男「俺は変態じゃない!」(8)

男「ただいまー」

学生の分際で独り暮らししている、アパートの一室へ帰る俺。
歩き疲れたので早々に自室で寝ようとドアを空けた。

男「な……」

男「なんだ……これ……!?」

すると。
俺の部屋に、女子学生の写真が大量に貼ってあった。





需要があれば書く

期待

よく見るとそれらの写真はクラス1の美少女、女さんが写っているものだった。
もしこんな部屋が見られてしまったら、俺は変態扱いをされて学校での居場所を失ってしまうじゃないか。

男「全く、誰だよこんな悪戯したやつはよ」

文句を言いながら俺は写真を全て剥がし、袋に纏めて捨てた。

数日後、家に帰るとまた写真が部屋中に貼られていた。

男「またかよ……!?」

よく見ると写真だけではなくポスターやアルバムも全て女さんの写真だった。
このアルバムは家族の写真を入れた大切なものだった。それを思い出し、俺は憤りを覚える。

男「はぁ……片付けるか」

沸き上がる憤りを抑える。
俺は写真を再び剥がし、袋に纏めて捨てた。

また数日後、珍しく早起きしたので早目に学校へ行った。
教室にはまだ誰もいなかった。誰よりも早く来たという少しの優越感に浸る。
それも束の間、教科書を仕舞おうと机の中を見て愕然とした。

男「はっ……はああああああ!?」

机の中には、女さんの太腿が強調された写真が何枚もあった。

男「ちょっ……いや……いやダメだろ!」

直ぐ様全てを取り出し、元がわからなくなるくらいにビリビリに破き、他の紙ごみに包んで捨てた。

男「これ見られてたらどうなっていたことやら……」

男「……全く嫌な悪戯だ」

さらに数日後、部屋には女さんの太腿写真が貼り付けてあった。

男「グレードアップすんなや!」

直ぐ様剥がして破いて袋に纏めて捨てた。
犯人に苛立ちが込み上げてきたので思い切りビリビリにした。

二重人格か女本人か

またかよじゃなく防犯考えろよ

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