先輩「魔物ちゃんは今日もかわいいねっ!ぎゅーしちゃうっ!」
魔物「あう、やめてください先輩。この書類を早く魔王様に届けなきゃなんです」
先輩「魔物ちゃんは真面目だなぁ!そういうとこも可愛いっ!好き」
魔物「あ、え、あぅ」
先輩「赤くなっちゃってかーわーいーいー」
魔物「てか、先輩。胸が、その…当たって…」
先輩「そんなことで照れちゃってんの⁉きゃぁもうかわいい!女の子同士なのにそんな照れちゃって!」
魔物「あの、もう、ほんといかなきゃ…」
後輩「あ、また先輩の先輩が先輩に迷惑かけてる!
先輩「迷惑じゃないもーん。セクハラだもーん!あ、後輩ちゃんも混じりたいの?いいよー後輩ちゃん可愛いし!」
後輩「セクハラとかなおたち悪いですよ!あと私は加わりませんし可愛くもありません!いい加減魔物先輩を開放してあげてください!先輩の胸に潰されて顔青いですよ!」
先輩「あ、本当だ!魔物ちゃんごめん!」
魔物「ゲホッ、ゲホッ!、いえ…大丈夫、です。でも本当この書類を提出しなきゃなんで話してください」
先輩「むーん、ごめんね魔物ちゃん。じゃあ私はもういくね!またね!後輩ちゃんも今度あったらナデナデさせてね!じゃっ!」
後輩「はぁ、やっと去りましたか」
魔物「ごめんね後輩ちゃん。助けてもらっちゃって…」
後輩「全然問題ないですよ!それより早く魔王様のとこに行かなきゃですよ!」
魔物「あ、そうだった!ごめんね今度お礼するから」タッタッタッタッ
後輩「魔物先輩からのお礼かぁ。ウヘヘ、ナデナデしてもらいたいなぁ」
魔物「魔王様、魔物です。呼ばれてきたのですが…」
魔王「魔物か。入れ」
魔物「失礼しま、って魔王様何ですかこの部屋!」
魔王「何って俺の執務室だが…」
魔物「そういうこと言ってんじゃないですよ!何でこんなきたないんですか!」
魔王「そんな汚いか?…そうでもないだろ」
魔物「そうでもありますよっ!あぁもう、こんな本が散乱して…!」
魔王「いやぁ、調べ物していくうちについ…」
魔物「つい、じゃありませんよ!はやく掃除しなきゃ!」
もう書かないの?
魔物「これはここ、それはあそこ」ワッセワッセ
魔王「オイ、魔物勝手に動かすな!俺は場所は決めてるんだ」
魔物「そんなこと言っても整理されてなきゃ足の踏み場も無いじゃないですか」ワッセワッセ
魔王「まぁ、もう良いわ。取り敢えず耳はこちらに傾けておけ」
魔物「はい、分かりました」ワッセワッセ
魔王「最近、勇者でもない冒険者達が各地に出没してるらしい」
魔物「へぇ~、勇者抜きの冒険者なんて大したこと無いんじゃないですか?」ワッセワッセ
魔王「いや、それが我々の城が一つそいつ等に制圧されたとか」
魔物「えっ?」ピタッ
魔物「それはどの城ですか?」
魔王「南端の小さな城だが……何と言ったかオスカー城とか言ったか?」
魔物「また偉く小さな城をやられましたね~」フゥー
魔王「小さかろうと奪われた事実に変わりはない」
魔物「まぁ、そうですが」
魔王「それも勇者でもない冒険者風情にな」
魔物「それで冒険者からその城を取り返せと言うわけですね」
魔王「あぁ、そういうことだ。今もまさに他の城が盗られかけているやもしれん」
魔物「では隊列はどのように?」
魔王「お前に任す。しかし、迅速さが求められる任務だ」
魔物「少数精鋭ですね」
魔王「あぁ、そういうことだ」
魔物「先輩、後輩今すぐ準備して下さい」
先輩「えぇ、ついに私としてしまうの?」
後輩「初めてが3p……良い」
魔物「………戦です。オスカー城奪還ですよ」
先輩「私の城を奪う……?大丈夫よ魔物ちゃん私のお城はずっとアナタのものよ。誰にもあげないわ」
後輩「わ、私のお城も奪って下さい」
魔物「……何の話をしてるんですか?」
先輩後輩「モチロン私のしょzy魔物「言わせねーよ」
魔物「冒険者に城を奪われました。一刻も早く取り返さねばなりませんそこで私のもっとも信用できる方々に手伝ってもらおうと思ったのです」
先輩「そういうことならお任せあれ!!」
後輩「先輩の期待に答えて見せます」
魔物「ありがとうございます。では早く準備をお願いします」
魔物「ここからこのペースで行くと一日ほどで着きますね」パカラッパカラッ
先輩「うーんもうちょっと早く行けないのかしら」バサッバサッ
後輩「ふ、二人とも早いです待って下さい!!」タッタッタッ
魔王「そんなのどうでもいいよ。それより早く書類渡しなよね」
魔物「あ、はい。これですよね。」
魔王「ありがと。それじゃあここにこの書類を持ってきたのは魔物ですってサインしといて」
魔物「はい。名前でいいんですよね?」
魔王「うん」
魔物「書き終わりました」
魔王「はい、じゃあこれから勇者討伐隊のリーダーとして頑張ってね」
魔物「へ?」
魔王「今君がサインした書類見てみなよ」
魔物「勇者討伐隊の代表に、ついてぇぇええええ⁉」
魔王「そこに直筆で名前書いた人が討伐隊リーダーになれるんだよ、やったね」
魔物「騙しましたね!」
魔王「内容を確認しないのが悪い。まぁこれから頑張りな」
魔物「そんなぁ」
後輩「先輩聞きましたよっ!勇者討伐隊のリーダーになったんですよね!」
魔物「うん、てかもう知ってるの?」
後輩「はい。もうこの城にいる人は全員知ってるかと!」
魔物「情報はやくない⁈それにしても本当最悪。よりによって勇者と関わらなければならないなんて…」
後輩「魔物先輩勇者嫌いなんですか?」
魔物「好きか嫌いかでいうなら殺したいね」
後輩「先輩それ好きか嫌いかで言えてないです」
④してみる
魔物「とりあえず生理的に勇者は無理」
先輩「あ、魔物ちゃんと後輩ちゃんだっ!」
魔物「あっ先輩!」
後輩「あ…先輩…」
先輩「魔物ちゃん勇者討伐に行くんだってね!」
魔物「違うんですよ!アレは魔王様に騙されたんです!」
先輩「あ~、ドンマイ!でもみんな魔物ちゃんが討伐隊のリーダーって聞いて納得してたよ」
魔物「え、何でです?」
後輩「そりゃあ先輩が今一番次期魔王となる可能性が高いからに決まってるじゃないですか!」
魔物「私が魔王⁉」
先輩「っそ。だって魔物ちゃん強いし魔王様のお気に入りだし」
魔物「私より強い魔物はいますしアレはお気に入りというよりいじりやすいだけじゃ…」
後輩「それに魔物先輩は美人だし美しいし優雅ですし!」
魔物「それもはや魔王関係ないよね!」
なんか途中から流れ変わってない?
( ・ω・)?
>>15
5~10は違う人です
先輩「そういえば勇者討伐隊って言うくらいだし一人じゃないんでしょ?」
魔物「はい、適当に数人… 先輩「はいはいはいはいはーい!私立候補する!一緒に行く!」
魔物「え、いいんですか?」
先輩「もっちろん!魔物ちゃんに怪我させたくないしね!」
魔物「よかっです!誰誘おうかずっと考えてたんですよ。先輩がいてくれたら百人力です!」
後輩「魔物先輩私も!私も立候補します!」
魔物「え、いいの?」
後輩「勿論ですよ!魔物先輩の役に立てるなんて本望です!」
魔物「ありがとう!じゃあ出発の日までにあと何人かに声かけてきますね!ありがとうございます!」
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