エルヴィン「巨人化する薬か」(54)
エルヴィン「…もし私に使うことになったらどうする」
リヴァイ「コレをか…?」
エルヴィン「ああ」
ハンジ「なんだよそれ!!!」
リヴァイ「うるせぇな。もう少し静かに喋れ」
ハンジ「だってエルヴィンにつかうんだろ!!?」
エルヴィン「いや、たとえばなしだ」
ハンジ「みてえええええ!!!エレンの話じゃ腕が再生するらしいんだよ!でも時間経ってからはわからないんだろ!?流石にそんな実験できないからさぁ!あああ!なんだよそれ!みてええ!」
リヴァイ「本当にうるせぇぞ、メガネ」
エルヴィン「凄いな。ハウリングしてるぞ」
ハンジ「腕がくっつくならまだしも再生するってどうなってんだ!原理知りたくない!?」
エルヴィン「そうか、腕か…」
リヴァイ「まあ、一本より二本の方が便利なのは間違いねえな」
エルヴィン「そうだな。パンツ履くのも一苦労だ」
ハンジ「あぁ…確かに難しいか」
リヴァイ「独りモンのツケだな」
エルヴィン「いや、お前らだって独身だろう」
リヴァイ「俺はいま別に下着履くのに不自由してねえ」
ハンジ「結婚かー。一度くらいしてみるのも面白いかもしれないね」
エルヴィン「なんだ、ハンジ結婚に興味があるのか?意外だな」
ハンジ「無いわけじゃない」
リヴァイ「相手は人間か………?」
ハンジ「そりゃそうだよ!だって一度は『ご飯にする?お風呂にする?それとも巨人のは・な・し?』って言われたいだろ?」
リヴァイ「さも当たり前のように言うな」
エルヴィン「…それはいいな」
リヴァイ「」
ハンジ「勿論今夜は寝かせないぞコース一択」
エルヴィン「どうせだ、資料の持ち出し許可をする」
ハンジ「よっ!団長っ!太っ腹っ!」
リヴァイ「テメェらは独身がお似合いだな…」
ハンジ「じゃあさ、私がソレ使ったらどうする!?」
リヴァイ「奇行種の巨人が一体増えるな」
エルヴィン「間違いないだろう」
ハンジ「ぬおおお!!!奇行種か!視力は!?視力はどうなるんだ!?」
リヴァイ「腕が再生するなら視力もよくなるんじゃねえのか」
エルヴィン「いや、グリシャ・イェーガーはメガネをかけていたというから視力は変わらない可能性がある」
リヴァイ「…腕は再生しても視力は戻らない…?なんだそれは」
ハンジ「だからさ!そこも良く調べたいんだよ!」
リヴァイ「落ち着け」
ハンジ「話によるとライナーは多少の時間差なら骨折を治した!これは巨人化は最低過去一度自らの意思でして以降生身のままで治している!」
ハンジ「更にエレンだ!過去に巨人化を無意識でして後に更に巨人化したことにより腕の再生をしてる!」
ハンジ「それなら生身の人間が出来なかった治療を巨人化の薬を後に使うとどうなるのかっ!?」
ハンジ「わっかんねええええ!!なんだそれ!?滾るだろっ!?」
リヴァイ「…それならエルヴィンの腕は再生しないんじゃないのか」
ハンジ「いや、答えは【わからない】だ…この前ふと思いついてやってみたんだけど、エレンの硬化後にすらエレンの体重は変わらなかった」
リヴァイ「エレンの体重の話なんてしてねえが」
エルヴィン「…質量保存の法則か」
ハンジ「そう!おかしいだろ?あんなにでかいものが剥がれたのにエレンの体調が崩れるくらいで済むなんて!巨人は気体となってるからわからないけど、硬化した物体は少なくともエレンとは別に存在してる!それは…どこからきた?」
リヴァイ「さあな」
エルヴィン「以前言ってた巨人の頭の話と関係してるのか?」
ハンジ「多分ね。法則さえ乱す何かなんだ。薬が体にどんな変化をもたらすのかなんて【わからない】ってのがその薬について私がわかってること」
リヴァイ「そうか、八方塞がりだな」
エルヴィン「…リヴァイがソレを使ったらどうなるだろうな」
リヴァイ「こんなもんにたよっちゃオシマイだな」
ハンジ「…リヴァイを…見上げる…?」
エルヴィン「ふっ…くっ…」
リヴァイ「調子にのるなクソメガネが。エルヴィンも肩震わせてる場合か」
ハンジ「デカくて全裸の目つきの悪いリヴァイ…」
エルヴィン「ふぷっ…やめろ、ハンジ…」
ハンジ「…オレ様潔癖巨人」
リヴァイ「削がれてえか」
こいつら仲良いな
ハンジ「スカーフとマントだけは専用に大きいの準備しておく」
エルヴィン「………っっ!!」
リヴァイ「…エルヴィン」
エルヴィン「…す、すま、ぶはっ!」
ハンジ「くっ…ふっリヴァ、ぷっ…すごい顔しっ…あははははは!!!」
リヴァイ「………」
ハンジ「あははははは!ちょっ、ちょまっ!あでででで!みみ引っ張るのやめ…いだだ!!」
エルヴィン「くっくっ…て、ったっ、痛いぞ。脛を蹴るのはやめろ、悪いのはハンジだ」
リヴァイ「テメェだって笑ってただろうが」
ハンジ「ちぎれるっちぎれるっ!!リヴァイ!!!ちぎれたらメガネかけれなくなっちゃう!!つーかもうメガネズレてるうう!」
リヴァイ「なんだ、とうとう本当にメガネになるのか…?」
エルヴィン「…ふっ……」
リヴァイ「エルヴィン、笑いの沸点が低いぞ」
エルヴィン「いや、お前が冗談を言うのが珍しくてな」
ハンジ「……リヴァイ、布団が吹っ飛んだ」
リヴァイ「布団?」
ハンジ「吹っ飛んだ」
リヴァイ「…吹っ飛んだ」
ハンジ「布団が吹っ飛んだ」
リヴァイ「布団が吹っ飛んだ」
エルヴィン「!」
ハンジ「コーディネートはこーでねーと」
リヴァイ「コーデネートはこうでねぇと」
エルヴィン「…リ、ヴァイ…むっ無表情はやめ…っく」
ハンジ「トイレにいっといれ」
リヴァイ「トイレにいっといれ」
エルヴィン「…っ!…っ!」
ハンジ「メガネに目がねえ」
リヴァイ「そりゃテメェだろ」
楽しそうでなによりです
ハンジ「うーん、エルヴィンもリヴァイも声出して笑わないな」
リヴァイ「バカ笑いするのはクソメガネだけで十分だ」
エルヴィン「…まあ、あまり笑う必要もないだろう」
ハンジ「注目!!!」
エルヴィン「?」
リヴァイ「?」
ハンジ「こうやってメガネを顔から遠ざけると…ホラ!目が小さくなる!」
エルヴィン「!…っ!!」
リヴァイ「ぐっ!」
ハンジ「さーらーにいぃ!それを高速で繰り返す!!!」
エルヴィン「!!!!っくぁっはぁ!」
リヴァイ「…っ!メガネが…っ!!」
ハンジ「くっそ!惜しい!!あと一押しで勝てる気がする!!」
リヴァイ「…なんの勝負だ…?」
ハンジ「二人を笑わせる勝負に決まってんだろ!リヴァイは冷めるの早くてやりにくい!」
リヴァイ「アホな勝負はやめろ。俺を巻き込むな」
エルヴィン「……んっゴホンっ!」
ハンジ「でもホラ見ろよ!明らかにエルヴィンは尾をひくタイプ!」
リヴァイ「咳が誤魔化し丸出しだな」
エルヴィン「そ、んなことはない、ぞ」
ハンジ「ほっぺたの筋肉にすっっげえ力入ってるっ…!あははははは!!!エル…エルヴィンっ!!頑張りすぎだろ!」
リヴァイ「…その顔で説得するのは無理があるぞ」
ハンジ「はあー…はぁー…ひっさびさにこんなに笑ったわ」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「最近は笑う暇も泣く暇も無かったもんね?」
エルヴィン「…ああ」
ハンジ「こっちはもう準備は終わったけどそっちは?」
エルヴィン「大丈夫だ」
リヴァイ「………」
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「問題ない」
ハンジ「あとは新月待ちか」
リヴァイ「新月の話は本当なんだろうな…?」
ハンジ「結構自信ある!!欲を言えば一度下見が出来ればいいんだけど」
エルヴィン「悪いが時間はあまりない」
ハンジ「ならやっぱりぶっっつけ本番だな」
リヴァイ「…ミケの穴はどうする気だ」
ハンジ「ああ、それそれ!隊列そのものより誰に指示を任せるのか決まってるか聞こうと思ってたんだ」
エルヴィン「……ハンジはどう思う」
リヴァイ「なんでコイツに聞く…?」
エルヴィン「いや、私の意見は決まっているが【次期団長】の意見も聞きたい」
ハンジ「!」
エルヴィン「ハンジ、お前がもし団長なら誰の意見を重視して指示を出させる…?」
ハンジ「…アルミン、だ」
エルヴィン「ほう、何故だ?」
ハンジ「アルミン・アルレルト、彼、あんまり立体機動は得意じゃないよね?」
リヴァイ「どちらかというと下手だ」
エルヴィン「訓練兵の時も上位のメンバーではなかった経験も少ない新兵だ。なのになぜ彼を推す」
ハンジ「だよね。なのに、これだけのことが起きてて生き残っている…かなりの死線をくぐってきたのにだ」
エルヴィン「………」
ハンジ「彼の知性、柔軟性、理解力…それらが彼の武器だからだ」
リヴァイ「…判断力も悪くはない」
ハンジ「うん、リヴァイから聞いた話から総合しても彼ほどの人材を軽視はできない。指令時の頭として使えれば…いや、使いたい」
エルヴィン「…概ね同じ見解だ」
乙
真面目な話になると途端に切ないぜ
リヴァイ「そうか…まあ、その辺りに文句はねえ」
エルヴィン「悪いな。お前の班だがいざとなったら彼には別に動いてもらうことになるだろう」
リヴァイ「アイツや他のヤツらには言っておかなくていいのか」
エルヴィン「ああ、あくまで仮定の話だ」
ハンジ「それにリヴァイの時みたいになったら困るしな」
リヴァイ「…なんの話だ?」
エルヴィン「リヴァイの時?」
ハンジ「『大した経験もない賊の言うことなんてきけるかっっ!!キサマ!団長になったからって図に乗ってんじゃないか!』」
エルヴィン「また懐かしい話だな」
リヴァイ「…ああ」
ハンジ「いつアイツらにリヴァイが殴りかかるかハラハラしたよ」
リヴァイ「ほざけ。俺が手を出すまでもなくアイツらに食ってかかったのはテメエじゃねえか」
ハンジ「ん?そうだっけ?」
エルヴィン「ああ、他の奴らは途中から明らかに私やリヴァイよりお前に怯えていた」
ハンジ「おおお!!雨降って地固まるってやつか!」
エルヴィン「いや、後始末はそこそこ大変だったぞ」
リヴァイ「まさか兵長になって最初の仕事が壊れた椅子の再発注とはな…」
ハンジ「ああ、まあ…そういうこともアルミンにもあるかもしれないだろ!!?なあ!!」
リヴァイ「力技で会話話戻すのをやめろ」
エルヴィン「…そうだな。リヴァイは討伐数という目に見える実力自体は周知だったからまだ良かったがアルミン・アルレルトはそうもいかないだろう」
リヴァイ「……アイツなら他の奴らが反発するくらいなんとかするだろうよ」
ハンジ「リヴァイも思いの外、彼のこと買ってるな」
リヴァイ「まあ、役立たずではねえのは確かだな」
エルヴィン「リヴァイまでそういうのなら大丈夫だろう」
ハンジ「うっっっし!!!」
エルヴィン「勿論、分隊長は別に置いておく。ミケほどの実力ではないにしろ手練れで人望もあるものがいいだろう」
ハンジ「そうだね。あとで見繕っとくぜ!!」
エルヴィン「頼む」
ハンジ「…ミケさあ…強かったよね?」
リヴァイ「まあ…そうだな。少なくともお前らよりは対巨人戦において上だった」
エルヴィン「あの能力も隊を組むには大きかったんだがな」
ハンジ「やっぱり先に言っとく。もし死んだらゴメン」
リヴァイ「………は」
エルヴィン「…どうしたハンジ」
ハンジ「いや、だって今回はさすがに死ぬかもしれないじゃんか!?」
リヴァイ「怖気付いたか…?」
ハンジ「まさか!エルヴィンより先にって話だ」
エルヴィン「…そうか」
ハンジ「次期団長もなにも団長より先に死んだらないだろ!?死ぬ気はないけどさあ!!」
リヴァイ「………」
ハンジ「雷槍の相手はあの鎧なんだから一筋縄じゃいかないだろうってのが正直な意見」
エルヴィン「む…そうだな。知性型を相手にするならそのあたりの保険も必要か」
ハンジ「そうそう!!死んだらもう指示も団長も関係なくなっちゃうからね。そこは謝っとく」
エルヴィン「その時に私やリヴァイが指示を出せるとも限らないだろうし、それはやられたのがハンジの時とも限らない。基本は命令を重視するが最悪団員全員が個々の判断ができるように指令を出しておく必要があるな」
ハンジ「そうしといて。エルヴィンが団長になってから巨人との戦闘が減ったんだから、そのあたりの判断が甘いやつがいてもおかしくない」
リヴァイ「全員に順位をつけるわけにもいかねえからな。それでいい」
エルヴィン「…これで今回の集まりはいいだろう。課題はいくつか出たしな」
ハンジ「まあね。私は分隊長の推薦」
エルヴィン「こちらは個人の判断力を上げるための対巨人戦時の経験が高いものに話を聞いておこう」
リヴァイ「俺はエレンのおもりとアルミンを他の団員と接触回数を増やすために連れ回せばいいだろう」
エルヴィン「この報告は上に上げておく」
ハンジ「了解」
リヴァイ「了解…」
ハンジ「…あと巨大スカーフとマントの発注も」
エルヴィン「ぶっっ!」
リヴァイ「…巨大メガネもな」
エルヴィン「ふぐぅ…!!」
ハンジ「ふぐうって!ふぐ…あははははは!エルヴィンふぐうってなんだよ!」
リヴァイ(あとは巨人化の薬の使い道…か)
おわり
感想ありがとうございました
乙
真面目な話し合いの中におふざけをぶっ込むのが進撃よな
現行行き詰まってるからだらだら後先きめずにオチもなく息抜きに適当に書く
ハンジ「エルヴィーン!!」
エルヴィン「どうした?」
ハンジ「結婚しよう!けっこん!またの名を!入籍!」
エルヴィン「」
リヴァイ「バカが…」
ハンジ「いいだろ!?しよーよー!結婚したいー!」
エルヴィン「…花嫁衣装が着たいとかか?」
ハンジ「は?」
エルヴィン「違うのか…」
ハンジ「結婚結婚結婚ー!」
モブリット「ああっ!こんなところにいた!分隊長!もう!結婚は諦めて下さいよ!」
リヴァイ「…コレは何のバカ騒ぎかわかってるようだな。説明しろ」
ハンジ「うぁぁあ!結婚!!!」
モブリット「…部屋が汚すぎるんです」
エルヴィン「?」
モブリット「この人の執務室、酷いんです」
エルヴィン「知ってる」
リヴァイ「知ってる」
ハンジ「知ってる」
モブリット「…さっきも書類の山からくつ下が出てきたんです。使用済みの」
リヴァイ「………」
エルヴィン「リヴァイ、鳥肌立ってるぞ」
モブリット「そしてその下から元食べ物のなにか。カビがビッチリ生えてて一瞬ネズミかと飛びのいてしまいました」
リヴァイ「」
ハンジ「仕方ないだろ?ここ数日忙しかったし」
モブリット「数日忙しいとかそんな話じゃなかったですよ!」
エルヴィン「暇でもハンジは掃除しないだろう。リヴァイは忙しくても掃除して回るし…お前らなんでそう正反対なんだ」
リヴァイ「コイツに似るくらいならブレードで首をかっ切ったほうがマシだ」
ハンジ「あんまりな言い草じゃない?」
エルヴィン「…それで、それがどう結婚になるんだ?」
モブリット「いっそ、身の回りのことをしてくれるお嫁さんがいたらいいですねって話をしたんです。そしたら結婚したらいいのかって騒ぎ出して…」
ハンジ「それ本当いい案だとおもうんだよ!私は掃除も洗濯もしたくないからね!」
リヴァイ「威張るなゴミメガネ」
エルヴィン「なぜ私なんだ?」
ハンジ「最初はさあ、モブリットに嫁になれって言ったんだけど」
モブリット「部下へのパワハラセクハラで訴えますよ」
ハンジ「この通り法の知識もかれは持ってるから手厳しいんだよね」
ハンジ「エルヴィンなら付き合いも長くて気楽だし、そつなく物事をこなすから適任だよ。上司だからパワハラにもならないし」
リヴァイ「…こんなのに目をつけられるとは御愁傷様だな、エルヴィン」
ハンジ「だからエルヴィン・ゾエになってよー!」
エルヴィン「色々、突っ込みたいんだが…とりあえずすまん。私はハンジと結婚する気はない」
ハンジ「えぇえぇぇ。エルヴィンのけち!」
モブリット「1日に二人にプロポーズして二人に振られるなんてあんただけですよ…」
ハンジ「じゃあ…エレンか!」
リヴァイ「とうとう未成年にまで手を出す気か」
ハンジ「いいじゃん。エレン、結構お気に入りなんだよ」
エルヴィン「巨人だからな」
ハンジ「それもあるけどさ、なんか可愛くない?お姉さんときめいちゃうな」
モブリット「もう本当やめて下さい。犯罪のにおいがします」
エルヴィン「悪いが弁護はできない」
リヴァイ「まったくだ」
ハンジ「ちえーっ!じゃあ他に嫁候補は…」
エルヴィン「リヴァイはどうだ。独身な上に掃除洗濯は完璧だぞ」
リヴァイ「おい、ふざけるな」
ハンジ「リヴァイだけはないね!」
モブリット「言い切りましたね」
ハンジ「だってさ、口煩いし目つき悪いし人のことアホだクズだゴミだ言いたい放題だし背は低いしさー」
エルヴィン「ハンジ、蹴りが行くぞ」
リヴァイ「情けだ。ガードは左にしとけ」
ハンジ「わかってるっ…てはええ!蹴りはええよ!リヴァイ!ガードさせる気ないじゃん!いってえええ!!!」
モブリット「今のは分隊長が悪いです」
ハンジ「くっそ!アザになったらどうしてくれんだよ」
リヴァイ「既に全身アザだらけの奴が何言ってやがる」
エルヴィン「…まあこんな嫁は嫌だな」
モブリット「こんな旦那も嫌ですけどね」
ハンジ「だろ!?リヴァイとは今の関係が一番良いんだよ!一緒に暮らせるわけがない!」
リヴァイ「珍しく意見があったな。髪すら一人でまともに洗えねえオンナと暮らす趣味はねえ」
ハンジ「リヴァイの洗い方が悪いから5日持たないんだろ!」
エルヴィン「……リヴァイが洗ってるのか」
リヴァイ「ああ」
モブリット「…初耳なんですが」
ハンジ「そりゃ、わざわざ言うことじゃないからね」
エルヴィン「いや、まあそうなんだが…」
リヴァイ「なんだ?」
モブリット「…風呂場でですよね?」
ハンジ「他にどこで洗うのさ?」
エルヴィン「服は」
ハンジ「えっ!エルヴィン、着衣で風呂はいるの!?あははは!なんだそれ!みてえ!」
モブリット「いや、もう…なんでもないです…」
エルヴィン「ああ…もう好きにしてくれ」
リヴァイ「おかしな奴らだ」
エルヴィン・モブリット(おかしなのはそっちだ)
おわり
間違えて途中あげた。すまん。
こんな話題なのに微塵の色気もないところが実にらしい
乙
現行スレ知りたいな
実は生き詰まってんのは書き溜め。これは速報に落とす予定。原稿は深夜で安価してる。
色気なー良くも悪くも足りない文しか書けないんだ。ちょっと色気の練習投下
「…な、頼むよ」
「しかしなあ…っ、」
「ん…ちょっと、評価の操作してくれるだけでいいんだよ…は、できる、だろ?」
普段なら西舘の倉庫はあまり誰もこない場所だ。それでなくともこちらは教官たちの部屋ばかりだから訓練兵の足は遠のく。
それなのにたまたま明日の準備を買って出ただけでこんな場面に遭遇するとは思わず、つい足が止まってしまった。
「…出来ないこともない…が」
「今日は…サービスするから、さ」
そう言いながら教官の足の間に顔を埋めていた女が顔を上げる。…声やしゃべり方で予想していたけれど、やはり彼女だった。
…どうするべきか?頭の中を色々な事が駆け巡る。一方で彼女のあらわになった胸が弄ばれるのを目だけは追っている。
「あっ…今日は私が上にのる…好きだろ?」
「本当にサービス満点だな。そんなに大切か?」
「……まあ、な」
脳みそはこの場から離れろ、これ以上見るのは良くない、と命令してるのに足は根を張ったように動かない。
「…んんっ」
「っ…声、出すな…人に聞かれたら、まずいっ」
「はは、そういうっ、スリルが好きなくせにっ…嫌なら、あっ、窓閉めとけ…っ!」
彼女がそういってこちらをチラリと見る。僕は瞬きも出来ず目が、合う。
「……っ!」
彼女は一瞬目を丸くして、すぐに目を閉じたた。そしてもう一度僕を見るとそっと唇に指を当てる。
『秘密な』
そう言われたような気がした。
ーーー
ーー
ー
「よう、覗き魔さんよ」
「…何の用だい?」
「ちょっとな、話し合おうと思って」
「僕に話し合う気はないよ」
「まあ、お前ならそう言うと思ってたよ。本当まずったな…」
「あれは…不正だ。あの教官は良くない噂はあったけど…まさかあんなことまで…」
「あー…穴がありゃなんでもいい変態教官の噂は知ってんのか」
「…だから恋人でした、なんて言い訳は通じないよ」
「…おまえ、下ネタ苦手なんだな。顔赤いぞ」
「今そんなこと、関係ないだろう!」
「熱くなんなよ」
「…僕は告発する気だよ。キミが上位なのは実力じゃないと知って見て見ぬ振りは出来ない」
「…あーなるほど、そっからか…」
「キース教官に言えばすぐ処分が下ると思う。二人には悪いけど…っ!」
「…なんだよ?キスも初めてか」
「な…なっ…っ!」
「お前、あの後どうした?ご丁寧に最後まで見てったろ?
「どうっ…て」
「すぐに他の教官を呼べば現行犯で一発アウト、でも、しなかったよな?」
「触るな…っ!」
「もうこんなかよ。若いな。…あのあとのオカズはなんだ?まさかこんなんなっといて性的なことはなんにもしりませーんってのはナシだぜ?」
「うるさい!普段そんなに喋らないくせに…!」
「…くっ、ははは!わりぃ、今のはちょっとからかっただけだ。もう触らないから安心しろ」
「…なんで、こんな」
「あー…話しを聞く気もないんだろ?ならま、しょうがない。告発でもなんでも好きにしてくれ」
「………は?」
「んじゃな。あ、あと後ろめたく思う必要もないからな。こんな顔でも良けりゃおかずにでもなんでもなってやるよ」
「…なんだよ…それ」
ーーーーー
ーーーー
ーー
ー
あの後、彼女たちを告発しようと何度も考えた。身体を使って憲兵団になろうなんて間違ってる。
そう思うのにいざ言おうと思うと証拠は?僕の言うことを信じてもらえるのか?…彼女はどうなる?そんなことばかりが浮かんでは消える。
「最近、上の空だね。何かあったの?」
「あ…ううん。何でもないよ」
こんな事に気を取られ友人に心配をかけるなんて情けない。
「やっぱり憲兵を目指すの?」
「うん。こんな名誉なことはないよ。あくまで上位になれたら…の話だけど」
「今のままならきっと大丈夫!もうすぐ卒業試験だもんね。頑張ろう!」
…そうだ。こんなことはもう、忘れよう。憲兵になって彼女が実力不足で困っても僕には関係ない。
むしろ自業自得。いつか必ず困る時がくる。その時にこそ僕は罵ってやればいい。そうだ、そうしよう。
「うん、最後の試験だ。全力をつくすよ!」
ーーー
ーー
ー
「10番クリスタ・レンズ」
ーー耳を、疑った。僕は告発もしてないしあの教官もあの後に処分されたような様子はない。
なんで、クリスタ?そして、気付く。
「そんなに大切か?」
憲兵になるのがそんなに大切か、勝手にそういう意味だとそう思っていた。
違う。大切な『人』かどうかだったんだ。
教官に顔を向けたまま視線だけそっと彼女を見やる。視線に気付いたのかこっちをみて
『秘密な』
あの時と同じ顔をしていた。
ーーー
「なんで話してくれなかったんだ」
「はあ!?話し合う気がないっつったのはお前だろ」
「そう…だけど、もし間違えて告発してたらどうする気だったの」
「…お前勘違いしてるみたいだったからな。私が処分されてもクリスタにさえ被害が及ばなきゃ別に構わなかったんだよ」
「…それでいいの?」
「いいね。もう私のしたいことは終わったからな。あとはどうでもいい」
「そんな」
「…お前、憲兵になるんだろ?相手が人間ならもう少し向きあえよ。今度は話し合え。逃げたり譲ったりするな」
「…君はする時は窓を閉めなよ」
「は、ありゃあの変態の趣味だ。もう会わなくなると思うと清々するぜ」
「そう…」
「じゃ、行くわ。クリスタの側に最後までいられたのはお前のおかげだ。礼を言っとく。ありがとな、マルコ」
「…元気で、ユミル」
おわり
別スレで注意書きしてやるべきだったな
ユミルがこういうことをしてた可能性は無くはないけど不快に思う人も居るだろう。少年誌だし
というか単純にスレタイ詐欺
色気がないのがらしいという話題からの唐突なエロ短編
ごめん。わざわざスレ立てるレス数でもないかと思って
スレなんて気軽にたてていいんじゃないかな。自分なんて数レス完結なのにたてたぜ
まぁ乙っした
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