穂乃果「……どうして海未ちゃんがここに居るの？」

海未「どうしてって、なにがですか？」

穂乃果「質問に質問で返しちゃダメだよ！？」

海未「ハッ！？
これは私とした事が……」

海未「穂乃果の言う通りです。申し訳ありませんでした」

穂乃果「わかってくれたら良いよ～」

穂乃果「──じゃなくてっ！ どうして個室の中に居るの！？」

海未「穂乃果に付いて入ったからですが？」

穂乃果「意味がわからな……ぅあっ！」ﾌﾞﾙｯ

穂乃果「話は後っ！ 海未ちゃん、出てて！」

海未「えっ？」

穂乃果「なにキョトンとしてんの！ トイレするんだから出ててっ！」

海未「あ、どうぞ」

穂乃果「どうぞじゃないよぉぉぉぉぉ！」

海未「トイレしないんですか？」

穂乃果「だからっあ！」ﾌﾞﾙﾙｯ！

穂乃果「もうっ！ 海未ちゃんのバカっ！」

海未「！！！！！！？？！！！？？？？！！！！！？？？？？？？？？？？！！！！！！！！！！！！！！？」


ガチャッ！ タッタッ！


穂乃果（隣の個室へ……！）


バタンッ！ ガチャッ！


穂乃果（ううう、漏れる漏れるっ）

海未「穂乃果っ！」

穂乃果「だからなんで付いて来るのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！？」

海未「そんなのは些細な事です！
それよりも、なにも悪い事をしていない人に『バカ』とは何事ですっ！」

穂乃果「些細な事じゃないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！」

海未「まったく、私相手だからよかったものの、そうでなければ──」

穂乃果「お願いっ、聞いて海未ちゃ……」

穂乃果「──ひゃっ！？」ｼﾞｭｯ

穂乃果（ちょ、ちょっとチビっちゃった！）

海未「でもまあ、穂乃果が反省するなら許してあげます」

穂乃果「う、うんっ！ 反省する！ 反省してるからっ！」

海未「ふふふっ、なら良いのですよ」

穂乃果「よよよかった！」

海未「はいっ！」

穂乃果「…………」

海未「…………」

穂乃果「だから海未ちゃんっ、出てってよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」

海未「！！？」

海未「そ……」

海未「そんなっ！ 酷いです！」

穂乃果「！？」

おい園田

海未「私たちは友達……いえ、仲間であり親友ですよねっ！？」

穂乃果「う、うん……」

海未「なのにその言いようは……
酷いです穂乃果っ！」

穂乃果「親友でも仲間でも、トイレしてるところ見せたりしないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！」

海未「確かにそうですね」

穂乃果「でしょ！？」

海未「……でも私、穂乃果やことり相手になら見せても良いです///」

穂乃果「知らないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」

穂乃果「ふぁっ！」ｼｭｯ！

穂乃果「う、くっ、くうぅ……！」ｺｶﾝｦ、ｷﾞｭｯ！

海未「ほっ、穂乃果！ どうしたのですっ！？ 大丈夫ですかッッ！？」

穂乃果「大丈夫じゃないよ……海未ちゃんのせいだよっ……！」

海未「私のですかっ！？」

海未「それは……気付かなかったとはいえ申し訳ありませんでした……」

穂乃果「い、良いよ……良いから……」ｷﾞｭｳｩｩｩ

海未「穂乃果、私のなにが悪かったのでしょう？
こういう事を聞くのも失礼かとは思いますが、私には心当たりが無く……」

海未「よろしければ、ぜひ教えて頂ければ二度としないように気を付けま──」

穂乃果「もう良いよっ！ 海未ちゃんの大バカぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」ﾀｯ！


タッタッタッタッ！！！

バタンッ！

ガチャッ！


海未「！！！！？」ｼｮｱｧｧｧｧｧｧｧｧ…

穂乃果「だからなんで海未ちゃんが居るのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！？」

海未「あの……恥ずかしいので出て行って貰えますか……？」

海未「というか、トイレ中に入って来られるのは、いくら穂乃果でもちょっと……
見られたくないです」

穂乃果「さっきと言ってる事違うよね！？
ってゆーかどうしてあっちの個室に居た海未ちゃんがこっちに居るの！？」

海未「なにも、移動する手段は地を歩くだけではありません。
壁が天井にくっ付いていなければ、上からでも可能なのですっ！」

穂乃果「だとしても、わざわざこっちに移動しておしっこする意味ないよ」ｼｭｼｯ

穂乃果「ね……」ｼｭｼｨｲｯ

穂乃果「が……ま……」ｼｨｨｨ！

穂乃果「…………」


シィーーーーーィィィィィィィィィィィィィ！！


海未「まあっ！///」


イィィィィィィィィィ！！！

ィィィィィィ……

……ポタッ、ポタッ……


穂乃果「うっ、うえっ……漏らしちゃったじゃん！」ｸﾞｽｯ

海未「穂乃果、体調でも悪かったのですか？///」

海未「ささ、保健室に行きましょう。
大丈夫、失敗は誰にでもあるのですから、気にする事はありませんよ///」

穂乃果「気にするよっ！
もう！ 海未ちゃんのバカーーーぁぁぁぁぁぁぁーーーーああぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

─────────────────────

？？？「……ちゃん……」

穂乃果「……？」

？？？「か……ちゃん」

穂乃果「ことり……ちゃん？」

ことり「穂乃果ちゃんっ」

穂乃果（ことりちゃんに名前を呼ばれて気が付くと、ここは教室。
それも、授業中のよう）

海未「穂乃果///」ﾊｱﾊｱ

穂乃果（なぁんだ！ 穂乃果、居眠りしちゃってたのかぁ！）

穂乃果（そうだよね。
高校生にもなって、おもらしなんてする訳無いもん！）

穂乃果（ってゆーか、今時夢オチって）ｱﾊﾊｯ


ポタポタ……


穂乃果（……？ なんだか、足元に水たまりが出来てる？）


グショッ。


穂乃果「あれっ？？？」





おしまい。

ありがとうございました～。

それではまた。

乙
ほのかわいい

教室で漏らすのはアカン...

バケツの水かけてあげないと

この「海未」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。

おつ
お漏らしあるある