*13回目やねん。相変わらず倦怠ライフ。
*話は続いてるけど、前作を見る必要はない……と思います。
*あらすじ:NGがローテ漫才をするそうです。
*漫才ってことで、ちょっと語調が強くなってます。
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イェスゥイー ガンガン ガンガン ガンガン ガンガン ガーン!!
未央
「どーもっ! ニュージェネレーションです!」
卯月・凛
「「よろしくお願いしまーす!」」
未央
「さぁ、久しぶりに3人での漫才だね」
凛
「うん、頑張ろう」
卯月
「はいっ! 頑張っていきましょう!」
凛
「卒業シーズンだね」
卯月
「夜の学校で窓ガラスの割られるシーズンですね」
凛
「何そのシーズン。いや、尾崎さんの方じゃなくてね」
未央
「僕は君を卒業するよ切ない気持ちとともに?」
凛
「ガガガSPでもなくて」
「歌じゃなくて。学校の話、私たちが普段通ってる学校の話ね」
卯月・未央
「「あ~~」」
凛
「あーじゃないでしょーよ」
卯月
「寂しくなる時期ですね」
凛
「そうだね。でも、新しいステップに進むんだから、心から送り出してあげなきゃ」
未央
「そうだね」
凛
「卒業式といえばさ」
未央
「といえば?」
凛
「楽しかったー」
卯月
「運動会ー」
未央
「あ~、やったやった。小学校はそれやったね」
凛
「思い出に残ったー」
卯月・凛
「「文化祭ー」」
凛
「白熱した枕投ー」
未央
「は?」
卯月
「修学旅行―」
未央
「いやいやいや。せっかくの旅行、一番の思い出がホテルで暴れたことでいいの?」
「というか、なんでしまむーは合わせられるのさ」
凛
「ぶっちゃけ一番盛り上がるのホテルの夜だよね」
未央
「いやそうかもしれないけれど!」
「ああもう、しぶりんに先導は任せておけないね。私がやる!」
未央
「楽しかったー」
卯月・凛
「「運動会ー」」
未央
「「思い出に残ったー」」
卯月・凛
「「文化祭ー」」
未央
「思わず飛び降りたー」
凛
「清水の舞台ー」
卯月
「死にます。絶対に真似しないでください」
未央
「刺激の欲しい年ごろなんだよ」
卯月
「シゲキックスでもしゃぶっててください! ちっちゃい子まねしちゃったらどうするんですか!」
「私が先導やります!」
卯月
「楽しかったー」
凛・未央
「「運動会ー」」
卯月
「思い出に残ったー」
凛・未央
「「文化祭ー」」
卯月
「突然鹿に追い掛け回されたー」
未央
「奈良公園ー」
凛
「じゃないよ。もっと素敵な思い出いろいろあったでしょ?」
卯月
「流石に死んじゃうかとおもったんですが、すごい虚無僧さんが現れて、助けてくれたんですよ!」
「ちょっとときめいちゃいました」
凛
「そんなバイオレンスなメモリアルいらないから。私先導やるよ」
凛
「楽しかったー」
卯月・未央
「「運動会ー」」
凛
「平均台を、抱えて走ったー」
未央
「は?」
卯月
「借り物競争ー」
凛
「無事にゴールできたのはー」
卯月
「6名だけでしたー」
未央
「誰だよお題用意したの! バカでしょ!?」
凛
「お題がメガネだと、ついついかけちゃうよね」
未央
「それはあるある。さぁ代わって」
未央
「楽しかったー」
卯月・凛
「「運動会ー」」
未央
「白熱のあまりけが人続出ー」
卯月
「えっ?」
凛
「騎馬戦ー」
未央
「流血で白球も真っ赤に染まったー」
凛
「玉入れー」
卯月
「そんな運動会中止してください!」
「さっきから未央ちゃん過激すぎませんか!?」
未央
「刺激の欲しい年ごろなんだってば」
卯月
「わたパチでも食べててください! チェンジです!」
卯月
「楽しかったー」
凛・未央
「「運動会ー」」
卯月
「また2秒、世界を縮めたー」
凛
「えっ?」
未央
「徒競走ー」
卯月
「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ、そして何よりもー」
未央
「速さが足りないー」
凛
「卯月、それ言いたかっただけでしょ」
卯月
「ばれちゃいました? えへっ」
凛
「ああもう可愛いなぁ。でも代わって。」
凛
「思い出に残ったー」
卯月・未央
「「文化祭ー」」
凛
「かぶりにかぶったー」
卯月
「喫茶店ー」
未央
「まぁ、よくあるよねぇ」
凛
「採用された第二候補ー」
卯月
「休憩所ー」
未央
「テンション落ちすぎでしょ!? 喫茶店以外にも楽しい出し物あるから!」
「チェンジ! 私がやる!」
未央
「思い出に残ったー」
卯月・凛
「「文化祭ー」」
未央
「みんなで作ったー」
卯月・凛
「「可愛い衣装ー」」
未央
「引っかかってしまったー」
凛
「風営法ー」
卯月
「なにしたんですか!? 風営法に引っかかる文化祭ってなんですか!」
未央
「いやー、みんな刺激に飢えててねー」
卯月
「暴君ハバネロでも食べててください!」
「っていうか、全部刺激で押し通す気ですか? チェンジです!」
卯月
「思い出に残ったー」
凛・未央
「「文化祭ー」」
卯月
「とっても盛り上がったー」
凛・未央
「「軽音楽ライブー」」
卯月
「叩き壊したギターはー」
未央
「13本ー」
凛
「ギター叩き壊すロックバンドって今時いるの?」
卯月
「過激なパフォーマンスにストップをかけたのはー」
未央
「火災報知器ー」
凛
「素人が調子乗りすぎた結果がこれだよ!」
卯月
「火は危ないですからね。ちゃんと許可とってから扱いましょう」
凛
「まず学園祭ライブでそんなパフォーマンスしちゃだめだから」
未央
「ま、私たち三人の手にかかれば、感動的な式も一瞬で台無しだよね」
凛
「そんな誇らしげにすることじゃないからね」
卯月
「卒業式といえば、卒業証書の授与。あれが始まるとああ卒業だなぁって気がしますよね」
凛
「あ~、私アレ長ったらしくて好きじゃないかな」
未央
「いや、好きじゃないってなにさ」
凛
「もっと効率的にできるはずだよ。私校長先生やるから、未央受け取ってよ」
未央
「うん、まぁ、そういうなら」
凛
「卒業証書、授与。平成27年、3月マル日」
「卒業、おめでとう」
未央
「ありがとうございます」
凛
「一番上から一枚とって、後ろに回して」
未央
「しらけるわ! 感動的な式で身も蓋も無いこと言うな!」
「ルールは理解したから代わって」
凛
「ルールて」
未央
「卒業証書、授与」
「おめでとう」
卯月
「ありがとうございます」
未央
「残りは、それぞれの教室に配布してありますので、各自帰りに持って帰ってください」
卯月
「横着しないでください! せめて手渡してください」
「私が校長先生です。代わってください!」
卯月
「卒業証書……が欲しいのなら、この私に勝ってみせなさい!」
「勝者だけが、この学校を卒業できるのです!」
凛
「漫画の読みすぎだよその校長! 実際いたら鬱陶しいよ!」
卯月
「ちなみに、勝負の方法はマリオパーティです」
凛
「三人と対戦するにしても何回戦やるつもり!? もっとお手軽なのあったでしょ!?」
「チェンジ!」
凛
「卒業証書、授与」
「よく、卒業できましたね」
未央
「校長ひどっ!? 素直に祝ってよ!」
凛
「5年間の高校生活は、楽しかったですか?」
未央
「2年もダブってたの私!? 感動とは別の意味で泣きそうだよそれ!」
「校長はそんなひどいこと言わない! チェンジ!」
未央
「卒業証書は黒やぎさんが読まずに食べた」
卯月
「仕方ないで済ませられる問題じゃないですよそれ!?」
未央
「今、かわりの証書用意してるから、もう一年頑張って」
卯月
「強制的に留年ですか!? 証書無くても資格はあるでしょう!?」
「管理体制を強化してください! チェンジです!」
卯月
「卒業証書、一枚2000円からスタート!」
「2100! 2300! 3200! 5000! 5000出ました!」
凛
「オークションを始めない!」
未央
「30000円!」
凛
「一気に値段を釣り上げない!」
未央
「……ま、卒業式も大事だけどさ、一番大事なのは卒業したって言う事実だよね」
「12,15,18になったから卒業じゃなくて、卒業したんだからもう一回り大人にならなきゃ」
凛
「未央は2年ダブってるけどね」
未央
「ダブってないから! この漫才はフィクションです!」
卯月
「取られました!?」
凛
「でもまぁ、未央の言う通りだよね。たまにハメ外す人もいるけど、ほどほどにね」
「お酒なんて絶対だめだからね?」
卯月
「窓ガラス、割りすぎちゃだめですよ?」
凛
「まず、割っちゃだめだからね?」
卯月・未央
「「この支配からの 卒業」」
凛
「君らカラオケ行きたいだけでしょ」
卯月・未央
「「えへへ」」
凛
「……もういいよ」
卯月・凛・未央
「「「どーも、ありがとうございましたー!」」」
~終幕~
*カラオケ行きたいと、歌ネタ増えるよね
おつ!
乙
>>8
??「そんな方法がありましたか」メガネキラーン
乙
テンポよく読めて面白かった
乙ありがとう!
>>25 メガキチさんは眼鏡降ろしてください。
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