【THEビッグオー】ジリリリリリリリリ ガチャッ 黒電話「Sentence Spring」 (76)

私の名はロジャー・スミス。この記憶喪失の街には必要な仕事をしている。

パラダイムシティは記憶喪失の街。

この街の人間は40年前のある日を境に、それ以前の記憶をすべて失っている。

しかし、それでも人間というのは何とかしていくものだ。

どうすれば機械が動き、電気が得られるのかさえ判れば、過去の歴史など無くとも文化とやらは装える。

過去に何があったのか、何が無かったのか。気にせずに生活だって出来る。

いや、そう努力してきたのだ。記憶を失って哀しんでいるのはこの街の老人だけだ。

しかし――、メモリーは悪夢の様に、いきなりその姿を現す時がある……



※THEビッグオーのSS
一部オリジナルキャラクターが登場

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457357604

ボーン

(定時を知らせる柱時計)

♪~♪~♪~

(けたたましいピアノの音が屋敷中に響き渡っている)

ロジャー「うん……」

ロジャー「うーん……」

ロジャー「――――!?」ガバッ

(ロジャーは飛び起きた)

超期待
BIIG-Oなつかしいなぁ

♪~♪~♪~

ロジャー「――」ガチャッ

ドロシー「おはよう、ロジャー」

ロジャー「ドロシー!何度言ったら解る!朝からそのピアノは――!」

ドロシー「いいえ、もう午後よ」

ドロシー「いつまでもお客を外にいさせるわけにはいかないもの」

ロジャー「客……?」

ノーマン「おお、起きられてましたかロジャー様。おはようございます」

ロジャー「ノーマン、客が来てるのか?」

ノーマン「はい。今朝早くにいらっしゃいました」

ノーマン「ロジャー様がまだお休みになっていたので、外でお待ちいただいております」

ロジャー「……そうか、部屋に通してくれ」

ノーマン「かしこまりました」

応接間

ロジャー「おはようございま――」

ロジャー「ん、んんっ」

(ばつが悪そうに咳払いをする)

ロジャー「……こんにちは、ミスター。随分とお待たせしたようで申し訳ありません」

ロジャー「この屋敷にはルールというものがありましてね。それが時に無礼を働くことも――」

社長「いや、いいんです。それに“おはようございます”には慣れてますから」

ロジャー「……」



ロジャー「なるほど。芸能事務所の社長ですか」

(社長は1枚の写真をテーブルに置いた)

社長「レベッカ、うちの事務所に所属するタレントです」

ロジャー「ほう……」

https://www.youtube.com/watch?v=Tt524wGJFqs

『Act:2016 Sentence Spring』

私は芸能ゴシップに特別な関心を持たないが、そんな私でさえレベッカの不倫騒動の話は知っていた。

彼女は売出し中のミュージシャンと恋に落ち、その熱愛を週刊誌にスクープされてしまったのだ。

笑顔と元気だけが取り柄のテレビタレントにとって、妻帯者との略奪愛は致命的だった。

そのセンセーショナルな内容の記事は2人に対する世間からのバッシングを巻き起こし、現在彼女は休業するに至る。

センテンススプリングwwwww

今回私が受けた依頼は、芸能界復帰の後押しを条件に違約金400万ドルをレベッカ自身に支払わせるという件だった。

一人の女性に負わせるには高過ぎる金額に思えるが、芸能界とはそういう世界らしい。

仕事自体は難しいものではない。ただ問題が一つ。

表向きに休業中となっているが、実際は事務所すらも彼女と連絡が取れなくなっているということ。

形ばかりの謝罪会見をした後、レベッカ・レイボーンは姿を消した。

この街のどこかに姿を隠した、40年前のメモリーと同じように……

今日はここまでにします。続きは多分明日か明後日かに


まさかビックオーのSSが読めるなんて!

意外に真面目に書いててわろた

ネゴシエイターと言いつつ最後は力任せのロジャーさんじゃないですか。
楽しみすぎる

ビッグオートはまた珍しい

これは期待せざるを得ない

期待

>>13
交渉の余地の無い連中がばかりな所為でそういう印象が強くなってるが話の通じる相手にはちゃんと交渉成功させてるんだ

>>13
スパロボだけじゃなく、原作や漫画も手にとってみな

ねえこのレベッカって…

それ以上はダメだよ>>19ちゃん。噛みちぎるよ?

ネゴシエイターにはプロデューサーなんかも似合うとおもうんだ。
まぁ、春香さん黒い森なひとポジションだけど

ライブハウス

エノン「またか、取材はお断りだ」

ロジャー「だからさっきから言ってるだろ。取材ではない。人を捜しているんだ」

エノン「よし、お前らもう一回音合わせするぞ!」

(バンドメンバーたちが準備を始める)

エノン「とにかくだ、俺に聞きたいことがあるなら事務所を通してくれ」

ロジャー「……そうさせてもらうよ」



女性「はじめまして。私、エノン・リバーバレーのマネージャーをしています」

(引き返すロジャーに一人の女が声をかけた)

ロジャー「君は……」

ロジャー「また転職したのか……エンジェル」

エンジェル「こんな所でまであなたに会うとはね、ロジャー・スミス」

ロジャー「それはこっちの台詞だ」

エンジェル「こんな噂知ってる?エノンと関わった人間は不幸になる……」

エンジェル「レベッカも、解散したアイドルグループも、違法献金疑惑のパラダイム議員も、みんな彼と関わっていたわ」

ロジャー「なるほど、今度の目的はそれか。私にはただの偶然としか思えないがね」

エンジェル「もし人を不幸にできるメモリーがあるとすれば、それはすごく価値がある物だとは思わない?」

エンジェル「きっと欲しがる人はたくさんいるわ」

ロジャー「だったら君も不幸になるんじゃないのか」

エンジェル「いいのよ、わたしは……」

(エンジェルは窓の外遠くを見つめていた)

ロジャー「……」

https://www.youtube.com/watch?v=A3xgU1UTUx0

いつものバー SPEAKEASY

ビッグイヤー「いつから週刊誌の記者みたいな仕事までするようになった。ミスター・ネゴシエイター」

ロジャー「私はただレベッカの居場所を知りたいだけだ。交渉相手と接触しないことにはどんなネゴシエイションも成立しない」

ビッグイヤー「ふん。まあいいがね……」

(ビッグイヤーは新聞を読んでいる。二人は隣り合って座り、同じ方向を向きながら話す)

ビッグイヤー「その様子だと不倫相手の所を捜したんだろ、ロジャー」

ビッグイヤー「彼女はそこにはいない。女はまだ未練があるようだが、男の方はとっくに縁を切りたがってる」

ビッグイヤー「それどころか今回の騒動で知名度と売り上げを伸ばしたエノンは喜んでるって話だ」

ロジャー「エノンはレベッカを利用した……?」

ビッグイヤー「生き馬の目を抜く世界だ、そういう事があってもおかしくない」

ビッグイヤー「更にはこんな噂もあった。レベッカ・レイボーンは混血だそうだ」

ロジャー「混血?レベッカはハーフなのか?」

ビッグイヤー「父親はこの街の生まれだが母親はどこか遠い異国の女。あくまで噂だ」

ロジャー「異国の……」

ビッグイヤー「バンブー・カンニングという俳優……コメディアンを知っているか?」

ビッグイヤー「バンブーはレベッカの所属する芸能事務所のナンバー2」

ビッグイヤー「最初は積極的に彼女を擁護していたが、現在は一転してその話題を避けているみたいだ」

ビッグイヤー「自ら話をしなくなったのはレベッカが失踪したのとちょうど同じ日……」

ロジャー「そうか……」パサッ

(ロジャーは去り際ビッグイヤーのテーブルに札をいくつか置いた。その上に新聞が覆いかぶさる)

東23番ドーム

ロジャー「私のクライアントはあんたも所属してる芸能事務所だ。協力する義務があるんじゃないのか?」

バンブー「俺が独立したいぐらいだ!会社のことに俺を巻き込まないでくれ!」

ロジャー「あんたはレベッカに次ぐ稼ぎ頭だそうじゃないか」

バンブー「余計なお世話だバカヤロー!勝手に俺をナンバー2にするな!」

(二人はドア越しに話をしている)

バンブー「もしお前がそう思ってるなら、とにかく俺を不愉快にさせないことだ!」

バンブー「今、俺がいなくなったら事務所はつぶれるぞ!」

ロジャー「何をそんなに怒っている?そこにレベッカがいるのか?」

バンブー「俺の家にいるわけねえだろ!帰れ帰れ!警察呼ぶぞ!」

ロジャー「……わかった、また来るよ」

バンブー「二度と来んな!」

今日はここで終わります。また明日書きます

otu
ビッグオーかぁ懐かしいな。
あと個人的にバンブー・カンニングじゃわかりやすいからバンブー・カニングにしとけばよかったんじゃないかと

おつー

https://www.youtube.com/watch?v=CilZSMpxboQ

ロジャー邸

♪~♪~♪~

ドロシー「……」

(ドロシーがピアノを弾いている)

ロジャー「……」

(ロジャーはその音色を聴きながら窓辺にたたずむ)



エンジェルが言っていた“人を不幸にするメモリー”、本当にそんなものがあるのだろうか。

これだけは言える、失われた過去の記憶は皆、不幸をもたらす側面を持っていることに違いはない。

この街で幸せを感じようとするなら、ふと現われるメモリーに抗わないこと。

ロジャー・スミスの法則。

スキャンダルが付き物の芸能界でなぜ彼女がここまで追い込まれたのか。

それにはちゃんとした理由があった。

こともあろうに騒動を掲載した週刊誌に「ありがとう」などと開き直ったのだ。

反省の色を全く見せないその言動は世間の反感に拍車をかけた。

しかしそれは、彼女なりの精一杯の強がりだったのかもしれない。

ロジャー「……青春、それは降りかかる現実を有り余る勢いで押し切ること」

(ロジャーが呟いた)

ドロシー「……ロジャー・スミスの法則、その2ね」

ロジャー「ああ。よく覚えていたな。さすがはR・ドロシーだ」

ドロシー「でも間違ってるわ。レベッカは青春という言葉が似合うほど若くはない」

ロジャー「……ん?君はレベッカを知っているのか?」

ドロシー「あたしだってテレビくらい観る」

ロジャー「……」

走るグリフォンの車内

ロジャー「……」

ドロシー「……」



翌日、私はドロシーを一緒に連れて行くことにした。

それはなにより彼女自身がそう望んだからだ。

彼女もまた噂好きのレディーだったということなのだろうか……

東23番ドーム

ロジャー「今日はインターホンを押したりなどしない」カチャッ

(懐から万能鍵の万年筆を取り出す)

ドロシー「……」バンッ

(ドロシーは片手でドアを突き飛ばした)

ロジャー「あ――」

バンブー「な、何なんだお前ら!?」

ドロシー「あなたたち、不倫しているの?」

バンブー「今はそんなことできないでしょ!」

バンブー「今不倫なんてしてたら最悪だよ!」

バンブー「真面目にやりますよ!」

バンブー「今、かみさんは出かけてる。少し散らかってるが上がってくれ」

ロジャー「いいのか?」

バンブー「ああ、俺の気が変わらないうちにな」

ロジャー「……」チラッ

(ロジャーは二階へと続く階段に目をやった)

https://www.youtube.com/watch?v=o5brIeXY1U0

家の中

バンブー「俺はよ……本当にどうしようもない人間なんだよ……」

バンブー「色々あったけど今の事務所に拾ってもらって、仲間と一緒にバカやってさ」

バンブー「戦友だった相方が病気で死んじまってどうしようかと思ったこともあった」

バンブー「でも、そんな俺でもこうして芸能界でなんとか飯食えてんだ」

バンブー「レベッカも休んで自分の人生を見つめ直して、働こうと思ったらまた働けばいい」

バンブー「あいつ本当にいい奴で、俺と違って本当に真面目な奴なんで今回だけは許してあげてくんねぇかな」

バンブー「CMの出演契約がないのに、俺一人じゃ無理だ……」

ロジャー「……」

ドロシー「……」

ドロシー「どうしてレベッカは不倫なんてしたの?」

ドロシー「彼女は充分幸せだったはずだわ」

ロジャー「人は時に自己の立っている場所が揺るがされているような気持ちになるのだよ」

ロジャー「過去のメモリーにとらわれる者……未来へメモリーを築いていく者……」

ロジャー「そのどちらもできない者がある意味で本当に不幸なのかもしれないな」

ドロシー「……」

バンブー「誰にも気の迷いってのがある。お嬢ちゃんにはまだ分からねぇよ」

(バンブーは玄関の方に目をやった)

バンブー「はぁ……ドアの修理代は事務所に請求だな……」

バンブー「レベッカは二階だ。あいつさえよければ交渉でもなんでも好きにしてくれ」

ロジャー「すまない」

バンブー「いいよ」

ザザザー

(ロジャーの腕時計に通信が入る)

ロジャー「どうした、ノーマン?」

ノーマン『お取込み中申し訳ありません、ロジャー様』

ノーマン『先ほど軍警察の機動部隊が出動いたしました』

ノーマン『海の彼方より何かがこの街に向かっているようです』

バンブー「あ……“あれ”が来ちまったんだ……」

(バンブーは声を震わせた)

ロジャー「あれ……?」

バンブー「もうこの街は終わりだ!俺は安全なとこまで逃げる!」バンッ

(バンブーが自分の車に飛び乗る)

ドロシー「レベッカを連れて行かないの?」

バンブー「知るか!死んじまったら事務所なんか関係ねえ!」

バンブー「この際だから言うが、あの女助けたのもあわよくばと思ったんだよ!」

ドロシー「……」

ロジャー「ちょっと待て!“あれ”とは何だ?」

バンブー「んなもん決まってるだろうが!神だよ神!」

ロジャー「何だって!?」

https://www.youtube.com/watch?v=leGCSpm94KI



???「……」

???「……」

???「……」

(3体の巨大な何かがパラダイムシティに近づいてくる)



ダストン「メガデウスが3体も……」

ダストン「この街を守っているのは俺たち軍警察だ。お前たちの好きにはさせん……!」



アレックス「随分と豪華な顔触れだね」

シュバルツバルト『ビッグオーの0、ビッグデュオの2、ビッグファウの4』

シュバルツバルト『これらのビッグたちはそれぞれ陸戦、空戦、海戦用として量産され、40年前に何かを起こした』

シュバルツバルト『しかし、ザ・ビッグのシリーズはそれらばかりではなかったのだ』

シュバルツバルト『長い間欠番と思われていた数字、3をその名に印すメガデウスもまた……』



???「……」

???「……」

???「……」




ロジャー「ビッグ……スリー!?」

ロジャー「異国のメガデウス…………異国のザ・ビッグ…………」

ビッグビート「バカヤロウ」

ビッグタモリ「髪切った?」

ビッグサンマ「ファーww」



キュピーーーーーン

ズババババババババ

(ビッグタモリのサングラスから放たれる光線がパラダイムシティを破壊する)



ダストン「くそっ!怯むな!撃て撃てー!」

ダーン ダーン ダーン

(軍警察が戦車で反撃するもビッグスリーにはまったく効かない)



ビッグビート「バカヤロウ」

ビッグタモリ「髪切った?」

ビッグサンマ「ファーww」



ロジャー「そうか。お前たちは芸能界の戦場で戦うためのメガデウスなのか」

ロジャー「だがそれも今日で打ち切り……」

ロジャー「いや、グランドフィナーレと言うべきだな!」

ピキーーーーーン

ロジャー「ビッグオー!!!!」

ロジャー「ショータァイム!!!!」

今日はここで終わりです。

こんなん笑うしかないやん

今までが落ち着いた良い雰囲気で進んだぶん
あまりの急展開に草 別人が書き出したかおもったわww

あーたしかにビッグ・スリーだわ

ところでビッグ・ワン相当のメガデウスってドロシーでいいんだっけ?

ビッグスリーワロタうまいな
乙乙


あちこちにネタ突っ込んで良い意味で雰囲気を壊してくれるなぁ

ザ・ビッグ(たけし)

ビッグB ビッグT ビッグSでも良かったかな

そ、そっちのビッグ・スリーかよ…(戸惑い)

ビッグオーを知らない自分にすらおかしい展開だとわかったw

https://www.youtube.com/watch?v=7OlcJzin3LE

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ビッグオー「……」



ダストン「黒いメガデウス……」



コックピット

(CAST IN THE NAME OF GOD)

(YE NOT GUILTY)

ロジャー「ァアクション!!!!」

ビッグビート「コマネチ」

ダーーーーーンッ バシャーーーーーン

(ビート両腕のサドンインパクトが海面を叩き、大きな水しぶきが上がる)

キュピーーーーーン

(しぶきの向こうでサングラスが光る)

ビッグタモリ「髪切った?」

ズババババババババ

ロジャー「ぬわっ……」ガクッ

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

(大気が振動しビッグオーとロジャーを襲う)

ロジャー「くっ……フォノソニックマシンか……」

ロジャー「さすがに強敵ぞろいだ……」

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ロジャー「まったく、よくしゃべる怪獣だ」

ロジャー「光の軌跡をその眼に刻みたまえ!」

(ビッグオーがクロムバスターの構えをする)

グーーーーーン

ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

(クロムバスターはビッグサンマに当たるも、天へと弾かれる)

ロジャー「なにっ!?歯で跳ね返しただと!?」

ロジャー「……だったらっ!」バシュンッ

ビッグサンマ「ファ――」ガシャーン

(モビーディックアンカーがサンマの歯に突き刺さった)

ビッグサンマ「……」

ロジャー「永遠に黙っていたまえ!ふんっ!」バキッ

(ビッグオーが鎖を引っ張りサンマの歯がもげる)

ビッグサンマ「」グラッ

ビッグサンマ「ファファファファ……」

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ロジャー「くっ……ダメか……」

ビッグサンマ「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ドッカーーーーーーーーーーン

(ビッグサンマは自分の発する声で大破した)

ロジャー「……どうやらおしゃべりが過ぎたようだな」

ビッグタモリ「髪切った?」

キュピーーーーーン

ロジャー「……その程度の芸当ならっ!」

キュピーーーーーン

ピカーーーーーーーーーーッ

(2体のアークラインがぶつかり合う……が、ロジャー押し負ける)

ズババババババババ

ビッグオー「……」

(とっさに両腕を盾にして防ぎ、その一部が欠ける)

ロジャー「威力はビッグオー以上というわけか……」

ビッグタモリ「髪切った?」

キュピーーーーーン

ロジャー「そんなに私の髪型が気になるのか?」

(ビッグオーが鎖を手繰り寄せサンマの歯を掴む)

ビッグタモリ「髪切った?」

キュピーーーーーン

ピカーーーーーーーーーーッ

ビッグオー「……」

デュシーン デュシーン デュシーン デュシーン

(歯で光線を防ぎながらビッグタモリめがけて突き進む)

ロジャー「私はこのヘアスタイルを変えたことなど……ないっ!」ガシッ

(ビッグオーの右腕がタモリの頭を掴んだ)

ウィーン クルッ

(ロジャーの右の持ち手が変わる)

ビッグタモリ「……また明日も戦ってくれるかな?」

ロジャー「いいとも!」

ダダダダダダダダ ダダダダダダダダダ

(Oサンダーが炸裂した)

ドッカーーーーーーーーーーン

(ビッグタモリ戦闘不能)

ビッグビート「バカヤロウ」バシッ

ビッグオー「……」バターン

(ビートがビッグオーを海に張り倒した)

ビッグビート「バカヤロウ」ガンッ

ビッグビート「コノヤロウ」ガンッ

ビッグビート「バカヤロウ」ガンッ

ビッグビート「コノヤロウ」ガンッ

(倒れたビッグオーを殴り続ける)

ロジャー「くっ……」

ピキ ピキピキ

(コックピットにひびが入る)

ビッグビート「コマネチ」

ガシーーーーーン

(両腕のサドンインパクトが引かれ、ビッグオーに殴りかかる)

ロジャー「……ええいっ!」バンッ

(手の平で横のスイッチを一気に押した)

プシュンプシュンプシュンプシュンプシュン

ダンダンダンダンダーーーーーン

ビッグビート「……」グラッ

(ミサイルパーティーを全弾撃ち、間一髪サドンインパクトを逃れる)

ビッグオー「……」

(ビッグオーは起き上がり体勢を持ち直す)

ガシーーーーーン

ロジャー「これで……終幕だ!」

ダーーーーーーーーーーンッ プシューーーーーッ

(ビッグビートの首が折れ曲がる)

ビッグビート「アン……」

ビッグビート「ビリーバボー」

ロジャー「……お前たち、英語は禁止じゃなかったのか?」

ビッグビート「ファッキンジャップくらい解るよバカヤロウ」

ドッカーーーーーーーーーーン

(ビッグビートは爆発した)

レベッカ「そんな……ビッグスリーが負けるなんて……」

ドロシー「……」



パラダイム本社

アレックス「ふん。外国のザ・ビッグとの共演、なかなか面白かったよ。ネゴシエイター」

アレックス「アラン、島国の大物たちを軍警察に回収させなさい」

アラン「仰せのままに。フフフフフ」

東23番ドーム

ロジャー「君が、ミス・レベッカだね?」

レベッカ「……」

ドロシー「……」

https://www.youtube.com/watch?v=NY_fuhZpjcw

バルコニー

ロジャー「……」

(ロジャーはパラダイムシティの街並みを眺めている)



その後、レベッカは私のネゴシエイションに応じてくれた。

テレビで活躍していた彼女にとって違約金400万ドルなど容易く払える金額だったのだ。

しかし、その姿を芸能界の表舞台で見ることはもう二度とないだろう。

仕事というのはプロがするべきもの。

十数社とCM契約を結んでいながら不貞を働いたレベッカには、その自覚と誠意が足りなかった。

そんな彼女に引退を決意させた物、それは一体何だったのか。

世間、事務所、同僚、恋人、あるいは異国の……

よそう。これ以上は私の仕事ではない。

新たな人生へ踏み出すレベッカ・レイボーンにとって、その不名誉な不倫スキャンダルはやはり、

文字が吹き荒れる春の嵐だったのかもしれない。

ロジャー邸

ロジャー「アンドロイドもテレビは面白いんだな……」

ドロシー「……」

(ドロシーが表情ひとつ変えずにテレビを観ている)

ザザザー

(テレビの映りが悪くなった)

ドロシー「……」ガタッ

バンッ バンッ バンッ バンッ

(ドロシーがテレビを叩き始める)

ロジャー「あ――何してるドロシー!?やめないか!」

ドロシー「……あたしの中のメモリーが、あたしにこうさせるの」

ロジャー「この屋敷はドームの外だから電波の入りが弱いだけだ!叩いても意味はない!」

ノーマン「ロジャー様。テレビの買い替え、今月6台目でございます」

ロジャー「はぁ……まったく何てアンドロイドだ……」



We have come to terms

https://www.youtube.com/watch?v=VAg3qLkLPLU

ありがとう、ロジャー・スミス。

SSの執筆がこんなに楽しいことだったなんて、

かつての私は知りようもなかった。

これこそが、私にとっては父の遺産だ。


おわり



                          ,. -─ 、
                     -r ^`ヽ >
            ∠_ `ヽ        ∠ヘ、 /
            〈{/フハ  、   /   ヽ7ー、
           ノヘ、/ィ´   /       ヽ'ィ}
              r/ヘ  }       Vト1
           ノ 〉 l  ′ |    ヽ   l :|
              `く | l|  |     ト、_jー′
            冫l l{  l      ヘ、
         ,. - '´  レ'l V         ` ─- 、
        /       } ヘノヽ _           |
       /        / ̄ ̄  ̄` - _      |
        ` ¬、   ∠ r _二二_   」  7  l   |
.           \ ヽl |7      Yi |  /   / l   |
.            \ヽ{^   ‐-一'}| | /  /  l  |
             ', ヽ .::;:.::/ | i′ /   l  !
              } /  x:く  } !  /    }  〉
             'ィ/ ;   ヽ'| | {    ノ   ヽ _
               | |{  ,j!、  }| | 〈      ` ̄` ー┘
            」 ト≦ー 乙ンl L ヽ _

             「`ー --  ─一' ト一'
            ` ── -   ─ '′


原作の雰囲気の再現とか、戦闘シーンも想像できて楽しかった。
素晴らしい作品だったよ


すごく面白かったしビッグオーの雰囲気を感じた

おつ

雰囲気完璧だった
セリフも素晴らしい
また書いて欲しい

ジリリリリリリーン


「また明日も戦ってくれるかな?」
「いいとも」
で吹き出してしまった(笑)

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