奴隷の王 訂正 (28)
新しく建てました。
投下のスピードは遅いくて、レスも少ないですが面白いと思って貰えれば幸いです。
書き溜めが溜まったら投下していきます。
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来たな
支援
ところで矛盾ってなんだったん?
ただの好奇心だからネタバレにならないなら教えてくり
馬小屋で裕福な服を着た夫婦が赤ん坊を抱いていた。
外では激しく雨が降っており夫婦は顔も服もベチャベチャにぬれている。
二人は疲弊していたが穏やかな笑顔を赤ん坊に向けていた。
赤ん坊もそれに返すように笑っている。
二人は額にキスをすると、僅かな貴金属と貨幣そして手紙を赤ん坊を包んでいる布の中に入れた。
ぎゅっと赤ん坊を抱きしめると二人は赤ん坊を残して静かに馬小屋から雨の中に消えた。
貴族だけが暗殺者に狙われている文章になってしまっていて、ある人物を襲う時にその文章のせいでおかしくなるので書き直すことにしました。
話を根本から書き直しているので少し時間がかかりそうです。
乙!
ビショビショじゃなくビチョビチョか
荷馬車の外で兵士と山賊達が攻防していた。
情勢は山賊達に有利で兵士達は今にも、荷馬車を置いて逃亡しそうであった。
男「……」
その様子を見て男は脱出の機会を伺っていた。
男は赤ん坊の頃から奴隷であり、とある貴族の持ち物である。
男の主人である貴族は各地方にコロシアムを持っていて、たいそう儲けていたため、新しくコロシアムを建てたのだ。
そして、奴隷達を新しいコロシアムに輸送していた所を山賊達に襲われた。
首領「へへ!」
兵士「ヒィ!」
戦闘が終わり山賊の首領は一人生き残った兵士の前に立った。
首領「ははは!!!思った通り!こいつは名のある貴族の荷馬車だぜ」グリグリ
笑いながら、首領は倒れている兵士の背中に剣を突き刺し、そのまま・き回す。
兵士「あ、ああああ!!!」
血飛沫が飛び、グチャグチャと肉をかき混ぜる音が小さくなると兵士は息絶えた。
首領「ふふ」ニヤ
兵士が動かなくなった事に満足すると、部下に命令をする。
首領「てめえら!!!先ず金目のものを探せ!!!」
下っ端「ヘイ!お頭!それで奴隷共はどうするんでい!」
首領「そうだな……」
首領は一考する。
元貴族の奴隷は山賊の訪れに喜んでいた。
元貴族「…へへ!旦那!もしかしたら俺たちコロシアムに行かなくて済むかもしれないぜ!」
この元貴族は先程からまるで酒場に居るような口調で男に話しかけていた。
男「楽観的だな…あんたは」
男は楽観的に物事を考えることができない。
コロシアムで怪物達と毎日死にかけるほどの戦いをしていた影響だ。
元貴族「だってよ!旦那!海賊や山賊は捕まえた捕虜を新しい兵隊として使うってよく聞くぜ!」
男「俺は山賊になるつもりはない!」
男は山賊になるつもりはなかった、それは山賊になったとしても軍に命を狙われる生活になるからだ。
それだと男の目的は叶わない。
男の目的はいつか奴隷の身分から解放された時に自身を奴隷商人に売った親を殺す事だ。
山賊になれば、親を探すために街に下りることも難しくなる。
だから、命を狙われない方法で奴隷という身分から逃げなければならないのだ。
首領「よし!女どもは生かせ!男は使えるそうな奴と俺たちに従う奴以外は全員殺せ!」
考えがまとまった首領は部下に命じる。
下っ端「ヘイ!」
下っ端は荷馬車の鍵を開けた。
この辺一旦中断します
この辺で一旦中断します
乙!
奴隷を積んだ荷馬車が襲われている頃、近くに千人を超える大きな軍団が大量の香辛料を運んでいた。
この国では香辛料は銀と同等の価値があり、時期によっては銀以上の価値が生まれる。
騎士「ははは!子爵どの!今回の南方貿易は大成功ですな!」
子爵「ああ、そうだね、今年からはバイヤーを通さず直接買えるから、これからはもっと安くなるさ」
子爵は長い時間をかけて、独自の貿易を完成させていた。
子爵「それより、偵察はまだ戻らないのかい?」
騎士「はあ、戻ったという報告はまだ受けてないですな」
子爵「時間がかかり過ぎてるね、休憩がてら偵察を待つ」
子爵「騎士、皆に伝えてくれ」
騎士「は!」
この辺りは野盗や盗賊、山賊達が活発に活動している場所だ。
安全に通るには偵察の報告は重要なのだ。
しばらく待つと偵察が帰ってきた。
偵察「ただ今、戻りました」
騎士「遅いぞ!何をしていた!早く説明せい!」
偵察「は!偵察の途中、山賊達に襲われている一団を発見しました!どこの貴族の荷馬車か確認するのに手間取りました!」
騎士「そうか、誰の荷馬車か」
偵察「あれは、公爵様のものだと思われます!」
騎士「どうします、子爵様、救援に向かいますか?」
子爵「……」
子爵は考える。
公爵に恩を売るのは悪くないが、敵の数が多ければ自身の軍団を危険に晒すことになるからだ。
子爵「…偵察、山賊の規模は?」
偵察「は!多く見積もって30人ほどです!」
子爵「ふむ、騎士!こちらの戦える兵はどの位か?」
騎士「そうですなぁ、ざっと見積もって100人程度だと思われます」
子爵「百人か、ギリギリだね」
確かに子爵の軍団は千人を超える規模だが、殆どが物資を運ぶ人夫だ。
なので戦闘を行える兵はごくわずかなのだ。
子爵「だけど、上手くいけばコロシアムの利権に手を出せるかもしれない、そうだね」
騎士「はい!この事態を利用して公爵に上手く近づければ、新たな資金源を手に入れる事ができますな」
子爵「よし!救援に向かうぞ!」
子爵「五十人ほど連れて行く!騎士よ残り半分の兵で軍団を守ってくれ!」
騎士「は!お任せください!」
子爵「偵察!襲われている地点まで案内してくれ!」
偵察「はい!」
子爵「行くぞーー」
子爵は馬に跨ぐと兵を率いて出発した。
今日の投下は終了します。
書き直す前に書いていた貴族は子爵という名前に変更しました。
それでこの子爵の性別が女の子か、男の娘か迷っています。
どちらが良いでしょうか?良いと思う方を選んで頂きたいです。
女の子!
乙!
女の子
男の娘
女だと王族との関係に問題でないの?
貴族が男の設定だったのは主人公が驚くというギャグシーンを書きたかっただけなので特に問題はないです。
それに前のssは矛盾などを考えず書いていたので今回はそうならないようきちんと設定を考えて書いています。
なので主人公の性格などが変わってたりします。
女の子が多いので女として書くことにします!
ただこれで貴族が女性になったらもうこれありきたりなどこにでもあるssと変わらんな。
どうせいちゃコラする仲になるんだろうし。
老婆とかならもしかしたら…
そこは作者のみせどころだろ
奴隷達は荷馬車から出されると男女に分けられ。
女性は一箇所に集められ、男性は一列に並ばされた。
男と元貴族は列の端に居た。
元貴族「旦那〜、意地にならないでください」
男「うるさい、俺は山賊には絶対ならんぞ!」
男(だけど、流石にこの人数は相手には出来ないな)
一対一なら負ける気はしない、だが集団が相手だと別だ。
男「何かきっかけがあれば、、、」
首領「オイ!そこの奴隷!!!」
首領は男の方を指差した。
男「……俺に何か?」
元貴族「うわぁ…旦那、終わったな」
元貴族が小さく何かを言っていたが男は気にしなかった。
首領「違う…その隣の優男だ…」
元貴族「俺ですかい?」
乙!
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