男「ん~・・・このド田舎も久しぶりだなぁ~」
父「そうだなぁ。ここから引っ越したのももう8年も前の話だからなぁ」
男「とりあえずばあちゃんに顔を見せてこないと」
父「そうだな。久しぶりに元気な面見せて来い。父さんはもう行くけど、体には十分気をつけろよ」
男「うん。父さんこそ無理はするなよ。母さんのこともあるし」
父「あぁ。それじゃあな」
犬2「ワンワンッ!ハッハッハ!」
男「よう犬。お前も元気だなぁ」
婆「あらあら。男ちゃんよく来たわねぇ」
男「あっ、ばあちゃん。これからよろしくお願いします」
婆「はいはい。こちらこそ。犬2もうれしそうだねぇ」
男「犬2?こいつ犬しゃないの?」
婆「それがねぇ・・3年前に犬は死んじゃってねぇ」
男「そうだったのか」
婆「じいちゃんの後を追うようにねぇ」
男「犬、じいちゃんになついてたからな」
男「じゃあ犬2って」
婆「犬の子供だよ」
男「へー。といっても犬との違いがよくわかんないや」
犬2「ハッハッハ」
婆「とりあえずおあがり。長旅で疲れたでしょう?」
男「あ、うん。お邪魔します」
婆「編入手続きはもう済んだの?」
男「うん。通うのは1週間後くらいだったかな?」
婆「学校にはもういってみたの?」
男「いや、遠めに眺めたくらいかな」
男「んでも変わってなくて安心したよ。まさか少子化の影響で小中高が一貫だなんてね」
婆「久しぶりに懐かしい校舎で勉強できてよかったじゃない」
男「うん。もう8年も前の話なのかー・・・」
婆「あっというまだった?」
男「長いようであっという間だったような・・・」
婆「まだまだ人生長いんだから、存分に遊んでおかないとだめよ?」
男「久しぶりだし、少し町をみてこようかな」
婆「そうね。もしかしたら友君たちに会えるかもしれないわよ?」
男「友かぁ・・・年賀状のやり取りしてるくらいだったからなぁ。久々にあいたいな」
婆「そう。それじゃあ、おばあちゃんは裏の畑にいると思うから」
男「うん。それじゃあちょっとブラブラしてくるよ」
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