きらり「森の動物と怪獣キラリン」 (33)
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になおおかみ「みんなー!大変でごぜーます!キラリンがこの森に向かってるでごぜーますよ!」
みりあらいぐま「えー!」
うさちえ「こ、怖いです…」
りさひょう「誰よそいつ?そんなに怖いの?」
りからいおん「キラリン知らないのー?!チョーこわいんだよ!」
みりあらいぐま「そうだよ!キラリンはね!私たちみたいな小さい動物を見つけると、にょわにょわしちゃうんだよ!」
りさひょう「何よにょわにょわって…」
うさちえ「とっても遠いところに、連れて行っちゃうんです…」
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りさひょう「だったら隠れたらいいじゃない。みんな、巣に戻るわよ。」
になおおかみ「それじゃだめなんでごぜーます…」
りさひょう「なんでよ?」
りからいおん「キラリンは、巣に隠れててもすぐに見つけてにょわにょわするんだよ!」
りさひょう「何よそれ…」
になおおかみ「この森にいた、あんずこあらも巣からおびきだされてにょわにょわされてしまったのでごぜーます…」
みりあらいぐま「嫌な事件だったね…」
りさひょう「え?あんずこあらって滅多に外に出ないって聞いたわよ?」
になおおかみ「キラリンが巣の外に飴をおいて、それに釣られて出ちゃったですよ…」
りさひょう「そんな分かりやすいのに!?」
みりあらいぐま「それにね、巣穴に隠れててもだめなんだよ…」
りさひょう「え?」
うさちえ「私のお姉さんは、私と一緒に巣穴に隠れていたんですが…」
キラリン「にょわー☆この森には、とーっても、きゃわわな子がたーっくさんいるにぃ☆」
キラリン「みんなー☆きらりんと遊んで、一緒にはっぴはっぴするにぃ☆」
………
キラリン「むえぇ…誰も出てこないにぃ…」
キラリン「うきゃっ☆」ドカッ!
うさちえ「きゃあっ!」
キラリン「うきゃああっ☆とーっても、きゃわわな子だにぃ☆はぐはぐしてあげるにぃ☆」
うさちえ「ひっ…!」ガタガタ
??「ま、待ってくださいっ…!」
キラリン「ふみゅ?」クルッ
うさちえり「そ、その子には、何もしないでくださいっ…!」
うさちえ「お姉ちゃん…!」
キラリン「うきゃー☆この子も、とーってもきゃわわだにぃ☆はぐはぐしてあげゆー!」ぎゅっ
うさちえり「はぅっ?!」
うさちえ「お、お姉ちゃん…!」
うさちえり「わ、わたしは…大丈夫、だから…に、逃げて…?」
うさちえ「で、でも!」
うさちえり「いいから…!」
キラリン「きらりんのはぐはぐで、とーってもはぴはぴしようにぃ☆」ぎゅーっ☆
うさちえり「……」ぐったり
うさちえ「お姉ちゃん!」
キラリン「ふみゅぅ?なんだか元気が無いにぃ…?」
キラリン「きらりんるーむで看病してあげるにぃ☆」
キラリン「きらりん☆たくしー!しゅっぱーつ☆しんこー!」ドドドドド…
うさちえ「それからお姉ちゃんは帰ってきてなくて…」ジワッ
りさひょう「そんなことが…」
みりあらいぐま「巣穴がこわされたらどうしようもないよ…」
になおおかみ「もう、この森から逃げるしかねーのかもしれねーです…」
りからいおん「えー?!そんなのいやだよ!」
うさちえ「でも、もうあんな怖い目に合いたくないです…」
りさひょう「仕方ないわね!あたしがそのなんとかってやつを退治してやるわ!」
うさちえ「そんな、無茶です…!」
りさひょう「あたしのせくしーなダンスでメロメロにして、言うことを聞くようにしてやるわ!」
りからいおん「せくしーならりかの方がせくしーだよ☆」
りさひょう「なに言ってんのよ、あたしの方がせくしーに決まってんでしょ?」
りからいおん「りかの方がせくしーだもん!」
りさひょう「ぐぬぬ…!」
りからいおん「ぐぬぬ…!」
ニョッワー!!
うさちえ「キラリンの声です…!」
になおおかみ「みんな隠れるですよ!」
りさひょう「あたしがその怪獣をやっつけてやるわ!見てなさい!」
りからいおん「どーせりさちゃんじゃせくしー度が足りないもんね☆りかが倒すよ!」
みりあらいぐま「なんだか楽しそうだね!みりあもやーる!みりあもやーる!」
うさちえ「ど、どうしましょう…?!」
になおおかみ「仕方ねーです、になたちは木のかげから見守るです…!」
キラリン「にょっわー☆森のみんなー?はぴはぴしてゆー?」ドーン
りさひょう「え、なにこれ、大きすぎじゃない?」ヒソヒソ
みりあらいぐま「前より大きくなってるかも…」コソコソ
りからいおん「あれー?怖くなったカンジ?」ニヤニヤ
りさひょう「そ、そんなことないわよ!ほら!行くわよ!」
キラリン「むぇー…誰もいないにぃー?」
りさひょう「ここにいるわよ!」
キラリン「ふみゅ?」
キラリン「うっきゃー☆とーってもきゃわわだにぃ☆きらりんと一緒に、はっぴはっぴしようにぃ☆」
りさひょう「やるわよ!」
りからいおん「うん☆」
みりあらいぐま「うん!」
せくしーなダンス中…
キラリン「みんなで仲良くおゆうぎにぃ?」
りさひょう「おゆうぎじゃないわよ!」
キラリン「とーーーっても☆きゃっわいいにぃぃ☆」ぎゅーっ
りからいおん「」ぐったり
りさひょう「りか?!」
キラリン「きらりんも一緒に、おゆうぎするにぃ!」ぎゅーっ
りさひょう「」ぐったり
みりあらいぐま「」ぐったり
キラリン「むえぇ…みんなどうしちゃったにぃ?元気ないにぃ?」
になおおかみ「このままだと、みんなにょわにょわされやがります…!でも、どうすれば…!」
うさちえ「…私、話してきます!」
になおおかみ「あぶねーですよ!」
うさちえ「でも…もうこれ以上みんながいなくなるのは…いやなんです…!」
になおおかみ「…!」
になおおかみ「そうでごぜーますね…!になも行くでやがりますよ!」
うさちえ「になちゃん…」
キラリン「むぇー…仕方ないからきらりんるーむで看病するにぃ…」
うさちえ「ま、待ってください!」
キラリン「ふみゅ?」クルッ
うさちえ「そ、その子たちを、はなしてください!」
キラリン「この子たちは、元気がないにぃ…だから、きらりんるーむで看病してあげるにぃ…」
になおおかみ「になたちが看病するから解放するでごぜーます!」
キラリン「きらりん、この子たちと一緒にいたらダメにぃ…?」
うさちえ「私たちで、看病します!」
キラリン「……」プルプル
うさちえ「?」
になおおかみ「??」
キラリン「ふええええん!」
になおおかみ「泣き出したでごぜーます!」
キラリン「なんで、なんでみんな、きらりんと遊んでくれないにぃ?」
キラリン「どうして、キラリンが遊ぼうとすると、逃げたり元気なくなったりしちゃうにぃ?」
キラリン「キラリンも一緒に遊びたいだけにぃ…」
になおおかみ「もしかして…キラリンは一緒に遊びたいだけでごぜーますか?」
キラリン「ふみゅ…そうだにぃ…」
うさちえ「私のお姉ちゃんやあんずこあらさんは…?」
キラリン「あんずちゃんは、部屋にひきこもって遊んでくれないにぃ…ちえりちゃんは、きらりんの顔見ただけで部屋に隠れちゃうにぃ…」
になおおかみ「あんずこあらはもともとそーゆー生き物でごぜーます…」
うさちえ「お姉ちゃんは、大きい生き物はこわがるから…」
キラリン「この子たちも、かわいくおゆうぎしてたのに、きらりんが遊ぼうとしたら急に元気がなくなっちゃったにぃ…」
うさちえ(かわいくおゆうぎ…)
になおおかみ(あれは一応せくしーなダンスのつもりだったですよ…)
うさちえ「き、キラリンさんは!体が大きいので力が強いんです!」
キラリン「むぇ?」
うさちえ「だから、私たちみたいな小さな動物をつかむと、みんな気を失うんです!」
キラリン「本当にぃ?」
になおおかみ「本当でごぜーます!」
キラリン「それじゃあ、きらりんはみんなと遊べないにぃ?」
うさちえ「えっと…」
??「そ、そういう時には歌を歌いましょう!!」
うさちえ「この声は…!」
うさちえり「みんなで、歌って踊りましょう!」
うさちえ「お姉ちゃん!」
あんずこあら「あー、それなら誰も痛い思いしないね。」
になおおかみ「あんずおねーさん!」
キラリン「ふみゅ?どうしてあんずちゃんとちえりちゃんがいるにぃ?」
あんずこあら「いや、勝手に後ろ着いてきただけだよ。」
うさちえ「あの…キラリンさんは、どうですか?一緒に歌いませんか?」
キラリン「きらりんもみんなと一緒で、いいにぃ…?」
になおおかみ「もちろんでごぜーます!」
あんずこあら「うん、じゃあみんな納得したし歌ったらどうかな?あっ、杏は聞く側だからいい感じの子守唄を
キラリン「あんずちゃんも、一緒に歌うにぃ☆」ぎゅーっ
あんずこあら「い、痛い…」
うさちえ「でも、みんなで何を歌いましょうか?」
になおおかみ「になが楽しい歌を知ってるですよ!歌うから聞きやがるでごぜーます!」
みぎてで わんちゃん
ひだりてで ぞうさん
りょうてで うさぴょん
おててたたいて ウッキッキのキー!
…………
になおおかみ「どーでごぜーます!」
キラリン「とーっても!はぴはぴなお歌だにぃ☆」
うさちえ「みんなで楽しく歌えそうですね!」
りさひょう「ん…なんだか騒がしいわね…」
うさちえ「りささん!」
りからいおん「あれ?あんずちゃんがいるー☆」
みりあらいぐま「ふあぁ…あっ!ちえりちゃんだー!」
になおおかみ「みんな起きやがったです!みんなで歌って踊るですよ!」
それから森では動物たちとキラリンの歌が毎日聞こえてくるようになりました。
おしまい
終わりです。
HTML化依頼出してきます。
おつおつ
智絵里に妹が…?????
わるいこ千枝ちゃんはちえりんの妹だった……?
だからどっちもエ□いのか!
せっかくいい話だったのに
りすくぼ「み、見つからずにすんだんですけど…………少し寂しいんですけど……」
>>27
森久保ォォォォォォォ
こっちで俺と一緒に夜のレッスンやるぞォォォォォォォ
乙でした。
うさみん「……なぜスルーされたんでしょう?」
動物に例えられるキャラ多すぎるから出られないのがいるのはしょうがない
りんわんわん「ふーん」
いい話だったのか?
きらりが相手に気を遣わず欲求を優先させて困らせるとか
にわか以下
実に絵本チックな作風だと思うが、しかしそこまで悪し様にとるものでも無かろう
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