勇者「お、案外簡単にぬけたなー」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

剣「振り回すなー！うう、せっかく勇者がくるって聞いて徹夜で練習したのにぃ…。やり直しを要求する！」

勇者「ええ…？一刻もはやく魔王を倒しに行かなきゃ行けないんだけど」

剣「だってこれじゃあんまりだよ！ほら、寝不足でクマもできてる！」

勇者「隈なんてわかんないよ…」

剣「と・に・か・く！もう一度やらせなさい！それまであなたの力になんかならないんだから！！」

勇者「はいはい…たくっ」ｽﾞﾎﾞ

剣「コホン…我の眠りを妨げるものはだりぇだ？」ｶﾞﾘ

勇者（うわ、思いっきりかんだよ）

剣「…」

勇者「え、えーと…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

剣「…ふぇぇ」ｳﾙ

勇者「な、泣くなって！俺が泣かせたみたいじゃないか。もう一回やろう？な？」

剣「えへへ…勇者ってば優しいんだね」ﾆｺ

勇者「あ、あたぼうよ！」

take3

剣「我の眠りを妨げるものは誰だ？」

勇者「な！？剣がしゃべっただと？」

剣「我は選ばれもののみが抜ける聖剣」

勇者「ｺﾞｸﾘ」

剣「我を抜いたものには天下無双の力と大精霊の加護が与えられる…」

剣「さぁ試すが良い…、汝が我の力を望むのなら」

剣「…」

勇者「…」

剣「い、いえた！いえたよ！やったぁ！」

勇者「よ、よかったね」

勇者「じゃあ…抜くぞ」

剣「う、うん…」

勇者「せーの…」

剣「ま、まって」

勇者「今度はなに？」

剣「そ、その…やさしく、してね？」

勇者「わ、わかった…」ｽｩ

剣「ん…ふぅ…んぁ」

勇者（…もうなにも思わない…）ｽﾁｬ

剣「よ、よかろう…汝を我が主と認めよう。我とともにある限り最強の力を約束しよう」

勇者「やれやれやっと手に入れたか」

？？？「へへ、そこまでだ！」

勇者「！？だれだ…！」

ボストロール「どうやら、聖剣を抜いたようだな…てことは貴様を倒せばその聖剣は俺のものになるな？」

勇者「く…敵か！？」

剣「あんなやつの手になんか渡るモンですか！勇者、がんばろう？」

勇者「う、うん」

ボストロール「なんだ、その剣しゃべるのか？やかましいやつだ」

剣「うっさい、この豚やろう！」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

ボストロール「な！？馬鹿にしやがって…！！しねぇ！」

剣「あんなやつきりたくないよ…」

勇者「じゃあどうしろって」

剣「ライフマックスの状態で攻撃すれば、魔力を帯びた斬撃が飛ぶよ！」

勇者「わかった」ﾌﾞﾝ

ボストロール「ぬお！？」ﾌﾞｼｬ

剣「やった！？」

勇者「いやまだだ」

ボストロール「なんのこれしき…」ｸﾞｸﾞ

剣「ふぇぇ…ぜんぜんきいてないよぉ」

ボストロール「へへ…そんなんじゃへこたれねぇぜ！」

勇者「ふぅこうなったら奥の手をつかざるを得ないな…」

ボストロール「なに？そんなものが…！」

剣「ふぇ？私そんなのしらないよ」

勇者「なぁ、聖剣…」

剣「な、なにかな？」

勇者「お前って…すげぇきれいだよな」

剣「ええ、急にそんなこといわれたら照れちゃうよ～。もう、どうせお世辞でしょ？」ﾃﾚﾃﾚ

勇者「いや、そんなことないって！ほら刀身とかすごく切れ味よさそうだし！」

剣「またまたー」ﾃﾚﾃﾚ

勇者「きっと、お前がその気になればものすごい技が出るんだろうなぁ…」

剣「し、仕方ないなぁ…ちょっと本気だしちゃおっかな？」ﾃﾚﾃﾚ

勇者「おう、だしちゃえだしちゃえ」

剣「よ、よーし。勇者だけのとくべつなんだからね！」

勇者「わーうれしいなぁ」勇者「きっと、お前がその気になればものすごい技が出るんだろうなぁ…」

剣「し、仕方ないなぁ…ちょっと本気だしちゃおっかな？」ﾃﾚﾃﾚ

勇者「おう、だしちゃえだしちゃえ」

剣「よ、よーし。勇者だけのとくべつなんだからね！いっくよぉ」ﾌﾞﾝ

ボストロール「へへ…どうせまたたいしたこと…な！？」

勇者「すげぇ！地面を切った底から光があふれ出してボストロールを包み込んだ！」

ボストロール「ぐわぁぁぁ！！」ｼｭｳｳｳ

勇者「あのでかぶつを一撃で…」

剣「これが私の本気よ！」

勇者「このぶんだときっと魔王も楽勝だな！」

剣「えへへ、まっかせてよぉ」

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一方そのころ

魔王「ふん、水晶玉で勇者の様子をのぞいていたがあやつめ、聖剣を手にしていたか」

魔王「聖剣か…興味あるな」

魔剣「ちょ、ちょっと…あんた、聖剣を奪うつもり！？」

魔王「ほう…それもおもしろいな。だが、聖なる加護のついたものなどいらぬわ」

魔剣「そ、そうなの…ま、別にあんたが聖剣を奪おうが私には関係ないけどね」ﾎｯ

魔王「…」

魔剣「な、なによ？」

魔王「べつに」

魔剣「い、いっておくけど私があなたの剣でいるのはあなたの魔力を糧できるだけなんだからね！」

魔王「そうか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

魔剣「うう///」

剣萌え…

一瞬ディムロスが浮かんだが、

面白い、頑張って！

ソーディアンって書こうと思ったらもう出てた

しえん

聖剣「ところでこの後どうするの？」

勇者「そうだなぁ、魔王も魔剣とやらをもってるらしいし、仲間を見つけたいところだな」

聖剣「あてはあるの？」

勇者「うーん、とりあえず物質の補給に都に行くかな」

聖剣「都！」

勇者「どったの？」

聖剣「その、私そういうところにいったことないから田舎者に見られないかなって…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

勇者「気にすることじゃないとおもうよ…」

道中

勇者「そういや聖剣って女の子なん？」

聖剣「やだなぁ、ピチピチの乙女じゃない」

勇者「ピチピチの剣ってなんだ」

？？？「ちょっと待ったー」

勇者「なんや」

盗賊女「へへへ、この大泥棒にあったが運の尽き…、有り金と身ぐるみ置いてどっかいきな！」

勇者「あんなぁ兄ちゃん、ちょい忙しいねん。悪いけど邪魔せんでもらえんかな？子供は帰ってジュエルペットでも見たらええ」

盗賊「子供扱いすんな！それにジュエルペットは大人向けだろ」

勇者「じゃあな」

盗賊「逃げるなー！」

勇者「なんやねん…」

盗賊「いやそうな顔すな！これをみてもそんな顔していられるかな？あなたたち、出番だよ」

双剣「「こんにちは、お兄さん！」」

勇者「また、おしゃべる剣シリーズか。おしゃべる剣シリーズってガチャガチャにありそう」

盗賊「な、なんで驚かないの？これじゃ驚いてる内に攻撃する算段が…」

勇者「ん」

聖剣「どもども」

盗賊「びゃあ、剣が喋った！」

勇者「くらえ、格闘漫画でよくある首を手刀で殴って気絶させるやつ」

盗賊「フォリシ！」

盗賊「きゅー」ﾊﾞﾀﾝ

双剣「「ああ、盗賊女！」」

勇者「ではな…」

都

勇者「ついたぞ！飯、宿屋、アリナミン！」

聖剣「アリナミン？」

勇者「ex…。あとは風俗」

聖剣「風俗ってなに？」

勇者「風俗というのはな」ゴニョゴニョ

聖剣「なっ、勇者のえっち！ばかぁ///」

勇者「ンナハハハハ」

聖剣「うぅ、私が性剣だっていいたいの？」

勇者「なにそれつまんねぇ」

聖剣「い、いってあげれば私が…」ﾎﾞｿ

勇者「まあ冗談よ」

聖剣「そ、そっかー冗談かー」

・

勇者「あ、お前街中で喋るなよ？」

聖剣「えーなんで？」

勇者「剣がしゃべってたらおかしいだろ」

聖剣「うー、わかった」

勇者「いいこだ」

聖剣「///」

todを思い出すのは俺だけじゃないようだ

買い物終了

勇者「ふぅ…買い物はこれぐらいでええか…ん？」

剣客「…」ｼﾞｨｰ

勇者「なんすか？」

剣客「いや、面白い武器を持っているな…と」

勇者「あ、これっすか？いいひのきの棒でしょ？ いやーお目が高い！ これ最高級のひのきでできてましてね」

剣客「いや、そっちじゃなくて」

勇者「えーこれじゃない？どれかな？あ、このひのきの棒あげます」

剣客「いらんわ！」

勇者「80gね」

剣客「金とるの！？」

勇者「グスタフマックスがいがいに値がはりましてね」

剣客「おい決闘しろよ」

勇者「聖刻かと思った？残念、インゼクターでした！」

剣客「くそぅ…ガチ厨め！…じゃなくて！」

勇者「なんだよ。こっちは忙しいんだよ」ﾎｼﾞﾎｼﾞ

剣客「その、聖剣…見せてくれないかな？」

勇者「あ？」

勇者「てめぇ、なにもんだ」

聖剣「ｳｽﾞｳｽﾞ」←(さっきから喋りたくてウズウズしてる)

剣客「なに君と同じ「剣」をもったものさ」

勇者「なに！？」

聖剣「ｳﾌﾟ」←(喋るなと言われると息を止めてしまうタイプ)

剣客「出番だ、俺の愛刀よ」ｼｬｷｰﾝ

大剣「旦那ぁ、早くしてくだせぇ…さっきからお預け食らってウズウズしてるんでさぁ」

剣客「ふふ…わかってる」

聖剣「ね、ねぇ…勇者」

勇者「なんだ？」

聖剣「そろそろしゃべっていいかな」

勇者「おういいぞ」

聖剣「ぷはぁ…ようやく喋れた！よーしやるぞー」

大剣「そ、その声は！姉貴？姉貴なのか！？」

聖剣「ん？もしかして大ちゃん？おー久しぶり」

大剣「ち、ちゃん付けはやめろって言ってるだろ！俺ぁ、もう子供じゃないんだ！」

勇者「なに、知り合い？」

聖剣「うん、私の弟」

勇者「弟って」

聖剣「こう見えても私、お姉さんなんだよ」ｴｯﾍﾝ

剣客「ふふ…その分だと、この剣についてよく知らないようだな」

勇者「ああ、喋るなんて知らなかったし」

剣客「いいだろう、教えてやる」

剣客「この剣…おしゃべる剣シリーズはだな」

勇者「本当におしゃべる剣シリーズって名前だったんだ」

剣客「とある刀匠がうった12本の真打ち達なのだ」

勇者「12本って…某刀集めの旅かよ」

剣客「聖剣、魔剣、邪剣、大剣、鎌、槍、斧、長刀、脇差し、籠手、双剣に分類される刃物が100年前に打たれ、それが世界の各地に散らばった」

剣客「刀匠は錬金術、魔術にも精通しており彼らが意思をもつのはそのおかげだという」

剣客「お前がもつのはその内の三大名刀の聖剣。それがあればどんなものも敵ではない！」

剣客「その剣、俺が貰い受ける！」

勇者「これは俺のもんだ！絶対わたさねぇ」

聖剣「やだ、もう！勇者ったら。俺のもんだなんて///」

大剣「姉貴、惚れてるな…」ﾆﾔﾆﾔ

聖剣「た、大ちゃん！そんなんじゃないって///」

剣客「ここじゃ目につく…場所を移動しよう」

都の外

剣客「相手は聖剣だが…不足なし！」

勇者「いくぞ！」

剣客「おう！」

勇者「先手必勝、なぁ聖剣」

聖剣「な、なにかな(まともに顔みれないよぉ)///」
勇者「お前、手入れに使ってる油変えた？」

聖剣「あ、わかる？」

勇者「ああ！フローラルな香りが仄かにするぜ！こんな剣で切ったらすごい技でるんだろーなぁ。見てみたいなぁ」

聖剣「え、えへへじゃあやってみようかなぁ」

勇者「おういったれ！」

聖剣「えい」ｻﾞｼｭ

　槍や斧とかは剣じゃ無い上に、籠手に至っては刃すらねえwwwwwww

剣客「くっ、やるな！なかなか剣の扱いになれてるようだ」

大剣「旦那ぁ、反撃ですぜ！」

剣客「ああ、なぁ大剣」

大剣「なんですかい」

剣客「お前、気持ち痩せたか？」

大剣「あ、旦那わかります？実は最近ダイエット始めたんすよ」

剣客「ほほぉ、そんなお前なら鉈の重さに剃刀の切れ味な一撃を与えることができるな」

大剣「よ、よしてくださいよ。照れるじゃあないっすか」

剣客「謙遜はよくないぞ。ほれ、お前の力見せてみろ」

大剣「おしきたぁ」ｻﾞﾝ

勇者「ひぎぃ！」

聖剣「勇者！」

勇者「さすがに大剣だけあってものっそい破壊力だぜ。こうなったら最終奥義、なぁ聖剣」

聖剣「なに？」

勇者「好きだ」

聖剣「な///」ﾎﾞﾝ

勇者「聖剣！糞、この技は早かったか！」

剣客「ふはは、勝ちを取ろうと焦りすぎたな」

籠手？カタールみたいなのかな？

( ・∀・)っ④"

グスタフマックスってやっぱどの地方でも高いのかな

勇者「くそ、ここまでなのか…！」

？？？「そこまでだ！」

剣客「なにやつ！？」

盗賊女「あたいだよ！」

剣客「誰だおまえ！？」

勇者「誰だっけ」

盗賊「うぉーい！？あんた初対面じゃないだろ」

勇者「ああ、この前格闘漫画でよくある手刀で首を殴って気絶させたやつか」

盗賊「と、とにかく！そいつは私の獲物なの！勝手に横取りしないでよ」

剣客（めんどくさいなこいつ」

盗賊「声に出とる！」

盗賊「馬鹿にして！これをみてもそのまぬけ顔でいられるかな！？」

双剣「「おいすー」」

剣客「ん」

大剣「うい」

盗賊「ひぎゃあ！剣がしゃべった！！」

剣客「くらえ、格闘漫画でよくある首を手刀で殴って気絶させるやつ」

盗賊「デジャブ！」

盗賊「うぐ…」ﾁｰﾝ

剣客「そしてこれがまぬけ顔といわれた仕返しだ」ｶｷｶｷ

盗賊（額：スイッチを押してください）「……」

剣客「なんだったんだ？こいつ？」

勇者「あんまかかわんないほうがいいよ」

剣客「なんか、戦う気が失せたな」

勇者「俺もだ」

剣客「決着は次あったときにしよう」

勇者「おう、腹減ったから酒場いこうぜ」ｽﾀｽﾀ

剣客「いいなそれ」ｽﾀｽﾀ

盗賊「……」ﾁｰﾝ

剣客も盗賊もうぜぇ

酒場

勇者「俺が思うにやっぱ今の環境は次元ヴェルズラギアだろ。虫相手にはマクロ積んでついでに暗黒界もつぶせるし」

剣客「でも、そのマクロ引かなきゃきついだろ」

勇者「それがネックなんだよね…」

剣客「セイクリッドも十分戦えるぞ。ヴェーラ撃った後、トレミス作れば何回でもヴェーラー連打できるし」

勇者「あー、その手があったか。でもセイクリッドでトレミスは1ターンのロスが惜しいんだよね」

剣客「たしかにあれはもどかしいわ。そういや聖痕３積みしたらめっちゃ回ったわ」

勇者「エクシーズ特殊召還するだけでいんだろ？おまけに聖痕何枚も来たらやべぇアド稼げるよな」

剣客「おまけにプレアデスさんはつよいし」

勇者「俺もセイクリッドつくろうかな…」

勇者「そういやアルケミックマジシャンの情報ガチらしいぜ」

剣客「え？あれソースふたばだったんだろ？まだコラの可能性微レ存」

勇者「まぁ、出たら出たで環境に影響及ぼさないからいいんだけどね」

剣客「おっと…話が脱線したな。んで、おしゃべる剣シリーズの話の続きだが」

勇者「おう」

剣客「実家の蔵にこの大剣とおしゃべる剣シリーズについて記されていた書物がおいてあったんだが」

剣客「その書物によると…実は12本の武具を全部集めると、なにかがおこるらしいぞ」

勇者「すっげーアバウトだな…なに？願い事ひとつかなえてくれるとか？」

剣客「そんな摩訶不思議アドベンチャーは始まらないと思うの」

勇者「某刀集めの珍道中みたいなことすんの？」ﾎｼﾞﾎｼﾞ

剣客「それが…その書物には風化してしまって、なにが起こるか読み取れないのだ」

剣客「だが、なにがおこるか分からないが…魔王を倒すためには必要だと書かれていた」

勇者「魔王を倒すために…だと！？」

剣客「そのうちの一本である魔剣は魔王が持っているらしいが…」

剣客「まあ、魔王を倒しにいく前に剣を集めろ…ということだな」

勇者「じゃあ…あの盗賊から双剣ぱくっとけばよかったかな…」

剣客「いんじゃないか？なんかいつでもとれそうだし」

勇者「そうだな…」

剣客「伝えることは伝えたぞ。俺はそろそろいこうと思う」

勇者「なぁ」

剣客「なんだ？」

勇者「なんで俺にここまで情報をくれるんだ？」

剣客「きまぐれ…かな」

勇者「なんじゃそら」

剣客「さあね、あ…そうそう」

勇者「ん？」

剣客「お前は俺が倒すんだからそれまで他のやつにやられるなよ？」

勇者（スパイダーマンのヴェノムみたいなやつだ…）

いきおいでかいてたんでちょっと物語かためるためにしばらく時間おきます

( ･д･)待ってる

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