瑞鳳「最高の思い出」 (34)
隼鷹「忘年会だー!!」
千歳「お酒だー!!」
隼鷹/千歳「「ひゃっはーー!!!」」ゴクゴク
龍驤「まー君ら酒絡むとテンション高いなー感心するわ」
隼鷹/千歳「ヒーハーーー!!!」」ゴクゴク
龍驤「テンションあがりすぎやろうるっさいわ!!」
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足柄「さー今年も見事勝利を収めたわけだけど!」
那智「何にだ?」
足柄「来年も連勝街道突き進んでいくわよ!!」ゴクゴク
那智「だから何にだ?」
足柄「だから羽黒、あんたもカルピスサワーなんて可愛い子ぶってないでビール行きなさいビール」
羽黒「え?でも私あまりビール好きじゃ…」
足柄「なに言ってるの!!カツに一番合うのはビールなのよ!!だから飲みなさいはやく」
羽黒「え、ええなんでカツ食べる前提…」
足柄「いいから飲みなさい!!!そして食べなさ」妙高「当身」トン
足柄「アガッ…」バタン
那智/羽黒「「!!」」ビクッ
妙高「お酒の強要は駄目よ足柄?少し寝てなさい?」
提督「おい、今なんかすごい音したけど…足柄!?」
妙高「あら提督、ごめんなさい足柄ったらもう酔いつぶれちゃったみたいで」
提督「忘年会開始してから10分も経ってないんだが」
妙高「あらら…もう情けない妹だわ~うふふ…」
那智/羽黒「「」」ガクガクブルブル
霧島「チェック、ワン、ツー…それではみなさん!!毎年恒例カラオケ大会を始めまーす!」
瑞鶴「ついに来た!!今年は翔鶴姉との五航戦デュエットを!!!」
翔鶴「瑞鶴!?何それ聞いてないわよ!?」
瑞鶴「大丈夫!!今年改二が実装された私達なら即興で」加賀「ここは譲れません」(E:マイク)
瑞鶴「って加賀マイクはやいな!?歌う気満々!!」
~♪
瑞鶴「ああもう曲始まってる!!」
この手によせる 袱紗 朱の色~♪
瑞鶴「ああもうこれ完全に加賀岬…」
赤城「この目開いてその顔見れば~♪」
瑞鶴「いや赤城さんかよ!!」
加賀/赤城「「翼束ねて波濤を超えてあ~げる~♪」」
瑞鶴(もう、ああもう…!!)
加賀/赤城「「海向かい願い一つ~♪」」
瑞鶴(文句の一つや二つ、言いたいのに…!!)
加賀/赤城「「百万石の誇りよ加賀~岬~♪」」
瑞鶴「ブラボー!!!二人とも最高ーー!!!!」
瑞鶴(歌上手すぎて文句言えねえや…!!)
瑞鶴「素敵ーー!!!」キャー
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
提督「ふう…」
瑞鳳「提督、グラス空いてるよ、お酌する?」
提督「ああ今はいい…っていうかちょいトイレ」
隼鷹「あーなんだー?大か!!?」
鹿島「ぶっ」
香取「あら鹿島、あなた意外と下ネタ…」
鹿島「ちょ、違…ああ提督さん、違うんですよ!!」///
提督「あーあー大丈夫、案外そういうネタ好きな方が男受け良いから大丈夫…うん大丈夫きっと大丈夫」
鹿島「大丈夫って何回言ってるんですか!?いや本当違うんです!!」
提督「あーいいからマジで決壊しそうだから俺の小宇宙が」
鹿島「ぶふっw」
香取「やっぱり!」
鹿島「違wwほんとww小宇宙ww」
隼鷹「めちゃくちゃツボってるぞ提督のしょうもないので」
提督「しょうもないって」
香取「やだ…育て方間違えたかしら…」
鹿島「www」
提督「あーめんどくせえ、瑞鳳後頼むわ」
瑞鳳「ええ!?この面倒くさい状況を私に任さないで!!」
提督「任せたー」
瑞鳳「提督ーーー!!」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
鹿島「違う…本当…私そんなはしたない娘じゃ…」グス
瑞鳳「うん大丈夫だから、わかってるから私…」
千歳「…ア〇ル」
鹿島「ふっ…w」
瑞鳳「ちょっと千歳さん!」
隼鷹「…クリ〇リス」
鹿島「ぶふぉ…ww!!」
瑞鳳「隼鷹さん!!」///
日向「瑞雲」
鹿島「ぶふううwwwwwwwwww!!!」
瑞鳳「ごめんこれは意味わからない!!っていうか日向さんもなんで加わってるんですかっていうか下ネタですらない!!」
日向「そうか、瑞雲は下ネタだったか…」シュン
瑞鳳「勝手にやっといて勝手に変な落ち込み方しないでください!!!」
瑞鳳「ああもう…ってあれ?」
瑞鳳(提督、トイレに行ってもう30分近くたってるよね…どうしたんだろ?)
隼鷹「チ〇コ」
千歳「マ〇コ」
鹿島「ほんwwwやめてくださいwww」
飛鷹「ちょっと、そんな男子小学生みたいな下ネタやめてよ!!はしたないわ!!」
千代田「そうです、千歳お姉もやめて!!」
隼鷹/千歳「「セッーーーーーーー〇ス!!!!」」
鹿島「あっはっはっはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
飛鷹/千代田「「止めろぉ!!」」
瑞鳳(…うん、あの二人に任せて見に行こう)ダッ
隼鷹「あー面白い…ってあれ?鹿島?」
鹿島「」
千歳「し、死んでる…」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
<鎮守府内廊下>
瑞鳳(う~寒い…提督どうしたんだろう…)
提督「…」
瑞鳳(あ、いたいた…窓から夜空なんか眺めて…どうしたんだろう)
瑞鳳「提督?」
提督「ん?ああ瑞鳳か…どうした?」
瑞鳳「いや提督のほうがどうしたの?トイレからいつまでたっても戻らないから心配になって」
提督「ああそうか…そんなに時間経ってたか…」
瑞鳳「…なにか見えるの?」
提督「ああ瑞鳳見てみろ、今日は冬に珍しく雲一つない快晴の夜空だ」
瑞鳳「あ、本当だ…」
瑞鳳「…!!」
提督「冬は空気が澄んでるから、星の光が届きやすいらしい」
提督「だから、他の季節より星が綺麗に見えるんだと」
瑞鳳「本当…綺麗…」
提督「つい見惚れててな、遅くなってしまった」
提督「で?どうだ、忘年会は?」
瑞鳳「どうだ?じゃないよ…みんなはっちゃけすぎでもう収集つかなくなってる」
提督「はは、まあ忘年会なんだ、今日くらいいいさ」
瑞鳳「もう、無責任なこと言って…」
提督「なに、忘年会は、今年の嫌な思い出を忘れ、良い思い出だけを持って新年を迎えようとする儀式みたいなもんだ」
提督「酒でもなんでもいい、嫌なことを忘れ、良い思い出を作ることが目的なんだから」
瑞鳳「…もう、体の良い事いって」
提督「そんなこともない、今だって、俺の中で良い思い出が作られてるんだから」
瑞鳳「今?」
提督「…ああ、今まさにな」
提督「…なあ、瑞鳳」
瑞鳳「何?」
提督「年越し、一緒に過ごさないか?」
瑞鳳「?うん、みんなと一緒に過ごすんでしょ?」
提督「あーその…」
提督「二人きり、で…」
瑞鳳「へ?」
提督「…うん」
瑞鳳「…」
瑞鳳「…!!」///
瑞鳳「ふたふたふた二人きりって…!!??」///
提督「今言っただろう、良い思い出だけを持って新年を迎えたいって」
瑞鳳「えっと、う、うん…」///
提督「俺はさ、年を越す瞬間まで、一つでもその思い出を増やしたいんだ」
提督「俺にとって、お前と一緒に過ごすっていうのは、それだけで最高の思い出なんだよ」
瑞鳳「…っ!」
瑞鳳「…」
提督「駄目か?」
瑞鳳「…もう、断ると思う?」
提督「若干」
瑞鳳「若干って、もう」
瑞鳳「…私だって、同じだよ」
瑞鳳「私にとって、提督と一緒に過ごすっていうのは、それだけで最高の思い出なの」
瑞鳳「だから、ね?」
瑞鳳「今年も、来年も、再来年も、その次も、その次の次も…ずっとずっと」
瑞鳳「提督と、最高の思い出を作っていきたい」
提督「俺もだよ、瑞鳳」
提督「今年も、来年も、再来年も、その次も、その次の次も…ずっとずっと」
提督「一緒に、最高の思い出を作ろう」
瑞鳳「…うん」
瑞鳳「ねえ、提督?」
提督「うん?」
瑞鳳「私、今、最高に…」ギュッ
瑞鳳「幸せだよ…」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
鹿島「違う…違う…違う…違う…違う…違う…違う…違う…違う…私こんなんじゃない…提督さんに勘違いされる違う…違う…違う…違う…違う…」
隼鷹「やべえからかい過ぎた…壊れた」
千歳「酔い潰して今日の記憶を無くすわよ」
飛鷹「うわ臭いものにふたする気だわ」
日向「瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…瑞雲…」
千代田「あれは?」
飛鷹「ほっときましょう」
加賀/赤城「かぁがぁみぃいいいいいさぁあああああきぃいいいいい♪」
瑞鶴「さいこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」///
皆さまよいお年を
終わり。
じゃあの
乙
よいお年を
乙
乙
よいお年を
乙です。
そういや明日の元日は瑞の海、鳳の空(スニーカー文庫)3巻発売だな
乙
乙
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