京太郎「なんてことはない大学生活」 (33)
ここはありふれた 京太郎スレのようだ・・・▼
見るべきところも特にないうえに 非安価のようだ▼
京太郎が登場する咲SSに嫌悪感を抱くのであれば ここにとどまるのは得策ではない▼
注意するのだな レイヴン▼
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住めば都、という言葉がある。
なるほど先人が残す言葉というのは大抵的を射ているものだ。
来た当初はどうにも肌に合わなかった東京での生活も、三ヶ月ほど一人暮らしをしていると、嫌が応にもなれるというものだ。
あまりよろしいとは言えない空気もまるで気にならなくなったし、異様な人混みにも何も感じることはない、部屋にたまに出現する、長野ではあんまり見ない黒い悪魔も、対策を徹底すれば数は激減した。
そういう嫌な面になれれば、あとは都会特有の利便性を存分に活用できるようになって、長野とは一味違った生活を味わえる。
まぁつまり、俺は上京してきてそれなりに満足した生活を送れている、ということだ。
「……ん」
朝、おぼろげながらに意識が覚醒する。
枕元の目覚まし時計は7時を指していて、まだまだ惰眠を貪りたい時間帯だ。
「……んぐ~っ」
しかし、異様に喉が渇いている。季節は7月、本格的な夏に突入した頃。
今までの春の陽気とは違い、都会特有の蒸すような暑さは、就寝中の俺を容赦なく蝕んでいたらしい。
焼けるような不快感に耐え切れず、俺はベッドからゾンビのように這い出る羽目になった。
期待してる
寝台をベッドと書けるだけでも十分期待できる
「んぐっ……んぐっ……」
冷蔵庫から取り出した、二リッターのミネラルウォーターをコップに注ぎ、喉に流す。
東京の水道水は妙二カルキくさくて、長野の水になれた俺には少し辛いものがある。
寝起き特有の口内の粘つきごと飲み下して、ふぅっと一息。
「……目、冷めちまったな」
苦笑い。
キンキンとは言わずともかなり冷えた水を飲んだせいで、妙に目が冴えてしまった。
コップを流しに置いて、洗面所へと向かう。
「んーんーんー……」
鼻歌交じりに歯を磨く。
リビングのテレビをつけてみると時間は7時6分。
朝のニュースキャスターは今日も絶好調だ。
とりあえず10分になるくらいまで歯を磨こう、そしてそのあと朝ご飯を食べて、その後はいつもより少し早めに、大学に向かうことにしよう。
俺、須賀京太郎は、長野から東京の大学へと進学しているのであった。
本日の朝食は、ハムチーズトースト。
お手軽安価でうまいというからたまならい、目玉焼きを乗せたラピュタパンも捨てがたいけど。
時間に余裕はある、テレビを見ながらのんびりと口に運ぶ。
お、俺の星座が二位、幸先が良さそうだ。
「さてっと……」
まだろくに身だしなみを整えていない俺は、最後のひとかけらを口に押し込むと、再び洗面所へ。
かけてある鏡に映る己をみて、とりあえずまず顔を洗う、よし、さっぱりした。
次に寝癖を直す、これもよし、後はヒゲか。
髭剃り用のジェルを塗って、慎重に剃る、横滑りしたら酷いからな。
そんなこんなで身だしなみを整え、服も寝間着を洗濯機に放り込んで普段着へ。
カバンの中身を確認して、テレビや灯を消して、ガスをチェック。
うん、問題ない。
「じゃ、行くとするか」
玄関で靴を履いて扉を開けば、すっかり見慣れた光景が。
何てことはない、俺の借りてるマンションの二階から広がる光景だ。
「おはようございまーす」
「おう、クク……」
またも朝帰りだったらしい隣室のアカギさんとすれ違って、俺は階段を下り自転車のキーを解除する。
そこらのママチャリとは違うちょっとだけお高い愛車のハンドルを握り、俺はペダルを漕ぎ始めた。
目指すは俺の通う……なんてことない普通の大学。
お友達だな(白目
特にトラブルもなく、大学へとたどり着いた。
もはや定位置と化した場所に自転車を止めて、忘れずにキーとチェーンをかける。
腕時計を見ると、8時20分。
うーん、俺のとってる講義は九時からだ。
ちょっと早く来すぎたかもしれない。
と、いうわけで、自販機で買ったジュースを片手に、俺は所属しているサークルの部室へと歩を進めていた。
たまに早起きして手持ち無沙汰な時は、そこで暇をつぶすようにしている。
本を読むのもいいし、充電しながらスマホをいじるのもいいけど、大抵の場合は……そうじゃない。
部室の前へ着いた。
万が一もあるため2回ほどノックをすると、中から可愛らしい声ではーいと返事が来た。
「ども。須賀でーす」
「あ、須賀くん!入っていいよー!」
「はーい」
その言葉を受けて遠慮なく扉を開くと、広くもなく狭くもない部室の中に1人の女性がいる。
「おはようございます、姉帯先輩」
「うん、おはよー須賀くん!」
姉帯豊音、俺と同じ『麻雀サークル』に所属する二つ上の先輩である。
とても背が高いがそれに反して性格はとても可愛らしい、あと、すごく早起きらしく俺がこの部室に朝顔を出した際に彼女が居なかったことはなかった。
見れば、箒を片手に掃除に勤しんでいるではないか。
「掃除ですか、俺も手伝いますよ」
「え?いいよそんなー」
「見てるだけってわけにも、行かないでしょう?」
「……うん、じゃあ早めに終わらせようねー」
というわけで、俺もフキンを片手に備品やテーブルの掃除を始めた。
俺や誰かが朝早く顔を出した場合、大抵はこの姉帯先輩と談笑したり、掃除をしたり、たまーにゲームなんかしたりして、過ごしている。
「はい、お疲れ様ー!」
「はは、どうも」
にっこりと笑う姉帯先輩に俺も思わず笑う、本当に可愛らしい方である。
時間は8時30分。
5分前には講義室にいればいいし、それなりにゆっくりできそうだ。
持ってきたジュースの蓋を開け、喉に通す、うーんジャンクな甘さ。
「須賀くん今日は早起きだったねー」
「えぇ、夏の暑さで目が覚めちゃいまして……」
「わかるよー、私も来たばかりの頃はそうだったんだー」
うんうんとうなずく姉帯先輩。
岩手出身の姉帯先輩は、俺と同じくあまり暑さに強くないのかもしれない。
そのことで、妙に話題が弾む。
「ええ、朝起きた時なんか喉がカラッカラで……まいっちゃいますよ、これから毎日こうなんすかね?」
「しばらく続くと思うなー。もー、インターハイの時から思ってたけど、東京は暑すぎるよー」
「故郷の涼しい夏が恋しいですねぇ……ま、長野県の夏の紫外線量は沖縄と同じですから日向は以外と暑いんですけど」
「え?そうなんだー、意外だよー」
まさかこんな話題で盛り上がるとは、これも避暑地を故郷とするもの同士の共感だろうか。
「でもクーラーをきかせっぱなしで寝ちゃいけないよー、電気代もすごいし、風邪ひいちゃうから」
「はは、わかってますよ」
そう言うと、よろしい、と少し偉そうにいう姉帯先輩、もう何度言っても言い足りない、可愛らしい方である。
ギギギ、眠い、ここまでじゃら……
あと誰出すかは決めてる
あとこれ一応鳥付けとく
おつー
乙です
絶対面白いわこれ
乙ぅ
このスレ大好きでした
人気がある作品って大抵アンチがいると思うので次はアンチ気にせずやってほしいなあ
雑談スレも例えば禁書スレなんて一方SS嫌いの嵐が酷いから隔離スレとして立てられたくらいで
アイマスSS雑談や艦これ雑談スレも潰れてるし基本色んなスレを見るのが面倒くさいという荒らしが集まったりして
荒らすためのネタ探してるスレになってるので気にしないようにしてほしい
乙です
ちょーかわいい先輩いいね
人鬼もご近所さんにしとこう、乙
乙です
明日は下品な雪のせいで早起きせねばならぬ、ちょっとだけじゃら
そんなこんなで姉帯先輩と談笑したあと、時間きっかり5分前に講義室へ。
まだ少しばかり空いているので、左右ともに人のいない席へ着く。
この講義に必要なノートや資料などを取り出し、テーブルの上へ。
「隣いい?」
「おう」
声の主を見もせずに返事をする俺。
もう見なくたって声を聞けばわかるからである。
前回のノートにおさらいがてら目を通していると、ヌッと白い手が視界に割り込んできた。
「んだよ」
「こっちに視線すら向けないのはどうかと思うけど、失礼」
「……そりゃ悪かった」
ぐうの音も出ないので、観念してそちらの方へ視線を向けると、少しばかり仏頂面の、見知った顔がいる。
「よう、新子」
「ん」
声をかけ直してやると一言だけ帰ってきた、仏頂面のは直らない。
新子憧、同学年で、同じサークルに所属している今時なJDだ。
「いる?」
「お、センキュー」
差し出されるはのど飴、りんご味。
ありがたく一つ頂戴する、うん、甘い。
そいつを舌で転がしていると、講師が部屋に入ってきた、今日もまた、特に変わったことのない講義が幕を開ける。
教授の眠たくなる声色に耐えながら、サラサラとノートに授業内容を書き写していく。
いま受けている講義はなかなかに難解ではあるがやりがいはある。
ちらりと隣を見てみれば新子も真面目にノートをとっていた。
俺も新子も、授業は真面目に受けるタイプである。
特に会話を挟むこともなく、ただ黙々と、ペンを走らせる。
む、飴がなくなった。
「んむ……」
口寂しいな、仄かに広がるリンゴ味が恋しい。
俺は無意識のうちに傍のカバンの中を片手で漁り、常備してあるものを手探る。
あった。
封こそ切られているものの、まだまだ数のあるミントのガム、お口の恋人だ。
この講師は眠気覚ましのガムならアリ、と明言しているし遠慮はいらないだろう。
包み紙を解き、口へと運ぶ。
うん、うまいうまい、音は立てないようにしなきゃな。
さて、改めてノートを……
……
視界の端で、チョイチョイと指が動いている。
目だけでそれを見ると、新子が俺の方に人差し指でサインを送ってきていた。
やれやれ、さすがにこれを察せないほど鈍くはない、飴の礼といったところだろうか。
もう一個取り出し、テーブルの下から差し出すと、見事にさっと回収された。
全く手際がいい。
その講義中は2人揃って、ガムを噛みっぱなしで受けることになった。
そんなこんなで午前が終わり、時刻は12:30。
多くの学生たちは食堂で、あるいはベンチで弁当など、とにかくランチタイムである。
あのあとの講義は新子と別々だった俺は、1人食堂へと赴き、昼食をとることにした。
さて、今日は何にしようか、朝早く起きたために少しばかり腹が空いた、多めにとることにしようか……
悩んだ末に、結局カレーを頼むことにした。
唐揚げとサラダも頼んだ、これでボリュームはバッチリだ。
適当な席を探し、座る。
昼時だけありなかなか混雑している。
「あ、須賀くん」
ふと、声をかけられた。
振り向いてみれば、そこにはやはり、見知った顔が。
「どうも、本内センパイ」
「うん、こんにちは。隣、いいかな?」
「もちろんですよ」
片目の隠れる特徴的なヘアスタイルの彼女は、本内成香さん。
やっぱり麻雀サークル所属の、一つ上のセンパイだ。
「今日は、1人なんだ」
「ええまぁ、水曜の昼前に受ける講義は見事に知り合いがいなくてその流れで」
「そうだっけ?」
「えぇ」
別に俺はぼっちというわけではない、仲のいい同性の友達もいるし。
ただ、なんというか食事は救われてなきゃダメなんだ、一人で静かで豊かで……
それはともかく、本内センパイと同席して食事である。
この人は本当にお行儀良いというか、食事中はマナーよく静かに食べる。
そのため俺も食事に集中できる。
ん!この唐揚げは本当にうまい!なんというか、胸肉の弾力が生意気なくらいだ!
もぅマヂ無理。 おやすみなさい。
積雪なんか大嫌いだ(雪国感
お休みなさい(はぁと
一緒に食事するなら隣より向かいの方が自然なのではないかと
てことは向かい側にはなるかちゃんの友達が居て、だから京太郎とはさほど喋らないとか…
>>24
ょくぁる窓際の席だから……向かぃなんてなぃ……隣だけ……もぅマヂ無理、説明不足だったなんて……リスカしょ……
乙です
おつー
乙です
あこちゃーは大学生活ならどのスレでもついてくるなwwwwww
乙
亀だけどリスカするなwww
乙ー
レス返まで含めて面白いなww
これは期待せざるをえない
乙面白い
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