【艦これ】葛城「さーて、この次も」ミサト「サービスサービスぅ!」【エヴァ】 (10)

キィィィィ!

葛城「きゃっ!」

ミサト「悪いわね、急いでるのよ!」

葛城「何よ、いきなり車に乗せて!それに、あのデッカイのは何なのよ!」

ミサト「説明してるヒマは無いの。郊外まで連れてってあげるから、それまでガマンしなさい!」

葛城「ダメよ、戦わなきゃ!」

ミサト「この状況わかってる?人類の兵器じゃ役に立たないわ」

葛城「私ならできるわ!私だって艦娘よ!」

ミサト「あんたの正体が何か知らないけど、とにかく無理なのよ!使徒殲滅はネルフのお仕事!」

葛城「使徒・・・?」

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ミサト「あ、見つけた!」

キキィィィィ!! ガチャ

ミサト「碇シンジ君ね。ほら、乗りなさい」

シンジ「え、えっと・・・あっ、はい!」

キキィィィィ

葛城「誰よ、この子」

ミサト「碇シンジ君。この子をネルフに送り届けるのがあたしの仕事ってわけ」

シンジ「そ、その、葛城さん。よろしくお願いします」

葛城「何で私の名前わかったの!?」

シンジ「えっ」

ミサト「あら、あんたも葛城っていうの?奇遇ね、あたしは葛城ミサトっていうの・・・っと!」キィィィィ

青い車は突然降ってきた黒く巨大な脚を回避した。

シンジ「妹さん、ですか?」

葛城「さっきの話聞いてて、どっからそんな発想が出てくるのよ」

ミサト「この人は一分前にバッタリ出会っちゃった一般人よ。これからネルフに行くついでに郊外へ送るつもり」

郊外

ミサト「さーて、この辺で・・・」

シンジ「どうしたんですか?」

ミサト「ちょ、N2地雷を使うつもり!?伏せて!」

葛城「えっ?」

ドゴォォォォォォォ!

葛城「きゃああぁぁぁっ!」


ミサト「イッテテテ・・・連中も無茶するわねぇ」

葛城「うー、何なのよもう!ちょっと偵察してやろうっと。艤装展開!」ガシャン

葛城「彩雲、発進!爆発があった方を見てきて!」

彩雲妖精さん「らじゃー!」ブゥゥゥン

ミサト「あらあら、面白い手品を使うのね」

シンジ「何も無いところから、板とか箱みたいなのが出ましたけど・・・」

葛城「当然よ。これがないと戦えないでしょ?」

ミサト「・・・」

シンジ「ミサトさん?」

ミサト「面白い拾い物をしたわね。いいわ、あたしたちについてらっしゃい」

期待

他には綾波、蒼龍、敷波、日向、摩耶、青葉、赤城出てくるんだろうな

高翌雄もな

ネルフ本部

リツコ「・・・本部に部外者を入れるわけにはいきません。直ちにシェルターへ避難させなさい」

ミサト「あぁもう頭でっかちなんだから。葛城、あなたの力を見せてあげなさい」

葛城「え、ええ。艤装展開!」ガチャ

リツコ「虚空から物体を取り出すなんて・・・わかったわ。碇司令に許可を仰いだ後、処遇を決定します。その際、身元の提示と装備品の検査、波形パターンの調査をしてもらいます。シンジくんとミサトはこっちへ」

葛城「何なのよ、こっちは早く帰りたいのに!」

ミサト「ま、これでも安全第一の施設だから」

シンジ「何で僕は連れて来られたんだろう・・・」


葛城「何なのよ、この世界・・・」

葛城「初出撃でこれだなんて」


数時間前 キス島

葛城「葛城、出撃するわ!」

日向「あまり無理せんようにな、新入り。今回はレベリングだぞ」

葛城「は、はいっ!」

赤城「そんなに気張らなくても大丈夫ですよ。ですが、気の緩みも戦闘の支障になります。落ち着いて参りましょう」

葛城「はい!・・・ん?」ピピ、ピピ

葛城「電探に感あり!何か、変な感じがするわ!」

葛城の言う通り、艦隊の前にどす黒い球体のようなものが出現した。

日向「回避!直ちにこの海域から──」

青葉「む、むりですぅ!」

摩耶「このヤロォォォォ!!」


葛城「結局、みんな球体の中に引きずり込まれたんだっけ・・・」

第5ケージ

作業員『エヴァンゲリオン初号機、射出位置へ。武装、駆動系に異常なし。最終チェック完了』

葛城「な、何よあれ・・・!」

リツコ「ネルフが誇る汎用人型決戦兵器、エヴァンゲリオンの初号機です」

葛城「す、すごい大きい・・・ねえ、誰か乗ってるの?」

リツコ「ええ。シンジ君が乗っているわ」

葛城「シンジ君って、さっきのあの子?」

リツコ「そうよ。そのために呼ばれたんですもの」

葛城「すごい子だったんだ、あの子。あんなに大きな敵と戦うなんて」

リツコ「そうそう、あなたのことを調べてみたわ。身分証も無し、情報も日本政府に無い、装備品は原理不明。あなた、何者?」

葛城「あたし?あたしは艦娘。深海棲艦と戦う、立派な空母なんだから!」

リツコ「我々の理解しかねる存在、ということは理解しました。敵対しないのであれば、ネルフに迎え入れましょう」

葛城「本当!?」

リツコ「身寄りも無いみたいだし、住む場所くらいは融通してあげるわ」

葛城(なぁんだ、意外といい人じゃん)

第1発令所

マヤ「初号機、活動停止!信号が途絶しています!」

ミサト「シンジ君!?」

葛城「ちょっと、どうなってるのよ!シンジ君、やられてるじゃない!」

ゲンドウ「いや、まだだ」ニヤ

葛城「・・・?」

初号機『ウオオオオオォォォォォォォ!!!』

マヤ「そんな・・・初号機再起動!プラグ深度が急上昇しています!」

初号機『ウオオオォォォォ!!』

初号機は雄叫びを上げ、第4の使徒に迫っていく。

第4の使徒『キィィィッ!?』

ミサト「自爆する気!?」

ドゴォォォォォォォォ!!


初号機『・・・』 ガシャン ガシャン

ミサト「あれが、初号機の・・・」

リツコ「本当の力・・・」

葛城「もう、本当に何なのよ、この世界っ」

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