ホランド「これだから面白いんだ、人間ってやつは」 (8)

【EUREKA SEVEN × ARMORED CORE】?


遥か遠い昔、人々は無数の兵器を作り上げ、最後の戦いを始めた。
戦いは世界全体に及び、幾度となく繰り返され、勝利と敗北の果てに、次々と新たな兵器と兵士が生み出されていった。
やがて現れた特別なパイロットたちの操る、特別な機械は戦いの世界を大きく変えた。
機械たちは常識を覆す力を発揮し、その一方で世界に汚れたものを撒き散らしていった。


選ばれた戦士の時代はやがて終わり、それでも戦いを止めることのなかった権力者たちは、次に醜い巨大な武器を生みだした。
野蛮な暴力の塊であったそれらは、まさに世界を破壊し、蹂躙し、汚し続けた。
それでも、戦いは果てることはなかった。
そして、世界は汚染された。
人々の世界は分かたれ、卑怯者たちは空へ逃げた。
彼らは今になって、自分たちに恐怖していたのだ。
人が人である限り、戦いは生まれる。
そしてそれは果てしなくエスカレートし、続いていく。ならばその果てには、破滅しかないのか。
その負の連鎖を終わらせるための手段を、彼らは導き出そうとしていた。
彼らの作り上げた巨大な知能は、無数の思索を繰り返した。
だがしかし、彼らの望む答えを得られることはついになかった。
絶望の果てに、彼らは自らを封印する巨大な建造物を作り上げ、彼方へと旅立った。


自らが生み出した様を見かねた臆病者の人間たちは、無限とも言える時間へと旅に出たのである。
それは、あからさまな逃避でしかなかった。
彼らのばら撒いた毒は地球を覆い尽くさんとしており、その瀬戸際で大地は苦しみ続けた。

それから悠久の時が流れ、人間たちが再び大地に足をつけた時代。
地球を、この惑星を蘇らせた大地は、自らの生み出した知能に最後の指令を残した。
それは、世界を存続させるため、人間との共存を果たすための接触を繰り返し、得られるはずのない答えを獲得することである。

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【第1話 ブルーマグノリア】



アクセル「レントン。これを、あのお嬢ちゃんのところへ届けてやれ」

レントン「じっちゃん、コレは?」

アクセル「この“AMIDAドライブ”をニルヴァーシュに取り付けるんじゃ。そうすれば、type ZEROは本来の性能を取り戻す。お前の親父、あのバカ息子がそう言っておった」

レントン「父さんが…?」

アクセル「全く…アドロックといい、あの男といい、あんなものを飛ばして喜ぶか! 変態共が!!」

レントン「??」

既に期待感ハンパない

Vの世界観か?期待

気をつけないとAMIDAドライブが逃げ出して繁殖する

――――
――



『機体がダメージを受けてまーす』ピコーン ピコーン



エウレカ「…っ、お願いだから言うことを聞いて! ニルヴァーシュ!!」

レントン「エウレカアァァァッッ!!」ビュオォォ

エウレカ「! キミ、何してるの!?」

レントン「コレだ! この、AMIDAドライブをニルヴァーシュに!」

エウレカ「え?」

レントン「AMIDAドライブ、セットォ!!」カチッ



その時、不思議なことが起こった。

ニルヴァーシュを中心に、トラパーに似た煌めきを放つ謎の粒子が、一気に大気中に放出されたのだ。

その光景は、かつて大地を深刻な汚染に至らしめた災厄、サマー・オブ・ラブのそれに酷似していた。



マシュー「おいリーダー! なんかニルヴァーシュの様子がおかしいぞ」

ハップ「な、何だ…? 周囲のトラパー濃度が異常な数値を示している…マズいぞこれは!」

タルホ「ホランド!」

ホランド「わかってるって。ねぇ、キャロりん?」

キャロル『ターミナスの回収、完了しました。主任』

ホランド「そりゃ良かった。じゃ、あとはあのルーキーが落ち着くのを待とうじゃないの」

キャロル『わかりました』

待ってるぞ

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