エピソードその1 艦隊が帰投しました
大淀「提督、遠征に出ていた艦隊が帰投しました。」
提督「報告ご苦労。うむ、今回遠征に出て貰ったメンバーは……あいつらか…。」
大淀「?…提督、どうかされたのですか?」
提督「いや、今回遠征から帰って来た子達なんだが…。」
大淀「…失礼いたします…、確かにこれはすごいですね。」
提督「だろ?あいつらって正直言ってどう接してあげたら良いのか、何をしたら喜んでくれるのか、
よく分からないから、どうしてもニガテ意識が拭えなくてね。」
大淀「提督、確かにあの子達はまだ未熟な女の子で、感情表現にも問題があるかも知れません。」
大淀「ですが、いつかこの海に平穏を取り戻したいと、自ら志願してくれた子達なんです。」
大淀「ですから、あきらめずにあの子達の心に寄り添ってやさしくしてあげてください。」
提督「……そうだな、大淀すまなかった。さきほどの発言はなかったことにしてくれ。」
大淀「はい、心得ました。」
提督「それにしても、まさか大淀から女の子発言があるとは思わなかったよ。」
大淀「もう、提督は私のことをなんだと思っていらっしゃるんですか?」
提督「優秀な秘書官であるが、もう少しやさしくしてもらいたいね。」
大淀「あら?今でも十分提督には、十分にやさしく接しているつもりですが?」
提督「確かに…では、そんなやさしい大淀助言に従いあの子達の様子でも見てくるかな。」
大淀「はい、いってらっしゃいませ。」
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鎮守府 第一埠頭
曙「うーん、今回の遠征も大成功だったわね。」
霞「ふん…、子供のお使いじゃないんだから、この位当然よね。」
満潮「あら、そんなこと言って敵を見落として先制を許したのは、どこの誰だったかしらね?」
霞「ぐっ…、それについては私のミスだわ。ごめんなさい。」
満潮「なっ、なに素直にあやまってんのよ、あれは私にも責任の一端があるんだから、あんたに謝られると
私が悪者になっちゃうじゃない。」
曙「…あんたたちほんとにめんどくさい姉妹ね、朝潮型ってのはみんなこんなにめんどくさいのかしら?」
霞「あら?、第7駆逐隊で一番めんどくさい曙さんには言われたくないセリフね?」
満潮「そうそう、この前コーヒーが飲めない癖に、無理して注文したあげくに長門さんのいちごミルクと交換して
もらったのはどこの誰だったかしら?」
霞「しかもその時、『しょ、しょうがないわね。長門がどうしてもっていうなら、交換してあげるわよ。まったく、注文を
間違えるなんて、ビッグセブンの名折れね』っていったらしいじゃん。」
曙「なっ…、ななななーーーー!!」
満潮「その時の長門さんの顔と言ったら、聖母もかくやって感じで、しばらく食堂の空気がほっこりしたらしいじゃない?」
暁かな?
これはいいビッグセブン
霞「それでいて、当の曙さんはそれはそれはおいしそうにいちごミルクを飲むのでした。めでたし、めでたし。」
曙「あ、ああああんたたちその話誰から聞いたのよ!?」
満潮「私は、漣から。」
霞「私は、朧から。」
曙「あの姉妹艦達っ……、って、あんたたち漣や朧達と交流があるのね…。」
満潮「あたりまえでしょ?私たち、隊は違えど同じ鎮守府で駆逐隊なんだから、交流くらいあるわよ。」
霞「そーそー、誰かさんと違って私達朝潮型は『す・な・お』なんだからね~」
曙「へー、そう。素直ね~。ふーん…」
天使たちの語らいかな?眩しくてよく見えな
満潮「そーそー、素直、素直。」
曙「へー、そうね。素直、ねぇ…?」
霞「何にやけてしたり顔になってるのよ?なんか文句でもあるわけ。」
曙「いやね…。私が伝え聞いている、お二人のご様子と異なるようだから、驚いてるのよね~」
満潮「へー?それは、きっと良いウワサなんでしょうね~?」
曙「ええ、その通りよ。まず、霞!」
霞「な、なによ大きな声出して。びっくりするじゃない。」
曙「あれは、この前の演習の時よ。あんたは、潮とパートナーを組んだらしいじゃない?」
霞「そうだけど…?それが、何か?って、まぁ、まさかあんた…」
曙「その日は運悪く、視界不良で敵の発見が遅れて、敵の先制攻撃を受けたわ。」
満潮「?、まぁ演習であればそんな日もあるわよね?って、どうしたの霞?」
霞「な…なぁ…」
曙「その時、潮はとっさの判断で旗艦の前に出て、敵の攻撃を一身に受けて中破。開始こそ、奇襲を受けたけどそのあとは、
那智さんの指揮もあって立て直しに成功し、演習は勝利に終わったわ。」
満潮「へー、さすが那智さんといったところねぇ~、って霞?あんた大丈夫?」
霞「なっ…なななななななな…」
曙「で、その演習が終わったあと、霞は潮にこう言ったのよ、『いくら、天候不順だからと言って、敵を見落とすなんて艦娘失格よ!
演習だからって気を抜くなんて信じられないわ!』ってね。」
曙「まあ、確かにあの子はまだ荒削りなところがあるし、霞の指摘も間違ってはいなかったから、あの時潮は相当落ち込んじゃったのよ。」
満潮「でも、潮が見落としをしたのは事実なんでしょ?霞の言うことも最もだと思うけど?」
曙「っで、その後なんだけど、霞も言い過ぎたと思ったのか、朝潮に『どうしよう、朝潮?私、潮にとんでもないこと言っちゃった。潮は、確かに敵を見
落としたけど、その後はちゃんと自分のミスもカバーしたし、その後だって、中破の状態から敵を1隻撃破してたは…、潮はしっかり自分の役目を果
してたのに。私ったら、いつもみたいに潮罵倒しちゃって…もう素直になれない自分がやだよ…、朝潮、私どうすればいいかわかんなよ…』って
朝潮に泣きついたらしいじゃない。」
満潮「ぶっ…、あ、曙…い、今のほんと?、あの、霞が、ププププププププ」
曙「っで、そのあと朝潮のとりなしもあって、霞は潮に言い過ぎたことを謝って、二人はそれ以来バツグンのコンビネーション
わけよ。」
霞「なぁ、ななななんんんんnで、あんたがその話を知っているのよ!?それは、あたしと潮と朝潮の3人しか知らないはずなのに」
曙「あんたも迂闊ね…、あんたは朝潮から潮に話を取り持ってもらったと思っているようだけど、この話には実は、もう一人朝潮と潮を
仲介した人物がいたのよ。」
満潮「まさか…」
曙「そう、それがこの曙さんってわけ。朝潮が言っていたわ…『霞はね、根は本当にいい子なの。でも、皆のことを思っているからこそ、きつい言動になってしまって、あの子のことを誤解してしまうかも知れない。
だけど、潮と曙、ううん…この鎮守府の皆には仲間として、あの子の本心を知ってもらいたいの。姉として、わがままなお願いになってしまうけれど、これからもどうかあの素直になれない私の妹と一緒に戦ってあげて下さい。』ってね」
満潮「へー、朝潮良いこと言うじゃない。さすが、私たち朝潮型のネームシップって…、霞?大丈夫?」
霞「(大破)」プシュー
満潮「あらら、ショートしているは。だけど…プププ…とんだ素直があったものね。」
曙「あら、満潮?なんでそんな自分だけ関係ないですよみたいな態度とってるの?」
満潮「おあいにくさま。私は、自分の言いたいことはその場ではっきり言うし、無駄な強がりもしないのよ」
霞「(中破)…満潮、こうなったらあんたも道連れよ…」
満潮「なっ…、何よ。言っておくけど、私はあんたたちみたいな愉快なエピソードはないんだからね。」
曙「…そうね、このまま私と霞だけが恥ずかし思いをするもの癪だわ…。霞、言ってやりなさい。」
霞「えぇ、満潮。今回の遠征のメンバーだけど、急遽召集されたってことは知っているわよね?」
満潮「そうね、私は西村艦隊のメンツと一緒になることが多いし、霞は姉妹艦だからたまに一緒の艦隊になるけど、曙と一緒になるのは意外と無いわ
ね。」
霞「そう。この鎮守府内において、満潮といえば言動がきつくて、周囲に壁をつくってしまう艦娘として有名だわ」
満潮「へっ、へー。色々気に食わないところはあるけど、続けて。」
霞「ありがとう。そして、私は姉妹艦だから、そんな満潮のこともよく分かっているけど、曙にとっては初めての相手だし。曙もこれまた、言動がきつい
と有名だわ。」
曙「霞!余計なことは言わなくていいから、サッサと話しなさい!」
霞「ええ、心得たわ。そんな二人が初めて同じ艦隊を組む。その場合、二人が衝突して遠征が失敗する可能性がある人の頭をよぎったのよ。」
満潮「へー、それはずいぶんと舐められたものねぇ。私は、作戦には私情をはさまないし、曙だってそれくらい理解してることぐらいわかるわ。」
曙「その通りね。でも、外からみたら危なっかしいと思われたのも、また事実なのよ。満潮?」
満潮「ふーん。で、誰かしら?そんな私のことを理解しないで余計なおせっかいをしようとしたバカは?」
満潮「大方、朝潮がなにか余計なことを言ったのかしら?あっ、扶桑や時雨が何かあんた達に吹き込んだっていう線もあるわね?」
霞「ふふふ…、満潮。あんたは、大事な人を忘れてるんじゃないかしら?」
満潮「大事な人…?もしかして、最上?いや、荒潮や霰が何か言ったってことも…」
曙「残念、不正解よ」
満潮「じゃあ、一体そのおバカさんは誰だって言うのよ。」
霞「それは、実際にお願いされた人から言って貰いましょう?曙!」
曙「ええ、正解は山城よ」
満潮「はぁ!?山城が!?あんたになんて言ったのよ?」
曙「落ち着きなさい。一言一句正確に、感情をこめて教えてあげるから…。」
寝落ちっぽい?
とりあえず乙!
乙
さ、続けて。
おつ
いいぞー
山城が言うって新鮮だけど納得。
乙
ご褒美艦隊
曙「一昨日の夜、つまり今回の遠征のメンバーが発表された後よ。あんたは、出撃前だからって早めに部屋に戻って行ったけど、私や第7駆逐隊のメンバ
ー、それと霞達第18駆逐隊は食堂に残っていたのよ。」
満潮「ちょっ、なんで私に声をかけなかったのよ!?」
曙「別に、何か打ち合わせがあったとかじゃないから安心しなさい。ただ単に、くっちゃべってただけよ。」
曙「で、しばらくしてふと気がつくと、私の席の反対側に座っていた朧と漣が私の後ろをじーっと見ていたのよ」
曙「最初は、気にしないようにしてたんだけど、だんだん朧と漣の顔がニヤついてきて、ムカついて来たから、私は二人に言ってやったわ。『何よ!言い
たいことがあるなら、はっきり言えば?そんなんだから、あんた達はダメなのよ!』ってね」
霞「…ぷっ!、ククククククク…曙あんたサイコーだわ。おっ思い出しただけで、おっおなかが……」
お
再開かww
満潮「はぁ…、落ちは読めたわ。で、どーなったわけ」
曙「えぇ、そしたら私の後ろから、生気の無い声でこうささやかれたの、『曙…、悪かったわねぇ…。ダメな戦艦で…』ってね」
曙「っで、後ろを振り返ると山城が珍しく一人で私の真後ろに立ってたわけよ」
霞「ちなみにだけど、その時驚いた曙が大声で、『ぴっ!!』ってかわいい声をあげて、食堂内の視線を一挙に集めたのよね?」
曙「霞!!、今は満潮の番なんだから、私の話はどーでもいいのよ!」
満潮「へ~、案外かわいいところもあるじゃない?曙さん?」
曙「ぐぬぬぅ…、だから私の話はどうでもいいの!話を戻すわよ。」
曙「確かに最初はちょっとびっくりしたけど、すぐ態勢を立て直して、私は山城にこう言ってやったわ。『山城、何か私に用があるのかしら?あるなら、
とっとと言ってちょうだい?』ってね。そしたら、山城は、『あんた、明日満潮と組んで遠征に行くらしいじゃない?…大丈夫なの?』って言ってき
たわ。私はすぐ、これは私と満潮が衝突するのを心配しているんだろうなぁ~っと理解したわけ。」
曙「あんたの言う通り、私達も舐められたものよねぇ?私だって、実戦に私情は挟む訳ないし、満潮だってそんなことするわけないって私には当然分かっ
ていたもの。だから、ちょっと山城にいじわるしてこう言ってやったワケ、『えぇ、まったく災難だわ。着任して早々自分の着任先の不満から始まる
子と一緒になるなんて、私もついてないわ。でも、安心しなさい山城。私は、オトナだからそんな子ともちゃんと成果をあげてくるから』ってね。」
霞「…あっ!、ハハハハハハ…、もっ、もう駄目、、あ、曙、はっ早く落ちを、、、落ちを言ってあげなさいよ…、、、、、」
三日前からずっと落ちに期待して待機してんですがまだですか……
バラエティ番組のCM入り並の切り方である
続きはよう
落ちがないままdat落ち
曙「まあまあ、落ち着きなさい霞。っで、その後どうなったと思う?山城ったら、耳まで真っ赤にして『あっ、あんたは満潮の事について何も分かっ
てないわよ!!!』って叫んでたわ」
曙「もうその後は興奮した山城による、満潮ちゃんトークが炸裂したわ。…『曙!あんたは知らないだろうけど、最近の満潮はちゃんと良い方向に変わり
つつあるのよ!!この前、私が満潮の髪を結んであげた後に……あっ!そうそう、最近は入渠が終わった時に西村艦隊の皆で順番に結んであげてるの
よって!……ってこれは重要じゃなかったわね。そう!!!そうなのよ!!その時、満潮ったら私に消え入りそうな声でこう言ってくれたの、『あ
っ、ありがとう…山城…オネエチャン』ってね。この重要性があなたに分かる、曙!!!??あの、満潮が私の事を姉と慕ってくれるのよ!それだけで、私
は…私は…………………………きゃああああーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!』」
霞「あっははははh!!!!、山城のキャラも変わりすぎだったけど……山城お姉ちゃんって!!、、、あっ、あんた、朝潮型で集まっている時と、山城
達と居る時じゃ、ずいぶんキャラが変わるじゃないの~プププ、、」
曙「ちなみに、今の山城の発言は、その後延々と続く山城が思う満潮のかわいいところの始まりにすぎなかったわ…」
満潮「ちょっ!!やっ、山城のやつ一体何をあんた達に言ったわけ!!詳しく教えなさいよ!!」
曙「い~え~。私たちは、山城からな~んにも聞いてないわよね~。霞~?」
霞「そうよね~?まさか、どこかの誰かが、嵐の夜に『やっ…山城?今夜は、一緒のおフトンで寝てもいい?』って不安そうにお願いしてきた話とか」
満潮「うぐ!!」
曙「そうね。後は、徹夜の作戦から帰投して山城の肩に寄りかかって寝ていた満潮のかわいい寝顔の写真を、食堂の皆に見せてた何てことは、なかったも
のね~」
霞「そうよね~?」
曙・霞「「ね~~~~?」」
満潮「ッーーーーーーーー!!!!!!や、山城の、バカ!バカ!!バカ~!!!なんで、よりにもよってコイツらにそれを言うのよ~~!!」
満潮「はっ、恥ずかしぃーー!!」//////////////
満潮「…」ズーーン…
霞「ふー。これで、私の名誉は守られたわ」
曙「ふん。なに言っての『…もう素直になれない自分がやだよ…、朝潮、私どうすればいいかわかんなよ…』って言ってたのは、どこの誰だったけ?」
霞「っく!!!……あら~?ならば、飲めもしない、コーヒー頼んだあげく、ドヤ顔で飲み物を交換してもらった人に言われたくはないわね?」
曙「なっ、何よ!?文句あるわけ!?」
霞「い~え~。何もありませんよーだ」ベー!
曙「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ……」
霞「……フーンっだ!!!」ツーン!
満潮「プっ……。く、、あははははははh!!!!!」
曙「ぷっ…、クククク…」
霞「くっ、、、、あはっ…」
曙・霞・満潮「「「あははははははh!!!!!あー、ははは!!!!」
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提督「(うんうん…。一抹の不安はあったけど、やっぱりあいつらを同じメンバーに入れたのは正解だったな)」←曙たちの会話を物陰から聞いてた
提督「(それに、ずいぶん仲良くなった様だし…。以前と違って、みんな角が取れてきているな)」
提督「(大淀の言う通り、確かにあいつらはまだ未熟な女の子かもしれないが、同時に毎日成長しているわけでもあるわけだ)」
提督「(……子供の成長を見守る親ってのは、きっとこんな気分なんだろうなぁ…)」しみじみ
提督「(よ~し!あいつら、遠征も頑張ってくれたことだし、この間宮券をご褒美にあげよう…って、あれ?ポケットに入れたはずの券がない!?)」
提督「(あれ~?どこかに落としたのか~?ちょっと来た道を戻ってみるか…)」
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霞「あ~!久しぶりに大笑いさせてもらったわ!…っで、話は変わるんだけどあんた達に提案したいことがあるの」
曙「なによ改まって?」
満潮「そうよ。ここまで、お互いの恥ずかしいエピソードを出しつくしたんだ、今ならどんな提案だって、OKしちゃいそうな気分だわ」
霞「ありがとう。っで、肝心の本題なんだけど、今の私たちの話を聞いていていて、1つ感じたことがあるわ」
霞「それはね…」
曙・満潮「「それは?」」
霞「それは、私たちは自分が思っている以上に、人に甘えたり、素直に感謝の気持ちを表せてないってことよ」
この間隔だと次は月末くらいかな
待ってる
更新してたのか
霞「だから、私からの提案は一つ…、次に私たちの前に来た人に対して、いつも思っていることを素直に伝えるの」
霞「そうやって徐々に素直になる機会を増やしていって、私たちも変わっていければ、それってとても素敵なことだと思うわ」
満潮「……霞、アンタ随分大人になったじゃない。やっぱり、改二になると色々変わったりするもんなのかしらね?」
曙「ホントね…。さっきまで大破していた人の発言とは思えないわ」
霞「うっ…うるさい!!…それで、私の提案を受けるの?受けないの?どっちなのよ!?」
曙「アンタ達の話を聞いていて思ったわ…、人のふり見て我がふり直せってね」
満潮「曙の言う通りね…。いいわ、…確かにちょっと恥ずかしいけど…その提案受けて立つわよ!」
霞「ふふ、ありがとう二人とも」
満潮「…だけど、ちゃんと素直な気持ちを示せてるなんて私たち自身で分かるものなのかしら?」
霞「まあ、自分で言っといてなんだけど私たちも相当ひねくれ者だからね…」
曙「なら、その判定は相手の反応を見て判断すると言うのはどうかしら?」
霞・満潮「「相手の反応?」」
曙「そうよ。そうね例えばだけど……、相手を感動させて泣かせることができたら…とか?」
霞「いいわね、それで行きましょう!」
満潮「待って!それだけだと面白くないから、誰が最初に相手を感動して泣かせることができるか勝負しましょう!」
曙「若干最初の目的からズレてる気はするけど…、まあいいわ。その勝負受けて立つわよ」
霞「よし!話はついたわね。それじゃあ、勝負開始よ!」
曙・満潮「「お~~~~!!」」
曙「でも、やっぱりちょっと恥ずかしいわね」////
満潮・霞「「まっ、まぁね」」////
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提督「(やれやれ、まさかあんなところに間宮券を落としていたとはな…)」
提督「(まだ、あいつら居るかな~っと、…いたいた!)」
提督「おっ、おーい、曙ー!満潮ー!霞ー!」
曙・満潮・霞「「「…!」」」
提督「いっ、いや~三人とも遠征御苦労さま。聞いたぞ、今回も大成功だったんだってな?」
曙「…」
提督「いつもと違うメンバーでの遠征だったがどうだったか?実は俺もちょっと不安がな……って、別にお前たちの実力が足りないってわけじゃないもちろんなくてな…」ハッ!!
満潮「…」
提督「ただ連携の面は、どうしても一緒に訓練する機会が少ないと…不安があるものだろ?」アセアセ
霞「…」フーン…
提督「(あれ…?なんか空気が重いな…?)」
提督「(もしかして、さっきの発言で怒らせてしまったのか?)」
曙・満潮・霞「「「……」」」
提督「あっ、いや、すまなかったな。そういえば、三人とも小破してるんだったな」
霞「…」
提督「たっ、確かにそれならこんな話より先に、補給と入渠が先だもんな。すまなかった…」
提督「あっ!そうだ、そうだ。いつも頑張っている皆に俺から渡したいものがあるんだが…」ゴソゴソ
提督「ジャーン!!間宮券、しかも一人に10回分だぞ~」
提督「三人とも最近特に頑張ってくれてるから、俺からも少しご褒美があげたかった…から…その…ちょっと特別にだな…」
曙・満潮・霞「「「……」」」
提督「アハハ…(…さっきから一言も返してくれないんだが…。そんなに怒らせてしまったかな…?)」
曙・霞・満潮「「「……………はぁ?」」」
乙
sage進行だったか
まだ?
まだかな?
長いなー
>>44
つらい
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