鎮守府空母の仁義なき戦い (58)
※艦これSS
※技崩壊
よろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457328657
深夜の鎮守府ッッ!
夕食から既に5時間が経過した艦娘の寮ではッッ!
腹を空かせた輩達が、食堂へ集結するのであったッッ!!
加賀「……お腹が空きました」
加賀(確か棚の中にカップラーメンがあったはず)
加賀(夜中の間食は太ると聞きます。ですが、背に腹は代えられません)
ガラッ
瑞鶴「あー、お腹すいたー。ラーメンラーメンっと」
加賀「……」
瑞鶴「え、か、加賀さん!?」
加賀「あら、偶然ね」
瑞鶴「な、何やってんですかこんな夜中に」
加賀「五航戦の子には関係ありません」
瑞鶴「ふん。そ、そーですか。まぁいいや、ラーメンラーメンっと」
ガラリ
ずいずいが開けた棚の中にはッッッ!!!
なんと、カップラーメンは残り1個ッッッ!!!
瑞鶴「あら、最後の一つだったのね。ラッキー」
その刹那ッッ!!
瑞鶴「っ!?」
加賀「これは……譲れません」
カップラーメンを奪い取る、一航戦加賀の荒業ッッッ!!!
瑞鶴「……」
加賀「……」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
瑞鶴「……何してるんです? 加賀さん」
加賀「……聞こえなかったのかしら。これは、譲れません」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
瑞鶴「いい度胸してるじゃない。やろうっての?」
加賀「……」
異様な空間だったッッ!!!
激しくも静寂ッッ!! ぶつかり合う視線と視線ッッッ!!!
瑞鶴「かー……めー……」
加賀「!」
瑞鶴「はー……めー……」
ずいずいが取った姿ッッッ!!
これまさにッッ!! 体中の気を両掌に集中させる構えッッ!!!
加賀「……」
一航戦加賀は静かに、カップラーメンを机に置くッッ!!
そして徐にッッ!!
加賀「最初は、グー」
自らの溢れ出るオーラをッッ!! その右拳に込めるのであったッッ!!
瑞鶴「ふっ。そんなオーラで私の必殺を受け止めようっての?」
加賀「ジャン、ケン……」
瑞鶴「甘いわッ!!! 波ァァァアアアーーーーーッッッ!!!」
ポーーーーーーヒーーーーーー!! との効果音と共にッッ!!!
ずいずいの両掌から発射されたのはッ!! なんと『かめはめ波』ッッッ!!!
加賀「グーーー!!!!!」
ボシャアアアッ!!!
重なり合う音ッッ!! 重なり合う気と禍々しいオーラッッ!!!
ずいずいの放った『かめはめ波』はッ!! 一航戦加賀の『ジャジャン拳』のグーによって止められるッッッ!!
瑞鶴「な、なんですってっ!? 私のかめはめ波を……!?」
加賀「ぐっ……!」
否ッッ!!
かめはめ波は消失しないッ!!
瑞鶴「どうやらオーラを読み違えたようね! 私のかめはめ波の方が一歩上よ!!」
加賀「……くっ」
慢心ッッ!!
圧倒的、慢心ッッ!!!
改二となった五航戦ずいずいのかめはめ波の威力はッッ!!
一航戦加賀の予測を遥かに上回るパワーだったのだッッ!!!
どうする!!? どうする! 一航戦加賀ッッ!!!
赤城「伊達にあの世は見ていません!!」
加賀「!」
その時、加賀の後ろから現る者ありッッ!!!
南雲機動部隊の精鋭にして正規空母のリーダーッッ!!!
一航戦赤城ッッ 推参ッッ!!!
赤城「霊ガァアアーーーーーンッッ!!!」
加賀の後方から放たれた、霊力を含んだ大いなるエネルギーッッ!!!
赤城の右手人差し指からの雄大な爆裂霊気がかめはめ波へ向かうッッッ!!
バジイジジジジジッ!!!
瑞鶴「そ、そんな!? このエネルギーの塊はッ!?」
赤城「瑞鶴さん。一航戦の誇り、お見せします!」
加賀「赤城さん……!」
赤城「加賀さん、慢心してはダメ! 貴方はジャジャン拳のパーを!!」
加賀「また、借りができてしまったわね」
赤城「えへへ。間宮さんのあんみつでいいですよ♪」
加賀「ふぅぅぅぅううう……」
加賀はオーラを溜めるッッ!!!
強化系の彼女にとって、放出系の技を使うには必要不可欠な行為ッッッ!!!
瑞鶴「な、なんて霊力なの! これが一航戦の力……!」
赤城から放たれた霊丸に押される、ずいずいのかめはめ波ッッッ!!
ここに一航戦加賀のジャジャン拳パーが加わるとッッ!! 一体どうなってしまうんだァーーッッ!!
赤城「追撃です」
そして更に赤城はッッ!!
赤城「ショットガーーーーン!!!!」
分散された霊気を放つッッ!!! 霊丸への追い打ちッッッ!!!
瑞鶴「ぐぅうっ!! なんなのこれ……まさか私が、負ける!?」
ずいずいの弱音を見計らったのかッッ!!
加賀「ジャン・ケン」
加賀「パァアアアアアーーーッッ!!!」
一航戦加賀から放たれたのは、苦手とする放出系オーラの技ッッ!!!
ドンッ!!
瑞鶴「ぐっ!? ま、また重く……!!」
充分だったッッ!!!
既に赤城の霊気によって後ずさりしていた瑞鶴のかめはめ波にはッッ!!!
『例え苦手としていても』ッッ! 放出系の力が加わるだけで、それだけで良かったのだッッ!!!
赤城「……終わりね。瑞鶴さん」
加賀「これが。一航戦の力です」
瑞鶴(やられる……!)
ずいずいが死を覚悟した、その瞬間ッッッ!!!
翔鶴「アバンストラーーーーッシュ!!!」
ずいずいの後ろから現れたのはッッッ!!!
瑞鶴「!?」
翔鶴型航空母艦、機動部隊旗艦、翔鶴ねえッッッ!!!
ズバシャアアアアッッ!!!
翔鶴ねえの放った斬撃『アバンストラッシュ』はッッッ!!!
ずいずいのかめはめ波を後押しするかのようにッッ! その力に加わったのであるッッ!!!
翔鶴「瑞鶴、待たせたわね」
瑞鶴「しょ、翔鶴姉……!」
翔鶴「もう貴方を一人になんてしないわ。新編五航戦の力、見せるわよ!」
瑞鶴「うん!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
赤城「ちいっ! 翔鶴さんですか、これは強敵ですね」
加賀「ですが、引くわけにはいきません」
赤城「ええ。……!? こ、このパワーは!?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
赤城が見据える先ッ!!
そこにいたのは、赤きオーラを身に纏うずいずいの姿ッッ!!!
瑞鶴「もう体がどうなってもいい……!」
瑞鶴「界王拳……三倍だぁーーーーッッッ!!!」
ズァオッ!!!
赤城「っ!!?」
加賀「こ、この力は!!?」
ずいずいが更に覚醒するッッ!!
翔鶴ねえを守りたい気持ちッッ!!! その力がッッッ!!!
界王拳までをも目覚めさせたのだッッッ!!!
鎮守府(集英社)
冨樫は偉大だった
赤城「か、界王拳ですって……!? 瑞鶴さん、いつの間に!」
加賀「どうやら。私達の想像以上に、五航戦は力をつけているようですね」
ググググググ……!!
赤城と加賀の放った霊力とオーラッッ!!
少しずつではあるがッッ!! ずいずいの界王拳の力と翔鶴ねえのアバンストラッシュの力が強化されッッ!!
一航戦を押しつぶそうとしていたッッッ!!!
赤城「ぐぐぐっ……! まさか、ここまでとは……!」
加賀(赤城さんが必死に霊丸で耐えている。ここは私がなんとかしないと!)
瑞鶴「がぁあああああーーーーっ!!!」
翔鶴「瑞鶴!? 無茶はやめて! 界王拳3倍なんて、貴方の体が壊れてしまうわ!」
瑞鶴「だ、大丈夫だよ翔鶴姉! だって私達は絶対勝たなきゃいけない! ここは絶対に負けられない戦いなんだからッッ!!」
死闘ッッ!!
限りなき儚き死闘ッッッ!!!
その勝負は終焉を迎えようとしていたッッッ!!!
ずいずいの計り知れない想い、そしてパワーッッッ!!!
これがッ! この原動力がッッ!!
――――加賀を本気にさせた
加賀(もう、どうなってもいい)
加賀(だから)
加賀(ありったけを)
ズッ……!!
瑞鶴「!?」
翔鶴「こ、このオーラは……!」
おぞましいッッ!! なんと暗黒的なオーラッッ!!!
赤城「ま、まさか加賀さん、あなた!」
未来を捨ててまでッッ!! 成し遂げた成長ッッ!!!
加賀さん「ふぅ……」
一航戦加賀はッッ!!!
空母のオカン、鳳翔さん並の戦闘能力へと変貌を遂げたッッ!!
加賀から、加賀さんへとランクアップッッッ!!!
そのオーラ、凡そ、8千万パワーッッッ!!!
赤城(どれほどの犠牲を払って、オカンモードに……!)
加賀さん「最初は、グー」
ぐぉんっ
ピキャアアアアアアーーーーー!!!!
蒼穹を舞う空気中の気体全てがッッッ!!!
今まさに、加賀さんの拳へと集まるッッッ!!!
瑞鶴(こ、これっ!)
翔鶴(ま、まずい! 瑞鶴を……守り切れないっ!)
加賀さん「ジャン・ケン」
加賀「グウウーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオン!!!
瑞鶴「!!?」
翔鶴「っ!!」
一瞬だったッッ
ただの一瞬ッッ
自らのエネルギーに重圧を感じていた鶴姉妹だがッッ
圧倒的ッッ
ただただ、圧倒的な圧力を感じるッッ
コンマ数秒の単位で、感じ取れたッッ
『敗北』という、二文字ッッッ!!!
それほどまでに最強ッッ それほどまでに最恐ッッ!!!
加賀さんのグーパンチはッッ!!
鶴姉妹の命を奪う為、その猛威を振るう……ッッ!!
瑞鶴(……ちっきしょう……)
翔鶴(瑞鶴、ごめんね……)
死が垣間見えた刹那ッッッ
三途の川が見えた刹那ッッッッ
飛龍「覇王っっ翔吼拳ーーーーーーーー!!!!」
蒼龍「メドローアアアアーーーーーー!!!!!」
加わったのはッ 頼りがいある第二航空戦隊!!!
飛龍&蒼龍ッッッ!!!
ジャンプってすごいな……
瑞鶴「えっ!!?」
翔鶴「こ、この力はっ!?」
ズズズズズズズズ……!
加賀さんの圧倒的パワーにより押されていたエネルギーがッッ!!
徐々に、極わずか徐々にであるがッッ!!
二航戦の追加エネルギーにより、勢いを返していたッッ!!!
飛龍「どうよ!? なんとか間に合ったみたいだね!」
蒼龍「瑞鶴ちゃん、翔鶴ちゃん! ここが踏ん張りどころだよ!!」
瑞鶴「ひ、飛龍さん……」
翔鶴「蒼龍さん……!」
飛龍「あっちゃー。加賀さん、加賀さん化してるじゃん。これはちとマズいね」
蒼龍「でも一航戦に負ける訳にはいかなからね! さあ、ほら二人とも立って!!」
慈母ッッ!! いや、聖母かッッ!!!
先輩としての誇りをッ! 今ッ!! 五航戦へと見せる時ッッ!!!
誇り高き二航戦、飛龍&蒼龍、ここに見参ッッ!!!
向けられる眼差しはッッ
加賀さん「ぐぐぐぐぐ……な、生意気な……!!」
永遠のライバル、一航戦ッッ!!!
赤城(飛龍さんと蒼龍さんが加わりましたか……加賀さんが加賀さん化したとはいえ、これはちと厄介ですね)
いくらなんでもDBに勝てるとかあり得んよ
加賀はゴンと同じで昏睡化だな
悟空の放つかめはめ波や界王拳と一緒くたにしてはいけない
(SNKが混ざってきたことに)驚愕
蒼龍「でも飛龍! まだまだこっちに力は足りそうにないよ!」
飛龍「うん、分かってる! それくらい加賀さんの力は強大だからね! 瑞鶴ちゃん!?」
瑞鶴「はっ、はい!」
飛龍「元気玉、いけるね?」
瑞鶴「!」
元気玉ッッッ!!!
その有名すぎる程の技を打てるのは、この中でずいずいのみッッ!!
選ばれし勇者、選ばれし精鋭、選ばれしZ戦士ッッッ!!!
ずいずいは飛龍の言動を受け取りッッ 元気を溜めだしたッッ!!!
瑞鶴「……頼みます!」
既に言葉はいらなかったッッ!!
元気玉を発射するまでには、エネルギーを溜める時間が必要ッッ!!!
その時間まで持ちこたえてくれとッッ 後のことを頼むとッッ!!
これが信頼ッッ!! これが二、五航戦の繋がりッッッ!!!
ずいずいは両手を上げ、全ての生き物から元気をかき集めだしたッッ!!!
瑞鶴「鎮守府のみんな……私に力を、少しだけでいい、力を分けてっっ!!」
翔鶴(瑞鶴が何もできない間、私も先輩の力になるべきっ!)
翔鶴「ドラグニックオーラ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
飛龍「しょ、翔鶴ちゃん、そのオーラは!!」
蒼龍「龍の一族的な人が使えるやつ!!」
ぶっちゃけッッ!! このオーラはッッ!!!
名前に「龍」がついている二航戦が使うべきオーラッッ!!!
だがしかし!! 最初にアバンストラッシュを撃った翔鶴が使える方がいいなって感じの必然ッッ!!!
とにもかくにも、ドラゴン的なオーラを翔鶴は体に纏うのであったッッ!!
だんだん言い回しがふわふわしてきてるww
雲龍さん呼んでこよう?
翔鶴「ギガデイーーーン!!!」
バチバチバチィッ!!!
翔鶴ねえへ電撃が堕ちるッッッ!!!
本来ならば即死ッッ! 黒こげは間逃れないッッ!!
否ッ!! ドラゴニックオーラを纏った彼女に、死角はなかったッッ!!!
赤城「まさか……ギガデインの威力をそのまま!?」
そうッッ!!
そのまさかだったッッ!!
ギガデインの電撃&ドラゴニックオーラッッ!!!
そしてッッ
翔鶴「これが私の本当のッ、アバンストラァーーーーーッシュ!!!!」
略してギガドラストラッシュッッッ!!!
稲妻と閃光が走る中ッ!! 膨大なエネルギーが覇王翔吼拳へと加わるッッ!!
まさに龍同士の混合体ッッ!!! まさに無敵ッッ!!!
飛龍「な、なんて威力っ!」
蒼龍「いける! これなら瑞鶴ちゃんの元気玉がなくても……」
その時ッ
赤城「100パーセント」
不可解な発言はッッ 一航戦赤城ッッ
赤城(弟)
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
赤城「初めてですよ」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
赤城「本気を出せることなんて」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
瑞鶴「っ……!」
翔鶴「な……!」
飛龍「ば、化け物……!」
蒼龍「う、うそ、でしょ……?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
恐怖ッ!!
かつてない程の、恐れッッ!!! 止まらぬ震えッッ!!!
これが赤城ッッ!! これこそが一航戦ッッッ!!!!
赤城の腕がッ 足がッ 弓矢までもがッ!!!
浮き出る血管一本一本を抑えきれないッッッ!!!
もしこの場に、霊気の少ない妖怪がいたならばッ 赤城の悍ましい霊気に消え去ってしまっただろうッッ!!!
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
赤城「まぁせいぜい、楽しませてくださいね」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
不敵な笑みッッ!! 淀めく感情ッッッ!!!!
決して大淀さんと淀めく黒い悪気を重ねた訳ではないッッ!!
それ程までに、圧倒的、悪役霊気ッッッ!!!!
蒼龍「ま、まずいよこれ、赤城さんまで本気になっ」
パシュッ
蒼龍「うっ」
バタリ
飛龍「そ、蒼龍!!? 一体どうしたの!!?」
翔鶴「あ、あわわ……あわ、あわわ」
飛龍「翔鶴ちゃん、何を恐れ……っ!?」
振り返った飛龍は見たッッ
いや、見ざるをえなかったッッ
赤城、若しくは加賀に何かをされたことは間違いないッッ
しかし、それは瞬時にして蒼龍を気絶させるほどの恐ろしい攻撃だったはずッッ
だが振り返った飛龍が目にしたのは……
赤城「……あらあら。ただの指弾だったのに」
赤城ッッ!!!
圧倒的存在感ッッ!! 赤城ッッ!!!
赤城は右親指から発射した『空気鉄砲』だけでッッ 蒼龍を気絶させたのだったッッッ!!!!
飛龍「う、嘘でしょ……? こ、これほどまでに……」
遠いッッ!!
遠いッッッ!!!
一航戦の本気ッッ!!! その力に自らは感じるッッ!!!! あまりにも違い過ぎる力の次元ッッ!!!!
加賀さん「ジャン・ケン」
加賀さん「パァアアアアアアーーーー!!!!!」
飛龍「!!?」
更なる追い打ちッッッ!!!
加賀さんは見逃さなかったッッ 敵が赤城の存在感に捉われた一瞬の隙をッッ!
翔鶴「ぐあああっ!! こ、この力は!!?」
絶望ッッ!!
感じるのは絶望ッッッ!!!
まだ、エネルギーを跳ね返されただけではあるッッ!! だがそれは、加賀さん一人の力のみッッ!!!
赤城「ふふ」
赤城はまだ、エネルギー争いに加わっていないのだッッッ!!!
これに絶望を感じないのは、艦娘として失格と言えようッッッ!!!
飛龍「ぐううう……!! 蒼龍のメドローアの力は消えてるし、覇王翔吼拳とギガドラスラッシュの力だけじゃ、加賀さんのジャジャン拳を支えきれない!!」
翔鶴「そうだ、瑞鶴! 瑞鶴の元気玉はっ!?」
絶望の中に見出す希望ッッ!!
しかしそれはッッ!! ものの見事に粉砕されたッッ!!!
瑞鶴「ごめん、翔鶴姉……私、お腹すいちゃって力が……」
翔鶴「な、なんてこと!!」
いや、そーゆうのいいからッッッ!!!
そんなとこまで某Z戦士に似なくていいからッッ!!!
頑張れよ瑞鶴ッッ!! 左で打てよッッ!!!
本当に仁義(辞書的な意味)なき戦いだな
しかし、その時ッッ!!!
大鳳「火遁!! 豪火球の術ッ!!!」
ボアアアアアアアアッ
飛龍「!!?」
援軍、来たれりッッッ!!!!
大鳳「優秀な子達、力を見せて!!」
大鳳ッッ!!!
大鳳ッッッ!!!
仕事、が好きッッッ!!!
翔鶴「た、大鳳さん!? どうして貴方がここに!」
大鳳「ふふ。小腹がすいていたものですから」
飛龍「た、助かったよ大鳳ちゃん! で、でもさ、豪火球の術くらいじゃ……」
ググググググッッ
飛龍らのエネルギーに加わった豪火球の術だったがッッ!!!
加賀さん「無駄なことね」
明らかに戦力としては不適合ッッッ!!!
なんの力にもなっていないッッ!!!
大鳳「……」
赤城「さあ、そろそろ終わりにしようじゃないですか」
赤城が構えるッッ!!! その力、空母100%ッッ!!!!
翔鶴「……終わった……」
飛龍「くそっ! また一航戦に敗れるの……?」
大鳳「大丈夫ですよ。皆さん」
そう言った大鳳はッッ 何やら怪しげな印を組みだすッッッ!!!
大鳳「多重影分身の術!!!」
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン
赤城「な……」
加賀さん「に……!」
現れたのはなんとッッ!!!
1000体の大鳳ッッッ!!!!
大鳳「真っ直ぐ自分の言葉は曲げません。それが私の、艦娘道だから……!」
飛龍「す、すっごい……!」
翔鶴「これが全員、大鳳さんなのですか……!」
大鳳「ええ! 行きます!! 多重影分身、豪火球の術!!!」
現れたのは火の塊ッッッ!!!
凡そ1000体の分身大鳳が、同時に豪火球の術を放ったッッッ!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ
加賀「ぐっ、あ、ああっ!!」
赤城「加賀さん!」
瞬時にして膨大なエネルギーが加賀を襲うッッッ!!!
余裕をかましていた赤城だがッッ!! 加賀さんの後方で支援へと回ったッッ!!!
瑞鶴「す、すっげえ」
大鳳「ふふっ。タウイタウイの皆は元気かな?」
翔鶴「よ、余裕ですね、あはは……」
飛龍「そんなこと言ってないでみんな! 今がチャンスだよ! 一気に決めるよ!!」
瑞鶴「で、ですね!! 私も元気玉の気を練り直します!!」
翔鶴「私は蒼龍さんを起こした後、再びギガドラスラッシュを!!」
飛龍「OK!!」
これが連携ッッ 結束ッッ!!
限りなき友情ッッッ!!!!
もしかして空母LINEの人か?
>>32
いいいいいいいいいえええいえいえいえいえ、ちちchしhしhしhしちchししっちちがいままままmす
なんだ違うのか
ありゃ違ったか。まあ酉付いてないしな
すみませんが今日の更新はここまでです。
また見てくれますとウレションして喜びます。でわでわ
乙乙
きょどりすぎ本人だろww
>>30
どことは言わないが小人ってことですね
乙
キョドりすぎて逆にどっちかわからんわwww
空母LINEはホントに面白かったわ
本人かどうかは知らんがw
俺も空母LINEの人かと思ったがどうやら違うみたいだ
お前は冗談がわからない奴だな
赤城「ぐっ……!」
加賀さん「これは……!」
ジャジャン拳 VS 覇王翔吼拳&ギガドラスラッシュ&豪火球の術×1000ッッ
圧倒的ッッッ!!
圧倒的、数の力ッッッ!!
例え一航戦と言えどもッッ 数の暴力になす術なしッッ!!
飛龍「はぁぁぁああああ……!」
翔鶴「コォォォォオオオ……!」
その刹那ッッ 力を溜める飛龍と翔鶴ねえッッ
蒼龍「くっ、赤城さんの不意打ちにやられたようね」
巨乳空母も目を覚ますッッ!
赤城「ちぃ……!」
今はまだ支えきることで精いっぱいッッ! だがッ! 彼女達が協力してエネルギーを発射したならばッッ!!
その支えは見事に打ち砕かれッッ 一航戦が敗北を期すことは容易に想像できるッッ!!
加賀さん「ぐっ、ううっ!!」
加賀さんにも限界が訪れようとしていたッッ
それもそのはずッッ! 本来ならば辿り着けない境地での死闘ッッ!!
加賀さんの肉体は少しずつであるもッッ その強大なオーラに蝕まれつつあったッッ!!
赤城(いくら100%といえども、放出系の技が出せないと意味がない。さすがに指弾では限界か)
赤城「私達に危機感が足りませんでしたね。見事です、皆さん」
他者への惜しみなき称賛ッッ!!
加賀さん「あ、赤城さん!?」
それはッッ! 一種の敗北宣言とも受け取れる言動ッッ!!
あの一航戦赤城がッ!! 南雲部隊最強の空母リーダーがッッ!!
戦いの最中ッッ 他者を、認めたのであるッッ!!!
赤城「……勘違いしないでくださいね。加賀さん。私は負けを認めた訳ではありません」
赤城「嬉しいんですよ。この技を出すことができるのがね」
加賀さん「あ、赤城さんまさかッ!」
赤城「ええ。そのままエネルギーを支えていてください。いきますよ」
グググググググ……!
赤城ッッ!! 構えるッッ!!!
その拳へッッ!! 全てを賭けるッッ!!!
赤城「56連、釘パンチ」
静かに言った一言の後ッ
飛龍「……!」
翔鶴「……え……!」
彼女達が感じたのはッッ
果てしなき、悪寒ッッッ!!!!!
ドン!! ドン!!! ドン!!! ドン!!!
瑞鶴「はっ!?」
蒼龍「な、なにっ!?」
目の前の事態に驚愕するッッッ!!!
大鳳「そ、そんな……!」
あれほどの莫大だったエネルギーの塊がッッッ!!!
赤城が放った「56連釘パンチ」によってッッ!!!
翔鶴達へ襲い掛かってきたのであるッッ!!!
その姿、虎ッッ!! まるでサバンナで狩りに出発したばかりのッッ 虎の姿ッッ!!
赤城「さて、どうでてきますかね」
余裕と微笑ッッ 冷たくそして勝利を確信したかのようなッッ!!
それ程までに凄みのある攻撃ッッ それが「釘パンチ」だったッッ!!
飛龍「仕方ない、あれを放つしかないわね」
蒼龍「飛龍!? あ、あれは提督に禁止されているはずじゃ!?」
飛龍「だってそんなこと言ってる場合じゃないもん! 行くよ、蒼龍!」
蒼龍「うわわ……明日筋肉痛は確実だね……」
翔鶴「な、何をするつもりなんですか飛龍さん!」
瑞鶴「元気玉ももうすぐできますッ! 無茶はしないでください蒼龍さん!」
飛龍「……」
蒼龍「……」
静止はきかないッッ!!
飛龍&蒼龍を止めることなどッッ 既に不可能ッッ!!
これが覚悟ッッ 覚悟の上の覚悟ッッ!!
飛龍「私のこの手が真っ赤に燃えるゥ!!」
蒼龍「勝利を掴めと!! 轟き叫ぶゥ!!!」
二人は手を赤く染め構えるッッ 一体どんな技が繰り出されるのか、想像すらできないッッ!!!
まるで想像できんな(棒)
葛城「タララララー タラーラーラ タララララー タラーラー」
天城「パーラパッ パパーパーパーパーパー パー」
雲龍「テュールッテュッ テュルッ テュールールールー ルー」
鳴り響く音響ッッ!!
軋む効果音ッッ!!
合流したのは激動の人生を歩んできた三姉妹ッッ 雲龍型三姉妹だったッッ!!
瑞鶴「あ、あんたたち……」
葛城「瑞鶴先輩! ここは私達に音響を任せてください!!」
天城「新生第一航空戦隊! 精一杯先輩方を補助させて頂きます!!」
雲龍「うん、そう。そういうこと」
何処で登場させるか迷いに迷った挙句ッッ!!
こうなってしまったッッ!!
ちなみに作者はッ 大の雲龍好きッッ!!
いやでもッ!! 天城もいいよねッッ!! 葛城だって大好きさッッ!!!
飛龍「ばぁあああああああぁぁくねぇつっ!!!!」
蒼龍「ゴッドッ!!!」
飛龍&蒼龍「フィンガァアアアアアーーーーーー!!!」
放たれたのは予想だにしなかった、神の手ッッッ!!!
重なる手と手ッッ!! そのパワーはッッ 赤城に押されたエネルギーの塊へと特攻したのであったッッ!!
流派・東方不敗… 空母… 瑞鳳…
うっ、頭が…
雲龍良いよね、俺も大好きだよ雲龍
正規空母で唯一ケッコンしてるのが雲龍
>>25
それにガチで吹いたわwww
一瞬、グラサンを掛けた筋肉もりもりな赤城さんを目に浮かべてしまったじゃねぇかwww
というか、カップ麺一つの取り合いで随分激しい戦いだな。
こんなの毎晩続いたら鎮守府ももたんだろうwww
赤城100%で語呂がいいよね
血管浮き出てる姿は想像できんけどさw
血管の浮き出る弓矢はさすがにキモいだけな気がする
まってる
マダー?
まだ?
はよ
このSSまとめへのコメント
なんだこれwww
面白いww
ナレーションが立木の声で再整備されるw
エンタープライズかエセックスを実装化して、このアホどもをボコらせよう。エセックスが良いな。