「******、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。
僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」
「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」
「僕わからない。」
「僕たちしっかりやろうねえ。」
「あ、あすこ石炭袋だよ。そらの孔だよ。」
「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。
どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。」
「ああきっと行くよ。ああ、あすこの野原はなんてきれいだろう。みんな集ってるねえ。
あすこがほんとうの天上なんだ。あっあすこにいるのぼくのお母さんだよ。」
「******、僕たち一緒に行こうねえ。」
・
・
・
「何かあったんですか。」
「こどもが水へ落ちたんですよ。」
「*****、******が川へはいったよ。」
「どうして、いつ。」
「――――――!」
「――――!――――!!」
「もう駄目です。落ちてから――――――」
――――――――――――――――――――――――――――――
男「……っ!…………はぁ……はぁ…………」
男「…………夢……か…………」
どこかで見たような内容だけどなんだったっけ?
これ銀河鉄道?
期待
まるでわけがわからないよ
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