杏「分解病」 (33)
―――――事務所―――――
杏(……なんかヒマだなー)
杏(いや別に、何かトラブルに巻き込まれるよりはさ?ヒマな方がもちろんいいんだけど)
杏(朝にテレビ出演があって、そっから夜のラジオ収録まですることがないとは……)
杏(結構眠ったつもりなのにまだまだ時間あるな……)
ガチャ
P「お疲れー……って杏だけか」
杏「んー」ゴロン
P「悪いな、昼の雑誌取材、向こうの都合で延期になったらしくて。時間空いちゃっただろ」
杏「別にー……杏にとっては朗報だよ朗報」
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杏「それにしても、人少なくない?」
P「ああ、今日はなんか仕事に行ってるやつが多いみたいだな。でも午後レッスン組とか、夜から仕事のやつとかがそろそろ来るんじゃないか。」
杏「ふーん……」
P「なんだ杏、寂しいのか?」
杏「そりゃあ、今日はずっと誰とも会話してないからねー、ちょっとくらいそんな気にもなるって」
杏「じゃ、杏は休憩モードに入るからね、誰か来るまで英気を養うとするよ……」
P「はいはい」
―――――数十分後―――――
ガチャ
菜々「お疲れさまですっ!」ウーサミンッ
P「あ、菜々さん、お疲れさm……???」
菜々「どうかしましたか?……あれ、そこに寝てるのは杏ちゃんですかね?」
杏「うーん……」
菜々「あ!ごめんなさい!起こしちゃいました?」
杏「いや……大丈夫……そろそろ起きようかと思ってt……????」
菜々「あれ?2人とも、どうかしたんですか?ナナの顔を見つめて……。はっ!まさかさっき食べたおにぎりが口についてたり!?」キャー
P「いや……そうじゃないんだが……」
杏「うん……」
菜々「???」
P(なんか上手く言えないけど、なんか違和感あるよな?)コソコソ
杏(うん……何がとは言わないけど、なんか違和感が……)コソコソ
菜々「2人で何をこそこそ話してるんですか?」
P「すみませんが菜々さん、ちょっと一回、自己紹介をしてもらってもよろしいでしょうか」
菜々「敬語!?もしかしてナナのことを覚えていないとか……」
杏「いいからいいから、お願い、ね?」
菜々「まあいいですけど……」コホン
菜々「キャハッ!夢と希望を両耳に引っさげウサミン星からやってきた!歌って踊れる声優アイドル!ウ女部菜々ですっ!」ミミミンッ!
P&杏「!?」
菜々「?」
P「も、もう一回お願いします!」
菜々「はいっ!」
菜々「キャハッ!夢と希望を両耳に引っ「そこいらないから!名前!」
菜々「はい……ウ女部菜々です……」シュン
P&杏「」
P「ちょっとよくわからないことになったな……」
杏「菜々さんの名前がなんか変になってる、と」
菜々「え?何かおかしな点がありましたか?」
P「しかも自覚なしときたか……」
P「杏は平気なのか?」
杏「双葉杏でーす。……うん、平気みたい」
P「そうか……」
何て発音してんだ…
杏「……ま、あんま気にしなくていいんじゃない?どうせ時間が経ったら戻るって」
P「そう……だな。なんか実害があったら考えようか。」
杏「そうそう、案外、みんな問題ないかもしれないし」
ガチャ
カロサ連「おつかれー」
P「ダメだこれけっこうヤバいパターンのヤツだ!!!!!」バンッッッ
雨下「どうしたんですかー?いきなり机なんて叩いてー」
杏「まってまってまって!これ以上混乱させないで!!」
カロサ連&雨下「?」※加蓮と雫です
カロサ連「私たちはレッスン前に荷物を置きに来ただけだから、もう行くよ?」
P「お、おう……気をつけてな」
ガチャ
イッテキマース
バタン
杏「これ……思ったよりヤバいね」
P「ああ、思わず『誰だよ!!』っていうところだった……」
サノツ木々「2人とも、今日はなんだか変ですよ?」※菜々さんです
杏「こっちは悪化してる!?!?」
杏「やばいって!安部菜々さんじゃなくて『ウ女部サノツ木々さん』になってるよ!?」
P「江戸時代みたいだな」ケラケラ
杏「考えるのを放棄すんな!」
P「俺もそのうち『Iつ』とかになるのかな……」
杏「そういう想像もやめて!」
杏「ダメだ……いちいちびっくりしてたら体がもたない……」
P「確かに……ちょっと先に予想をしとこうか。」
P「確か次に来るのは……そうだ、美優さんだったはず」
杏「美優さん……『美』は『ソ王大』……かな?自分で何言ってんのか全然わかんないけども」
P「『優』は『イ憂』にしかならない……よな?」
杏「そうだと思うけど……」
「お疲れ様です」ガチャ
P&杏(来た!)
¥一大優「?2人とも、どうかしましたか?」
P&杏「記号!!!!!!!!」ドンガラガッシャーン
杏「いやいやいやいや!!!!!美優さんに『¥』とか合わなすぎでしょ!!!!!!」
P「予想を超えてくるよな!!!!!!!」
杏「しかも『優』はそのまんまかよ!!!!!」
P「『美』は3つに分解しておいて『優』はそのまま高みの見物か!!!!いいご身分だなあ!!!!!!!」
杏「にんべんにも独立の機会を与えてやろうよ!!!!」
¥一大優「???」
サノツ木々「2人とも、今日はなんだか疲れてるみたいなんです。さっきからこんな調子で……」
¥一大優「そうなんですか……」
※菜々さんと美優さんが会話しています
P「…………」ハァハァ
杏「…………」ハァハァ
P「これは……たちの悪い幻想だ」
杏「うん」
P「きっと次こそは、まともな奴が来るはずだ!」
杏「うん!」
P「さあ!誰でも!ばっち来い!!」
ガチャ
の一め「……騒がしいわね」
ヘレ一ノ「ヘーイ!」
木几ノ虫「へーい……塀……閃きそう……」
同十一了「おなかすいたーん♪」
P「ぐあああああああああああああああああ!!!」バタッ
杏「プロデューサーああああああああああ!!!!!!!!」
※のあさん、ヘレンさん、楓さん、周子です
杏「ちょっと!杏を残して気絶しないで!」
サノツ木々「そういう杏ちゃんも……」※菜々さんです
双葉杏「え!?」
ヌヌ葉杏「あれ!?」
ヌヌ葉木ロ「ち、ちょっと!?」
ヌヌサ世木木ロ「ええええええええええええええ!!!!?????」
なんてメタ視点なコントや
杏「うわああああああああああああああ!!!!!!」ガバッッ
P「ど、どうした?杏!」
菜々「なんだかうなされてたみたいですけど……」
杏「……へ?」
P「そろそろラジオ収録の時間だぞ。準備しとけな」
杏「……」
杏「夢オチ……かよ……」
―――――ラジオ収録現場―――――
美羽「はい!ラジオをお聴きのみなさん!『みうさぎラジオ』の時間ですよ!」
美羽「今日はゲストに!双葉杏ちゃんが来てくれましたー!」
杏「どうもー(よかった……普通だ……)」
美羽「そしてパーソナリティはもちろんこの私!」
美羽「知美羽がつとめさせていただきます!!」
杏「!!!???」
おわり
ちひろ「モバマスドラフト会議!」
杏「はやとちりーず」
も是非よろしければ
没ネタ
今一一11カロ大二小「なにかトラブルですか!?」
P「ホントに誰なんだよ!?」
(※今井加奈ちゃんです)
乙
発想は面白かった。SSならではのネタやね
乙
こういうの結構好きだわ
これ絵面的にはどういう状況なんだろうか
シ止ン'、ハ合、白ち山木寸、木一口十
干川ちひろとか諸星ぎらりなんてパターンも
元々纏まってたものが、少し考えないと元が何だったのか分からなくなる程度にまでバラバラになってる状態…
楓さんが机ノ虫になっとる…輝子かな?
乙
スレタイでホラーだと思ったら違った、いやホラーで合ってるか?
そういや凛と凜のSSとかあったな昔
おつー
楓さんが机の虫に見えて輝子の仲間か何かかと思った
てっきりスタンドの方かと(ダイバーダウン感)
乙!これは発想の勝利だわ、普通に感心しちゃった。
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