綾乃(今日はバレンタイン)
綾乃(歳納京子にチョコを渡そうとしたのよ)
綾乃(も、もちろん義理よ義理)
綾乃(でも……)
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朝
綾乃「歳納京子ーッ」
…………
千歳「歳納さんまだ来てへんようやな~」
綾乃「そ、そうみたいね」///
千歳「なんや綾乃ちゃん、今日バレンタインだから歳納さんにチョコでもあげるんやろ」
綾乃「そ、そうよ、もちろん義理よ義理」///
千歳「そんな照れなくてもええやん、実は本命なんやろ」
綾乃「も、もうからかわないでよ」///
千歳「ええやんええやん」
20分後
綾乃(……遅い)
千歳(そわそわしてる綾乃ちゃんかわええなぁ)
キーンコーンカーンコーン
ガラッ
京子「ギリギリセーフ」
先生「歳納~早く席に着け~朝のHR始めるぞ~」
綾乃(ちょ、これじゃチョコ渡せないじゃない!)
千歳(あらあら、残念やな~)
1限終了後
綾乃「歳納京子ッ!」
京子「……」zzz
綾乃「……」
昼休み
綾乃「歳納京子ッ!」
…………
千歳「歳納さんなら船見さんとどっかいったで」
綾乃「……」
放課後
綾乃「歳納京子ッ!」
京子「あ、綾乃、ちょっち急いでるからまた後で」タタタタ
綾乃「……」
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綾乃(という感じで現在に至る……)
綾乃「はぁ~」
綾乃(千歳は今日日直だし、大室さんと古谷さんは少し遅れるっていってたし……)
綾乃「はぁ~」
綾乃(渡せなかったチョコ、どうしようかしら……)
綾乃(……そうだ、今日の帰り際に歳納京子の家に寄って渡せばいいんだわ)ウンウン
綾乃(そうと決まれば今日の仕事をちゃっちゃと終わらせなくちゃ)
綾乃「さてっと、何からやりま……」
京子「杉浦綾乃ーッ」ガラッ
綾乃「うわっ……ってと、歳納京子!?」
京子「よっ」
綾乃「な、なんでここにいるのよ」///
京子「ん?だって教室で綾乃私のこと呼んだじゃん」
綾乃「え、だって、さっき急いでるって言っちゃったじゃない……」
京子「ああ、あれ?そんなたいしたことなかったから」
綾乃「そ、そう……」
ID変わってなくて草生える
京子「で、私に何の用なの?」
綾乃「!そ、それは……」///
綾乃「……」///
京子「……?」
綾乃(だ、だめ、今日渡すって決めたじゃない……)
綾乃「ほ、ほら、き、今日はバレンタインデーじゃない」///
京子「お、なんだ、私にくれるの?」
綾乃「そ、そうよ、ほら、これ」///
京子「おお、ありがとう!!」
綾乃「か、感謝しなさい」///
綾乃(……しっかりと渡せた!!)
すばら
>>4
そうなんですか、端末変えてるのでてっきり変わるもんだと……
京子「チョコもらったから……」ガサゴソ
綾乃「?」
京子「あ、あった、これあげるね」
綾乃「これは……プッキー?」
京子「そうそう……あ!」
綾乃「どうしたの?」
京子「いいこと考えた」
綾乃(……嫌な予感しかしない)
京子「今日ってバレンタインデーでしょ」
綾乃「そうだけど……」
京子「バレンタインデーってチョコを渡す日でしょ」パカッ
綾乃「そこはあんまり決まってないんじゃないの?クッキーとか贈る人もいるし……」
京子「でも、基本はチョコでしょ」ビリビリ
綾乃「え、ええまあ……」
京子「だからさぁ……」ニヤリ
スッ
京子「さあ綾乃、私のプッキーをお舐め!!」
綾乃「……え?」
綾乃「えっと、ど、どういうことかしら」
京子「いや~最近女王キャラにはまっててさ~」
綾乃「いや、そっちじゃなくて……」
綾乃「プッキーを舐めろってどういうことかしら……」
京子「ほら今日はバレンタインデーでしょ、そのままプッキー渡したら11月11日と被るじゃん」
綾乃「だ、だからってそれは……」
京子「ほらほら、いいからやってみてよ」
スッ
綾乃「……し、しかたないわね、1回だけよ1回」
パクッ
モチャモチャ
綾乃(……な、なんか恥ずかしい)///
綾乃(と、歳納京子の前でこんなことしてるなんて……)///
モシャモシャ
京子(なんか餌付けみたいでおもしろいな)
モチャモチャ スッ
綾乃「お、終わったわよ」///
京子「おお、棒だけ残った」
綾乃「あ、あたりまえじゃない」///
京子「じゃあ、いただきまーす」パクッ
綾乃「んな!?」
京子「う~ん、やっぱ味がしないな~」
綾乃「と、歳納京子……」
京子「ん?どうしたの」
綾乃「そ、それ……」
京子「え?ああ、私はそんなに気にしないから」
綾乃「……」///
綾乃「もうやだ恥ずかしい」///
京子「ええ?いいじゃん私と綾乃の仲なんだし」
綾乃「ううぅぅ……」///
京子「もう、しょうがないな~」
京子「今度は一緒に食べようよ」
綾乃「……え?」
京子「いや〜お腹空いちゃって」
綾乃「それはいいけど……」
京子「でも、ただ食べるのはつまらないからゲームしよう」
綾乃「というと?」
京子「プッキーゲームやろうよ」ニヤニヤ
綾乃「え……ええぇぇぇぇぇええええええ!?」
京子「あれ?そんなに驚くこと?」
綾乃「え、そ、それって、さ、最後に、き、キスするやつ、よね」///
京子「そうだよ」
綾乃「え、ちょっ、き、キスなんて……」///
京子「大丈夫大丈夫、だって私達の仲じゃん」
綾乃「そ、それはそうだけど……」
京子「そんなに気にすることないから、はいこれくわえて」
綾乃「……」コクリ
パクッ
京子「よーい、スタート」
パキッパキッ
綾乃(ってちょっ、何流されてるのよ私ぃぃぃ)
パキッパキッ
綾乃(と、歳納京子の顔が、ち、近づいてくる……)///
パキッパキッ
綾乃(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい)///
パキッパキッ
綾乃(もうそろそろでき、キス……っっ!?)///
綾乃「ん、んぅぅう」バタバタ
綾乃(ちょっ、なんで舌を……)
チュッ
京子「よし、1回戦は私の勝ちだ!!」
綾乃「はあ、はあ、こ、これに勝ち負けなんてあるの?」///
京子「あるよ〜ほら、どんどん食べていくとさちょっとだけ残るじゃん。それを争奪するんだよ。んでもっていった方が勝ち」
綾乃「へ、へ〜、そ、そうなんだ……」
京子「うん、今私が考えた」
綾乃「今考えたのかよ」
京子「よし、この調子でやっていこう」
綾乃「え?まだやるの?」
京子「え?当たり前じゃん、これ全部やるよ」
綾乃(……ってことは本数分だけキスするってこと?)///
京子「と言ってもそこまで本数ないから長引くことはないよ」
綾乃「……」///
京子「とうとうラス1か」
綾乃「そのようね」
京子「ここまで5勝5敗のイーブン、これで勝ち負けが決まる!!」
綾乃(最初はあたふたしてたけど、キスにも慣れたし最後は私が勝ってみせる)
京子「よし、よーい、スタート」
パキッパキッ
綾乃(慎重に慎重に……)
パキッパキッ
京子(最後は私が勝つ)
パキッパキッ
綾乃(唇が……)
京子(ついた瞬間)
綾乃・京子((勝負!!))
綾乃「ん、んぅ」
綾乃(歳納京子、なかなかやるわね)
京子「ん、んぅ」
京子(綾乃、やるじゃん)
綾乃「ん、んぅ」
京子「ん、んぅ」
ガチャ
千歳「綾乃ちゃん、遅れてゴメンな〜って……」
綾乃「……」
京子「……」
千歳「が、眼福や」ブッシャ-
綾乃「ん、んんん」
チュッ
京子「ぷはー、よし、私の勝ちだ」
綾乃「今はそんな場合じゃないでしょ!!」
千歳「……」ブッシャ-
綾乃「よし、これで応急処置は完了っと」
京子「綾乃、手際いいね」
綾乃「まぁ、いつものことだしね」
京子「さて、私はごらく部に行きますか」
京子「あ、綾乃」
綾乃「何よ」
京子「ホワイトデーのお返し、楽しみにしてるね〜」
綾乃「上等よ、今度は私が勝つんだから」
京子「じゃーねー」
バタン
綾乃「ふぅ……って」
綾乃(ホワイトデーにまたプッキーゲームやる約束しちゃったじゃない)///
綾乃(ううぅぅ……)///
ガラガラ
櫻子「すみません」
向日葵「少し遅れましたって」
綾乃「……」///
千歳「……」グッタリ
櫻子(す、杉浦先輩が頭を抱えていて……)
向日葵(池田先輩が鼻血を出して倒れてる……)
櫻子・向日葵(一体なにがあったんだ(んですの?))
以上で終わりです。最後まで見ていただいた方、ありがとうございました。
綾乃ちゃんがなぜかMっぽくなっているのは気のせいだと信じたい
またどこかで会いましょう お疲れ様でした
おつ!
おつ
乙乙
やっぱ結構ガッツリ気味のはいいなぁ
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