【艦これ】球磨「初詣行こうクマ!」 (71)
初スレ建てです///
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~軽巡寮・球磨型の部屋~
大井「…初詣ぇ?」
球磨「クマ!」
多摩「正直めんどいにゃ」ゴロゴロ
大井「北上さんと二人で行ってくるんでいいです」
球磨「ま、まあまあそういうこと言わずにクマ…」
球磨「こういう時こそ姉妹で親睦を深めるクマ!」
球磨「北上はどう思うクマ?」
北上「いいんじゃない、久しぶりに皆でいこうよ」
大井「え?!北上さんがそういうんだったら私も…」
多摩(上手く大井を釣ったにゃあ…)
球磨「木曾はどうクマ?」
木曾「俺は別に…、皆が行くなら行くさ」
多摩「素直じゃないにゃあ…」
球磨「多摩、お前も来るクマ」
多摩「はいはいにゃ…」ヤレヤレ
北上「いつ行くの?やっぱ1日?朝早いのは辛いんだよねぇ」
球磨「ちっちっち、わかってないクマ」
大井「……まさか…大晦日の夜からとか言わないでしょうね」
球磨「大正解クマ!大井にはこの特製球磨ステッカーをプレゼントするクマ!」
大井「えっ、いや、要らないです…」
北上「夜からかぁ…、まあいいけどさー」
多摩「大晦日はやっぱり炬燵でのんびり紅白みたいにゃ、球磨だって去年は」
球磨「去年は去年、今年は今年クマ」
球磨「球磨だってゆく年くる年したいクマ!」
多摩「そうはいってもにゃあ…」
北上「…まあ、年に一回くらいは付き合ってあげてもいいんじゃない?」
球磨「そうクマ!たまには姉のワガママに付き合えクマ」
球磨「あ、ついでに良いこと言った北上には特製球磨ステッカーを」
北上「いやー、要らないかな」
球磨「クマぁ……」
木曾(いつの間に作ったんだあのステッカー…)
支援
球磨「そ、それじゃ気を取り直して、皆当日はちゃんと来るクマ!」
木曾「まあここ集合だから大丈夫だと思うけどな」
多摩「了解にゃ」
大井「あ、北上さん、当日は寒いでしょうから、しっかり防寒していきましょうね」
北上「気が利くねぇ大井っち。皆も気をつけて行こうね」
◇ ◇ ◇
欲しい
木曾「…っつーわけで、悪いけど球磨姉達と初詣行ってくるわ」
天龍「あ、おう、…そうか」
木曾「悪いな、一緒にガキ使観れなくて」
天龍「い、いいんだよ!楽しんでこいよ!」
天龍「あ、あとお土産頼むぜ!」
木曾「わかったよ」
◇ ◇ ◇
当日
球磨「みんな集まったかクマー?」
多摩「ばっちりにゃ」
北上「全員準備万端だよー、ね?」
大井「そうですね北上さん」
木曾「……」
球磨「よぉし、それじゃ出発クマー!」
ピュウウ
北上「ひゃあ、やっぱ夜は寒いねぇ」
大井「大丈夫ですか北上さん?私のコート貸しましょうか?」
北上「え、いいよ、大井っちが寒くなっちゃうでしょ」
大井「でも…、!じゃあ…このマフラー二人で巻きませんか///?」
北上「あー…まあ、いいよー」
球磨「…こいつら相変わらず平常運転だクマ」
多摩(北上は内心嫌がってるんだろうにゃ…)
多摩「…木曾のコートもあったかそうだにゃ」
木曾「ん、そうかな」
多摩「………」ウズウズ
木曾「…どうした?」
多摩「にゃっ」ギュッ
木曾「ねっ、姉ちゃん?」
多摩「やっぱりあったかいにゃあ…」ギュー
木曾「ちょっ、こんな往来で…」
多摩「妹は姉の言うとおりにしとけばいいのにゃ…」ギュー
木曾「えぇ…?」
北上「なになに、じゃあ私もー」ギュッ
大井「き、北上さん?!」
木曾「や、やめろって…」
大井「わ、私だって…!」ギュッ
木曾「あのさ、何に張り合ってんの…?」ダキツカレー
球磨「なな、お前たちナニやってるクマー?!」
木曾「球磨姉…どうにかしてくれ…」ダキツカレー
球磨「…なんか楽しそうクマ!球磨も混ぜろクマ!!」ボフッ
木曾「ぐあっ?!」
北上「よーし、このままレッツゴー!」
球磨「クマ!」
多摩「にゃあ!」
大井「えっえっ(;・∀・)」
木曾「嘘だろ…」
◇◇◇
球磨「着いたクマー」ヌクヌク
多摩「人がいっぱいにゃ」ヌクヌク
北上「すごいねぇ」ヌクヌク
大井「…は、離れていいかしら」
木曾「…頼む」
支援
北上「意外と人多いんだねぇ」
球磨「みんなはぐれないようにクマー」
多摩「こうやってくっついてれば大丈夫にゃ」ギュー
北上「あっ、そうだね」ギュー
木曾「」ダキツカレー
大井「木曾、大丈夫?」
木曾「あぁ…」
多摩「出店がいっぱい出てるにゃ」
球磨「そんなの後でいいクマ!早く行こうクマ!」
北上「えー、でもお腹空いちゃうよ?」
大井「境内は山の上だから、先になにか頂いたほうがいいんじゃないかしら?」
球磨「ぐぬぬ…わかったクマ」
俺も抱きついていいですか?
北上「なににしよっか?」
大井「暖かいものがいいですね」
球磨「あっちにベビーカステラ売ってるクマ!」
多摩「たこ焼き買ってくるにゃ」
タッタッタ...
大井「…はぐれるな、って言ってたのに……」
北上「……なんか、秋もあんな感じだったよね?」
大井「えぇ…」
木曾「…疲れた」ゼェゼェ
北上「大井っちー、こっちでおしるこ売ってるよー」
大井「あ、いいですね」
北上「木曾も食べるよね?」
木曾「ああ」
北上「すいませーん、おしるこ3つくださーい」
ハイヨ、ドウゾ
マイドアリガトサン
木曾「あれ、球磨姉と多摩姉の分はいいのか?」
北上「だって冷めちゃうでしょ?」
大井「ほっとけばいいんですあんな姉!」
北上「あはは、じゃ冷めないうちに食べよっか?」
大井「…ふう…あったかいわね」
北上「体にしみわたる~」
木曾「寒いから余計に温かく感じるな…」
大井「いいこと言うじゃない」
北上「みてみてー、ほーっ」
大井「息が真っ白ですね」
北上「かいじゅうだぞー、がおーっ」ガバー
大井「ちょ、ちょっと北上さん、きゃっ、そんなぁ///」
北上「…どうしたの大井っち…キモい声出して」ピタッ
大井「」
木曾「目の前でいちゃつくなよ二人とも…」
北上「あれ?もしかしてほっとかれて寂しいの~?」
木曾「そんなんじゃねーよ」
北上「またまた~、よし、お姉ちゃんがあっためたげよう」ギュー
木曾「だからくっつくなって」
北上「ほら大井っちも、可愛い妹が寂しがってるぞー?」
大井「もう、仕方ないわね…」ギュー
木曾「」
球磨「やっと見つけた…ってなにやってるクマ」
北上「あ、二人ともおかえりー」
多摩「流行りの木曾ハーかにゃ?」
木曾「流行ってねぇし流行らせねぇよ」
多摩「どっちかって言うと木曾は尽くす妻って感じだにゃ」
木曾「何の話…?」
支援
球磨「え?おしるこ?」
大井「先に食べちゃったわ」
球磨「クマも食べたいクマー!」
北上「あそこで売ってるから買ってきなよ」
多摩「多摩の分も買ってくるにゃ」
球磨「姉をパシるなクマ!」
木曾「そうだ、多摩姉なに買って来たんだ?」
多摩「えーと、たこ焼きと、焼き鳥と、イカ焼きと」
大井「…ビールでも飲むつもりですか」
北上「おじさんみたいだね」
多摩「多摩はおっさんじゃないにゃ」
木曾「まあせっかく買ってきてくれたんだし、温かいうちに食べようぜ」
多摩「木曾の言うとおりにゃ」
球磨「買って来たクマー…って!」
多摩「先に頂いてるにゃ」
北上「大井っち、いいって」
大井「はい北上さん、あ~ん」
木曾「ほう、悪くない」
球磨「げえっ?!クマの分ねぇクマ?!」
北上「ベビーカステラは残しといてあげるよ」
球磨「他のも食べたかったクマ!」
北上「身体も暖まったし、そろそろ行く?」
大井「そうですね北上さん」
多摩「早く行こうにゃあ」
球磨「クマは暖まってないクマ…」
木曾「…球磨姉、大丈夫か?」
球磨「木曾…この姉を慰めてくれクマー!」
木曾「(またかぁ…)はいはい…」
◇ ◇ ◇
大井「はぁ、はぁ…階段きついわね…」
北上「大井っち大丈夫?」
多摩「段差がバラバラなのがムカつくにゃ」
球磨「お前たち!へばってないで急ぐクマー!」
北上「あの人なんか元気になってない?」
大井「待ってくれてもいいじゃない」
球磨「石段登るのわかっててブーツ履いてくる奴が悪いのクマ」
北上「ねぇ~、そろそろ着く?」
球磨「鳥居が見えてきたクマ、もう少しクマ」
大井「まったく、遠い道のりだったわね…」
多摩「そうだにゃ」
球磨「多摩!お前いつの間に木曾に背負われてんだクマ?!」
木曾「多摩姉がもう歩けないっつうから…」
多摩「にゃん」
球磨「セコい!セコいクマ!」
寝落ち...じゃなくて同時年越し狙いかな?
~神社境内~
大井「一旦休憩しましょ」
北上「ワンセグ繋がるかなあ?」
球磨「何見るクマ?」
多摩「紅白見たいにゃ」
北上「おっ、繋がった繋がった」
木曾「ここ山の上だよな?」
北上「ほらー、みんなで見よう?」
多摩「なんかやっと年末って感じだにゃあ」
木曾「年明けまであとどのくらいだ?」
球磨「一時間切ったクマ、あともうちょっとで2016年クマ!」
北上「…今年も早かったねえ」
球磨「でも楽しかったクマ!」
多摩「にゃあ!」
大井「私も北上さんと一緒に居られて楽しかったですよ?」
北上「大井っち…」
ボーン...ボーン....
多摩「あっ、除夜の鐘にゃ」
球磨「煩悩の数だけ叩くんだクマ」
北上「そのくらい知ってるよー」
大井「いいですね、この音…」
木曾(煩悩の塊みたいな姉しかいない…)
北上「うわぁ、もうあとちょっとだよ!」
大井「なんかドキドキしますね北上さん」
球磨「2016年まであと…ろく!」
多摩「ご!」
北上「よーん!」
大井「3!」
木曾「2!」
球磨「いちー!」
全員「ぜろ!」
球磨「年明けたクマ!」
多摩「みんなあけおめにゃ」
北上「うん、あけましておめでとー」
大井「明けましておめでとうございます!」
木曾「…今年も、2016年もよろしく頼むぜ」
球磨「あけましておめでとうクマー!」
あけおめことよろ!
北上「あいさつも済んだことだし、お参り行っとこうか」
球磨「そういえば初期目標は初詣だったクマ」
多摩「…忘れてたのかにゃ」
球磨「お前たち、クマが正しい参拝の仕方を教えてやるからついてこいクマ!」ウキウキ
全員(これがやりたかったんだろうなあ……)
球磨「まずは身を清めるのクマ!」
多摩「あの手を洗うやつにゃ」
球磨「お前たち正しい手順知らないだろクマ?」
北上「そうだね」
大井「…聞きましょうか」
木曾(知ってるけど知らないことにしよう)
球磨「まず柄杓で水を掬うクマ」
球磨「これで手を洗うクマっ冷てぇ!」
北上「そりゃあ冷たいに決まってるよ」
球磨「つ、続けるクマ…」
球磨「手を洗ったら口をゆすぐクマ」
多摩「ぶくぶくぶく」
球磨「ぶっちゃけ今はフリでもいいクマ」
大井「…あの、後がつかえてるから急ぎましょう?」
球磨「残った水は柄杓の柄を下にして捨てるクマ」
球磨「次に使う人のために綺麗にしておくのクマ!」
北上「へー、詳しいねー」
球磨「むっふっふ、このくらい当然クマ!」
大井「どうせネットで調べたんでしょう?」ボソッ
多摩「黙っとけにゃ」ボソッ
球磨「それじゃお参りいくクマ!」
北上「ほーい」
多摩「にゃあ」
球磨「お参りのとき、手を叩いてから手を合わせるクマ」
球磨「実はそれにもいろいろルールがあるんだクマ」
球磨「ここの場合は『二礼二拍手一礼』だクマ」
大井「どういうこと?」
木曾「二回神様にお辞儀をして、それから二回手を叩いて手を合わせてお祈りする」
木曾「そして終わったら神様に一回お辞儀をする、ってことさ」
多摩「この礼法は地方や神社によって違うにゃ」
多摩「ちなみにお寺でやったらダメにゃ」
北上「それはなんか聞いたことあるかも」
球磨「って、台詞取られたクマ?!」
球磨「クマより詳しいってどういうことクマ?!」
木曾「別に騒ぐことでも…」
多摩「よくご存じにゃ」
球磨「マジかクマ…」
北上「とりあえず後がつかえてるからやろーよ」
球磨「そ、そうクマ!」
球磨「お賽銭入れるクマ!」チャリーン
木曾「額はいくらでもいい、多ければいいってわけでもないしな」
球磨「まさか木曾に解説役をとられるとはクマ…」
北上「この鈴鳴らしてもいい?」
木曾「いいぞ」
北上「よぉーし」ガランガラン
大井「二礼二拍手一礼、だったわよね?」
多摩「にゃっ」
北上「お祈りお祈り…」
パンパン
球磨(今年も球磨型全員が平和に過ごせますように…)
多摩(無病息災無病息災…)
北上(今年も一年平和に生活できますようにっと)
大井(今年も北上さんと一緒にあんなことやこんなことを…」ムフフ
木曾(…アイツに改二がきますように)
球磨「みんな何をお願いしたクマ?」
多摩「秘密にゃ」
北上「んー、あたしも秘密かなぁ」
球磨「クマは、みんなのことを祈ったクマ!」
木曾「姉貴らしくていいんじゃないか」
大井「わ、私は絶対言いませんよ?!」
北上「大井っちのは大丈夫だよ、全部口に出てたもん」
大井「………え?」
多摩「…もう終わりかにゃ?」
球磨「そうクマね…」
多摩「多摩は炬燵が恋しくて堪らないのにゃ…」
北上「あ、まだおみくじ引いてないよ?」
木曾「…今年最初の運試しか」
球磨「じゃあおみくじ引いて帰ろうクマ!」
多摩「にゃあ……」
◇ ◇ ◇
北上「全員引いたよね?」
球磨「いっせーので開くクマ!」
全員「「いっせーの!」」バッ
球磨「末吉…?」
多摩「大吉にゃ」
北上「ふふん、大吉だよ!」
大井「き、凶、ですって…?」
木曾「吉…可も不可もなく、ってことか?」
大井「わ、私だけ凶…」
北上「大丈夫だよ大井っち、そんなに心配しなくても」
多摩「そうにゃ、凶が出たからって死んだりはしないにゃ」
球磨「煩悩まみれのお願いするからバチ当たったんだクマ」
大井「私、そんなに声大きかったの?!」
木曾「追い討ちかけんなよ球磨姉…」
北上「安心して大井っち、大吉の私といればきっと大丈夫だよ」
大井「そんな…、北上さんに迷惑が」
北上「そんなのいいよ、あたし達の仲なんだから」
大井「北上さんっ……」
多摩(なんにゃ、この茶番)
球磨「運試しも終わったし、もう帰るクマ」
多摩「眠いにゃ」
北上「あー、ちょっとあたしトイレ行ってきていい?」
球磨「じゃあクマも」
多摩「たまも行ってこようかにゃ」
木曾「俺は…いいや、ここで待っとくよ」
北上「大井っちは?」
大井「!…いえ、いいです」
北上「そっか、それじゃ待っててね」
◇ ◇ ◇
大井「……」
木曾「………」
大井「…ねぇ、木曾?」
木曾「なんだ?」
大井「ちょっと、いい?」
木曾「いいけど、何だよ?」
大井「…着いてきて!」グイ
木曾「おっ、おい!?」
木曾「何だよ急に」
大井「付き合って!」
木曾「はあ?」
大井「買い物があるから付き合ってって言ってるの!」
木曾「買い物って…何さ」
大井「これよ、これ!」
木曾「お守り?なんだってまた」
大井「プレゼントしたいのよ…、北上さんと、それから皆に」
木曾「……はぁ、成る程」
大井「…こんなのでいいのかしら」
木曾「大井姉のプレゼントなら皆喜ぶさ」
大井「あ、このお守り木曾にそっくりじゃない?」
木曾「…俺こんな目付き悪い?」
大井「目付きの悪いとこが可愛いってことよ」
木曾「…そーかい」
大井「これは木曾に買ってあげるわね」
木曾「あ…ありがとよ」
木曾(そういや、俺もアイツに土産買って帰らないとな)スッ
大井「あれ、あなたも何か買うの?」
木曾「あぁ…ちょっと、ダチに土産をと思って」
大井「あら、いいじゃない。私も手伝うわ」
木曾「いいのか?」
大井「勿論、木曾も私を手伝ってくれたもの」
大井「それに、少しくらい姉らしいとこ見せとかないとね?」
木曾「……大井姉…」
◇ ◇ ◇
球磨「待っとけって言ったのに、どこ行ってたクマ?」
大井「ごめんなさいね」
木曾「悪い悪い」
球磨「まあいいクマ、それじゃ帰るクマ、」
多摩「にゃふぅ…」コクコク
北上「多摩ちゃん寝ちゃいそうだからさ、木曾おぶってあげてよ」
木曾「あぁ、わかった」
北上「星が綺麗だねぇ大井っち」
大井「そ、そうね北上さん」
北上「…大井っちどうかした?」
木曾「渡さなくていいのか?」
北上「木曾、何か知ってるの?」
大井「あ、その、あのですね…!」
北上「んー?」
大井「これを…!」スッ
北上「これ、お守り?」
大井「えぇ…、その、北上さんから貰うことはあっても、」
大井「私から差し上げることは少ない気がして、それで」
北上「ありがとう、すごく嬉しいよ」
大井「北上さん…」
球磨「…置いてけぼりクマ?」
木曾「安心しろ、俺達の分も買ってくれてる」
球磨「ホントかクマ!」
大井「なんで言っちゃうのよ!」
球磨「クマはいい妹をもったクマ」ジーン
~ ~ ~
大井「もう鎮守府に着いちゃいますね…」
球磨「なんだかあっという間だったクマ…」
北上「でも楽しかったねぇ」
木曾「あぁ」
北上「誘ってくれてありがとね、球磨姉さん?」
球磨「クマ!?そんなこと言われたら恥ずかしいクマ!」
大井「ホント…とんだ年越しだったわ」
木曾「大井姉も素直じゃないよな」
大井「なっ、貴女に言われたくないわよ!」
多摩「にゃあ…」Zzz...
◇ ◇ ◇
北上「…ただいまー」
球磨「真っ暗クマー…」
大井「皆寝てるだろうから静かにね…」
木曾「よいしょっと」
多摩「スー...スー...」
木曾(…一応、行ってみようか)
木曾「天龍?起きてるか?」コンコン
ガチャ
天龍「木曾…、帰ってきてたのか」
木曾「今帰ったとこ、はいお土産」
天龍「お、さんきゅ」
木曾「じゃ俺ももう寝るな、また明日」
天龍「おう、あ、今年もよろしくな」
木曾「こちらこそ、今年もよろしくだ」
天龍「じゃあな、おやすみ…」
木曾「おやすみ」
~軽巡寮・球磨型の部屋~
大井「起きてた?」
木曾「あぁ」
大井「それじゃあちゃんと渡せたのね」
北上「大井っちー、早く寝ようよ」
木曾「球磨姉は?」
大井「疲れたみたいでもう寝付いちゃったわ」
北上「一番はしゃいでたからねぇ」
木曾「…そうだな」
大井「木曾、電気切ってもいいかしら?」
木曾「いいよ、俺ももう寝ようと思ってるし」
北上「はぁ…今日はまた冷えるねぇ、木曾も一緒の布団で寝ようよ」
木曾「え?」
大井「北上さん?!」
北上「大井っちもいいでしょ?」
大井「別に悪くはないですけど…」ムゥ
北上「じゃあ決まり!さ、おいで~」
木曾「なら、お言葉に甘えるよ…」
北上「3人川の字ってのも新鮮だねぇ」
大井「そうですね」
木曾「…大井姉、露骨に機嫌悪くするのは止めてくれ」
大井「そういう訳じゃないけど…」
北上「ふぁ~ぁ…もう眠気がマックスだよ、お先に失礼~」
大井「私も眠たい…北上さん、木曾、おやすみなさい」
木曾「……おやすみ」
球磨「クマー…クマー…」Zzz...
多摩「ニャア…」Zzz...
北上「スー...スー...」Zzz...
大井「キタカミシャン…ヌフフ…」Zzz...
木曾(…今までで一番の年越しだったかもな)
木曾(球磨姉、みんな、ありがとな)
木曾「はぁー…俺も寝なきゃな、おやすみ…」
~ ~ ~
一通り、おしまいです
皆様の新年がよい一年でありますように
乙!
乙
多摩ねぇとこたつで寝正月したい
乙ー
乙
新年早々いい球磨型スレだった!
乙
また書いてね
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