳に決まってるだろ!」

めぐみん「なぜカズマは17歳って決めつけてるんですか」

アクア「前から思ってたけどカズマにはこの私を敬う気持ちが全く足りてないわ!」

カズマ「だってお前このポンコツ三人の中でも特に役に立たないし」

めぐみん・ダクネス「おい、ポンコツとは何だポンコツとは」

アクア「役に立ってるわよ! 私の結界がなけりゃ今でもこの屋敷は悪霊が寄り付いてくるのよ!」

カズマ「げ、マジかよ」

アクア「私が帰ってくるまで結界は外しておくわ! それまで私のいる生活のありがたみを噛み締めときなさい! じゃあね!」

カズマ「おい、アクア、待てよ! ……行っちまったよ。まだ明るいのにこれから飲む気か」

ダクネス「アクシズ教ならやるだろうな」

めぐみん「それよりまたあの人形たちが来ると思うと流石の紅魔族の私も怖いのですが……」

カズマ「まあ一日くらい結界が無くても大丈夫だろ。それでも不安なら、仕方ないからまたトイレについていってやるよ」

ダクネス「何だと!? お前たちそんなプレイをしていたのか!?」

めぐみん「プ、プレイじゃないです! あれは仕方なかったんですよ!」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

カズマ「今日の晩飯何にしようか?」

ダクネス「アクアがいないから、あいつの嫌いなものとかどうだろうな」

カズマ「あいつ何でも食うからなぁ」

めぐみん「かといって普通にするってのも気に食わないですね。あっちが宴会なのに」

カズマ「何かわりと豪華で食いたいもんねぇか?」

めぐみん「そうですね……カズマの国の料理とかどうでしょうか?」

ダクネス「そういえばカズマは遠い国から来てたんだったな。郷土料理か……ふむ、いいかもしれない」

カズマ「俺の国の料理か……そうだな、すき焼きとかいいかもな。確か醤油っぽいものもあったし、いけるな」

ダクネス「スキヤキがどんなものかはわからないが、カズマが創る料理なら間違いはないだろう」

めぐみん「じゃあ爆裂魔法のついでに、その具材を買いに行きましょう!」

カズマ「買い物がついでかよ」

~街~

めぐみん「今日も良い爆裂でした」

カズマ「そろそろ自分で帰れるくらいになって欲しいけどな。いや、こいつのことだ。変な所でぶっ放さないか監視が必要だな」

めぐみん「おい、流石に私もうっていい場所かどうかの判断はつくぞ」

カズマ「本当にそうだとしたら頭のおかしな娘扱いされないだろ。……おいやめろ、背中で暴れるなよ」

ダクネス「これで買い物は全部か?」

カズマ「ちょっと値は張ったけど新鮮で清潔な卵もあったし」

めぐみん「では帰りましょうか」

カズマ「そうだな。じゃあ用事も全てすんだし、アクアがいない間に豪華な食事をして愉悦に……」

めぐみん「ん? どうしたんですか?」

カズマ(待てよ。今日は屋敷の結界が無いって言ってたな……)

カズマ(ということはだ! 今日は自分の部屋でサキュバスのサービスが受けられるということか!)

カズマ(最近なんだかんだ忙しくて、すっかり例のサービスがご無沙汰になっていたな……こうしちゃいられない!)

めぐみん「? どうしたんですかカズマ? 急に黙り込んで、何か忘れ物でもぶべっ!」

カズマ「悪い! 一つ用事を思い出した! ダクネス、ちょっと用事をすませてくるからめぐみんをよろしく!」

ダクネス「お、おい」

カズマ「すぐすませてくるからー! 先に帰っといてー!」

ダクネス「急に何なのだカズマは……」

めぐみん「……とりあえずこのまま道に捨てられて倒れたままは辛いので、すみませんがダクネス、おぶってください」

~例の店~

サキュバス「いらっしゃいませぇ。あら、カズマさん、お久しぶりですねぇ。もうこの店には来なくなったのかと思いましたよ」

カズマ「それだけは絶対無いです」

カズマ(あぁ、やはりこの店は天国だな。この為だけにこの街に残るってのもわかるわ)

サキュバス「これからもご贔屓にお願いしますね。それではこちらにご希望のシチュエーションをお書きください」

カズマ「さて、今日はどうしようか……」

~屋敷~

カズマ「ただいまー」

めぐみん「おかえりなさいカズマ。私を捨て去る程の用事はすみましたか?」

カズマ「わ、悪かったって。ごめんな」

ダクネス「結局何だったんだ?」

カズマ「いやぁ、ちょっとダストとね……」

カズマ(流石にサキュバスのサービスの為にお前を捨て去ったとは言えねぇ……)

めぐみん「ふーん。まぁいいでしょう。そんなことよりお腹が空きました」

カズマ「お前今日何もしてねぇじゃん」

めぐみん「失礼ですねカズマ。我が究極の爆裂魔法を放つところは見ていたでしょう」

カズマ「モンスターを狩るわけでもなくただぶっ放しただけじゃねぇか」

めぐみん「それは最近クエストを受けてないからじゃないですか」

ダクネス「そろそろ何か受けないと流石に体がなまってしまうな……。私がバテた所でモンスターが一方的にこちらを攻撃してきて、為す術もなく私の身体を蹂躙して……んんっ……くっ、やめろぉ! そんなことでは私は屈しない!」

カズマ「もうお前一人でいってこいよ」

めぐみん「はぁ~……美味でした。まさか生卵で包んで食べるとは」

ダクネス「お前は本当に料理屋を開くつもりなのか?」

カズマ「それも悪くないと真剣に思えてきた。料理スキル様々だけどな」

カズマ(さて、飯も食ったし、後は本日のメインイベントを残すのみだ)

カズマ「じゃ、じゃあ俺はもう風呂入って、今日は早めに寝るよ」

めぐみん「む、どうしたんですか? カズマらしくない」

散々おぶってロリッ子を捨てる人間のクズ

ダクネス「お前の事だから、アクアのとってある酒でも勝手に飲もうぜ、とか言い出すと思ってたんだが」

カズマ「さ、酒は今日はいいかな。あんまりアクアをいじめるのも良くないかなーってさ、あはは……」

ダクネス「本当にどうしたのだ? 今更真面目ぶっても鬼畜王カズマの評判は簡単には払拭されないぞ?」

カズマ「前から思ってたがお前らがその噂を拡散してるんじゃないだろうな」

めぐみん「じゃあカズマはほっといて、ダクネス、私たち二人で飲みませんか?」

ダクネス「いや、前から言っているがめぐみんはまだ子供だろう」

めぐみん「相変わらずダクネスは頭が硬いですねぇ。硬いのは腹筋だけにして欲しいです」

ダクネス「わ、私の腹筋は関係ないだろ! カズマ! 貴様かめぐみんに吹き込んだのは!」

カズマ「やべっ、じゃあそういうことで! おやすみ」

ダクネス「おいまてカズマぁあああ! 訂正しろおおぉぉっ!」

ダクネス「めぐみん! 違うんだ! 私はまだ割れてないんだ! 信じてくれ!」

めぐみん「信じますよ。だから今日は飲みましょうよ」

ダクネス「む、し、しかしだな……」

めぐみん「普段言えない話とかを二人で楽しもうと思ってたのですが、普段いえない愚痴とか、その……カズマの話とか」

ダクネス「! そ、そうだな。せっかくの機会だ……悪くないかもしれないな」

めぐみん「決まりですね。じゃあアクアの部屋から適当に酒を拝借しましょう」

ダクネス「そんなことを思いつくあたり、めぐみんもカズマのゲスい影響をかなり受けてしまっているな……」

~カズマの部屋~

カズマ「さて、飯も食ったし、風呂も入った。あいつら二人は何かしてるようだが……」

カズマ(しかし、やっぱりサービスを受ける夜は緊張してしまう……それにまだそんなに遅い時間でもないし眠れそうにないな)

カズマ「適当に本でも読んでおくか……」

――
――――
――――――

ドア「コンコン」

カズマ「んぁ? ……いつの間にか寝ちまってたのか?」

ダクネス「私だ、カズマ。起きているだろうか? その、少し話でもと思ったのだが……」

カズマ(珍しいな、こんな夜更けに俺の部屋に来るなんて。いつもは犯されるとか言って近寄って来ないのに……あれ?)

カズマ(もしかしてこれ、もう夢なんじゃないか? 俺今寝ちまってたよな……?)

カズマ(しまったああああ! アンケートに自分の部屋でって書いちまったから夢かどうかわかんねぇ!)

ダクネス「お、おい、カズマ……? もう寝てしまっているのか?」

カズマ(落ち着け、KOOLになれ佐藤和真。俺は同じ過ちを二度繰り返すようなヘマはしない。ここで取るべき最善の手は……)

カズマ「すまん寝ぼけてた、悪い!」

ダクネス「あっ、もしかして起こしてしまったか? すまない……」

カズマ「いいって、別に。それでどうした? 中に入ってこいよ」

カズマ(とりあえずは様子見だ!)

ダクネス「お、おじゃまします……」

カズマ「何だよかしこまって」

ダクネス「その、本当に良かったのか? 寝ていたんじゃなかったのか?」

カズマ「いや、大丈夫だ。本読んでて少し眠気が襲ってきてただけだから」

ダクネス「それならいいのだが……」

カズマ「それで、二人は何してたんだ?」

ダクネス「私とめぐみんは二人で飲んでたんだが、やはりめぐみんに酒は早かったようで先に潰れて寝てしまってな」

カズマ「あいつは認めたがらないが、まだまだ子供だからな~」

ダクネス「まぁそこが可愛らしくもあるんだがな」

カズマ「そうだな~。それでどうして俺の部屋に?」

ダクネス「そ、そのだな……」

カズマ(そう言ってダクネスはベッドに腰掛けてきた)

ダクネス「私はまだ飲み足りなくてな……」

カズマ(防御力が薄い寝間着からは主張が強すぎるダクネスの胸が覗く)

ダクネス「その、良かったら……」

カズマ(既にある程度酒がまわっているのであろう、赤くなった顔+上目遣いでこちらを伺いながらこう言ってきた)

ダクネス「二人で飲まないか?」

カズマ「喜んで」

ダクネス「乾杯」

カズマ「か、乾杯」

カズマ(二人でベッドに腰掛けながら乾杯をした)

ダクネス「ふふっ、まさかカズマと二人で飲む機会がくるなんてな」

カズマ「そ、そうだな~」

カズマ(やべぇよ、こういう時どういう対応したらいいんだ!? 童貞にはわからねぇ!)

ダクネス「本当に、このパーティではいろいろあったな」

カズマ「今は少し落ち着いてきたけどな~」

ダクネス「その内またアクアが厄介事を持ち込んでくるんだろうな」

カズマ「助けて下さいカズマ様~! ってか? 勘弁してくれよ……」

ダクネス「それでも最終的にはカズマは助けるんだろう?」

カズマ「まぁ、そうなるんだろうなぁ……」

ダクネス「頼りにしてるよ。ふふっ♪」

カズマ(なんだこれ、なんだこの甘い雰囲気! やっぱりこれは夢なのかもしれない!)

カズマ(くそっ、自宅で甘い雰囲気でなんて注文つけるんじゃなかった! まぎらわしい!)

ダクネス「私の時も結局助けてくれたしな……」

カズマ「いや、あれはそもそも俺がまいた種が原因だっただから」

ダクネス「いや、頑なに手を伸ばそうとしなかった、頭の硬い私を助けてくれたのはカズマだった」

カズマ(手にとったコップをいじりながら、少し暗い部屋の中でもはっきりわかるくらい赤くなった顔でこちらに笑いかけてくる)

ダクネス「本当に、感謝している」

カズマ「や、やめろよ。俺一人でやったわけじゃないんだしさ」

ダクネス「私のいるべき場所はこっちだと、手を引いて導いてくれたのはカズマじゃないか」

カズマ(な、何だ。夢なんだろうけどダクネスが本当に現実で言ってるみたいで恥ずかしくなってくる!)

ダクネス「この御恩は一生忘れない。私の大切な思い出だ」

カズマ「な、なんか恥ずかしいんですけど……。ま、まぁ今度俺が同じようなピンチになったら助けてくれよな?」

ダクネス「当たり前だ。私だけじゃない、めぐみんやアクアもつれてか助けに行くさ」

カズマ「それは頼もしいな」

カズマ(そこから少し会話が途切れ、良い雰囲気の中静かに飲んでいたが、しばらくするとダクネスは急にモジモジし始めた)

ダクネス「そ、それでだな……何かカズマに恩返しをしたいんだ」

カズマ「あの騒動のことでか? なら別にいいって言ったじゃないか」

ダクネス「私の気がすまないんだ。そ、その、実はな……?」

カズマ(そう言ってコップを置きながらダクネスはこちらに近づいてきた)

カズマ「ダ、ダクネス?」

ダクネス「ここに来た本当の目的は別にあるんだ」

カズマ「ちょ、か、顔が近い!」

ダクネス「あの時の恩を今日返そうと思ったんだ」

カズマ「ど、どうやって?」

ダクネス「本当にわからないのか?」

カズマ(ダクネスは目を潤ませながら、酒以外の理由で赤くなっているであろう顔で言ってきた)

いいぞ~

カズマ「い、いや……その、あの……」

ダクネス「んっ……」

カズマ「んんっ!?」

カズマ(なっ! や、柔らかっ! これってもしかしてキスしてるのか!?)

ダクネス「んっ……。なぁ、カズマ……二人で大人にならないか?」

カズマ(あぁ、もう夢とか現実とかどうでもいいや)

カズマ「ダクネス……いいのか?」

ダクネス「い、嫌ならここまでしない」

カズマ「じゃあ、その、……本当にいいんだな?」

ダクネス「女にここまで言わせるな、恥ずかしい……」

カズマ「じゃ、じゃあ」

ダクネス「あっ……」

カズマ(そこまで言って、俺はダクネスをベッドに押し倒した)

カズマ「なるべく優しくするから……」

ダクネス「べ、別に強く求めてくれてもいいんだぞ? むしろ私はそちらの方が燃えるくらいだ」

カズマ「嘘つけ。体が震えてるぞ?」

ダクネス「こ、これは武者震いというやつで……。わ、笑うなっ!」

カズマ「いや、可愛いなって思って」

カズマ(そう言ってダクネスにキスをする。今度は深めのやつを)

ダクネス「んんっ!?……んっ……」

カズマ「……ぷはっ……。その、胸触るぞ」

ダクネス「あっ……」

カズマ(ダクネスの胸は服の上からでもとても柔らかく、指が沈み込んでいった)

カズマ「柔らけえ……。痛くないか?」

ダクネス「すごく恥ずかしいが、大丈夫だ、んっ……」

カズマ「これからもっと恥ずかしいことするのにな」

ダクネス「んぁっ……い、一体どんなことを私にさせる気なんだ……」

カズマ「別に変なことはさせねぇよ。とりあえず、脱いでくれるか?」

ダクネス「わ、分かった」

カズマ(ダクネスは寝間着を脱ぎ始めた。どうやら下着はつけてなかったようだ)

カズマ「……ゴクリ」

ダクネス「ど、どうだろうか? 変じゃないよな?」

カズマ「……あぁ、とても綺麗だよ、ララティーナ」

ダクネス「ラ、ララティーナって言うなぁ……」

カズマ(本当にダクネスの体は素晴らしかった。思わず手が伸びてしまうほどに)

ダクネス「あっ、む、胸、そんなにいじったら、ああっ!」

カズマ(とても綺麗なピンク色をした乳首を口と手で弄る)

ダクネス「ひやぁっ、ち、乳首、両方弄られると、あっ、いやぁっ!」

カズマ(そのまま手を下に、おろしていく)

カズマ「何だ、もう濡れてるじゃないか」

ダクネス「はあっ……! い、言わないでくれぇっ!」

カズマ(陰核をいじるとたちまち大きな喘ぎ声をあげる)

ダクネス「ふあぁっ! や、やめてぇっ!」

カズマ「Mなお前にはちょうどいいくらいの刺激じゃないのか?」

ダクネス「そ、そんなことない!」

カズマ「そうか。じゃあ指いれるぞ」

ダクネス「えっ、ちょっと待っ、あぁっ!」

カズマ(腰をのけぞらしながら震えるダクネス。指はようやく一本入るくらいだった)

ダクネス「はぁっ、ちょっと待ってくれカズマ! ひゃあんっ! こ、このままではイッてしまう!」

カズマ「別にイッてもいいんだぞ? ほら」

ダクネス「あぁっ! も、もう、駄目だ! イク! イッてしまうっ! ああああっっ!!」

カズマ(ダクネスは一際大きく震えるとやがて脱力しながら倒れ込んだ)

ダクネス「はぁ、はぁ、はぁ……カ、カズマぁ……」

カズマ「……ゴクリ」

カズマ(もう色々と限界だった俺は服を脱ぎ始めた)

ダクネス「ひゃっ、お、大きい……そんなものが私の膣内に入ってくるのか……」

カズマ「なるべく優しく挿入れるから、痛かったら言ってくれよ?」

ダクネス「だ、大丈夫だ。私は痛みには強いんだ」

カズマ「じゃあ……いくぞ」

ダクネス「う、うむ……ああっ!」

カズマ(ダクネスの膣内は締りがよく中々進まなかったが、ある程度までいくと膜のような存在を感じた)

ダクネス「……一思いに、一気にやってくれ」

カズマ「……いいんだな?」

ダクネス「あぁ、ドンと来い!」

カズマ「何だかムードがねぇなぁ……よし、いくぞ!」

ダクネス「いっ!? ああああああっっ!!」

カズマ(最後まで押し込むとダクネスは目に涙を浮かべていた)

カズマ「だ、大丈夫かダクネス?」

ダクネス「か、体の中を貫かれる痛みは初めてだ……それにカズマの女になったと実感できる愛おしい痛みだ。新感覚だぞカズマ」

カズマ(痛そうに顔を歪めながらもこちらに笑いかけてくるダクネスを見て、俺は愛おしい気持ちで溢れそうになった)

カズマ「ダクネス……」

ダクネス「ふふ、そんな心配そうな顔をするな……。とは言え、やはり少し痛むので、動くのはもうちょっと待ってくれないか?」

カズマ「あぁ、全然かまわないよ」

ダクネス「悪いな、カズマ。あと一つお願いしてもいいか?」

カズマ「何でも言ってくれ」

ダクネス「その……痛みが引くまでキスしてくれないか?」

カズマ(何て可愛らしい願いなんだ。萌え[ピーーー]気か)

カズマ「もちろん良いとも」

ダクネス「あともう一つ……その……」

カズマ「何だ?」

ダクネス「……ララティーナって、呼んでくれないか?」

カズマ「……わかったよ、ララティーナ」

カズマ(どうやら俺の異世界青春ラブコメは間違ってなかったらしい)

――
――――
――――――

ダクネス「ぷはっ……。カズマ、そろそろ動いても大丈夫そうだ」

カズマ「そうか。ならゆっくり動き出すぞ」

ダクネス「あぁ、来てくれ」

カズマ(ララティーナに負担をかけないよう、できるだけゆっくりと動き始める)

ダクネス「んっ、あっ」

カズマ(ダクネスの膣内はとても締りがよく、気を抜くと果ててしまいそうだった)

ダクネス「んぅっ、あうっ、はぁんっ……」

カズマ「気持ちいいよ、ララティーナ」

ダクネス「はぁ、あっ、なら良かった、あうっ、はううっ……!」

カズマ(突きに合わせて揺れる主張溢れる胸に手を伸ばす)

ダクネス「ふぁあっ! む、胸をいじるなぁ……っ!」

カズマ(胸を弄ると膣内がキュッと締まって気持ちが良い)

カズマ「じゃあやめようか?」

ダクネス「や、やめないでぇっ……! もっと、もっとぉっ! はぁんっ!」

カズマ(次第にララティーナの声が切羽詰ったものへと変わってきた)

ダクネス「んんっ、やぁっ、あうぅっ! カズマ、カズマぁっ!」

カズマ(向こうもそうだろうが俺も限界が近づいてきた)

カズマ「ララティーナ、俺、もう……!」

ダクネス「カ、カズマっ! あぁっ、い、イクのかっ?」

カズマ「あぁ、もう、限界だっ」

ダクネス「あぁっ、カズマ、好きぃ、全部、精液全部私に出してぇっ! ひゃあんっ!」

カズマ「くっ、出る……っ!」

ダクネス「イクぅっ! はあああぁぁぁーーっ!!」

カズマ(ダクネスは俺の射精を膣内で受け止めながら、体を反らしながら達した)

カズマ「はぁ、はぁ、はぁ……」

ダクネス「んっ……はぁ、はぁ……すごい出てる……」

カズマ「すまん、膣内で出してしまった」

ダクネス「別にかまわん。ただ、その……もしできたら、その時は……」

カズマ「俺も男だ。責任は取る」

ダクネス「なら、いいんだ」

カズマ(そう言ってララティーナは俺に微笑んだ)

カズマ「……ララティーナ」

ダクネス「ん? どうしたカズマ?」

カズマ「愛してるよ」

ダクネス「っ! ……私も、愛してる、カズマ」

カズマ(あぁ、これが夢じゃなければいいのにな……)

~朝~

小鳥「チュンチュン」

カズマ「んっ……朝か……」

カズマ(昨日はすごい夢を見たな。多分今までで一番良かったかもしれない)

カズマ「あーぁ、夢じゃなかったらよかったのになぁ」フニッ

カズマ「……んっ? なんだこの極上の感触は……っ!」モミモミ

ダクネス「あんっ……やぁん……」

カズマ(あれ、何でダクネスがいるんだ? 何で裸なんだ? 何で、何で??)

カズマ(もしかして、昨日のあれは……)

カズマ「……夢じゃなかったのか」

ダクネス「んんっ……あれ、ここは?」

カズマ「……やぁ、おはようララティーナ」

ダクネス「ん? おはよう、カズ……マ……っっ!!」

カズマ(そこまで言って目が覚めてきたのか、途端に真っ赤になるダクネス)

カズマ「……言いたいことはいろいろあるだろうけど、あの後そのまま寝ちゃったわけだし、その、風呂に入らないか?」

ダクネス「……わ、分かった」

~風呂場~

ダクネス「た、たまには朝風呂もいいものだな」

カズマ「あ、あぁ。そうだな」

カズマ(俺は別に一緒に入る気はなかったのだが、ダクネスが普通に入ってきたので仕方なく一緒に入っている。仕方なくだ)

ダクネス「~♪」

カズマ(やたら上機嫌だな……)

ダクネス「そ、それでどうする?」

カズマ「ん? どうするって?」

ダクネス「いや、あんなことをしたのだ。私たちの関係は、どうなるんだ?」

カズマ(そわそわと、こちらを伺いながらそう尋ねてくる)

カズマ「そうだな……」

カズマ(ここはケジメをつけるべきだろ。普段ゲスマとか言われてるが、俺はそこまでゲスではない)

ダクネス「な、何だ、急に改まって正座なんかして」

カズマ「ダクネス、いや、ララティーナ」

ダクネス「は、はい」

カズマ(俺史上初の告白だ。きちんと成功させたい)

カズマ「順序が逆になってしまったし、身分も違うけれども、その……俺と、結婚を前提に付き合ってくれないか?」

ダクネス「っ! は、はいっ! 喜んでっ!」

カズマ(ダクネスは泣きながら抱きついてきた)

カズマ「おぅふ。ちょ、ダクネス、ちょっと離れてくれないか。お前の身体はいろいろと魅力的すぎる……」

ダクネス「ふふっ♪ これから二人きりの時はララティーナって呼んでくれっ♪」

カズマ「分かったからララティーナ、その、話を聞いてくれ……」

カズマ(結局満足してくれるまで離れてくれなかった)

~居間~

めぐみん「うぅっ、頭が痛い……おはようございます」

ダクネス「おはようめぐみん。二日酔いは大丈夫か?」

めぐみん「ちょっとあまりよろしくないですね。今のままだとまともな爆裂魔法は打てなさそうです」

カズマ「そんな状態で打とうとするなよ」

カズマ(とりあえず、昨日のことはしばらくは秘密ということになった)

めぐみん「おや、カズマ。珍しいですね。こんな早くに起きてるなんて」

カズマ「まぁな。今日は目覚めが良くてな……」

ダクネス「そ、そうだな!」

めぐみん「ん? まぁ、とりあえず水をください。まだアクアは帰ってないのですか? 」

ダクネス「そろそろ帰ってくると思うのだが……」

アクア「ただいま~……」

めぐみん「おかえりなさいアクア。顔が死んでますよ」

アクア「頭痛い……飲み過ぎたわ……」

カズマ「女神がしちゃいけない顔してるぞ」

アクア「そんなの構わないわ……うぅ……何か二日酔いに効く薬とかないの?」

めぐみん「あ、私も欲しいです……」

カズマ「普段そこまで飲まねぇからねぇよそんなの」

アクア「頭が割れるぅ……助けてカズマ様ぁ……!」

カズマ「そうだな、ウィズの店なら何かあるかもしれないが……」

めぐみん「じゃあ行ってみましょう。 ほら、アクアも行きますよ!」

アクア「え、ちょっと待って。私も行くの? 買ってきてくれないの?」

めぐみん「ではカズマ、よろしくお願いしますね」

カズマ「は? 何が?」

めぐみん「頭が痛いのでおぶって下さい」

カズマ「えぇ……」

ダクネス「なっ!」

アクア「あ、それ良いわね。ダクネス、私もおぶってくれないかしら?」

カズマ「自分で歩けよめんどくさい」

ダクネス「そ、そうだぞめぐみん!」

めぐみん「いつもカズマは爆裂魔法の度におぶってくれるじゃないですか」

カズマ「それもそうか。仕方ねぇなぁ……」

めぐみん「ふふっ、じゃあお願いしますね?」

ダクネス「ちょっと待てぇっ! めぐみん、こいつは女なら誰でも欲情するような変態だぞ! そんな奴に自ら近づくのは危険だ!」

カズマ「おい」

めぐみん「でもこういう場面ではいつも手を出してこないへたれですよ?」

カズマ「おい」

ダクネス「そ、それはそうだが……こ、今後もそうだとは限らない! そうだ! これからは私がカズマの代わりになってやる! これはめぐみんの事を思ってだな……」

アクア「ねぇ、私は? 私はどうなるの?」

~街~

めぐみん「さて、では行きますよカズマ!」

カズマ「へいへい」

カズマ(結局俺がめぐみんを、ダクネスがアクアを連れて行くことになった)

ダクネス「むぅ……」

カズマ(ダクネスの視線を感じる。ひょっとしたら妬いてるとか。だったらなんかこう、恥ずかしいな……)

めぐみん「む、どうしたんですかカズマ。何か変なこと考えてないでしょうね?」

カズマ「そ、そんなことねぇよ」

ダクネス「なっ! 何故言いよどむんだ! や、やっぱりこいつは変態だ! めぐみん、早く降りたほうが身のためだぞ!」

カズマ「何もしてねぇよっ!」

ダクネス「ほ、本当だろうな?」

カズマ「本当だって。いいから早く行こうぜ……」

~ウィズの店~

バニル「よく来たな、悪運だけは強い冒険者とその愉快な仲間たちよ。そこでくたばってる女神の処分に来たのか? 本日は特別サービスで無料で葬ってくれよう!」

アクア「うぅ……頭に響くから大声はやめてぇ……」

バニル「ふはははははは! 吾輩は泣く子も黙る地獄の公爵、女神の言うことを聞くわけがなかろう?」

カズマ「バニルは相変わらずアクアと相性悪いな……」

カズマ「よう、ウィズ。今日は買い物に来たんだ」

ウィズ「こんにちは、カズマさん。今日は良いものが入ったんですよ! このお掃除人形君、魔翌力を供給すると自動で掃き掃除をしてくれるんです! 障害物も自動で検知し、ものを壊すことなく部屋を掃除してくれるんです!」

カズマ「へぇ、ルンバみたいなものか。確かに便利だな」

ウィズ「そうなんです! 掃くのは全部人形がやってくれるので、あとはちりとりを用意して常に人形の横について行くだけでいいんです!」

カズマ「い、いらねぇ……だったら普通に掃除するよ……。じゃなくて、今日は普通の頭痛薬が欲しいんだよ。二日酔いに効くやつってないかな?」

ウィズ「良い商品なのになぁ……。ちょっと待ってて下さいね、今探してきます」

ダクネス「めぐみん、何かカズマにされなかったか?」ガシッ

めぐみん「だ、大丈夫です何もなかったです! だから揺らさないで下さい、あ、頭が……」ユサユサ

ダクネス「あ、す、すまん……」

めぐみん「ふぅ……いつもは何も言ってこないのに、今日はどうしたんですか?」

ダクネス「いや、その……」

めぐみん「カズマと何かあったんですか?」

ダクネス「いや、別に、何もないぞ! はははっ……」

アクア「カズマぁ……うっ、ぐずっ……バニルがいじめるぅ……」

カズマ「何で幼児退行してんだよ……バニル、そこまでにしといてやってくれないか」

バニル「む……まぁ良かろう。どうやら今日は客のようだからな」

ウィズ「お待たせしました! こちらが薬になります」

カズマ「お、ありがとう。お代はこれで。おーい、めぐみん、アクアー」

めぐみん「おや、本当にあったのですね」

アクア「うぅ……ありがたや、ありがたや……」

カズマ「今度は年老いてるし……」

バニル「ふむ……そちらの娘はいらないのか?」

ダクネス「私か? 私は大丈夫だ。そこまで飲んでなかったからな」

バニル「そうではなくてな」ニヤリ

カズマ(な、なんか嫌な予感が……!)

バニル「熟れた身体をそこの少年に見せつけ、ついに仲間と一線を超えてしまったエロクルセイダーよ、痛み止めは必要ないか?」

ダクネス「なっ!?」

カズマ「あっ……」

「「「えええええーっ!!」」」

カズマ(や、やべぇ……一瞬でばれちまった……)

めぐみん「ちょっとどういうことですかダクネス! どういうことですか!? 昨日私が寝ている間にナニしてくれてんですか!」

ダクネス「いや、その、そういう雰囲気になってしまってだな……」

アクア「ダクネス大丈夫? あのエロガキにめちゃくちゃやられなかった!?」

ダクネス「い、いや、そんなことはなかった、あれでカズマは意外に優しくしてくれて……」

ウィズ「その、初めてはかなり痛むと聞いたことがあるのですが、痛み止めは大丈夫ですか?」

ダクネス「あ、あぁ……私があいつの女になれたんだと実感できる痛みだから、このままにしときたいんだ……」

カズマ(何であいつは律儀に全部答えてるんだよっ!)

バニル「ふはははははっ! やはり貴様らは私を楽しませてくれる! 美味ではないが、大変に愉悦である!」

めぐみん「むぅ……まさかダクネスに先を越されるとは……」

アクア「わ、私が……保護者である私がいなかったから……性の乱れが……」

ウィズ「はあぁ……パーティ内での禁断の恋……素敵です……」

カズマ「く、くそっ……今の内に逃げるか……」ガチャ

カズマ「まさかこんなに早くバレるなんて……」タッタッタッ

カズマ「あれ、そういえばサキュバスのサービスはどうなったんだ?」

サキュバス「あ、お客様~!」

カズマ「あ、どうも……」

サキュバス「昨夜はお伺いしたんですけど、何やら先客がいたようで。本来なら追い払ってたんですけどね」

カズマ「は、はぁ……」

カズマ(先客……ダクネスのことか?)

サキュバス「何やらとても良い雰囲気でしたので、さらに雰囲気を良くする魔法をかけときましたよ♪」

カズマ「マジですか!」

サキュバス「マジです♪ 良ければこれからもサービスを利用してくださいね。夢なら浮気じゃないですから。では~」

カズマ「……そんな魔法があるんだな。習得してみるのもありだな」

カズマ「しかし、モテない俺にこんなイベントが発生するなんてな……。やっぱり運が高いからなのか?」

めぐみん「あ、いました! あんなところに!」

カズマ「げっ!」

アクア「待ちなさいカズマあぁっ!」

めぐみん「止まらないと爆裂魔法を打ちますよ!」

ダクネス「カズマぁっ! は、恥ずかしいが、こうなったらちゃんと説明しよう! みんなわかってくれるはずだ!」

カズマ「物騒なやつらに待てと言われて誰が待つかー!」

「「「待てええええーっ!!」」」

カズマ「あぁ、もう、畜生、やっぱり不幸だーーっ!」

終わり

以上になります
ダクネスのSSが少なかったのでむしゃくしゃして書きました
初SSなのでどうか勘弁してやって下さい
機会があればまたどこかで
二期も決まったことだしこのすばSS増えてくれお願いします

乙乙

おつ

乙 よかった

乙。おもしろかった。

子育て編を書いても良いのよ



ダクネスSSもっと増えろ。アクアSSも増えろ

え?こんなんで終わりなの?
せっかく面白かったのに

めぐみん編も書いていいんだよ?
アクアはぺっとみたいなもんだしな

なんで元の設定よりラノベ版はめぐみん口リ化させたんだろうな?
めぐみんのが裸で抱き合ったりしてて積極的だた記憶が

最終的にWeb版と同じ年齢になるまで作中時間が経過するためと聞いた

Web版リアルタイムで結構最後の方まで読んでたんだけど単行本との違いってどんな感じなん?
久しぶりに読みたくなったし最後気になるしで読もうと思ったらもう読めなくなってるのね
しょうがないから単行本買おうか迷ってんだけどさ

年齢が違うのと
エピソードの順序が入れ替わりそれにともない新規エピソードが増えてるのと
三巻以降からはWeb版が原案レベルでしかない程度には追加されてるよ

原作よりアクアはデレるのか?これが問題だ
web版最後までビミョーだったし むしろアクアよりアクシズの方が目立ってたw

原作<単行本って感じなのか。それなら大人買いしてこようかな
ゲートはweb版全部読んでて単行本買ってめっちゃ後悔したからちょっとトラウマになりかけてたんだよね

今回のアニメの範囲だった一巻二巻は作者が書籍慣れしてなさそうなのとほぼWeb版の焼き直しだからそこは念頭に置いた方がいいよ
三巻から本格的に面白くなる

かなりシナリオ変わるんかね?
クズマさんが操られるくだり原作かなり無理がある展開だたから変わってるならちょっと買おうかな

>>87 まだそこまで進んでいない

乙でございます

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